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テクノロジストの条件 単行本 – 2005/7/29
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- 本の長さ295ページ
- 言語日本語
- 出版社ダイヤモンド社
- 発売日2005/7/29
- ISBN-104478300720
- ISBN-13978-4478300725
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登録情報
- 出版社 : ダイヤモンド社 (2005/7/29)
- 発売日 : 2005/7/29
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 295ページ
- ISBN-10 : 4478300720
- ISBN-13 : 978-4478300725
- Amazon 売れ筋ランキング: - 253,841位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 919位科学読み物 (本)
- - 1,140位その他の経営理論関連書籍
- - 1,223位マネジメント・人材管理
- カスタマーレビュー:
著者について
ピーター・F・ドラッカー
Peter F. Drucker
1909年11月19日-2005年11月11日
1909年、オーストリア・ウィーン生まれ。フランクフルト大学卒業後、経済記者、論説委員をつとめる。1933年ナチス・ドイツの不興を買うことを承知の論文を発表して、ロンドンへ移住。マーチャントバンクでアナリストをつとめた後、37年渡米。ニューヨーク大学教授などを経て、71年、ロサンゼルス近郊のクレアモント大学院大学教授に就任、以降この地で執筆と教育、コンサルティング活動を続けた。
ファシズムの起源を分析して、イギリスの後の宰相ウィンストン・チャーチルの絶賛をうけた処女作『「経済人」の終わり』、GMのマネジメントを研究した『企業とは何か』をはじめ、40冊近い膨大な著作群は、「ドラッカー山脈」とも呼ばれる。
ドラッカー教授の専門領域は、政治、行政、経済、経営、歴史、哲学、心理、文学、美術、教育、自己実現など多方面にわたっており、さまざまな分野に多大な影響を及ぼした。
東西冷戦の終結、高齢化社会の到来、知識社会への転換といった社会の根源的な変化をいち早く示した現代社会最高の哲人であるとともに、マネジメントの体系を確立し、「分権化」「自己目標管理」「民営化」「ベンチマーキング」「コアコンピタンス」などマネジメントスキルのほとんどを生み出したマネジメントの父である。
GEのジャック・ウェルチ、P&Gのアラン・ラフリーなど、ドラッカー教授を師と仰ぐ世界的経営者は多い。『エクセレント・カンパニー』のトム・ピータース、『ビジョナリー・カンパニー』のジム・コリンズといった著名な著述家たちも、ドラッカー教授の薫陶を受けている。
親日家としても知られる。1934年、ロンドンの街角で雨宿りに偶然入った画廊で目にした日本画の虜となり、室町水墨画などのコレクションを有する。
2005年、あと8日で96歳の誕生日を迎えるという日に永眠。「20世紀の知的巨人」「マネジメントの父」など、ドラッカー教授を称する言葉はたくさんあるが、本人は自らを社会生態学者と規定した。
生涯を通じた最大の関心事は「社会的存在としての人間の自由と平等」であり、そのために社会、組織、企業はどうあるべきか、一人ひとりの人間は何をなすべきかを問い続けた。その思想は、モダン(近代合理主義)を超えて、21世紀を支配するポストモダンの旗手である。
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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非常に深みがあり、養分を与えてくれるような内容でした。
灌漑都市の成立を人類最初の変革だと捉えそこから農業、産業、医学と革命が続き、
現在がさらなる革命期にあるとしています。
そんな中で
技術=システム
と考え、あらゆる部分とあらゆる活動がからみあう有機体と定義している点や、
イノベーションを
"物事を新しい方法で行うことによって資源のもつ富の創出能力を増大させること"
と定義し
イノベーション≠発明
としているところが非常に印象的でした。
イノベーションを技術的なものに限定して考えてはいなかったものの、何かすごい
考え方を持った人がひらめくような、空から降ってくるようなものに近いと捕らえていた
部分があったため非常に参考になると共にイノベーションは適切な機会に適切な方法で
計画的に行っていかなければ、どのような組織であっても自分の属している組織が
存続の危機にさらされてしまうのだと思いました。
また歴史を振り返ってみるとIT革命だけが特別な革命ではないのだとも。
