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研究計画書の考え方: 大学院を目指す人のために (DIAMOND DATABOOK 10 EXECUTIVE) 単行本 – 1999/3/1
- 本の長さ397ページ
- 言語日本語
- 出版社ダイヤモンド社
- 発売日1999/3/1
- ISBN-104478731756
- ISBN-13978-4478731758
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商品の説明
商品説明
本書は、入試で求められる研究計画書について、「研究」や「計画」に関する基本的な考え方から実際の書き方に至るまでを、いままで計画書を書いたことがない人、特に社会人の大学院志望者に向けて、わかりやすく解説したものである。
大学卒業後、企業勤務を経て英国の大学院で博士課程を修了し、現在は慶應義塾大学大学院教授である著者は、自身の経験から、社会人が大学院を目指す場合の受験者の立場、また入試を行う立場の両方を知っており、読者としては心強い。
本書の特徴の第1は、タイトルにあるように「書き方のハウツー」ではなく「研究についての考え方」を重視した点にある。この点が明確になっていない計画書は、しょせん底が浅いものになるだろう。第2の特徴は計画書作成の過程を重視していることにある。研究計画を練る中で、自分自身の思考や志向などについて思いめぐらすことも含め、作成それ自体を学ぶ場としてとらえているのである。この点は、しばらく大学を離れていた社会人にはリハビリにも、またこれからの研究生活の準備にもなりうるだろう。
さらに本書には、実際の研究計画書をサンプルとしてそれに対する筆者の詳しいコメントがつけられた事例が28件掲載されている。
本書は、月刊「Executive」誌に不定期に連載されたものをもとに大幅加筆したものだが、連載時の読者には大学院在籍中の学生が多数いたのも特徴といえる。大学院入学後の研究計画にも役立つし、研究機関や企業における計画書や企画書づくりにも参考になる部分があるようだ。(佐伯秀子)
内容(「MARC」データベースより)
登録情報
- 出版社 : ダイヤモンド社 (1999/3/1)
- 発売日 : 1999/3/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 397ページ
- ISBN-10 : 4478731756
- ISBN-13 : 978-4478731758
- Amazon 売れ筋ランキング: - 56,132位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 207位高等教育 (本)
- - 1,967位教育学一般関連書籍
- - 6,826位教育・学参・受験 (本)
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上位レビュー、対象国: 日本
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2018年の10月に大学院の入試試験があり、そこで課せられたのが「4,000字以上~5,000字未満の研究計画書」
これまで満足に論文という形式の文章を書いた経験が無い私は、もうとにかく
・研究計画書ってどう書けばいいの?
・研究計画書の構成や言葉遣いは?
・自分自身を表現する一人称って何??
・大学院に合格するレベルの文章ってどれ程の水準が求められるの?
などなど、分からないことだらけだったのですが、あるコミュニティにおいて大学院を既に修了(卒業)された先輩から、「この本いいよ、発行年度は少し古いけど凄く参考になると思う!」という感じで勧められ本書を購入をしました。
結果として、買って本当に良かったです!
というか大学院の入試で研究計画書の出来が重要視されるという人は、絶対に本書を買っておいて損は無いと思います。
この本の大まかな流れとしては、
①社会人が大学院で学ぶことの意義
②研究計画書を作成する前に知っておくべき「研究すること」の意義
③研究計画書を書くに当たっての心構え
④実際の研究計画書のサンプル
という様に構成されており、特に僕が本書を買ってよかったと思った場所は「④実際の研究計画書のサンプル」です。
③で「研究計画書を書くに当たっての心構え」を学んだ上で、④の研究計画書サンプルを読むことにより、
・この表現は研究計画書を作成する上で大いに使える
・こんな導入部の書き出しでは合格水準には及ばない
・とにかく参考文献を載せるということが何よりも重要
という様に、数多くの研究計画書を作成する上での知識が身に付きます。
ぶっちゃけ大学院の試験項目が研究計画書メインでしたら、○○塾などに通わなくても本書を何度も読んで研究計画書を作り込めば、合格水準の研究計画書が作成可能だと思います。
2019年においても、なお色褪せることなく使える良質な本でした!
2018年の10月に大学院の入試試験があり、そこで課せられたのが「4,000字以上~5,000字未満の研究計画書」
これまで満足に論文という形式の文章を書いた経験が無い私は、もうとにかく
・研究計画書ってどう書けばいいの?
