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「個」を見つめるダイアローグ 単行本 – 2006/5/26
一人でもできることは少なくない。
対話は、2005年6月にスタート。約9カ月間に及んだ。
幅広いテーマに鋭い洞察力を持つ作家・村上龍氏と日本を外部から見つめる国際人としての目を持つ伊藤穰一。この二人の「ダイアローグ(対話)」は、日本の経済、教育、政治、メディア、エンターテインメントとあらゆるテーマにおける日本固有の現象や問題などに焦点をあて積み重ねられた。
そして、この対話が新鮮な化学反応を引き起こし、読み手に新たな見識をもたらし、私たち「個々人」が、日々の生活で何を意識し、どのような行動をおこせば、ハッピーになれるのか、そのヒントが随所に盛り込まれている作品となっている。~
- 本の長さ239ページ
- 言語日本語
- 出版社ダイヤモンド社
- 発売日2006/5/26
- ISBN-104478942269
- ISBN-13978-4478942260
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商品の説明
抜粋
『この本は、ポジティブな本である。だから読者は、できるだけ楽しみながら読んで欲しい。できれば好きな飲み物とともに、リラックスして、しかめっ面して読むのではなく、胸をわくわくさせながら読んでいただきたいと思う。』
伊藤穰一「あとがきにかえて」より
『こんなフランクな対話が日本のあちこちではじまることを、わたしは願っています。「忘れられた小さな島国」になる前に、もっともっと対話を積み重ねて欲しい。それが、本当の幸せの形を見つめなおすことでもあると思うのです。』~
登録情報
- 出版社 : ダイヤモンド社 (2006/5/26)
- 発売日 : 2006/5/26
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 239ページ
- ISBN-10 : 4478942269
- ISBN-13 : 978-4478942260
- Amazon 売れ筋ランキング: - 609,377位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
1952年長崎県生まれ。
七六年『限りなく透明に近いブルー』で第七五回芥川賞受賞。『コインロッカー・ベイビーズ』で野間文芸新人賞、『半島を出よ』では野間文芸賞、毎日出版文化賞を受賞。『トパーズ』『KYOKO』で映画監督も務めた。最新作は『新 13歳のハローワーク』『13歳の進路』。日本の金融・政治経済の問題を考える メールマガジン『JMM』を主宰し、経済トーク番組『カンブリア宮殿』(テレビ東京)のホストも務める。
ベンチャーキャピタリスト、起業家、作家、学者として、主に社会とテクノロジーの変革に取り組む。民主主義とガバナンス、気候変動、学問と科学のシステムの再設計など様々な課題解決に向けて活動中。
千葉工業大学の学長です。また、デジタルガレージの共同創業者取締役兼専務執行役員Chief Architectです。主にボランティアで運営され、オープンな環境データを公開・提唱する非営利団体セーフキャストの共同設立者であり、理事も務める。
2011年から2019年までは、米マサチューセッツ工科大学(MIT)メディアラボの所長を務めた。また、米ピュアテック・ヘルス社の取締役会長、非営利団体クリエイティブコモンズの取締役会長兼最高経営責任者も務めた。ニューヨーク・タイムズ社、ソニー株式会社、ジョン・S・アンド・ジェームズ・L・ナイト財団、ジョン・D・アンド・キャサリン・T・マッカーサー財団、ICANN(The Internet Corporation for Assigned Names and Numbers)、Mozilla財団、OSI(The Open Source Initiative)、電子プライバシー情報センター (EPIC)などを歴任した。
伊藤は投資家としての側面もあり、Flickr、FormLabs、Kickstarter、Twitter、PlayCoなど多くの新興企業の初期投資家でもある。