現在の技術の変化は一定の範囲だけでなく社会構造も変えてしまうような大きな変化
ですが、その波にしっかりと対応していく備えを常日頃から行わなくてはいけません。
残念なことにドラッカー氏は先日亡くなられ、今後新しい本も出ないのかと思うと
余計に思い入れが強くなる一冊でした。
技術と知識を伴い、自ら手を動かすのがテクノロジストである。
知識や理論の裏付けを行いながら、技術を習得することが重要である。
ある時点から技能を体系的にまとめたことで技術として一般に普及させることが可能になった。
それにより社会が構造自体が変化していった。
テクノロジストとして社会に与える影響に責任を持つ必要がある。
そのためには技術のモニタリングを継続的に行っていくしかない。
この本はドラッカーなりの技術のモニタリングの成果であると思う。
外部を観察することは企業家精神にもつながるところがある。
イノベーションとは技術革新のみをさすのではなく、新たな価値を社会に創造することを指す。
どのような価値を生むのであれ、成果は外部にしかなく、常にその動向を観察する必要がある。
成果を生むためにも、テクノロジストとしての責任を果たすためにも外部の観察は不可欠であり、多角的に見る姿勢をなくしてはならない。
また、これだけ範囲の広い本で、また、視点も高く、ペーペーには、理解の及ぶところでは、なかったです(トホホ)。
ある程度の規模の組織をマネジメントする、あるいは組織の方向性を考える立場であれば、参考になるのかなぁ、と思いました。
我われの文明は、国際秩序の混乱、核兵器、化石燃料の枯渇、環境破壊などによって存続の危機に直面している。これらの諸大問題は、指摘されてからどれも半世紀以上たつが、政治家も、社会科学者も、哲学者も解決の見通しを得ることができないでいる。
これに対して本書は、技術をマネジメントし、イノベーションを起こすことによって、文明を変革できると述べている。驚くべきことに、これらの個別的な論文は、いまから50年以上前に発表されていたのである。
この点に関して重要な彼の言葉を選び出し、要約して並べてみる。
「モダン(近代合理主義)は、変化を必然の進歩とみたが、神の御心というキリスト教の歴史観が残り、変化そのものは人が動かすものではなく、みずから動くままとされた。しかしいまやイノベーションの歴史を通して、人間は変化を予期し、方向づけし、管理しつつ、みずから秩序をもたらしうる存在であるとの人間観をもつに至った。」
「技術とは、他の動物が生きるために全エネルギー投入しているなかにあって、人がその課せられた生物学的な限界を克服し、仕事をするためのものである。仕事についての研究は、技術そのものと、その役割、価値、制度、知識、信条、個人、社会との関係、およびそれらに対する影響への理解を可能にする。」
「われわれは今日、7000年前の祖先が灌漑文明の時代に経験したものと同じ状況にある。7000年前と同じように、今日、広い範囲にわたる技術の発展のすべてが一体となって、まったく新しい人間環境をつくりだそうとしている。そのことは、古代の技術革命と、200年前に始まり今日進行中の技術革命との間にはなかった。
われわれは今日、社会的イノベーションと政治的イノベーションが必要とされる領域を明らかにするという重大な課題に直面している。
われわれは、技術革命がもたらしつつある新しいニーズと新しい能力にふさわしい、新しい制度を構築しなければならない。
それら新しい制度によって、われわれの信ずる価値観を具体化させ、正しいと考える目的を追求し、人間の自由、尊厳、目的に奉仕させなければならない。」
「技術を扱うニュースは、1世紀以上にわたって新聞の一面を飾ってきた。だが、技術についての理解も研究も十分にはなされてこなかった。ましてや技術をマネジメントする努力などされなかった。
経済学者、歴史学者、社会学者は技術の重要性を強調するが、敬遠してきた。企業とそのマネジメントも、技術の理解とマネジメントのためには何もしてこなかった。
あらゆる学問体系が、人間の仕事としての技術、人間なる生物の肉体的機能の延長、人間なるものの知的な歴史と知的な成果、さらには自然環境に重大な影響を与える人間の所産としての技術について、まだ研究にさえ着手していない段階にある。」
*
ここから先は、我われが考えなければならない。
私は、かつて電機メーカーに生産技術者として勤めていた。生産技術者とは「仕事の方法の改善」を行う専門職である。定年後、私は社会問題の解決に取り組んでみた。そのとき、解決の指針を与えてくれたのが先にあげた彼の言葉である。
私が創りおえた全体構想は後ほど述べるが、先の彼の言葉と関係の深い部分だけを、先に述べておく。
まず我われは、社会の変化を予期し、方向づけし、管理しつつ、みずから秩序をもたらしうる存在であるとの人間観をもつことが重要である。「社会の変化は人が動かすものではなく、みずから動くものである」という先入観がもとで、社会科学は対立を生み出し、行き詰まっているように思われる。
