信頼とは一定の権限を進んで他者に委ねること。
信頼は知らぬ間に生まれるものではなく、立ち上げ、育て、評価し、修復していくものである。
だが、私達は信頼とは自然にできるものと勘違いしているフシがある。
信頼というのは権限委譲とかなり密接に関連してる。
自らの経験を思い返してみても、組織で人が最高の実績を上げるのは、必ずと言っていいほど権限委譲がなされたとき。
だから、翻って自分の組織を考えたときに、信頼が行き渡った組織は権限委譲の精神があるべきである。
メンバーが主体的に動かないということをよく耳にするが、それは逆に言えば信頼できていないことではなかろうかと本書を読んで思った。
また、本書でも述べられているが、信頼は期待が明確だからこそ育つ。
どうすれば勝てるのか、自分は勝利にどのくらい近いのかを部下に知らせる必要がある。
基準をはっきりするというのも信頼を醸成するためには重要だということだ。
また、ビジョン共有というのも組織に信頼を生むためには欠かせない。
少し犠牲を払ってでも達成したいとみんなが思うビジョンを掲げるのは信頼のある組織を作るリーダーの役目だ。
結局信頼というのは組織づくりと密接に関わっている。
そんなことを強く意識した読書となった。
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信頼の原則――最高の組織をつくる10のルール 単行本(ソフトカバー) – 2017/8/24
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購入オプションとあわせ買い
■11年連続で顧客満足度第1位を獲得したジェットブルー航空会長が語る、最高の組織を作る方法とは?
(2006~2016年、JDパワー調査、北米LCC部門)
40年間に2300を超える案件を処理し、何百人ものパートナー、何千人ものリーダーと仕事をし、しかもスタンフォード大学で何千人もの未来のリーダーを導いてきた人物から、滅多に得られない分析や助言を直に受けられるとしたら……しかも、そうした分析や助言がとてつもなく興味深く、実践的な形で提示されるとしたらどうだろう。
本書で得られるのは、まさにそれなのだ。この素晴らしい本は、あなたが目下つきつけられている状況や人間関係において、前向きに進んでいくための深い分析、スキル、勇気を与えてくれる。
(スティーブン・M・R・コヴィーによる序文から抜粋)
1700便をキャンセル、3000万ドルの損失を出した「最悪の事故」から見事復活したジェットブルー航空。
なぜ顧客や従業員は離れなかったのか。その秘訣がこの1冊にまとめられている。
不祥事が相次ぐ現代だからこそ読みたい1冊!
(2006~2016年、JDパワー調査、北米LCC部門)
40年間に2300を超える案件を処理し、何百人ものパートナー、何千人ものリーダーと仕事をし、しかもスタンフォード大学で何千人もの未来のリーダーを導いてきた人物から、滅多に得られない分析や助言を直に受けられるとしたら……しかも、そうした分析や助言がとてつもなく興味深く、実践的な形で提示されるとしたらどうだろう。
本書で得られるのは、まさにそれなのだ。この素晴らしい本は、あなたが目下つきつけられている状況や人間関係において、前向きに進んでいくための深い分析、スキル、勇気を与えてくれる。
(スティーブン・M・R・コヴィーによる序文から抜粋)
1700便をキャンセル、3000万ドルの損失を出した「最悪の事故」から見事復活したジェットブルー航空。
なぜ顧客や従業員は離れなかったのか。その秘訣がこの1冊にまとめられている。
不祥事が相次ぐ現代だからこそ読みたい1冊!
