現在、公式なルートでは見ることが出来ない「封印作品」を追ったルポです。文庫化にあたり図版が大幅に追加され加筆されたのがうれしいです。
この本で取り上げられてる作品のうち、ウルトラセブンの12話が被爆者団体の抗議で欠番になったことは、昔、通っていた塾の講師が話してたことがあったので知ってました。
しかしその時は「被爆者を差別したヒドい内容だった」としか聞いてませんでした。しかし、本書では別の真実が描かれてます。12話への抗議が本放送当時は一切なく放送後3年が経過して突如巻き起こったこと、被爆者団体サイドが12話を見ずに一方的に批判を加えた可能性があることなどです。
それ以外にも、ウルトラファンの間でも12話の評価が「名作」か「凡作」か確定してないこと、事件の背景にある円谷プロの赤字体質や異常なまでのガードの固さなど、これらは今まで知られてなかっただけにショックでした。
しかも、あの宮崎勤がこの12話のビデオにかかわってるのも驚きです。これでは12話の封印が解除されるのは無理かと。
それ以外にも「怪奇大作戦」の欠番問題については、故意に絶版にすることでマニアが手持ちの映像ソフトにプレミアを付けるため抗議や、円谷プロに怨恨を持った者の抗議の可能性が指摘され、表面では語られることがないこの業界のドロドロした内幕も暴露されてます。
こうした話題はアニメ誌や特撮誌では書かれることがないため新鮮でした。
著者が実際に関係者に熱心にアポを取ってるのも好感が持てます。
インタビュー当時存命だった実相寺昭雄氏や佐々木守氏などの当事者の発言が残されてるのは貴重です。現在では故人なのでインタビュー不可能です。
また、これを読むとネットでまことしやかに流布してる話に俗説やガセが多いのにも驚かされます。
ネットではこうした俗説が伝言ゲームで広がることが多いので、裏を取る重要性を教えてくれます。
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封印作品の謎―ウルトラセブンからブラック・ジャックまで (だいわ文庫) (だいわ文庫 F 66-1) 文庫 – 2007/5/1
安藤 健二
(著)
- 本の長さ332ページ
- 言語日本語
- 出版社大和書房
- 発売日2007/5/1
- ISBN-104479300996
- ISBN-13978-4479300991
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登録情報
- 出版社 : 大和書房 (2007/5/1)
- 発売日 : 2007/5/1
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 332ページ
- ISBN-10 : 4479300996
- ISBN-13 : 978-4479300991
- Amazon 売れ筋ランキング: - 846,010位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 871位だいわ文庫
- - 1,625位サブカルチャー一般の本
- - 15,842位社会学概論
- カスタマーレビュー:
著者について
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1976年埼玉県さいたま市生まれ。早稲田大学第一文学部卒業後、産経新聞東京本社に入社。デジタルメディア局や、さいたま総局に勤務。2004年に退社して以降は、ノンフィクション・ライターとして活動中。主にサブカルチャーの裏を暴くルポルタージュを発表している。代表作は、「封印作品の謎」(大田出版)を初めとした封印作品シリーズ。同シリーズでは、「キャンディ・キャンディ」などの名作が公表されなくなった謎を追っている。
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2014年7月25日に日本でレビュー済み
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2011年9月14日に日本でレビュー済み
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『
闇
』を先に読んで、頭に浮かんだことはもうレビューに書いちゃったんで、改めてどうこうということはない。
全然知らなかったことも、少しは耳にしていたことも書かれていて、大体は面白かったけど、どうかなと感じる部分もあった。第二章で刑法39条の問題にまで持っていくのは、かなり強引な気がした。また第三章についても、『 ノストラダムスの大予言 』という本自体にはある種の関心があるが(昔読んだ)、映画には興味を抱けない。いろんな人の証言を掻き集めて現在に通じる価値がある(かもしれない)ように結ばれているが、たとえそうだとしても私は他の本を読んだり映画を観たりしたほうがいい。ただ、p193に掲載されている図版に由美かおるらしき女性ヌードが写っており、もしかして由美かおるがこの映画で脱いでいるのなら、そっちの方が意味があるんじゃないかとか思った。冗談だけど。
で、最後の第五章については、ナンか半ば無理やり「封印事件」をデッチ上げているような印象もあって疑問も感じたのだが、この章に関しては個別の作品の封印事件を超えて、もう少し問題を掘り下げようとしていて、後味は良かった。
しかしナ〜、「おわりに」末尾、「単行本のテーマを何にするか迷っていた私に『発禁関係の本なら読むかも』と助言してくれた方に伝えたい言葉があります。あなたのあの一言がなければ、この本は存在していなかったでしょう。本当にありがとう」と結ばれるのだが、そーか、そんなんで出来た本なんだという点も微妙にショックだったが、この思わせぶりに名を伏せて召喚される「あなた」って何者なんですか? 私は別れた恋人と読むが、如何?
