最初「愛と死をみつめて」を読みましたが、有名な文章がありませんでした。
1963.4.10のミコの有名な文章を、本で読みたくて購入しました。
「病院の外に、健康な日を3日下さい。
1日目、私は故郷へ飛んで帰りましょう。
2日目、私は貴方の所へ飛んで行きたい。
3日目、私は1人ぽっちで思い出と遊びます。
そして、3日間の健康ありがとうと笑って永遠の眠りにつくでしょう。」
読むと鬱になりそうな位悲しい文章ですが、一生忘れられない文章です。
「愛と死をみつめて」は、ミコとマコとの手紙であり、本音を隠してる部分があります。
それに較べ、「若きいのちの日記」は、ミコの心の内を本音で書いた文章です。
この物語に興味を持ちましたので、2冊読めて良かったです。
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若きいのちの日記―愛と死の記録 単行本 – 2005/3/1
大島 みち子
(著)
- 本の長さ245ページ
- 言語日本語
- 出版社大和書房
- 発売日2005/3/1
- ISBN-104479011803
- ISBN-13978-4479011804
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登録情報
- 出版社 : 大和書房 (2005/3/1)
- 発売日 : 2005/3/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 245ページ
- ISBN-10 : 4479011803
- ISBN-13 : 978-4479011804
- Amazon 売れ筋ランキング: - 483,025位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 85,178位ノンフィクション (本)
- - 135,176位文学・評論 (本)
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2020年5月22日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2023年3月11日に日本でレビュー済み
この書は往復書簡の「愛と死をみつめて」と対になるものであり両者を見比べながら読むことによりみち子さんの心の動きがより鮮明になってくる。
一貫して感じたのはみち子さんの手術後再発の兆しが見えた頃から河野氏の心が大きく揺れて彼女に対して無神経とも言える手紙を書き言動をしているのに対し彼女は戸惑いながらも冷静に対応している点である。これは河野氏が健康すぎるほど健康であり死に直面している恋人に対してどのように対応していいのか分からなかったのと現在と違い東京-大阪間は貧乏学生であった河野氏が頻繁に会いに行けるものではなくまた電話代も現在よりもかなり高額のためほとんどが手紙という間接、アナログ的な手段でしかやりとりできなかったという苛立ちを考えると決して河野氏が責められるものではない。またみち子さんが冷静に対応できたのも河野氏への信頼が揺るぎないものであったからに違いない。死が近づくにつれてみち子さんにとってこの恋愛は大きな慰めとなり支えとなっていった。一方、彼女にとって生きるとは何らかの形で社会で活動することであり健康となって医療社会事業に従事することが大きな希望であった。病院では新興宗教を勧められることもあったと書かれているがそれに応じることが無かったのは彼女にとって生きることが唯生物的に生きるのではなく社会と関わって生きることであるとの強い信念があったからである。
往復書簡、日記を読んでいると優れた文章力と高い教養、他人への思いやりそれでいて決して堅苦しくなくユーモア溢れる話題の多いものである。才能溢れる彼女はどれ程生きたかったことだろうか。それを思うと本当に切ない。
死を目前にしてもそれに向かい合い弱音を吐かなかったみち子さん。最期まで生命を燃焼させた短い生涯であった。
彼女の文章を何十回読み返す内に心の平安を感じさせてくれる箇所を見つけた。彼女は亡くなる前に一種の悟りの心境に達していたのだろう。この気高い精神に触れられたことに感謝するとともにあらためてご冥福をお祈り致します。
一貫して感じたのはみち子さんの手術後再発の兆しが見えた頃から河野氏の心が大きく揺れて彼女に対して無神経とも言える手紙を書き言動をしているのに対し彼女は戸惑いながらも冷静に対応している点である。これは河野氏が健康すぎるほど健康であり死に直面している恋人に対してどのように対応していいのか分からなかったのと現在と違い東京-大阪間は貧乏学生であった河野氏が頻繁に会いに行けるものではなくまた電話代も現在よりもかなり高額のためほとんどが手紙という間接、アナログ的な手段でしかやりとりできなかったという苛立ちを考えると決して河野氏が責められるものではない。またみち子さんが冷静に対応できたのも河野氏への信頼が揺るぎないものであったからに違いない。死が近づくにつれてみち子さんにとってこの恋愛は大きな慰めとなり支えとなっていった。一方、彼女にとって生きるとは何らかの形で社会で活動することであり健康となって医療社会事業に従事することが大きな希望であった。病院では新興宗教を勧められることもあったと書かれているがそれに応じることが無かったのは彼女にとって生きることが唯生物的に生きるのではなく社会と関わって生きることであるとの強い信念があったからである。
往復書簡、日記を読んでいると優れた文章力と高い教養、他人への思いやりそれでいて決して堅苦しくなくユーモア溢れる話題の多いものである。才能溢れる彼女はどれ程生きたかったことだろうか。それを思うと本当に切ない。
死を目前にしてもそれに向かい合い弱音を吐かなかったみち子さん。最期まで生命を燃焼させた短い生涯であった。
彼女の文章を何十回読み返す内に心の平安を感じさせてくれる箇所を見つけた。彼女は亡くなる前に一種の悟りの心境に達していたのだろう。この気高い精神に触れられたことに感謝するとともにあらためてご冥福をお祈り致します。
