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なぜゴッホは貧乏で、ピカソは金持ちだったのか? 単行本(ソフトカバー) – 2013/3/8
ふたりの天才画家、ゴッホとピカソの偉大な名声なら、誰もが知っているだろう。だが、ふたりの生前の境遇には、天と地ほどの差があった。
両者の命運を分けたのは、なんだったのか?
それは、ピカソのほうが、「お金とは何か?」に興味を持ち、深く理解していた、という点ではなかったか。というのも、ピカソがお金の本質を見抜く類まれなセンスを持っていたことがうかがえる逸話が、数多く残されているのである。
・ピカソの絵はなぜ高いのか?
・なぜピカソは小切手を使ったのか?
・ピカソはなぜ、ワインのラベルをタダで描いたのか?
・ピカソの名前はなぜ長いのか?
生前、ピカソは言ったそうだ。 「私は、対象を見えるようにではなく、私が見たままに描くのだ」
僕たちも、お金の正体を知らなければならない。
そうでなければ、僕たちは自分の人生を自由に創造し、幸せに暮らすことがますます難しくなるだろう。
【本書紹介】
将来の“正解"が見通せない今、誰しもが、ぼんやりとした不安を抱えて生きているのではないでしょうか。その大きな原因は「変化が重なり、先がよめないこと」。近年、グローバル化やIT化によって最も大きく変化したもののひとつが、金融、「お金」のあり方でしょう。
「お金」の変化に伴って、私たちは、食い扶持の稼ぎ方や、人との付き合い方など、生き方を大きく見直すべき岐路に立たされています。
著者が、M&Aコンサルタントとして見聞きしたガイシ大資本の論理や、独立・起業で痛感した価値と価格の差を生む信用の大切さなど、独自の経験というフィルターを通して見た「お金」の変化を整理し、どうすれば幸せをつかめるのか、経済的に生き抜いていけるのか、これからの世の中にフィットする考え方や行動様式のあり方について、淡々と軽妙なエッセイ風につづられています。
お金は「笑顔や感謝の言葉などコミュニケーションツールのひとつ」であり、「目的でなく、アイデアを具現化する構成要素」に過ぎない、という結論にたどり着いたとき、あなたの生き方はひょっとすると変わるかも?しれません。
高校・大学生や、社会人中堅クラスの方がモヤモヤと感じている世の中の変化をスッキリ描き出し、自分の未来を考える上で土台を固めてくれる新「資本論」です。
- 本の長さ216ページ
- 言語日本語
- 出版社ダイヤモンド社
- 発売日2013/3/8
- 寸法13.1 x 1.8 x 18.9 cm
- ISBN-10447801759X
- ISBN-13978-4478017593
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商品の説明
著者について
早稲田大学政治経済学部卒。1999年より複数の大手コンサルティング会社を経て、現在ブルーマーリンパートナーズ代表取締役。M&Aコンサルタントとして多数の大型買収案件に参画するなかで、外資系ファンドの投資手法や財務の本質を学ぶ。専門は貨幣論、情報化社会論。現在は、上場企業のIRコンサルティングなどを手がけている。著書に『なぜか日本人が知らなかった新しい株の本』(ランダムハウス講談社)、『企業分析力要請講座』(日本実業出版社)など。
登録情報
- 出版社 : ダイヤモンド社 (2013/3/8)
- 発売日 : 2013/3/8
- 言語 : 日本語
- 単行本(ソフトカバー) : 216ページ
- ISBN-10 : 447801759X
- ISBN-13 : 978-4478017593
- 寸法 : 13.1 x 1.8 x 18.9 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 143,541位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 435位一般・投資読み物 (本)
- カスタマーレビュー:
著者について

山口揚平(やまぐち・ようへい)
早稲田大学政治経済学部(小野梓奨学生)・東京大学大学院修士(社会情報学修士)。
1999年より大手外資系コンサルティング会社でM&Aに従事し、カネボウやダイエーなどの企業再生に携わったあと、独立・起業。企業の実態を可視化するサイト「シェアーズ」を運営し、証券会社や個人投資家に情報を提供する。2010年に同事業を売却したが、のちに再興。クリスピー・クリーム・ドーナツの日本参入、ECプラットフォームの立ち上げ(のちにDeNA社が買収)、宇宙開発事業、電気自動車(EV)事業の創業、投資および資金調達にかかわる。その他、Gift(ギフト:贈与)経済システムの創業・運営、劇団経営、世界遺産都市ホイアンでの8店舗創業(雑貨・レストラン)、海外ビジネス研修プログラム事業、日本漢方茶事業、医療メディア事業、アーティスト支援等、複数の事業、会社を運営するかたわら、執筆、講演活動を行っている。専門は貨幣論、情報化社会論。 NHK「ニッポンのジレンマ」論客として出演。テレビ東京「オープニングベル」、TBS「6時のニュース」、日経CNBC放送、財政再建に関する特命委員会 2020年以降の経済財政構想小委員会に出演。慶應義塾高校非常勤講師、横浜市立大学、福井県立大学などで講師をつとめた。
