価値のセンサはつくれるかもしれない!と思える一冊です。
“チャンス発見学”から“未来の売れ筋発掘学”へと進化した過程が垣間見られます。
本書で紹介された柔軟でしなやかな科学が、面白い未来を実現するような気がしました。
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未来の売れ筋発掘学 単行本 – 2010/8/6
大澤・西原研究室
(著),
大澤幸生/東京大学工学部
(編集)
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内容紹介: 本書が紹介するのは、人が毎日の生活の中から身の回りの価値を感じ、それを思い出すことによって未来のシナリオについて「こと語り」をし、その内容を仲間と交換し合う会話によって、価値を持ちながら眠っているアイデアや商品を掘り起こす方法です。 東京大学工学系研究科で発展した最近5年間の研究内容を中心に、これに先立つ筑波大学ビジネス科学研究科におけるエピソードについても触れながら、「チャンス発見」から「価値センシング」へと進化するために必要となった考え方と技術の全体像を描きます。 2000年から2005年ごろまで大澤研究室が拠点なって開拓した「チャンス発見」は、意思決定にとって重要となる出来事を見出し活用する手法でした。特に、一過性の出来事の重要さを理解することにその狙いがありました。残念ながら、そこで様々なデータ分析技術と思考プロセス技法が生み出されたにもかかわらず、全体を見渡す余裕のない日本のビジネスマンの中にはKeyGraphなどツールだけをダウンロードして「使い方がわからない」などと私に連絡されることが多かったのです。使い方が分からなくて当たり前です。なぜなら、その使い方こそがチャンス発見のプロセス全体であり、そこが技法の本質であるのに、ツールだけに注目されていて活用などできる訳がありません。一方、ビジネス科学系から工学系にうつった2005年ごろから大澤研究室(2008年から大澤・西原研究室)は、一過性の出来事の重要さを捉えることと、長い間身近におかれながら真価を発揮できなかった物や概念・考え(コト)の価値を捉えることを、まとめて実現するようなプロセスを開発し始めました。これが、価値センシングのプロセスです。例えば、「じゃがいも」が冬の忙しい日に商品価値を高めるコトや、医師と話す患者のつぶやきに悩みの本質をこもっていたコトや、「視線計測装置」は「データ可視化技術」と結び付いて隠れた意図の発見器になるコトなど、眠れるドラゴンのように価値のあるコトを起こす方法です。技術の背景にある理論だけではなく、技術の使い方そのものを極めてゆくことが現代の工学研究の先端であることを、本書では静か主張しました。この本をめくってゆくだけで、人間臭さを感じ、その臭さを扱うことこそが新しい科学のひとつの在り方であることに気づいて頂けるでしょう。背景で用いた数式など伝統的な科学書の匂いは思い切り洗い落とし、21世紀の科学の本質である主観と人間臭さ、そして実用性を求める読者への近さをアピールした一冊です。
- 本の長さ243ページ
- 言語日本語
- 出版社ダイヤモンド社
- 発売日2010/8/6
- ISBN-104478013829
- ISBN-13978-4478013823
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商品の説明
出版社からのコメント
消費者に「どんな商品が欲しいですか」と聞いても答えは見つからない。人が自覚していない、眠っていたニーズを掘り起こすにはどうすればいいのか。それが本書で紹介する価値センシングの技術である。● 著者からのコメント:本書は実用書であり、教科書であり、科学書であり、同時に娯楽書でもあります。娯楽書・・・では役に立たないように思われるでしょうか。いえ、その逆です。私が技術を提供した多くのビジネスマンの中で、適用して成功を生んだ人の共通点は、・有益な発想は、真剣に遊ぶという心なしには生まれない・遊び心は、「まじめなそぶり」よりもはるかに真剣かつ強力に情報技術を生かす原動力になることをわかって、遊び心というものに対する現場の抵抗を克服して本書の技術を導入できた人です。本書の内容は、情報可視化技術から始まりますが、価値センシング技術をゲームという方法論に帰着させています。このことに違和感を覚えるビジネス界の読者には、その違和感がどこから来ているのかを今一度考え直し、また一人の新しい成功者になって頂きたいと思っています。それができた人は、大企業にも中小企業にも私の想像以上に沢山おられるからです。それが私の期待であり、最大の楽しみです。 大澤幸生
著者について