2019年2月18日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
「病院の外に 健康で出られる日を 三日ください」健康な人には何でもない1日だけど、本当は1日1日が有難い日であるということに改めて気付かされました。子供の頃聞いた「マコ甘えてばかりでごめんね」って歌がこれか〜っと思うと、更に感慨深いものがありました。
2006年5月3日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
大嶋みち子様。
1962年7月から1963年6月擱筆されるまでの日記が刊行されておりましたので、拝読させていただきました。大好きだった河野実さんとお優しい父上様、母上様の「思い出」が付記されておりました。また、出版社からの「特別付録」に中学、高校の旧師、主治医のK先生のみなさまのお言葉も載せられておりました。
わずかなページのなかにぎっしりと、大嶋みち子様の現実を直視された思料の深さ、時に見せられる「大陸的な」おおらかさと茶目っ気に触れることができました。私には悲壮感ばかりがございましたが、自己の生きる意味を追求し、自己に立ち返り、生命に律動を与えようとされていらした一日一日の移ろいを読ませていただき、少々気を取り戻すことができました。
付箋を付けながら、私なりに教えられるページに18枚貼らせて頂きました。折に触れて、再読させていただきたいと存じます。ラジオの英語会話、私も松本亨先生が講師を交代される1972年まで聞いておりました。マイクに吹きかかる松本先生の声と自然体の英語指導でしたね。大嶋みち子様が亡くなられてから10年も続いていたのですよ。生きていらっしゃれば、英語の話せる64歳のジャーナリスト。まだまだ、これからますますペンに磨きがかかる頃ですね。
多くの二十歳(はたち)の方々に、そして年頃の娘さんを持つ親御さんにもご一読いただきたいと思います。翌年開催された東京オリンピックを天上界でご覧になられた大嶋みち子様へ。
合掌。
1962年7月から1963年6月擱筆されるまでの日記が刊行されておりましたので、拝読させていただきました。大好きだった河野実さんとお優しい父上様、母上様の「思い出」が付記されておりました。また、出版社からの「特別付録」に中学、高校の旧師、主治医のK先生のみなさまのお言葉も載せられておりました。
わずかなページのなかにぎっしりと、大嶋みち子様の現実を直視された思料の深さ、時に見せられる「大陸的な」おおらかさと茶目っ気に触れることができました。私には悲壮感ばかりがございましたが、自己の生きる意味を追求し、自己に立ち返り、生命に律動を与えようとされていらした一日一日の移ろいを読ませていただき、少々気を取り戻すことができました。
付箋を付けながら、私なりに教えられるページに18枚貼らせて頂きました。折に触れて、再読させていただきたいと存じます。ラジオの英語会話、私も松本亨先生が講師を交代される1972年まで聞いておりました。マイクに吹きかかる松本先生の声と自然体の英語指導でしたね。大嶋みち子様が亡くなられてから10年も続いていたのですよ。生きていらっしゃれば、英語の話せる64歳のジャーナリスト。まだまだ、これからますますペンに磨きがかかる頃ですね。
多くの二十歳(はたち)の方々に、そして年頃の娘さんを持つ親御さんにもご一読いただきたいと思います。翌年開催された東京オリンピックを天上界でご覧になられた大嶋みち子様へ。
合掌。
2006年4月11日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
「愛と死をみつめて」に書かれていないミコの本心。手紙のほうと一緒に読んでも良いのですが、これだけでも充分な内容があると思います。不治の病に冒され、最初は死ぬことを考えてた著者が、一転、生きることに執着します。顔が半分なくなっても。その後、最後の、結局実施されなかった手術に対しても、果敢に手術台に乗ろうとします。何が彼女をそうさせたのか?
切ない日記なのですが、マコ、およびミコのご両親のあとがき、特別付録の主治医の手記を読んで、さらに切ない思いになりました。
愛するということと、生きる意義のようなものを考えさせられる本だと思います。今の若い人たちに読んで理解していただければ、と思うのですが、現代では受け入れられにくい内容かもしれません。
切ない日記なのですが、マコ、およびミコのご両親のあとがき、特別付録の主治医の手記を読んで、さらに切ない思いになりました。
愛するということと、生きる意義のようなものを考えさせられる本だと思います。今の若い人たちに読んで理解していただければ、と思うのですが、現代では受け入れられにくい内容かもしれません。
2005年4月2日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
41年ぶりに復刻された”愛と死を見つめて”と一緒にお読みなると
みこさんの心の苦しみがさらによくわかります。
顔面半分を失ってもなお懸命に生きようとするみちこさんの生きる姿を
生を軽くとらえる今日の風潮がいかに薄い物であるかはっきりすると思います。
携帯電話の世代の若者に読んで頂きたい
みこさんの心の苦しみがさらによくわかります。
顔面半分を失ってもなお懸命に生きようとするみちこさんの生きる姿を
生を軽くとらえる今日の風潮がいかに薄い物であるかはっきりすると思います。
携帯電話の世代の若者に読んで頂きたい
2005年12月18日に日本でレビュー済み
この本を読んで『愛』と『死』について考えるようになりました。
特にみち子と実の愛は本当に感動物です。
自分の死が確実なので愛するが故に恋人を解放してあげたいというみち子の気持ちと 、
恋人の死が分かっていても愛するが故に一緒にいたいという実の気持に、涙が溢れます。
是非読んで欲しい書物です。
特にみち子と実の愛は本当に感動物です。
自分の死が確実なので愛するが故に恋人を解放してあげたいというみち子の気持ちと 、
恋人の死が分かっていても愛するが故に一緒にいたいという実の気持に、涙が溢れます。
是非読んで欲しい書物です。