必然的に直面することになる、心理的圧力。プレッシャー。恐怖心。ためらい。
これら自分の感情に対しての心構えなど、成功するためには必要なものを得られるはずだ。
トレードの本といえば、エントリーについてがほとんどである。
そのため、このような心理的側面に関してはほとんど顧みられていないのが現状であろう。
その中で、ウィザードの1人、アリ・キエフのこの本はリスクを取る事を業となすトレーダーに力強い味方となろう。
「損を切って利を伸ばす」ことが実践できない人、ズルズルと損切りを延ばし塩漬けにしてしまう人、エントリーに躊躇して機会をみすみす逃す人などのような方々にはとても有益であろう。
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リスクの心理学: できるトレーダーは、なぜ不確実性に勝てるのか 単行本 – 2003/3/1
金融界のコーチとして、ウォール街のトレーダーに絶大な人気を誇る精神科医が、短期売買を行う個人トレーダーのために、取引を実践するに際しての心構えや、トレーダーがやってはいけないこととわかっていながら、しばしば陥りがちな行動パターンを分析し、そうならないための処方箋を提示している。
出色は、さまざまなタイプのトレーダーとの会話を収録していること。彼らの抱えている問題に対して、心理面の問題がどう関わっているのかを鋭く指摘し、それにどう対処すべきかが明確に解説されている。これは、多くの投資家にとって非常に参考になるはずだ。
出色は、さまざまなタイプのトレーダーとの会話を収録していること。彼らの抱えている問題に対して、心理面の問題がどう関わっているのかを鋭く指摘し、それにどう対処すべきかが明確に解説されている。これは、多くの投資家にとって非常に参考になるはずだ。
- 本の長さ372ページ
- 言語日本語
- 出版社ダイヤモンド社
- 発売日2003/3/1
- ISBN-104478600384
- ISBN-13978-4478600382
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商品の説明
内容(「MARC」データベースより)
金融界のトレーディング・コーチとして有名な精神科医が、リスクとトレーディングの背後にある心理の謎を解説し、決断を鈍らせたり、「損を切って利を伸ばす」のを妨げたりする心理を克服する方法を具体的に説く。
登録情報
- 出版社 : ダイヤモンド社 (2003/3/1)
- 発売日 : 2003/3/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 372ページ
- ISBN-10 : 4478600384
- ISBN-13 : 978-4478600382
- Amazon 売れ筋ランキング: - 859,197位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 1,921位金融・ファイナンス (本)
- - 2,106位仕事術・整理法
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2010年11月25日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
書いてある内容はとてもいいと思います。
ただ、ケーススタディが多く、キエフ自身の言葉での文章があまりにも少ないのではないかと思いました。
あと本全体を通して思う事は、ちょっと難しい、読みにくい感じがしました。
例がいろいろと出てきて、その度にケーススタディも頻繁に出てくるんですが、
そのケーススタディの中で問題を解決してしまうので、なんだか腑に落ちない感じがしました。
しかし、それは自分のレベルがまだまだこの本に追いついてないからなのかな?とも考えましたが、、、
ところどころは、とても読み応えがあったので総評としては良書だと思います。
好みが分かれるかも知れません。
ただ、ケーススタディが多く、キエフ自身の言葉での文章があまりにも少ないのではないかと思いました。
あと本全体を通して思う事は、ちょっと難しい、読みにくい感じがしました。
例がいろいろと出てきて、その度にケーススタディも頻繁に出てくるんですが、