東京大学工学部 大澤・西原研究室(おおさわ・にしはらけんきゅうしつ)http://www.panda.sys.t.u-tokyo.ac.jp2000年以来のチャンス発見技術をコミュニケーション支援手法と結合して拡張し、社会に潜在する価値観を感知し掘り起こす「価値センシング」の技法を探求している。眠っている価値を形にするデザインメソッドを社会に定着させることを目指す。「本質的な問題も解の本質も、学会ではなく社会にある」とこだわってサービス業・医療・原子力発電・ものづくり等の現場から問題を抽出し、データ可視化や発想ゲーム、コミュニケーション分析の技術を開発している。編著者: 大澤幸生(おおさわ・ゆきお)東京大学工学系研究科(システム創成学専攻)の教授。東京大学工学部卒、1995年同工学系研究科より博士(工学)取得。大阪大学基礎工学部助手、筑波大学ビジネス科学研究科助教授、東京大学情報理工学研究科特任准教授などを経た。チャンス発見学の提唱を土台とし、人間の価値センシング能力を高める技法を研究。著編著に「知識マネジメント」(オーム社2003)「ビジネスチャンス発見の技術」(岩波書店2004)「チャンスとリスクのマネジメント」(朝倉書店2005)「チャンス発見のデータ分析」(東京電大出版2006)ChanceDiscovery(Springer Verlag 2003)など。
登録情報
- 出版社 : ダイヤモンド社 (2010/8/6)
- 発売日 : 2010/8/6
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 243ページ
- ISBN-10 : 4478013829
- ISBN-13 : 978-4478013823
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,015,963位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 54,153位投資・金融・会社経営 (本)
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2010年8月22日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2010年9月6日に日本でレビュー済み
本書の帯キャッチである「ジャガイモは主婦にとって食材の宝!」というフレーズがキーワードだ。「夏の食卓」というテーマで語られた主婦の会話だけを拾う限り、ジャガイモという食材は主役として語られていない。ところが、会話をある技術で可視化した途端、ジャガイモが持つ「作り置きに便利」「料理のバリエーションを増やす」という主婦たちにとっての本当に機能的な価値が見えてくる。
このように文章中の単語を特定し、その単語同士の関係性を可視化することによって「頻度の低い言葉の重要性を浮かび上がらせる計算方法」を「キーグラフ」と言う。さらに、キーグラフで結ばれた関連性のある言葉の塊からだけでは見えてこない構造をあぶりだす可視化技術を「データ結晶化技術」という。
本書は、「チャンス発見」というビジネスの世界に求められるもっとも重要な能力開発を支援するユニークな研究領域の最新技術と事例を紹介している。
著者は、ビジネスチャンスの発見は「マーケッター」と呼ばれる職能の専売特許ではなく、ふつうの人がコミュニケーションを通して日常に潜むさまざまな事象を読み取り、その関係をさぐることで顕在化していていない構造を見出す訓練をすることで獲得できるのではないかという基本スタンスを持っている。そこで「キーグラフ」「データ結晶化」といった技術を盛り込んだ気軽な「ゲーム」として遊べる「アナロジーゲーム」「イノベーションゲーム」を開発した。これらのゲームは、わざわざKJ法を習得したりや高度なデータマイニングソフトを使わずとも、レクレーション感覚で新たなチャンス発見のツールとして活用できる点で、評価できる。
事例のひとつにもあった小売サービス業はお客のわずかな会話からその裏側にある本当のニーズを見抜く販売の達人(定性的アプローチ)がいる一方で、POSデータやIDPOSといった膨大な定量データも本来のリテールマーケティングに生かす技術体系、教育体系の確立には至っていないのが現状だ。
「ジャガイモ」と似た事例では、たとえば「朝食用の新しいサンドイッチの具材」を開発したいというテーマがあったとき、通常はモニターから我が家のオリジナルレシピを聞き出そうとするだろう。ところが優れたマーケッターは、具材論が展開される中で、実はサンドイッチのバラエティの決め手になるのは具材ではなく「パン」の種類ということに気づく。忙しい朝食タイムで、毎日バラエティ豊かな具材を用意できるわけではない。でもいつも同じものでは飽きる。ではどこでバラエティをつくるか。それはパンの種類を増やすことだ。米国の優れた小売チェーンは、具材とスプレッド、パンの組み合わせによってバラエティを作り出す技術を獲得しており、競争力の高いカテゴリー、ひいては業態を生み出している。