2011年には、世界有数のインターネット活動家としての活動が評価され、オックスフォード・インターネット・インスティテュートより生涯業績賞を受賞。2013年には、ニューヨークのニュースクール大学から名誉文学博士号を、その2年後にはタフツ大学から名誉人文学博士号を授与された。2013年には、SxSW Interactiveの殿堂入りを果たした。2017年には、IRIメダルを受賞し、米国芸術科学アカデミーに選出。翌年には、フレデリック・ダグラス・ファミリー・イニシアチブとアンチレイシスト・リサーチ&ポリシー・センターからフレデリック・ダグラスの精神を反映した、平等と自由のための仕事と活動をしている200人(FD200)として選出された。2019年にはEPICから生涯業績賞を受賞している。
また、2018年には慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科より、論文「The Practice of Change(変革論)」で哲学博士号を取得。慶應義塾大学サイバー文明研究センター客員研究員。
主な著書に、ジェフ・ハウとの共著『9プリンシプルズ:加速する未来で勝ち残るために』(早川書房、2017年7月出版)、『テクノロジーが 予測する未来』(SB新書、2022年6月出版)がある。 またウェブサイトでは、これまでのブログやポッドキャスト、YouTubeなどが記載されている。
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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大多数の人にはリラックスして読めるものではないと思う。
私は、日本の現実・自分自身の現実と向き合わされ、考え込んでしまった。
村上氏・伊藤氏の考える「ハッピーになれる思考・行動」のできている少数の読者に限り、うなずきながら楽しんで読み進められる本だろう。
とは言いつつも、単なる批判で終わっていない。
「ハッピー」を実現している人たち(それが村上氏・伊藤氏本人の場合もある)の紹介を通して、ハッピーになれる思考・姿勢・行動のヒントをつかんで欲しいという両氏の思いがまっすぐに伝わってくるからだ。
ルートサーバーを管理するおじいさんの話などは強くに印象に残っている。
IT業界から始まり、世界経済にまで言及しての幸福論。
お金では買えない価値観 。
意見の伝え方、コミュニケーションの喜び。
多角的にどんどん話が広がる中で、もちろん二人の意見の違いもあり、
しかし、ほかの対談集にありがちな、すべてに同調する姿勢がまったくないのがとても印象的でした。
対話の本当の意味は、相互の意見は対等であることだと認識しました。
6年前に発刊されましたが、今なお、色褪せない内容です。
現在に置き換えると、フェイスブックの創業を描いた映画「ソーシャル・ネットワーク」を観れば、
一層感慨にふけると思います。
とにかく二人の圧倒的な価値観に脱帽です。
本書のテーマは、「外側」から日本を見つつ、単なる外在的批判に終わらせずに、それを日本の「内側」から突破していく視点に展開していけるのかというところにあるだろう。外側からの日本批判はいくらでもある。でもそれは、いつも当事者意識を欠いた「無難な思考」に終わってしまう。本書がこの困難な課題を解決しているのかどうか、はっきりとは言えないが、ポイントは意外と単純なところにあるのかもしれない。それは村上龍が何度も指摘している「合理性」という視点である。これまでの慣習やしがらみにとらわれず、「合理性」を追求するところに、これからの未来がかかっている。しかも村上は前向きである。「合理性のないものは、僕は、絶対浸透しないと思う」。ここに力強いメッセージを感じた。
「村上 龍 のエッセイにはずれなし♪」
読むたびに自身を成長させてくれるポジティブで陰鬱な内容の本である♪
常に好奇心旺盛で、楽しんでいるからか、
ユニークな発想で世界観を教えれれる。
初期のエッセイが日本社会の閉鎖性に対する批判が主だったのに対し、近年はいかにして希望を示すかということを日々実践されています。企業家である伊藤氏との対談は様々な話題に及んでいますが、読めばどの年代層の人も何らかのpositiveなエネルギーを得られること間違いなし!
建前で言葉を操り、言行不一致な行動をとって恥じない既存の大手メディア、リベラルなインテリ学者、政治家に対しては、「リスペクト」を追求しろという。またヒューマニズムではなく経済合理性で論じろという。平和については、本やメディアの世界のなかだけで思考するのではなく、実際に外に出て、友達を作り、心を通わせたり、ケンカをしたりすることで、実際に平和に貢献し得るという。
日本語の閉じた世界観に自己満足しがちな私たちに対し、外界の空気と、これから起こる変化の可能性を、うまく日本語で伝えている。