そのケーススタディの中で問題を解決してしまうので、なんだか腑に落ちない感じがしました。
しかし、それは自分のレベルがまだまだこの本に追いついてないからなのかな?とも考えましたが、、、
ところどころは、とても読み応えがあったので総評としては良書だと思います。
好みが分かれるかも知れません。
2005年9月9日に日本でレビュー済み
心理学の基本といえる自分の今考えていること、感じていることを見つめ事実を受け入れるところから、コミットメントを出し、目標に向かって何をすべきかを考える、そのことが必ず成功に繋がっていくのだという心強いアドバイスが心を打つ。失敗の原因を認めるが、決して自分の性格や生い立ちを反省したり公開してはならない、それは今取り組むべきトレーディングのためにならない、というプロフェッショナルな考え方が、行動指針をはっきりと示してくれているように思う。私はトレーディングを仕事にはしていないが、ここに紹介されている内容はビジネスや、あるいはその他の場面できっと役立っていくはずだ。
2003年8月16日に日本でレビュー済み
トレーダーの陥りがちな心理的な弱点について、具体事例を多くまじえながら解説した内容。しかしながら、話が抽象的、観念的であり、具体的なデータなどは一切示されず、この本の内容から直接学べる点は少ない。
但し、個人が株式に限らず投資(別に投機でももいいですが)を行う場合は、この心理面の課題というのは無視できない。というより、非常に大きい。そのため、個々人が自分のスタンスや長所、短所を理解しておくことは極めて重要だと考えます。この本を契機として、自分自身のことを考え直してみるというのは意味があると思います。
また、この著者のおっさん自身が相場について特になんの知識も持っていなかったとしても(損しているポジジョンは切って、勝っているポジションは大きくしな!さいとしか言っていないような・・・)、カウンセリング的手法で相談者に対して「うんうん」「はー」「そうかー?」とか言ってるだけで、「患者」は自分で立ち直っていく、自分自身に気づいていくことがあります。そういう意味で、このおっさんは有能な人なのかもしれません。
但し、個人が株式に限らず投資(別に投機でももいいですが)を行う場合は、この心理面の課題というのは無視できない。というより、非常に大きい。そのため、個々人が自分のスタンスや長所、短所を理解しておくことは極めて重要だと考えます。この本を契機として、自分自身のことを考え直してみるというのは意味があると思います。
また、この著者のおっさん自身が相場について特になんの知識も持っていなかったとしても(損しているポジジョンは切って、勝っているポジションは大きくしな!さいとしか言っていないような・・・)、カウンセリング的手法で相談者に対して「うんうん」「はー」「そうかー?」とか言ってるだけで、「患者」は自分で立ち直っていく、自分自身に気づいていくことがあります。そういう意味で、このおっさんは有能な人なのかもしれません。
2007年10月27日に日本でレビュー済み
Dr. Kiev は、精神医学の人である。
日本では、誠信書房から、トランス文化精神医学の
本が出て居た。恐らく、下地としては、
生物学派プラス社会文化派だと思うが、「生物としての人間」の可能性が
其の文化圏で支配的な価値観に基づく「社会常識」に
縛られて仕舞って、十全に、個人がその能力を発揮出来ない事を
問題にしている。
「社会常識」とは、その文化圏が決定して仕舞った
「人生の原理・原則」、詰まり「人生は、これこれ
この様に出来て居るのだから・・・。」
と、子供の頃から、その文化によって為されて来た「教育」と言う
「刷り込み」と考えて良いだろう。
Dr. は70年代に「人生の戦略」を
テーマにした本を書いて、ベストセラーにして居る。
・・・邦題は『自分のちからに気づく本』。・・・
だが、テーマをトレーディングに絞ると「具体的な方法論」の部分が
かなり弱く、その分、「理念的」に為って仕舞って居る。
それでも、例えば「貴方が遣って居る事で、トレーディングに
関係無く、遣りたくもない事があれば、全部、辞めて仕舞えば
良いのです。」と言う、「反社会常識」的なメッセージが、
「目から鱗だ」と思う人には、本書の「理念的なアプローチ」は