つぎに今日最も必要なことは、政治的イノベーションである。そして、利用すべき技術革命とは、インターネットやコンピューターによる情報通信革命である。彼はそれらを利用して新しい制度を作れと示唆している。
もう一つ重要なことは、人間の生物学的な限界と技術のマネジメントである。
脳科学の知見では、人間は、脳内に環境のモデルをもっていて、それを過去・現在・未来と関係づけて使用し、行動しているという。さらに、人間の脳においては、論理的な機能を受け持つ左脳と、パターン処理を受けもつ右脳とが、互いにコミュニケーションして行動を決定しているという。ここで問題となることは、環境があまりに複雑になったため、左脳による情報の論理的な推論能力が不足状態にあることであった。
また、結論的にいえば、今後の行動と、それによって生じる未来の状態との関係とを、的確に予想するための能力を獲得することであった。
生物学の進化には、わずかなものであっても何万年、何十万年もかかる。しかも生物の進化によって得られる能力には制約がある。それらの制約から自由になるために、人間は、道具を創り、それを身体の延長として使うことによって新たな能力を獲得してきた。だから技術者の私は、人間にいま必要とされている予想能力を得る手段として、人間の思考活動と関係が深く、いま急速に進歩している情報通信技術を利用して、未来共同探索システムと名づけた仕組みを発明した。
この仕組を世界のすべての人が共同で創りあげ、共同で使うことによって、個人も社会も、事前に未来の危険を回避し、未来での自己実現の可能性を発見でき、その結果として安心と希望をもって行動に移ることができるのである。
未来共同探索システムを使うことで世界的な政治分野、世界的な行政分野にイノベーションを起こすことができ、それが地球社会全体にイノベーションを起こすことになるのである。
以下、私が社会問題の解決に取り組んだ経緯と、創りあげた全体構想について述べる。
**生産技術者が気づいた不審な現象**
私は団塊の世代である。大学で機械工学と生産工学を学んだ。電機メーカーに就職しコンピューターを利用した生産システムの開発にあたった。11年前に定年退職し、私は世界の大問題に目をむけた。
私は、社会の主要活動の一つである政治で、なぜか情報技術の利用に消極的な事実に気づいた。そして、生産技術者の視点からみて、大問題を長年解決できない真の原因は、次の事実に世界の誰も気がつかないためであると確信した。
(1) 代表制民主主義政治システムは、人間の思考能力の限界から、社会が必要としている社会問題の解決能力に応えられない。まったく時代遅れの状態のままで放置されている。
(2)情報技術を利用して、理想的な民主主義政治システムを発明しなければならない状態にある。
そこで私は、生産技術者の経験を生かして、理想的な民主主義政治システムの設計に挑戦した。そして以下のような全体構想を創りあげ、問題解決の見通しを得た。
**構想の概要**
私の研究は、次の2人の世界観と人間観を出発点とした。
(1)古生物学者 テイヤール・ド・シャルダン (『現象としての人間』)
「人間は、新たな進化が必要な段階に達したが、出口を見出せずに苦しんでいる。」
(2)経営思想家 ピーター・ドラッカー (『テクノロジストの条件』他)
「未来が存在するのは、それを我われが創るからである。未来は、我われが望み、我われが現実とするものによって形作られる。」
「人間は、道具によって進化する。 現在の技術革命を利用して理想を実現せよ。」
私は、世界の動きをシステムと考え、システムの性質をうまく利用して根源的な原因を解消し、多様な社会問題を一挙に解決することを考えた。そのために、システム科学、情報科学、脳科学などを使って、よりよい未来を創りだす方法を研究した。
そして、次の考えによってそれを可能にした。
世界のすべての人びとが協力して、高い忠実性をもった地球システムのモデルを作る必要がある。地球システム・モデルは、地球環境、生物の活動、人間の活動のモデルで構成され、互いに関連付けられている。モデルの中の人間の活動は、各人のそれぞれの代理人によって行われる。
地球シミュレーターは、ある時点の地球システム・モデルを入力し、1ケ月後の地球システム・モデルを予測して出力する。これを次つぎに1200回繰り返せば、100年後までの地球社会の状態を時系列的に予測できる。
この仕組を使い、全員が参加して、各人の今後の行動と未来の結果との関係を、コンピューターを使ってシミュレーションし、精度よく予測する。各人は、モデルの中の自分の代理人を操作し、一種の人生ゲームを行うことになる。予想された未来の状況が望ましくないのなら、最初(現在)まで、あるいは途中までもどって、条件を変えてやり直すことができる。我われは、眼の前のものしか見えないが、このサイバー・ワールドの中では、時空をこえて世界をみることができる。
