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インタンジブル・アセット: 「IT投資と生産性」相関の原理 単行本 – 2004/5/1
- 本の長さ333ページ
- 言語日本語
- 出版社ダイヤモンド社
- 発売日2004/5/1
- ISBN-104478374651
- ISBN-13978-4478374658
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商品の説明
メディア掲載レビューほか
ITが企業にもたらす恩恵について考察した論文集。米マサチューセッツ工科大学(MIT)の教授を務める著者は、ユーザー企業における数百件の情報化プロジェクトの実態から、IT投資と企業の生産性の関係を調査・分析した。
この結果から、著者は「目に見えるハード、ソフトにかかる費用だけでなく、業務プロセスや社員教育、取引先との関係、顧客満足度といった『インタンジブル・アセット(目に見えない資産)』への投資にもっと目を向けるべき」と力説する。その理由として「IT投資のうち、目に見えるコンピュータ投資と、インタンジブル・アセットへの投資の比率は1対9」であることを挙げる。
加えて「IT投資で成功するためには、七つの条件を満たした“デジタル組織”にユーザー企業は変革すべき」と説く。「人的資本に投資する」、「意思決定権を分散する」、「事業目的を絞り込む」など、7条件のうちいずれかが欠けても、IT投資で企業競争力を高めることは不可能と主張する。
(日経コンピュータ 2004/06/28 Copyright©2001 日経BP企画..All rights reserved.)
-- 日経BP企画
内容(「MARC」データベースより)
登録情報
- 出版社 : ダイヤモンド社 (2004/5/1)
- 発売日 : 2004/5/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 333ページ
- ISBN-10 : 4478374651
- ISBN-13 : 978-4478374658
- Amazon 売れ筋ランキング: - 625,665位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
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- - 2,503位マネジメント・人材管理
- - 39,846位投資・金融・会社経営 (本)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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企業が本当に高い生産性、効率的な経営を実現するためには、目に見える(タンジブル)IT資産だけではなく、それを補完する目に見えない(インタンジブル)資産(アセット)向け、両方を含めて真の情報化投資と考えないと、効果が得られないという主張。
今となっては頷けるが15年以上前に主張されてたことに驚きでした。
今世間で言われているDX(デジタルトランスフォーメーション)についても、2004年出版のこの本の中に「デジタル・ビジネス・トランスフォーメーション」という言葉で書かれてました。
企業人にとってのパラドックスに挑戦した本である。
それはIT投資が従来の評価指標にのらないからであり、変えるべきは指標の方であると論じた物で、例として工場で蒸気機関から電気モーターに切り替えたとき、生産性は30年向上しなかった、電気モーターの使い方(そのメリットの正当な評価)がされていなかったというエピソードが語られています。
モーターの価値は、動力を電線で運ぶので工場を自由にレイアウトし、生産性を向上できるのに当時の工場経営者はそうしていなかったのでした。
知財財務のセミナーで、知的財産を正当に評価、株価反映しないと、アメリカの政策にやられてしまう(不当に日本の企業価値を低く評価されてしまう、それはアメリカの思う壷)という話を聞き、私のなかで話が一つにつながりました。
電波、情報工学、インターネット・・それらは人間1人に備わった機能を拡大しましたが、その評価は古い物差しでは計れない。情報教育もまた重要な資産であるのに、従来の財務諸表には表現できなかった。のだ!
そのうち、社員、人材の価値なども、株価評価に反映する基準ができるかもしれないですね。(いままでも投資家はそれを考慮しているでしょうが)
内容は繰り返し、図版も繰り返し同じ物を使っており、これなら100ページもあればいい内容とは思うが、刺激的論考に触れられたので、よしとしよう。
書き込みチェックしてると書いてたので中身は無事だと思ってたのに、マーカーあり。
最悪です。
IT投資は実は、そのようなこととのセットなのであって、ERPなどを導入する場合にも、せいぜい、償却されるべき資産として、計上されるハードは5%、ソフトウェアは15%程度のものであって、組織や人の教育などの変革にかかる費用は単年度で計上される。それが実は貸借対照表上にのってこない組織資産なのである。
というあたり、実にすうっと入ってきた。IT投資が生産性向上に結びつかない・・などという論を述べておられたアメリカの経済学者さんたちの経済学が実態をしっかりと掴みきれなかったわけなのだ。
ということや、それを実現できた企業がやってきたこと、また、自社で取り組もうとするときに何をなすべきかという原則。そのような実務的に意味合いの深いことが、最初の章と最後の章に書かれている。
計量経済学とか、数理経済学などの素養のない私のような読者には、中途のところは、この書物に最初の章と最後の章に述べられている実務的に重要なこと・・。学術的にもしっかりと検証されているらしいということがわかったということで充分ということにしておきたい。
ITと生産性に興味があったので、この本を見つけた時、すぐに買って読んでみました。
内容自体は基本的には論文集なのでガッカリしたところもありますが、
冒頭はよく纏まっており初めて読んでも論点が理解しやすかったです。
一読し終わって印象深かったのは、IT投資と生産性の向上の相関はもちろん、
IT投資よりインタンジブルアセットへの投資が重要というのが分かりやすかった点。
あとで気が付いたけど英語の原文の一部は無料で手に入るとのこと。
自信のある方はチャレンジしてみると、また違った発見もあるかも。
繰り返し読んでいると色々聞いてみたいことが出てくるし、このテーマって意外と本が少ないので、
次回作があるんだったらもう一度読んでみようと思います。
IT投資をするだけでなく、インタンジブル・アセット(スキル、組織構造、プロセス、企業文化など)への投資をしないと、生産性は向上しないというのが、本書の回答である。
これだけであれば平凡な分析だが、IT投資の9倍も教育や業務改革への投資が必要と数量的に指摘しているところ、既存の組織をデジタル化する方法の是非を判断するための「マトリクス・オブ・チェンジ」という手法を提案しているところが、ユニーク。
結論だけ知りたい場合は、ちょっと退屈でしょうか。どの論文も、結論は、そう変わりません。
ところどころに、経済学の用号や考え方、数式を用いたモデルが出てきます。
完全には、理解してませんが、IT投資と企業価値の関係を、検証する方法が興味深かったです。うーん、でも、なんか、煙に巻かれたような、気も。。
米国では定量化一本でいってるから、反面教師的に、定量化できないものにこそ価値があるというのは、一定の意味がある。でも、日本では、その主張はどれほど意味を持つのだろうか。