これは、会話を読み取るという極めて定性的アプローチから、カテゴリー、業態開発というマスマーチャンダイジング(定量化)へと展開させた例である。いま小売サービス業に限らず、さまざまな産業が定量と定性分析を行き来する新たなアプローチ方法を求めており、筆者の提案する「ゲーム」はその具体的ツールとしてさまざまな応用がききそうだ。
筆者は東大工学部における「チャンス発見」の技法を探求している俊英。理系にありがちなデータ実証主義、再帰性主義に陥らず、データなどそもそも不確実で恣意的であり、限定合理であるというスタンスをバランスよく備えている。この点は、民俗学やフランス現代思想など文系的アプローチと親和性が高いようだ。かつて折口信夫が、一見するとまったく別物に見える事柄に類似性や共通性を見出す能力のことを「類化性能」と呼んだが、過酷な現代と未来を切り開くマーケッターも、この能力が問われるだろう。「類化性能」とはまさしく詩的想像力であり、日常の潜在需要を「ドラゴンの角」に喩えた筆者は工学の一流の研究者でありながらきわめて詩的能力を備えている点で興味深い。ノーベル物理学賞の益川俊英博士は、「未知のものを探る過程では具体的事例はほかの可能性を見えにくくする。それを突破するのは抽象化する能力」だと言う。すぐれた業績を残す研究者の多くは、詩的想像力から発想し精緻なデータ実証によって、未来を開く鍵をつくられた方々ばかりだ。
ひとつ難点は、きわめて示唆に富む事例が多いにもかかわらず、筆者の人柄を示すのだろう、断定を避けるエクスキューズのためかセンテンスがやや長く読みにくくなっていた。しかしこれは、本書の価値をいささかも落としてはいない。
このように文章中の単語を特定し、その単語同士の関係性を可視化することによって「頻度の低い言葉の重要性を浮かび上がらせる計算方法」を「キーグラフ」と言う。さらに、キーグラフで結ばれた関連性のある言葉の塊からだけでは見えてこない構造をあぶりだす可視化技術を「データ結晶化技術」という。
本書は、「チャンス発見」というビジネスの世界に求められるもっとも重要な能力開発を支援するユニークな研究領域の最新技術と事例を紹介している。
著者は、ビジネスチャンスの発見は「マーケッター」と呼ばれる職能の専売特許ではなく、ふつうの人がコミュニケーションを通して日常に潜むさまざまな事象を読み取り、その関係をさぐることで顕在化していていない構造を見出す訓練をすることで獲得できるのではないかという基本スタンスを持っている。そこで「キーグラフ」「データ結晶化」といった技術を盛り込んだ気軽な「ゲーム」として遊べる「アナロジーゲーム」「イノベーションゲーム」を開発した。これらのゲームは、わざわざKJ法を習得したりや高度なデータマイニングソフトを使わずとも、レクレーション感覚で新たなチャンス発見のツールとして活用できる点で、評価できる。
事例のひとつにもあった小売サービス業はお客のわずかな会話からその裏側にある本当のニーズを見抜く販売の達人(定性的アプローチ)がいる一方で、POSデータやIDPOSといった膨大な定量データも本来のリテールマーケティングに生かす技術体系、教育体系の確立には至っていないのが現状だ。
「ジャガイモ」と似た事例では、たとえば「朝食用の新しいサンドイッチの具材」を開発したいというテーマがあったとき、通常はモニターから我が家のオリジナルレシピを聞き出そうとするだろう。ところが優れたマーケッターは、具材論が展開される中で、実はサンドイッチのバラエティの決め手になるのは具材ではなく「パン」の種類ということに気づく。忙しい朝食タイムで、毎日バラエティ豊かな具材を用意できるわけではない。でもいつも同じものでは飽きる。ではどこでバラエティをつくるか。それはパンの種類を増やすことだ。米国の優れた小売チェーンは、具材とスプレッド、パンの組み合わせによってバラエティを作り出す技術を獲得しており、競争力の高いカテゴリー、ひいては業態を生み出している。
これは、会話を読み取るという極めて定性的アプローチから、カテゴリー、業態開発というマスマーチャンダイジング(定量化)へと展開させた例である。いま小売サービス業に限らず、さまざまな産業が定量と定性分析を行き来する新たなアプローチ方法を求めており、筆者の提案する「ゲーム」はその具体的ツールとしてさまざまな応用がききそうだ。
