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ニッポンの創業者 単行本 – 2004/10/29
- 本の長さ319ページ
- 言語日本語
- 出版社ダイヤモンド社
- 発売日2004/10/29
- ISBN-104478321124
- ISBN-13978-4478321126
商品の説明
メディア掲載レビューほか
幕末の動乱から明治維新、自ら、経済人としての道を開き、成功させた人々がいた。本書は、日本の資本主義を立ち上げた渋沢栄一、鉄道経営の辣腕をふるった根津嘉一郎、日本最初のベンチャー経営者・岩崎弥太郎ら5人を取り上げ、彼らが経済人を目指した動機と初期の活動内容を紹介する。
徳川家の家臣だった渋沢は、徳川慶喜の弟・昭武のお供で欧州に滞在。株式会社や銀行の存在を知り、帰国後、自ら銀行設立を志す。大政奉還後、慶喜が謹慎していた静岡には、困窮武士が続々と集まっていたことから、彼らを救うため、茶作りや養蚕など地域の産業振興補助と金融機能を併せ持つ、現在の全国農業協同組合(JA)に似た「静岡常平倉」を作る。その運営はスムーズに進み、静岡藩内には活気がみなぎったという。
「いずれ何かでっかいことをやってやる」と思っていた根津は、政財界の大御所と言われた若尾逸平から鉄道網整備の重要性を諭される。財産を担保にした資金で鉄道株を買い漁る中、当時「ボロ会社」と言われていた東武鉄道の再建に乗り出す。巨額の資金を工面しながら、利根川への架橋工事などを実行。線路の延伸で再生を果たす。
経済を手段に日本の近代化に貢献した5人の強固な意志が感じられる。
(日経ビジネス 2004/12/06 Copyright©2001 日経BP企画..All rights reserved.)
-- 日経BP企画
登録情報
- 出版社 : ダイヤモンド社 (2004/10/29)
- 発売日 : 2004/10/29
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 319ページ
- ISBN-10 : 4478321124
- ISBN-13 : 978-4478321126
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,684,459位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 2,015位ビジネス人物伝 (本)
- - 112,809位歴史・地理 (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
童門冬二(どうもん・ふゆじ)
作家、本名・太田久行。1927年、東京に生まれる。
第43回芥川賞候補。目黒区役所係員を振り出しに、都立大学事務長、都広報室課長、広報室長、企画調整局長、政策室長を歴任。1979年退職。
在職中に累積した人間管理と組織の実学を歴史の中に再確認し、小説、ノンフィクションの分野に新境地を拓く。
著書に『男の器量』『名将に学ぶ人間学』『日本の歴史どうしても知っておきたい名場面80』『坂(※)本竜馬「自分」を大きくする法』(以上三笠書房刊、※印《知的生きかた文庫》)、『小説上杉鷹山』ほか多数ある。
カスタマーレビュー
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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渋沢栄一氏の話は清々しく、潔く、実に見事な生き方である。今の官僚には微塵も残ってない志に深く感銘した。
また5人の創業者を通して、その当時の徳川慶喜、島津久光、大久保一蔵等、時の権力者の裏側なども垣間見えて面白かった。
渋沢栄一は、豪農から下級武士になったものの経緯があり、身分の差は充分に理解しつつも、金を持っていることの意味即ち制度上身分は上の武士であっても、実質商人の影響下にあることはよく分かっていたはずである。にもかかわらずフランスで銀行家と貴族の関係を対等であることに驚く云々。
銀行制度は、既に近江商人によって全国規模での決済制度や頼母子講をはじめとする互助会≒生命保険は既にあったしあたかも初めて見るかのような記述は、小説では盛り上げる演出として必要だったのかもしれないが、大いに誤解を与える部分がある。
読むときはあくまでも子供向けの小説として読んで欲しい。