・研究計画書の構成や言葉遣いは?
・自分自身を表現する一人称って何??
・大学院に合格するレベルの文章ってどれ程の水準が求められるの?
などなど、分からないことだらけだったのですが、あるコミュニティにおいて大学院を既に修了(卒業)された先輩から、「この本いいよ、発行年度は少し古いけど凄く参考になると思う!」という感じで勧められ本書を購入をしました。
結果として、買って本当に良かったです!
というか大学院の入試で研究計画書の出来が重要視されるという人は、絶対に本書を買っておいて損は無いと思います。
この本の大まかな流れとしては、
①社会人が大学院で学ぶことの意義
②研究計画書を作成する前に知っておくべき「研究すること」の意義
③研究計画書を書くに当たっての心構え
④実際の研究計画書のサンプル
という様に構成されており、特に僕が本書を買ってよかったと思った場所は「④実際の研究計画書のサンプル」です。
③で「研究計画書を書くに当たっての心構え」を学んだ上で、④の研究計画書サンプルを読むことにより、
・この表現は研究計画書を作成する上で大いに使える
・こんな導入部の書き出しでは合格水準には及ばない
・とにかく参考文献を載せるということが何よりも重要
という様に、数多くの研究計画書を作成する上での知識が身に付きます。
ぶっちゃけ大学院の試験項目が研究計画書メインでしたら、○○塾などに通わなくても本書を何度も読んで研究計画書を作り込めば、合格水準の研究計画書が作成可能だと思います。
2019年においても、なお色褪せることなく使える良質な本でした!
また、考え方が大事と言っているわりには、見本へのコメントにそれが感じられないのは私だけだろうか。
この本が刊行された1999年当時、まだ専門職大学院もない時代ならば、さぞかし役に立っただろうなあ。
塾とかでみてもらう必要なく、一人で研究計画書を作成しまた添削までできたので本当助かりました。おすすめです。
二つ目の特長は、タイトルに表現されているように「研究計画書の書き方のハウツー本」ではなく、「研究についての考え方」、つまり「学問をするとはそもそもどういうことなにか」を懇切丁寧に書き表したところにある。研究者としては常識かもしれないことを、いろんな視点から、素人にわかりやすく伝えてくれる。
私に刺さったところは、以下の通り。
●芸術と学問
芸術は美を求める人間の営みである。それに対して、学問は真を求める人間の営みである。
●学問の三つの方法
学問の方法は大きく分けて、三つある。1)演繹法と2)帰納法と3)意味解釈法である。たとえば、探偵が事件の謎を解くことを考えてみよう。1)がアリバイくずし、2)物証確認、3)動機推定に対応する。もう少し詳しく説明すると、まず証拠(データ)が集められ、事件の構成が推理される。これが2)の「帰納法」である。一方、犯人のアリバイに論理的な矛盾がないか検討される。これが、1)の演繹法となる。そして、これとは別に犯人の動機が明らかにされる。これが意味解釈法である。この三つがそろわないと事件は解明されたとはいえない。
●「正しい」とはどういうことか
大きく分けると、三つの「正しい」がある。一つ目は、検証可能性。論理的整合性があると、私たちはそれを「正しい」という。二つ目は、験証可能性。経験的妥当性があるときに私たちはそれを「正しい」という。三つ目は、意味解釈法。これは、正しい-正しくないという意味での仮設ではなく、ある価値観を反映したものの見方の表明に対して了解できるか、納得できるか、理解できるかという意味解釈法である。
非常にボリュームのある書籍(397頁)である。どんなレベルの人であれ、「なるほど! そういうことか!」と大きくうなずけるところに出会えるはずだ。
なぜなら
・各計画書に対する添削コメントが、本当に「誰でも書けるような」内容でしかなく、それに終始している
・大学院予備校の宣伝になっている感がある
これを読んでいる暇があるのなら、
・自分で文章を推敲する
・友人たちや自分の学部ゼミの指導教授等にみてもらう
この2つのほうがよっぽど時間を有効に使えると思います。
それくらい、内容が薄いです。
研究計画書の本なら、さがせば他にいいものが意外にあります。とりあえず、過去の自分に戻れるなら、この本は購入する選択肢には入れなかったでしょう。
お品もきれいでありがたかったです。