- 本の長さ192ページ
- 言語日本語
- 出版社ダイヤモンド社
- 発売日2017/8/24
- 寸法13.1 x 1.4 x 18.9 cm
- ISBN-104478101434
- ISBN-13978-4478101438
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商品の説明
出版社からのコメント
◆主要目次◆
序文 スティーブン・M・R・コヴィー
はじめに
序章 信頼は力になる
ルール1 誠実さを身につける
ルール2 すべての人を尊敬する
ルール3 権限を委譲する
ルール4 目標を具体的に示す
ルール5 夢を共有する
ルール6 事実をありのままに伝える
ルール7 尊敬して論争する
ルール8 謙虚さを忘れない
ルール9 相手も勝つ交渉をする
ルール10 慎重にルールを守る
終章 裏切りに備える
謝辞
訳者あとがき
索引
序文 スティーブン・M・R・コヴィー
はじめに
序章 信頼は力になる
ルール1 誠実さを身につける
ルール2 すべての人を尊敬する
ルール3 権限を委譲する
ルール4 目標を具体的に示す
ルール5 夢を共有する
ルール6 事実をありのままに伝える
ルール7 尊敬して論争する
ルール8 謙虚さを忘れない
ルール9 相手も勝つ交渉をする
ルール10 慎重にルールを守る
終章 裏切りに備える
謝辞
訳者あとがき
索引
著者について
ジョエル・ピーターソン(Joel Peterson)
ジェットブルー航空会長、スタンフォード大学経営大学院顧問教授。2008年に現職。投資会社ピーターソン・パートナーズの創業者・会長でもある。ユタ州ソルトレーク在住。
デイビッド・A・カプラン(David A. Kaplan)
メディアコンサルタント。ニューズウィーク誌、フォーチュン誌を経て現職。ニューヨーク大学非常勤講師。著書に『シリコンバレー・スピリッツ』(SBクリエイティブ)など。
田辺 希久子(たなべ・きくこ)
東京教育大学卒業。青山学院大学大学院国際政治経済学研究科修士課程修了。翻訳家。主な訳書に、『戦争報道 メディアの大罪』『ケン・ブランチャード リーダーシップ論[完全版]』『実力を100%発揮する方法』『新1分間マネジャー』『新1分間リーダーシップ』(以上ダイヤモンド社)、『真のダイバーシティを目指して』(上智大学出版)などがある。
ジェットブルー航空会長、スタンフォード大学経営大学院顧問教授。2008年に現職。投資会社ピーターソン・パートナーズの創業者・会長でもある。ユタ州ソルトレーク在住。
デイビッド・A・カプラン(David A. Kaplan)
メディアコンサルタント。ニューズウィーク誌、フォーチュン誌を経て現職。ニューヨーク大学非常勤講師。著書に『シリコンバレー・スピリッツ』(SBクリエイティブ)など。
田辺 希久子(たなべ・きくこ)
東京教育大学卒業。青山学院大学大学院国際政治経済学研究科修士課程修了。翻訳家。主な訳書に、『戦争報道 メディアの大罪』『ケン・ブランチャード リーダーシップ論[完全版]』『実力を100%発揮する方法』『新1分間マネジャー』『新1分間リーダーシップ』(以上ダイヤモンド社)、『真のダイバーシティを目指して』(上智大学出版)などがある。
登録情報
- 出版社 : ダイヤモンド社 (2017/8/24)
- 発売日 : 2017/8/24
- 言語 : 日本語
- 単行本(ソフトカバー) : 192ページ
- ISBN-10 : 4478101434
- ISBN-13 : 978-4478101438
- 寸法 : 13.1 x 1.4 x 18.9 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 144,058位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 73位ナレッジマネジメント
- - 107位プロジェクトマネジメント (本)
- - 236位キャリアデザインの資格・就職
- カスタマーレビュー:
著者について
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カスタマーレビュー
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2017年9月28日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
長年の自分の中の問いを思い出しながら読むと誰しも教育に携わった経験があればイメージしながら腑に落としやすく又
難しい課題でもある諸刃の剣なのだと思いました。
裏切られるを前提での信頼の構築。
注意深く管理した上での信頼関係の大切さは難しいバランスなのだと読んで理解しました。
十人十色、皆んな違って当たり前。
だから、答えの無いものだからこそ面白いなと思いました。
勿論、仕事を行う上での長年の問いへの良きヒントになりました。
難しい課題でもある諸刃の剣なのだと思いました。
裏切られるを前提での信頼の構築。
注意深く管理した上での信頼関係の大切さは難しいバランスなのだと読んで理解しました。
十人十色、皆んな違って当たり前。
だから、答えの無いものだからこそ面白いなと思いました。
勿論、仕事を行う上での長年の問いへの良きヒントになりました。
2017年12月10日に日本でレビュー済み
人生はマラソンであり、1つの物語。
短期的な自己利益だけを考え、一人で物事を考えている人には、人望や信頼は集まらない。
また、プライベートの約束を守れない人も同様。
自分自身の点検、常に上を目指す姿勢を示すことにより、周りにも伝染し、信頼・尊敬に繋がる。
