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巨大投資銀行 (下) (ルビ:バルジブラケット) 単行本 – 2005/11/11
日米企業間で繰り広げられる巨大買収劇の裏側、伝説のトレーダー・竜神宗一が仕掛ける巧妙な裁定取引(アービトラージ)、ソロモンvs野村證券の息を呑む攻防戦……ヴェールに包まれた米系投資銀行の内幕を圧倒的なリアリティで描き切った金字塔。
- 本の長さ372ページ
- 言語日本語
- 出版社ダイヤモンド社
- 発売日2005/11/11
- ISBN-10447893066X
- ISBN-13978-4478930663
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商品の説明
メディア掲載レビューほか
米投資銀行とは何か。巨額の利益を吸い上げる“金融工場”の舞台裏では何が起きているのか――。バブル経済崩壊から今日に至るまでに、米・日金融戦争の最前線で繰り広げられた攻防を描いた経済小説。国際金融マンから作家に転身したという著者ならではの取材力で、ストーリーには実在する組織や史実が巧みに織り込まれている。
主人公は、米投資銀行での出世競争を勝ち抜きながらも、ついには祖国に戻り邦銀再生に立つ桂木英一。竜神宗一は、裁定取引(アービトラージ)で巨額の利ざやを稼ぐ伝説のディーラーだ。史実と重なる企業買収劇や経済事件の顛末はもちろん、事実報道のみではうかがい知れないであろう、当事者たちの心の内をも描き出していく。
(日経ビジネス 2006/02/20 Copyright©2001 日経BP企画..All rights reserved.)
-- 日経BP企画
著者について
1957年北海道生まれ。カイロ・アメリカン大学大学院修士。都市銀行、証券会社(ロンドン投資銀行部)、総合商社英国現法プロジェクト金融部長を経て作家に。2000年、国際協調融資を描いた「トップ・レフト」で、鮮烈なデビューを果たす。国際金融の舞台で活躍した経験を生かした新しい小説の書き手として注目を集めている。他の著書に「青い蜃気楼 小説エンロン」「アジアの隼」「シルクロードの滑走路」がある。
登録情報
- 出版社 : ダイヤモンド社 (2005/11/11)
- 発売日 : 2005/11/11
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 372ページ
- ISBN-10 : 447893066X
- ISBN-13 : 978-4478930663
- Amazon 売れ筋ランキング: - 506,760位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 276位経済・社会小説 (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
1957年、北海道生まれ。
早稲田大学法学部卒、カイロ・アメリカン大学大学院(中東研究科)修士。
銀行、証券会社、総合商社に23年あまり勤務し、国際協調融資、プロジェクト・ファイナンス、貿易金融、航空機ファイナンスなどを手がける。
2000年、『トップ・レフト』でデビュー。主な作品に『巨大投資銀行』、『排出権商人』、『エネルギー』など。大学時代は競走部に所属し、箱根駅伝に2度出場、20kmで道路北海道記録を塗り替えた。ランナーとしての半生は自伝的長編『冬の喝采』にほぼノンフィクションで綴られている。
カスタマーレビュー
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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その反面、現実の出来事が多数あり過ぎて、ノンフィクション作品と見まがうことも多々ありました。
また、巨大投資銀行には様々なバンカーが、それぞれの人格・知識・経験を背景とした手法で日々奮闘しているということを描き出す趣旨は理解できるものの、桂木・竜神・藤崎の3人を1つの作品の中に押し込めたのはもったいない気がしました。この3人を別個の3つの作品の主人公として、彼らの人生を描いた3作品を読んでみたいなと思いました。
上巻に比べると現実的なストーリーでエンタメ要素は少ないが、これほど詳細に金融の歴史を短時間で読める本はあまりない。
金融に無頓着だったがこの本をキッカケに色々とネットで検索するようになった。
ありがとう。
魅惑と罪のバブルの宮殿
(2022年5月1日放送 5月3日再放送)
という番組の、当時の元野村投信トレーダーと、
元モルガン・スタンレー証券日本支社長のインタビューの詳細内容が
本書を読んでリアルに伝わってきた。
日本の証券会社の知らなかったアービトラージ(裁定取引)で
アメリカの投資銀行は、日本の大暴落を機に利益をさらっていったのだ。
本書は解説にある通り、雄大なスケールと迫真のリアイティがあるという。
1980年代から2000年初期までに実際にあった
日米投資業界のノンフィクションとフィクションが融合しているのだ。
今の長引く日本のデフレの前のバブルに何があったのかを知りたければ
本書をお読みになることをおすすめしたい。
ちょうど僕が生まれた頃の金融ビジネスの展開(主にM&Aと裁定取引)がリアル(どこまで本当かは知りませんが描写は細かい)。なかでも911テロと三行統合は物語でもインパクト大。
そして、今の自分より少し年上の主人公が、外資しかも海外赴任にチャレンジしてて、これまたリアル。刺激的な生活を過ごせて、お金も、日本への貢献もバランスよく達成できて羨ましい。
生き馬の目を抜く世界を見ると、自分ももうちょっと「ビジネスで金儲けにがめつくならないと!」と思う。