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暴走する世界: グローバリゼーションは何をどう変えるのか 単行本 – 2001/10/1
避けられぬグローバル化の流れに、我々はどう対処すればよいのか。現代を代表する社会学者による提言の書!
- ISBN-104478190437
- ISBN-13978-4478190432
- 出版社ダイヤモンド社
- 発売日2001/10/1
- 言語日本語
- 本の長さ213ページ
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商品の説明
内容(「MARC」データベースより)
秩序と安定を失いながら「変化」し続ける世界。このとめどなき「変化」の本質を、グローバリゼーション、リスク、伝統、家族、民主主義という5つのキーワードで読み解く論考。
登録情報
- 出版社 : ダイヤモンド社 (2001/10/1)
- 発売日 : 2001/10/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 213ページ
- ISBN-10 : 4478190437
- ISBN-13 : 978-4478190432
- Amazon 売れ筋ランキング: - 66,750位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2023年2月7日に日本でレビュー済み
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翻訳か原文かはわからないけど読みやすく分かりやすい文章です。自分は読みながら共感する内容が多々あります。 自分の理解では、ウクライナ情勢、コロナ拡散、無謀な強盗集団、男女性別逆転やLGBT問題、地球温暖化、資本主義国家・社会主義国家・自由資本主義経済・共産社会主義経済の混沌等々の人類が抱えるあるいは作り出した現況は地球全体のグローバル化のうねりが津波のように押し寄せているのだと思います。その引き金はスマホ等のグローバル化、つまり情報の発信と受信が一人ひとりの個人にシフトした状況による、我々の存在があたかも量子的動きに(少し大袈裟ですが)相転移した世界に突入したのではと思います。本にもありましたがこの様な情勢下では一国家での統制は機能不全に陥るばかりです。やがては超スーパーAI頭脳に卑弥呼のような女王を要請する時代になるのではと危惧します。 長々と書きましが八十近い私が何を叫ぼうと無力です。パンドラの箱に残った唯一つのものは希望だと聞いていますが、その希望は産業革命以降<慾望>に株変異してしまいました。人類は何を目指しているのでしょうか。
2009年2月23日に日本でレビュー済み
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ギデンスというよりは、社会学領域が築き上げてきた知見を、ニューレイバーの行く末を見据えて極めて単純かつ解りやすく呈示した著作に思えます。
従来の啓蒙主義は、われわれの認識あるいは科学の進歩により、世界はより秩序だった安定なものになっていくと考えてきました。しかし実際は科学による不確実性とグローバル化による多様性の増加により、世界はますます管理不能(暴走)な状態に陥りつつあります。
こんな現状認識の下、グローバリゼーション、リスク、伝統、家族、民主主義という重要な概念を軸に、現在進行しつつある社会変化を説明していく体裁を本書は取っています。この本では結論だけを簡潔に書くのみで、そのかわりに各章が依拠した先行研究を代表する著作があげられ簡単な説明が付されています。ようするに意図的に最低限のエッセンスだけで書かれているように感じます。
この10年前の本で、ギデンスは、21世紀がグローバリゼーションと原理主義との対決の場になると予想しています。民主主義が多様性を容認するという原則から、彼は前者が優勢であることを願います。たしかに米国大統領選を自国の選挙以上に熱狂する世界の姿を見るにつけ、彼の「民主主義の民主化」という概念は魅力を増しつつあると感じます。にもかかわらず21世紀の新世界恐慌下、中短期的には無念ながら地域主義と原理主義が力を持ちそうなのが悲しいところです。
従来の啓蒙主義は、われわれの認識あるいは科学の進歩により、世界はより秩序だった安定なものになっていくと考えてきました。しかし実際は科学による不確実性とグローバル化による多様性の増加により、世界はますます管理不能(暴走)な状態に陥りつつあります。
こんな現状認識の下、グローバリゼーション、リスク、伝統、家族、民主主義という重要な概念を軸に、現在進行しつつある社会変化を説明していく体裁を本書は取っています。この本では結論だけを簡潔に書くのみで、そのかわりに各章が依拠した先行研究を代表する著作があげられ簡単な説明が付されています。ようするに意図的に最低限のエッセンスだけで書かれているように感じます。
この10年前の本で、ギデンスは、21世紀がグローバリゼーションと原理主義との対決の場になると予想しています。民主主義が多様性を容認するという原則から、彼は前者が優勢であることを願います。たしかに米国大統領選を自国の選挙以上に熱狂する世界の姿を見るにつけ、彼の「民主主義の民主化」という概念は魅力を増しつつあると感じます。にもかかわらず21世紀の新世界恐慌下、中短期的には無念ながら地域主義と原理主義が力を持ちそうなのが悲しいところです。
2013年10月11日に日本でレビュー済み
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この本が日本で出て12年です。グローバルの意味も戦い方もこの本を読めば今こそ活用できるのではないでしょうか?遺伝子組み換え食物の危険性の本質も10年以上前によく捉えていると思います。
2007年6月5日に日本でレビュー済み