この方法によって、よりよい未来をもたらす各人の行動プランを試行錯誤的に共同で探り当て、議論し、その中でもっともよい行動プランに合意する。各人は合意したそれぞれの行動プランの通りにこれから実行する。もちろん定期的に再考し、軌道修正する。こうすれば、社会としても、個人としても、よりよい未来を実現できるはずである。この仕組みを、私は未来共同探索システムと名づけた。
**新たな財の誕生と新たな経済の誕生**
よい生き方のできる行動プランは、希少価値をもつ。物質的な財に対して、優れた行動プランは精神的な財と呼ぶことができる。
未来共同探索システムは、精神的な財の評価手段であり、社会的共通資本である。
民主主義政治で重要なことは、まず優秀な政策案が社会に提案されること。同時に、市民側は、提案された政策案を適切に評価し合意する能力をもつこと。これは、車輪の両輪である。政策案は、精神的な公共財である。
政策案作りは、これまで少数の官僚が、厳しい時間的な制約のもとで行っていた。このあい路を打開するため、政策案の作成は、政府機関による独占をやめて民間企業に開放し、同時に政策案の自由市場を創る。
政策案を生産する企業にとって、未来共同探索システムは、社会的なニーズのマーケテイング手段であり、試作した政策案の試験評価手段でもある。
市民は、未来共同探索システムを使って市場に出された政策案を評価し、優れた政策案を採用する。そのときに適切な対価を政策案の生産者に支払う。こうすれば、優れた政策案が多数生み出される豊かな社会が実現できると思う。
**社会問題の解決**
*政治における基本的な問題の解決
未来共同探索システムを使うと、世界規模の直接民主政治を実現することができ、一人ひとりの意思を政治に反映できる。自宅のパソコンから世界一斉の人生ゲームに参加し、インターネットを使って議論に参加できる。
地球全体の問題と自分の住む地域の問題、経済問題と環境問題、短期的な問題と長期的な問題、これら複雑に絡みあった社会問題を調和させて解決できる。
*世界政治における問題の解決
民主主義政治の適用には、社会規模の限界という制約がある。国家の構成員の数が増加するにつれて、公平な利害関係の調整が急速に複雑化するからである。未来共同探索システムを内蔵した新しい政治システムを作ると、この社会規模の限界は克服され、地球社会全体に民主主義による秩序を確立することが可能となる。
国連を発展させた形態で、国家主権の壁を廃止して地球社会全体に責任をもつ世界連邦政府を設立し、世界連邦政府を頂点とした地域分権型の行政組織を作ることができる。
世界連邦政府によって、新しい政治システムの建設と運営が行われる。
国家という壁のない政治、行政機構、そして、情報システムを活用した効率的な事務運営が可能になる。
その結果、平和問題、環境問題などの地球社会全体の問題と、国や地域の個別的な問題とを関係づけて解決できるようになる。
各国の軍隊は解散し、世界秩序の維持のために小規模な世界警察軍が設置される。この過程の中で各国の核兵器は一斉に廃棄される。
経済問題も、先々の状況、多方面の状況を見通しながら思い切った調整をすることができる。
*エネルギー問題の解決
エネルギー大量消費型の機械文明は、発展期は放任しておいた方がよい。しかし、化石燃料の枯渇によって新たな社会構造への転換を迫られている現段階では、計画的に転換を図らなければ、世界全体が機能不全の多発と燃料の激しい争奪戦のために、大混乱に陥るのは目にみえている。
現在手持ちの化石燃料は、現在の社会の構造転換のため、その間を乗り切るために使い、そして未来世代の分も遺しておかなければならない。
未来共同探索システムは、社会構造の設計ツールとしても利用できるため、再生可能エネルギーだけで維持できる社会構造を設計できる。技術的な対応だけでなく、柔軟性のある政治的な対応力も増すことができる。そして、世界連邦政府のもとで、新しい文明社会への移行事業を計画的に進めることができる。
**構想の実現**
私は、この構想を、人類のプロジェクトとして実施すべきであると世界に向けて言いたい。
内容は各自吟味すべきだと思います。
また、何度も反芻するように読み返すことで新たな発見や気づきが
あることに驚かされます。
これは、今更驚くべくもないが、マネジメントそのものであろう。最近のMOTは、技術者の社内説得用の方法論の様に私には見えるが、やはり、その組織が利益を上げる事をゴールの頂点に掲げるべきではないか~~と考えていた。
そういう状況の中で、この本は、私にMOTに関する’そもそも論’を再確認させてくれた。今迄のこのシリーズ同様、迷った時に辞書的に利用できる構成となっているのでビジネスマンは必携と言える。逆に、星が一つかけたのは、このシリーズの新鮮みが私に取ってかけてきたところ。~
ドラッカーは本当に沢山の著作がありますので、全てを読む時間のない方にお薦めします。また、抜粋ではありますが、似たようなテーマで書かれた書籍を読むよりもずっと手応えがあります。
これでドラッカーのエッセンスに興味を持ち、更に深く知りたくなった方は、大著「マネジメント」をお薦めします。エッセンシャル版でも良いのですが、やはりドラッカーの真髄はここにありますので。
2005年読了