著書に、『なぜか日本人が知らなかった新しい株の本』(ランダムハウス講談社)『デューデリジェンスのプロが教える 企業分析力養成講座』(日本実業出版社) 『世界を変える会社の創り方』(ブルー・マーリン・パートナーズ)『そろそろ会社辞めようかなと思っている人に、一人でも食べていける知識をシェアしようじゃないか』(アスキー・メディアワークス)『なぜゴッホは貧乏で、ピカソは金持ちだったのか?』(ダイヤモンド社)『10年後世界が壊れても君が生き残るために今身につけるべきこと』(SBクリエイティブ)などがある。
ブルーマーリンパートナーズ 公式サイト http://www.bluemarl.in/
Twitterアカウント http://twitter.com/yamaguchiyohei
Yohei Yamaguchi is CEO of Blue Marlin Partners, a management consulting company with a particular focus on corporate finance and new business development. He has also involved in starting business in emerging markets such as Vietnam and Space business. Prior to starting his own company in 2006, Yohei was engaged in consulting projects of major merger andacquisition cases at ABeam M&A Consulting where he was Senior Vice President, Deloitte Tohmatsu, Arther Andersen.
Yohei frequently contributes articles and columns to business magazines. His recent column on Diamond Online, a leading business webmagazine, became one of the most popular columns in the history of Diamond Online. He has also published eight books regarding company analysis and corporate finance, one of which became a best seller.
Yohei holds BA in Political Science and Economy from Waseda University and University of Tokyo.
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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これらの考え方は、ゴッホやピカソのような芸術家たちにも当てはまります。彼らは、自分たちの作品を通じて社会や人々に価値を提供し、人々から報酬を得ることができました。
ゴッホは自分の作品を売ることができませんでしたが、それでも自分の芸術に情熱を持ち続け、多くの人々に影響を与えました。
ピカソは自分の才能を活かし、自己マーケティングを行うことで、自分の作品を高値で売ることができました。
この本からは、資本主義やお金についての考え方を変え、自分自身や周りの人々に価値を提供することを重視することが、幸せな人生を生き抜くために必要なことであるということだと感じました。また、自己実現や芸術などの自己表現を追求することが、社会や人々にとっても価値のあるものであることを改めて認識することが出来たように思います。
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彼は物々交換を行うコミュニティを考えて、「 沈黙交易 」の内容が紹介されていたので、「社会に埋め込まれた「経済」」の起源を追求するかと期待して読み続けたが、結局カール・マルクスのいうところの「物々交換」にその突破口を見出そうとした。
残念ながら、もし彼にはカール・ポランニーの様な考え方を論理があれば、互酬システム、再分配システムこそ突破口になり得ると考えたと思われるのだが、残念ながらそこに対する追求が無かった。
そもそも「物々交換」にしてもメルカリの様な「金銭」を介しての「仕組み」によって取り込まれてしまっているではないか。そこに金銭を一切介さない「交換」、「互酬」、「再分配」の仕組みこそ、もっと真剣に取り組まなければいけないと私は考える。
私的にはこの本を読んで収穫もあった。河邑厚徳「 エンデの遺言「根源からお金を問うこと」 」、ケインズやハイエクが密かに支持していた、減価マネー(エイジング(老化する)・マネー)を考案した、シルビオ・ゲゼル「 自由地と自由貨幣による自然的経済秩序 」、マルクス経済学の欠点を突いた、ルドルフ・シュタイナー「 シュタイナー経済学講座 国民経済から世界経済へ 」を購入していたにも関わらずまるで読んでなかったことを反省させられたことだ。
この著者が、河邑厚徳+グループ現代「 エンデの遺言「根源からお金を問うこと」 」を読んでいるならば、ミヒャエル・エンデがシュタイナー学校を出たことを考えて、ルドルフ・シュタイナー「 シュタイナー経済学講座 国民経済から世界経済へ 」を読まねばならず、さらにミヒャエル・エンデがシルビオ・ゲゼルを「 エンデの遺言 」で解説しているなら「 自由地と自由貨幣による自然的経済秩序 」も読むべきではないだろうか?