原著は1999年のBBCの放送を土台にしています。すでに10年近く経過し、本来ならもう古いはずですが、残念ながら、グローバル化についてまだこれを越える入門書はでていないのではないでしょうか。・・・・・大前研一の本、トマス・フリードマン本も面白いですが、ギデンズに較べると、やはり視野が狭いですし、分析も一面的です。
高校生や、大学生1,2年生がグローバル化について学ぼうと思うならば、まず推薦できる本です。・・・・・唯一の難点は、佐和さんの翻訳が不誠実なことくらいでしょうか。一文をとばしたり、強引に意訳したりして、原文の意味が伝わらないところがあります。・・・英文の原著は、かなり平易な英文ですから、大学生の英語のテキストとしても十分に使用できると思います。
高校生や、大学生1,2年生がグローバル化について学ぼうと思うならば、まず推薦できる本です。・・・・・唯一の難点は、佐和さんの翻訳が不誠実なことくらいでしょうか。一文をとばしたり、強引に意訳したりして、原文の意味が伝わらないところがあります。・・・英文の原著は、かなり平易な英文ですから、大学生の英語のテキストとしても十分に使用できると思います。
2011年1月2日に日本でレビュー済み
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『暴走する世界』は、近代化をキーワードに短い章に分かれており、初心者にも読みやすいです。
社会学の入門書としてもいいかもしれません。
社会学の入門書としてもいいかもしれません。
2002年9月1日に日本でレビュー済み
原著に目を通した後、日本語版の存在を知り、目を通しました。以下の文章は、幾分不愉快な内容かもしれません。しかし、お金を払って購入する読者として以下のような意見を述べるのも正当なことだと思い書かせていだだきます。原著が、非常に素晴らしい作品であったにもかかわらず、日本後訳を拝見して非常に愕然とさせられました。全く意味をなさない日本語訳で出版している無責任な態度に私は落胆するばかりでした。担当者には、翻訳の精神というものを理解してもらいたい次第であります。同時に、読者である我々は、著者の書いた言葉で読むことで、翻訳からは味わうことのできないその本質を掴むべきであると感じました。
2002年12月26日に日本でレビュー済み
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「グローバリゼーション」「リスク」「伝統」「家族」「民主主義」と論点ごとに章立てされてるのが好感をもてるパンフレット。
とりわけ第四章「変容を迫られる「家族」」は、30頁で『親密性の変容』の概要を伝えていてオトクです。親密な個人的関係の理念が民主主義の理念と驚くほど合致してる、っていうコメントは、私事化の悪い点ばかり言われる昨今では重要な指摘だと思いました。
それと、第三章「「伝統」をめぐる戦い」では、「伝統」は不変のものでも由緒あるものでもなくて、最近になって捏造されてきたものだってことを真っ当に指摘してます。「伝統」は人間生活に連続性と枠組を与えてくれる、と持ち上げる一方で、(「伝統」を復古しようと夢見る保守主義者と異なり)それが現代では通用しないということをちゃんと認識して、その上でどうしようか考えている点もいい感じ。
しっかし、全体を通じてパラグラフ間のつながりが見えづらいのはちょっとつらいです。
あと、社会学的議論は面白いものの政治経済的議論は退屈なところもあり、社会学者ギデンズの長短が出ている気がしました。
ともあれ、参考文献リスト(邦訳されてない本がいっぱい載ってて哀しいけど)もついてるし、グローバル化についての入門書のひとつとしてはそこそこよいんじゃないかと思います。
とりわけ第四章「変容を迫られる「家族」」は、30頁で『親密性の変容』の概要を伝えていてオトクです。親密な個人的関係の理念が民主主義の理念と驚くほど合致してる、っていうコメントは、私事化の悪い点ばかり言われる昨今では重要な指摘だと思いました。
それと、第三章「「伝統」をめぐる戦い」では、「伝統」は不変のものでも由緒あるものでもなくて、最近になって捏造されてきたものだってことを真っ当に指摘してます。「伝統」は人間生活に連続性と枠組を与えてくれる、と持ち上げる一方で、(「伝統」を復古しようと夢見る保守主義者と異なり)それが現代では通用しないということをちゃんと認識して、その上でどうしようか考えている点もいい感じ。
しっかし、全体を通じてパラグラフ間のつながりが見えづらいのはちょっとつらいです。
あと、社会学的議論は面白いものの政治経済的議論は退屈なところもあり、社会学者ギデンズの長短が出ている気がしました。
ともあれ、参考文献リスト(邦訳されてない本がいっぱい載ってて哀しいけど)もついてるし、グローバル化についての入門書のひとつとしてはそこそこよいんじゃないかと思います。
2005年10月13日に日本でレビュー済み
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私見では、社会学者ギデンズの長所は、その複眼的、重層的なものの見方だと考えている。それが最もよく現れているのが「国民国家と暴力」であり、国民国家を図示した巻末に近い概念図は、彼の複眼的思考を示して余すところがない。
本書の議論の進め方と結論の出し方はあまりに直線的で、ギデンズの長所が全く現れていない。「暴走する世界」ではなく、ギデンズ自身が暴走している印象を受ける。
このわかりやすさにだまされてはいけない。面倒でも、あの分厚い「社会学」その他からギデンズのグローバリゼーション観を拾って再構成していったほうが正確な理解ができるように思われる。ともかく、あまりにも二項対立的な思考にとらわれているように思えるのである。
本書の議論の進め方と結論の出し方はあまりに直線的で、ギデンズの長所が全く現れていない。「暴走する世界」ではなく、ギデンズ自身が暴走している印象を受ける。
このわかりやすさにだまされてはいけない。面倒でも、あの分厚い「社会学」その他からギデンズのグローバリゼーション観を拾って再構成していったほうが正確な理解ができるように思われる。ともかく、あまりにも二項対立的な思考にとらわれているように思えるのである。