全然知らなかったことも、少しは耳にしていたことも書かれていて、大体は面白かったけど、どうかなと感じる部分もあった。第二章で刑法39条の問題にまで持っていくのは、かなり強引な気がした。また第三章についても、『 ノストラダムスの大予言 』という本自体にはある種の関心があるが(昔読んだ)、映画には興味を抱けない。いろんな人の証言を掻き集めて現在に通じる価値がある(かもしれない)ように結ばれているが、たとえそうだとしても私は他の本を読んだり映画を観たりしたほうがいい。ただ、p193に掲載されている図版に由美かおるらしき女性ヌードが写っており、もしかして由美かおるがこの映画で脱いでいるのなら、そっちの方が意味があるんじゃないかとか思った。冗談だけど。
で、最後の第五章については、ナンか半ば無理やり「封印事件」をデッチ上げているような印象もあって疑問も感じたのだが、この章に関しては個別の作品の封印事件を超えて、もう少し問題を掘り下げようとしていて、後味は良かった。
しかしナ〜、「おわりに」末尾、「単行本のテーマを何にするか迷っていた私に『発禁関係の本なら読むかも』と助言してくれた方に伝えたい言葉があります。あなたのあの一言がなければ、この本は存在していなかったでしょう。本当にありがとう」と結ばれるのだが、そーか、そんなんで出来た本なんだという点も微妙にショックだったが、この思わせぶりに名を伏せて召喚される「あなた」って何者なんですか? 私は別れた恋人と読むが、如何?
2009年4月14日に日本でレビュー済み
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封印作品とは、版元などが自ら出版などを差し止めてしまった作品のこと。
本書では、ウルトラセブン、怪奇大作戦、ノストラダムスの大予言(映画)、ブラックジャック、およびO-157予防ゲームの5作品が取り上げられている。
作品そのもの紹介ではなく、それぞれの作品を、誰がどのような理由で封印してしまったのかを、詳細に追跡している。
今となっては関係者の多くが語りたがらないいきさつを、丹念に解き明かしていく過程はなかなかスリリングです。
(作者は、どちらかというと封印の原因となった圧力に(理解は示しながらも)批判的です)
難点を言えば、最終章のゲームについては封印作品とは呼べず、作者が関わった事柄であるため、語り口が他の作品に比べてかなり主観的な点です。
後悔の念があるのは分かりますが、もう少し客観的なスタンスがほしかったなーというのが、正直な感想です。
そこまでが読み応えがあっただけに、少し残念でした。
本書では、ウルトラセブン、怪奇大作戦、ノストラダムスの大予言(映画)、ブラックジャック、およびO-157予防ゲームの5作品が取り上げられている。
作品そのもの紹介ではなく、それぞれの作品を、誰がどのような理由で封印してしまったのかを、詳細に追跡している。
今となっては関係者の多くが語りたがらないいきさつを、丹念に解き明かしていく過程はなかなかスリリングです。
(作者は、どちらかというと封印の原因となった圧力に(理解は示しながらも)批判的です)
難点を言えば、最終章のゲームについては封印作品とは呼べず、作者が関わった事柄であるため、語り口が他の作品に比べてかなり主観的な点です。
後悔の念があるのは分かりますが、もう少し客観的なスタンスがほしかったなーというのが、正直な感想です。
そこまでが読み応えがあっただけに、少し残念でした。
2010年9月22日に日本でレビュー済み
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評者は著者と同じ「ロスジェネ世代」(「失われた10年」に成人した世代)なので、とても興味深く読むことができました。
本書は『ウルトラセブン』第12話など、有名作品の「封印された回」が、なぜ封印されたのかという深層を当時に関係者に丹念に取材して明らかにしていくという趣旨の本です。
取り上げられた中で、実際に自分が少年時代に触れた記憶のある作品はウルトラセブンくらいなのですが、それでも、なぜか読んでいるうちに強く琴線をゆさぶられるものがありました。
それは直接封印された作品を見てはいなくても、「時代の空気」に共感できるからなのでしょう。例えば映画『ノストラダムスの大予言』を取り上げた章で言及されている、85年に少年ジャンプに連載されていたひらまつつとむ『飛ぶ教室』は私に強烈に印象に残した作品なのですが、80年代に思春期を送った子どもは核戦争や世界終末の恐怖をリアルに感じていたんだよ、という言及に強烈なアイデンティティを感じました。