大きな意味を持つ。
尚、DVDを見ると、「本当に、このドクター、善人だなー。」と
個人的に思って仕舞う。例えば「どんな心理テストを受けても
『貴方は、トレーダーには向いてません』と言う結果など
出て来ないのです。」と言って、参加者を勇気づけているし・・・。
人間個人の能力を縛るものと戦う、と言う姿勢や、
人の可能性に対して、全幅の信頼を寄せて居る感が有る。
日本では、誠信書房から、トランス文化精神医学の
本が出て居た。恐らく、下地としては、
生物学派プラス社会文化派だと思うが、「生物としての人間」の可能性が
其の文化圏で支配的な価値観に基づく「社会常識」に
縛られて仕舞って、十全に、個人がその能力を発揮出来ない事を
問題にしている。
「社会常識」とは、その文化圏が決定して仕舞った
「人生の原理・原則」、詰まり「人生は、これこれ
この様に出来て居るのだから・・・。」
と、子供の頃から、その文化によって為されて来た「教育」と言う
「刷り込み」と考えて良いだろう。
Dr. は70年代に「人生の戦略」を
テーマにした本を書いて、ベストセラーにして居る。
・・・邦題は『自分のちからに気づく本』。・・・
だが、テーマをトレーディングに絞ると「具体的な方法論」の部分が
かなり弱く、その分、「理念的」に為って仕舞って居る。
それでも、例えば「貴方が遣って居る事で、トレーディングに
関係無く、遣りたくもない事があれば、全部、辞めて仕舞えば
良いのです。」と言う、「反社会常識」的なメッセージが、
「目から鱗だ」と思う人には、本書の「理念的なアプローチ」は
大きな意味を持つ。
尚、DVDを見ると、「本当に、このドクター、善人だなー。」と
個人的に思って仕舞う。例えば「どんな心理テストを受けても
『貴方は、トレーダーには向いてません』と言う結果など
出て来ないのです。」と言って、参加者を勇気づけているし・・・。
人間個人の能力を縛るものと戦う、と言う姿勢や、
人の可能性に対して、全幅の信頼を寄せて居る感が有る。
2004年2月3日に日本でレビュー済み
数年来、米国株の短期の取引をしている者としては、身につまされる思いだ。
取引をエントリーしたが、あれっ反対に振れた場合は、まずまずイソップの狐のように、あのブトウは酸っぱいよ!と叫びたくなるのを実感する。人が本来的に持つ欲と恐怖感。本書は後者に焦点を当てた好著。
ビジョン、目標並びにコミットメントの持つパワーを幾度と力説する。
ニューヨークの著名なヘッジファンドのカウンセラーをしていた様だ。
日本でも、かような臨床医が現れるのを期待したい。
なお、著者はフロイト博士の流れをひく精神分析医に見えるが、行動神学からのアプローチである本もグッドだと思う。
取引をエントリーしたが、あれっ反対に振れた場合は、まずまずイソップの狐のように、あのブトウは酸っぱいよ!と叫びたくなるのを実感する。人が本来的に持つ欲と恐怖感。本書は後者に焦点を当てた好著。
ビジョン、目標並びにコミットメントの持つパワーを幾度と力説する。
ニューヨークの著名なヘッジファンドのカウンセラーをしていた様だ。
日本でも、かような臨床医が現れるのを期待したい。
なお、著者はフロイト博士の流れをひく精神分析医に見えるが、行動神学からのアプローチである本もグッドだと思う。
2003年8月7日に日本でレビュー済み
トレーディングとは関係なしに、リスクを心理的にどうマネージメントするか、
という点で読み応えはありました。
テクニカルに関しては、特にどうと言うつもりはなく、ゲーム理論のような
行動そのものの是非、また、行動を取った後の継続の是非などは参考になります。
トレーディングでなく、人生そのものが最近「損は薄く、利は厚く」だと
思えるようになったので、ひとつひとつの事でそれぞれリスクを考えて最善の
処理できるよう、日常生活に活かせたらなと思います。
という点で読み応えはありました。
テクニカルに関しては、特にどうと言うつもりはなく、ゲーム理論のような
行動そのものの是非、また、行動を取った後の継続の是非などは参考になります。
トレーディングでなく、人生そのものが最近「損は薄く、利は厚く」だと
思えるようになったので、ひとつひとつの事でそれぞれリスクを考えて最善の
処理できるよう、日常生活に活かせたらなと思います。