筆者は東大工学部における「チャンス発見」の技法を探求している俊英。理系にありがちなデータ実証主義、再帰性主義に陥らず、データなどそもそも不確実で恣意的であり、限定合理であるというスタンスをバランスよく備えている。この点は、民俗学やフランス現代思想など文系的アプローチと親和性が高いようだ。かつて折口信夫が、一見するとまったく別物に見える事柄に類似性や共通性を見出す能力のことを「類化性能」と呼んだが、過酷な現代と未来を切り開くマーケッターも、この能力が問われるだろう。「類化性能」とはまさしく詩的想像力であり、日常の潜在需要を「ドラゴンの角」に喩えた筆者は工学の一流の研究者でありながらきわめて詩的能力を備えている点で興味深い。ノーベル物理学賞の益川俊英博士は、「未知のものを探る過程では具体的事例はほかの可能性を見えにくくする。それを突破するのは抽象化する能力」だと言う。すぐれた業績を残す研究者の多くは、詩的想像力から発想し精緻なデータ実証によって、未来を開く鍵をつくられた方々ばかりだ。
ひとつ難点は、きわめて示唆に富む事例が多いにもかかわらず、筆者の人柄を示すのだろう、断定を避けるエクスキューズのためかセンテンスがやや長く読みにくくなっていた。しかしこれは、本書の価値をいささかも落としてはいない。
2010年9月21日に日本でレビュー済み
突拍子もない表題ですが・・。
ドラえもんが4次元ポケットから引っ張り出すいろいろな道具は、必ずしものび太君を幸せ(欲求が充足された状態)
にしてくれているかというと、どうもそうでもないように思います。長編の劇場版は格別、テレビ版では必ず使い方を間違うか、余計な欲をかいて何か別のトラブルを引き起こし、結構ひどい目に遭ってますよね。
この本に紹介されている各種ツールも同様で、「このツールさえ使えば世の中の問題の総て、乃至一部は必ず望ましい方向に解決できる」と思いこまないことの方が重要なんではないかなぁと。
筆者(複数)はたびたび文中でツールを使って出た結果を基に自分がどう考えるかこそが重要だと明言していますが、ツールさえ使えば予定調和的な単一の答が見つかると誤解したままでいると、きっとのび太同様大きな思惑違いに見舞われるんだろうと思います。
ただ、そう言ったソフトウエアにどうすればアクセスできるのかが明示されていない、まぁ、聞きたければ研究室に来てねと言うことなんでしょうけど、実際に使ってみたいと思いたたった人に敷居を低くしてくれているかというと、そこは少し疑問なんで、☆一つ減点と言うことです。
ドラえもんが4次元ポケットから引っ張り出すいろいろな道具は、必ずしものび太君を幸せ(欲求が充足された状態)
にしてくれているかというと、どうもそうでもないように思います。長編の劇場版は格別、テレビ版では必ず使い方を間違うか、余計な欲をかいて何か別のトラブルを引き起こし、結構ひどい目に遭ってますよね。
この本に紹介されている各種ツールも同様で、「このツールさえ使えば世の中の問題の総て、乃至一部は必ず望ましい方向に解決できる」と思いこまないことの方が重要なんではないかなぁと。
筆者(複数)はたびたび文中でツールを使って出た結果を基に自分がどう考えるかこそが重要だと明言していますが、ツールさえ使えば予定調和的な単一の答が見つかると誤解したままでいると、きっとのび太同様大きな思惑違いに見舞われるんだろうと思います。
ただ、そう言ったソフトウエアにどうすればアクセスできるのかが明示されていない、まぁ、聞きたければ研究室に来てねと言うことなんでしょうけど、実際に使ってみたいと思いたたった人に敷居を低くしてくれているかというと、そこは少し疑問なんで、☆一つ減点と言うことです。
2010年8月22日に日本でレビュー済み
チャンス発見の情報技術(黒本)、チャンス発見のデータ分析(白本)に続く、待望の書。前の2冊は表紙の色からそれぞれ、黒本、白本と呼んでいたが、今回は表紙の色(帯も色も合わせて)から黄本と呼ぼう。内容はチャンス発見のデータ分析(白本)以降の研究成果が網羅されている。この書は新たに価値センシングという考えを導入した、白本以降の大澤研究室、約4年ぶりとなる一般書籍による出版となる。
黒本、白本、は大学の教科書として利用されることを想定して横書きだったが、黄本は出版社も変わり(ビジネス書の出版で有名な出版社)縦書きとなった。章末には、詳細な参考文献も情報もあるので、専門家、研究者も満足できるだろう。
2009年までの大澤研究室の成果が凝縮されたおすすめ本だ。
黒本、白本、は大学の教科書として利用されることを想定して横書きだったが、黄本は出版社も変わり(ビジネス書の出版で有名な出版社)縦書きとなった。章末には、詳細な参考文献も情報もあるので、専門家、研究者も満足できるだろう。
2009年までの大澤研究室の成果が凝縮されたおすすめ本だ。