意思決定にまつわる、HBR(Harvard Business Review)誌に掲載された論文を集めた本です。
題名を頼りに、意思決定におけるノウハウをこの本から得ようとすると、かえって混乱するかもしれません。
例えば、直感を廃した合理的判断プロセスを持てという意見と、直感の確度を高めよという意見を、
同時に実践することは難しいでしょう。
全体を通すと、実際の意思決定の場面で、いかに自分なりに納得性を持つことができるのかが、
以降のアクションの成否を左右する大きな要因であるとも読めます。
“正解”を期待できないテーマだけに、読み手側に何を得るかが委ねられています。
斜め読みではちょっと辛い、かなり気合い入れた読書姿勢が必要だと感じました。
会社の机の上にでも、さりげなくおいて置くと見栄えのする装丁は、好感が持てます??
無料のKindleアプリをダウンロードして、スマートフォン、タブレット、またはコンピューターで今すぐKindle本を読むことができます。Kindleデバイスは必要ありません。
ウェブ版Kindleなら、お使いのブラウザですぐにお読みいただけます。
携帯電話のカメラを使用する - 以下のコードをスキャンし、Kindleアプリをダウンロードしてください。
意思決定の技術 (Harvard Business Review Anthology) 単行本 – 2006/1/27
意思決定に合理的思考が必要なことはあきらかだが、それがいつも正しいわけではない。意思決定のさまざまな技法とその奥深さを学ぶ。
- 本の長さ247ページ
- 言語日本語
- 出版社ダイヤモンド社
- 発売日2006/1/27
- ISBN-104478375089
- ISBN-13978-4478375082
登録情報
- 出版社 : ダイヤモンド社 (2006/1/27)
- 発売日 : 2006/1/27
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 247ページ
- ISBN-10 : 4478375089
- ISBN-13 : 978-4478375082
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,182,878位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 1,436位リーダーシップ (本)
- - 3,065位オペレーションズ (本)
- - 59,669位投資・金融・会社経営 (本)
- カスタマーレビュー:
カスタマーレビュー
星5つ中3.5つ
5つのうち3.5つ
2グローバルレーティング
評価はどのように計算されますか?
全体的な星の評価と星ごとの割合の内訳を計算するために、単純な平均は使用されません。その代わり、レビューの日時がどれだけ新しいかや、レビューアーがAmazonで商品を購入したかどうかなどが考慮されます。また、レビューを分析して信頼性が検証されます。
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2010年8月1日に日本でレビュー済み
主に経営層に向けた意思決定についての論文を8編収録。
まずは意思決定は1回限りのイベントではなく、オープンな議論をベースにしたプロセスであるべきだという主張。それから直感(直観)に関する対照的なレポートが2つ。ラム・チャランによる対話を生かした意思決定について。その他、合理的と言われる従来の意思決定方法は、全ての情報を集めたがり、スピードを求める現代には合わない。限定合理的な中でどう意思決定すべきかといった話が幾つか。最後の締めは、意思決定を歪める心理的な罠について。
個人的にはやはりラム・チャランによる章「対話が組織の実行力を高める」が気に入った。著者流の実行を重視するリーダーシップ論であり、対話論であり、風土改革論でもあった。対話による意思決定、アカウンタビリティ、実行、そしてフィードバックが重要とのこと。この章だけでも読む価値がある。
まずは意思決定は1回限りのイベントではなく、オープンな議論をベースにしたプロセスであるべきだという主張。それから直感(直観)に関する対照的なレポートが2つ。ラム・チャランによる対話を生かした意思決定について。その他、合理的と言われる従来の意思決定方法は、全ての情報を集めたがり、スピードを求める現代には合わない。限定合理的な中でどう意思決定すべきかといった話が幾つか。最後の締めは、意思決定を歪める心理的な罠について。
個人的にはやはりラム・チャランによる章「対話が組織の実行力を高める」が気に入った。著者流の実行を重視するリーダーシップ論であり、対話論であり、風土改革論でもあった。対話による意思決定、アカウンタビリティ、実行、そしてフィードバックが重要とのこと。この章だけでも読む価値がある。