『ウルトラセブン』についても、例えば『ウルトラマン』のジャミラの回が言及されていますが、そういうテーマ性を持った作品作りをしているからこそ、センシティブなところに突っ込んだ表現をせざるをえなくなり、結果抗議により不幸にも封印されてしまうことにもなりましたが、一面ではそういう作り手の姿勢こそが、子どもたちへ強いメッセージを植え付け、私たち世代のアイデンティティを構成する重要な一要素になっているのだと思います。
つまり、封印作品の深層を追いかけることは、文化や共属意識がどう育まれていくかを探訪することでもあるのでしょう。
とは言え、本書の面目は一にも二にも関係者への突撃取材にあるので、深度の深い分析というのはあまりなされていません。その辺は、ライターによる作品であり、フィールドワークとアカデミックの両立の難しさですね。
また、手放しで良い作品ということではなく、例えば「情報をシャットアウト」とするべきところを「シャットダウン」としていたりといった用語のミスや、封印作品を入手するのにファイル交換ソフトを使ったことを堂々と書いていたりというコンプライアンス上のことなど、問題はあります。文庫化にあたり、手直しても良かったのではと思いました。
本書は『ウルトラセブン』第12話など、有名作品の「封印された回」が、なぜ封印されたのかという深層を当時に関係者に丹念に取材して明らかにしていくという趣旨の本です。
取り上げられた中で、実際に自分が少年時代に触れた記憶のある作品はウルトラセブンくらいなのですが、それでも、なぜか読んでいるうちに強く琴線をゆさぶられるものがありました。
それは直接封印された作品を見てはいなくても、「時代の空気」に共感できるからなのでしょう。例えば映画『ノストラダムスの大予言』を取り上げた章で言及されている、85年に少年ジャンプに連載されていたひらまつつとむ『飛ぶ教室』は私に強烈に印象に残した作品なのですが、80年代に思春期を送った子どもは核戦争や世界終末の恐怖をリアルに感じていたんだよ、という言及に強烈なアイデンティティを感じました。
『ウルトラセブン』についても、例えば『ウルトラマン』のジャミラの回が言及されていますが、そういうテーマ性を持った作品作りをしているからこそ、センシティブなところに突っ込んだ表現をせざるをえなくなり、結果抗議により不幸にも封印されてしまうことにもなりましたが、一面ではそういう作り手の姿勢こそが、子どもたちへ強いメッセージを植え付け、私たち世代のアイデンティティを構成する重要な一要素になっているのだと思います。
つまり、封印作品の深層を追いかけることは、文化や共属意識がどう育まれていくかを探訪することでもあるのでしょう。
とは言え、本書の面目は一にも二にも関係者への突撃取材にあるので、深度の深い分析というのはあまりなされていません。その辺は、ライターによる作品であり、フィールドワークとアカデミックの両立の難しさですね。
また、手放しで良い作品ということではなく、例えば「情報をシャットアウト」とするべきところを「シャットダウン」としていたりといった用語のミスや、封印作品を入手するのにファイル交換ソフトを使ったことを堂々と書いていたりというコンプライアンス上のことなど、問題はあります。文庫化にあたり、手直しても良かったのではと思いました。
2009年5月13日に日本でレビュー済み
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ネットで怪奇大作戦が見られるようになったとき、自分のなかで印象に残っていた、クライマックスで女の人が、ヘッドフォンを耳にあて、狂って子守唄を歌う・・・のが無いな?と思っていたら、それが欠番の「狂鬼人間」であったことに興味を持ち、この本を手にしました。
取り上げられている作品と封印原因のきっかけとなっている抗議団体は、
A:ウルトラセブン「遊星より愛をこめて」+B:原爆被害者団体協議会
A:怪奇大作戦「狂鬼人間」+B:精神障害者の家族会
A:映画「ノストラダムスの大予言」被爆での精神身体への影響表現+B:原爆被害者団体
A:ブラックジャック「植物人間」「快楽の座」+B:ロボトミー被害者団体
A:埼玉県「Oー157予防ゲーム」+B:18禁ゲームキャラを教育に持ち込むスクープ記事
となっており、これらの背景や経緯、その後の各サイドへのインタビューと、こういう封印という事態がどういうふうに進展し、現在もその思いは続いているのか?他を追った本です。私は、特に偏見等は持っていないつもりですが、上記(A郡)の作品を見ても、特に問題になるものとは思えませんでした。ただ私が(B郡)に属していれば、やはり抵抗は感じると思ったでしょう(炯々にはいえないが、私は禿頭ですが、私のことを指してなくても ハゲネタのお笑いネタには、手放しでは笑えないこともある・・・とレベルが全然違いますが・・・)
2液タイプの接着剤のようにAまたはBだけでは、効かないが、A+Bが混ざると効くというものなのでしょうか?かつてはノーベル賞を獲った発明のフロンガスが現在では、温暖化の元凶のようにされるように、時代と共に価値観は変わるものなので、こういったものも再考の時に来ているのではと感じます。表現問題になんか引っかかるものを感じている方は、ぜひともお読みください