日本では法規制のせいで、地域通貨のほとんどが「失敗」しているにも関わらず、地域通貨論や電子マネー論だけで片付けて良い内容ではない、のではないだろうか?ゲゼル、ケインズ、シュタイナー、エンデという系譜と、カール・ポランニーらの経済人類学の系譜とあり、もう本気でこの議論を交差させる必要があると思う。この山口氏の参考文献にF・A・ハイエク「 隷属への道 」が上がっている。実はハイエクも、シルビオ・ゲゼルの著書を結構密かに読んでいたと言われている。だからこれらの本を読んでみてさらに、私は研究するべきだと襟を正した次第だ。
ピカソの遺産は7500億
この差はピカソがお金の本質を理解していたからだという。
例えば絵ピカソが絵を販売するときは
多くの画商を呼び、作品の背景や意図を(物語)を解くことで
価値を価格に変えていた(マネタイズ)
また自分のサインは価値があるため
小切手の受け取り手が換金しないことを知っており、
少額の買い物も小切手を使っていた
つまり自分の信用をお金に変える術を熟知していた(キャピタライズ)
またワインラベルの絵の対価がワインで支払われたことは
信頼関係があればお金を介さなくても双方の価値を交換することが
できることを理解しており、
お金の達人は究極的にはお金を使う必要がないと解く。
以降はお金と信用に関する話。
人々の不安と欲望を背景にマネー経済は
実体経済の8倍以上に膨れ上がり(2006年)
お金の発行は益々、信用や価値と乖離しており
この信用の拠り所となっている国家の在り方も
不確実になってきている
というのは国家以上にグローバル企業が存在感を増しており
アップルはアメリカ政府よりも現貯金を保有し、
ユニクロや楽天も国境を越え、自分たちが日本国の一部
などという認識は持っていない。
また世界GDPと企業の売り上げを比べると
トップ100に占める企業の割合はウォルマートや
シェルを始め40%を企業が占める。
通貨に関してもJALのマイレージを始め
日本国内でも数兆円の市場であると言われている。
そして個人レベルでもウィキリークスのジュリアン・アサンジや
SNSを活用した個人間の紐帯が一気に構築されている。
資本主義の行き着く先には
お金で臓器でも何でも買える、という倫理の低下の問題がある。
一方でこのお金の鋭利な性質から離れ
お金を介さない価値交換回の動きが出始めている
人はつながりと物語にお金を投じる。
ここで鍵となる信用は
信用度=(専門性+確実性+親密度) ÷ 利己心 と表せる
つまり信用を築くということは能力と謙虚さのかけ算だと。
そしてこれからの最強の投資先はコミュニティ創造になる。
仕事は遊びであり、事業は価値と信用を創造するゲームにすぎない。
なぜなら人生の目的は生存ではなく創造にあるのだから。
以上、だらだらとアウトラインを書いたが、
要はお金の呪縛から離れ、自分自身の信用を高め、価値創造に軸を移した方が
楽しく生きれるよ、というメッセージだと解釈しました。
そういえばかつてGEがファイナンスで稼いでいたが最近は
製造業としての新たな価値追求をする姿を見るに、
著者の思想はこれからの潮流として説得力がある。
どの章も新たな視座を得られ、味わうように読みました。
近年インターネットの発達と、金融システムのIT化によって、お金の在り方はスピードアップ、より抽象化し、流動的になっています。資産運用術に長けた大手外資大資本はそれにいち早く気づき、他国の経済に踏み込み、一部は大儲けし、その他大勢は損を被る歪んだ経済状況になってしまっている、と著者はいいます。
本書内で著者は、その歪みとはいかにして生み出されたのか、そしてその中でやり取りされているお金の本質とはなんなのか、お金の何が価値を創造しているのか、それらについて自身の体験談も含め、丁寧に『お金の本質、在り方』について解説していきます。
本著後半は、お金の本質を定義した上で、お金を用いて事業を行うとはつまりどういう事なのか、そしてそれは人々の幸せといかに関連してくるのか、つまり、生きる事とはなんなのか。結論は『生きる事とは創造すること』そこに論理を持っていく一連の流れはとても明快で、働く事に対して例えようのない疑問、不安と持っている人には一読の価値ありです。
以下の記述があったが、Amazonの紹介文にこそ欲しい。
「これはもうお気づきのように、この本は、ピカソと ゴッホの本ではない。「お金」の本である。」
感想としては、
お金の価値って何だろう?人生とは何だろうか?という問いに対して、多くの人に、示唆を与えてくれるのでは、と思いました。
筆者の人生経験に基づいて、悩みを克服する過程や、「信用や価値」に重きを置く価値観に至った過程が垣間見えて、言葉に重みを感じました。
結果として、アウトプットとしての画一的に測定可能なお金より、インプロセスの信用や経済価値では一概に測れない価値創造を重視するモデルに共感しました。
自分にとっての意味づけは、
「信用度」=(専門性+確実度+親密度)/利己心という記述があり、
仕事だけできてもダメで、相手との関係性を構築し、私欲を滅し・謙虚で感謝の気持ちがないと信用は得られないということだと解釈でき、非常にためになりました。