仕事も進め方も同じで、目標の共有をすることにより、達成スピードが加速し、長続きする。
また問題点の考え方も同じ。一人で考えるよりも解決スピードが増す。
組織で信頼が高まることにより、意見(アイデア)がぶつかったり、不一致が起きても、原点に戻れる。また最高のアイデアが生まれる。
信頼を得ることは非常に難しい。特に顧客(お客さん)からの信用は0。
またマイナスからスタートする。
そして、自分の信頼を失う時は一瞬。悪意の有無に限らず一瞬で崩れる。
常に最悪の想定・信頼を裏切られる覚悟を持ちながら、取り組むことにより、気持ちの切り替え、再出発に繋がる。
短期的な自己利益だけを考え、一人で物事を考えている人には、人望や信頼は集まらない。
また、プライベートの約束を守れない人も同様。
自分自身の点検、常に上を目指す姿勢を示すことにより、周りにも伝染し、信頼・尊敬に繋がる。
仕事も進め方も同じで、目標の共有をすることにより、達成スピードが加速し、長続きする。
また問題点の考え方も同じ。一人で考えるよりも解決スピードが増す。
組織で信頼が高まることにより、意見(アイデア)がぶつかったり、不一致が起きても、原点に戻れる。また最高のアイデアが生まれる。
信頼を得ることは非常に難しい。特に顧客(お客さん)からの信用は0。
またマイナスからスタートする。
そして、自分の信頼を失う時は一瞬。悪意の有無に限らず一瞬で崩れる。
常に最悪の想定・信頼を裏切られる覚悟を持ちながら、取り組むことにより、気持ちの切り替え、再出発に繋がる。
2018年8月16日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
道徳的な価値観ではなく、 “信頼”が組織や人にとって力になることがはっきり書かれています。
序章を読むだけでも気づかされることが多いです。
序章を読むだけでも気づかされることが多いです。
2018年4月28日に日本でレビュー済み
最高の組織を作るために必要なものはなにか?戦略と実行は不可欠であるが、
その乗数にさらにかかる変数が「信頼」だ。信頼を築き上げている組織こそが、
最強の組織といえる。本書はその「信頼」をテーマに、如何に「信頼」を構築する
のか、相手を如何に「信頼」するのか、失った「信頼」を回復する術はあるのか
など、「信頼」について様々な角度からアプローチしている。著者ジョエル・ピータ
ーソンは「最悪の事故」から見事復活したジェットブルー航空の会長。自らが本書
にあるような「信頼」の構築によるパフォーマンスを証明している。著者自身の謙
虚もあるかもしれないが、カリスマではなく、「信頼」をベースに謙虚に行動するこ
とは誰にでもでき、その行動はできれば、リーダーとして十分な資質があるという。
確かにカリスマの一部には、「信頼」ではなく「才幹」で勝負している人もいる。しか
し、そうだとすれば、リーダーは「資質」によってあらかじめ決定してしまうことにな
る。本書の主張する「信頼」がリーダーの素養であるならば、これは努力によって
何とかなるという福音だ。
その乗数にさらにかかる変数が「信頼」だ。信頼を築き上げている組織こそが、
最強の組織といえる。本書はその「信頼」をテーマに、如何に「信頼」を構築する
のか、相手を如何に「信頼」するのか、失った「信頼」を回復する術はあるのか
など、「信頼」について様々な角度からアプローチしている。著者ジョエル・ピータ
ーソンは「最悪の事故」から見事復活したジェットブルー航空の会長。自らが本書
にあるような「信頼」の構築によるパフォーマンスを証明している。著者自身の謙
虚もあるかもしれないが、カリスマではなく、「信頼」をベースに謙虚に行動するこ
とは誰にでもでき、その行動はできれば、リーダーとして十分な資質があるという。
確かにカリスマの一部には、「信頼」ではなく「才幹」で勝負している人もいる。しか
し、そうだとすれば、リーダーは「資質」によってあらかじめ決定してしまうことにな
る。本書の主張する「信頼」がリーダーの素養であるならば、これは努力によって
何とかなるという福音だ。
2017年9月2日に日本でレビュー済み
組織で成果を上げるために一番大切な「信頼」を教えてくれるビジネス書です。
相手を信頼することは、人間にとって怖いです。
「いつ裏切られるか分からない」ため不安になるからです。
しかし一人で成果を上げても微々たるものです。
成果を格段に上げるためにも、組織内での信頼が必要になります。
部下を信じたいけど信じられない上司の方に読んで欲しいですね。
信頼を獲得するための方法が書かれています。
部下だけでなく、お客さんからの信頼を得るのは大変です。
自分本位で振る舞っても、誰も信頼してくれないからです。
前山も会社で一度下がった信頼を取り戻すのに苦労しています。
「信頼」という曖昧な概念を論理的に解説してくれる本は久しぶりです。
人間関係に悩むすべてのサラリーマンのバイブルになればいいですね。
相手を信頼することは、人間にとって怖いです。
「いつ裏切られるか分からない」ため不安になるからです。
しかし一人で成果を上げても微々たるものです。
成果を格段に上げるためにも、組織内での信頼が必要になります。
部下を信じたいけど信じられない上司の方に読んで欲しいですね。
信頼を獲得するための方法が書かれています。
部下だけでなく、お客さんからの信頼を得るのは大変です。
自分本位で振る舞っても、誰も信頼してくれないからです。
前山も会社で一度下がった信頼を取り戻すのに苦労しています。
「信頼」という曖昧な概念を論理的に解説してくれる本は久しぶりです。
人間関係に悩むすべてのサラリーマンのバイブルになればいいですね。