取り上げられている作品と封印原因のきっかけとなっている抗議団体は、
A:ウルトラセブン「遊星より愛をこめて」+B:原爆被害者団体協議会
A:怪奇大作戦「狂鬼人間」+B:精神障害者の家族会
A:映画「ノストラダムスの大予言」被爆での精神身体への影響表現+B:原爆被害者団体
A:ブラックジャック「植物人間」「快楽の座」+B:ロボトミー被害者団体
A:埼玉県「Oー157予防ゲーム」+B:18禁ゲームキャラを教育に持ち込むスクープ記事
となっており、これらの背景や経緯、その後の各サイドへのインタビューと、こういう封印という事態がどういうふうに進展し、現在もその思いは続いているのか?他を追った本です。私は、特に偏見等は持っていないつもりですが、上記(A郡)の作品を見ても、特に問題になるものとは思えませんでした。ただ私が(B郡)に属していれば、やはり抵抗は感じると思ったでしょう(炯々にはいえないが、私は禿頭ですが、私のことを指してなくても ハゲネタのお笑いネタには、手放しでは笑えないこともある・・・とレベルが全然違いますが・・・)
2液タイプの接着剤のようにAまたはBだけでは、効かないが、A+Bが混ざると効くというものなのでしょうか?かつてはノーベル賞を獲った発明のフロンガスが現在では、温暖化の元凶のようにされるように、時代と共に価値観は変わるものなので、こういったものも再考の時に来ているのではと感じます。表現問題になんか引っかかるものを感じている方は、ぜひともお読みください
2011年2月9日に日本でレビュー済み
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本来の購入目的はブラック・ジャックの封印された作品が気になって購入したんですが、どの話も良かったです。
近年のジャーナリストはネットの載っている事実ばかりをそのまま取り扱ったりしてますが、この作品を書いた安藤先生には感服です。
真相を突き止める為に、危険と分かっていながら、関係者に臆することなくインタビューしていく点では本来のジャーナリストのあるべき姿だと思いました。ネットにも封印の詳細は載っていますが、それが全てではありません、真相は深い深い闇の中にあるのです。
名作でありながら、差別用語や人権侵害などによって自主規制させられた作品たちが数多くある中、一つでも多く封印を解いていく事が、これからの子供たちにしてやれる事なのかもしれないのです。
まずは読むことをお勧めします。
近年のジャーナリストはネットの載っている事実ばかりをそのまま取り扱ったりしてますが、この作品を書いた安藤先生には感服です。
真相を突き止める為に、危険と分かっていながら、関係者に臆することなくインタビューしていく点では本来のジャーナリストのあるべき姿だと思いました。ネットにも封印の詳細は載っていますが、それが全てではありません、真相は深い深い闇の中にあるのです。
名作でありながら、差別用語や人権侵害などによって自主規制させられた作品たちが数多くある中、一つでも多く封印を解いていく事が、これからの子供たちにしてやれる事なのかもしれないのです。
まずは読むことをお勧めします。
2009年6月8日に日本でレビュー済み
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「ウルトラマン第12話」封印の真相が知りたくて購入しました。取材はかなりしっかりした上で書かれた本ですので読んでいても納得がいきます。ただ、封印の原因が多くは複数の要因が絡んでいることが多いようで、スッキリ解明というわけにはいきませんね。手塚治虫作品に注意書きついたり「ブラックジャック」のいくつかが封印された件も考えさせられるものでした。なるほど、いろいろな団体から抗議がくれば書き続ける気がしなくなりますね。いろいろな抗議する人や団体はこれからも増えていくでしょうが、中にはエキセントリックな抗議もあります。出版社や作家がこれらにどう対抗するか?しっかりしていかない実質的な言論統制になりそうで怖いですね。
2009年6月6日に日本でレビュー済み
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仮に国家権力がある作品を封印した場合、封印した理由の説明責任が生じるし、裁判で争う事態に至るかもしれない。さらに、その根拠となった法律を改廃することも可能である。
しかし、私企業が版権を有する作品を自主的に封印した場合、それを覆す方法は国家によってなされた場合より難しいと言えるだろう。封印した理由を説明する義務さえないのである。
ある意味、自主規制が国家権力も恐ろしいと言うことに気付かせてくれた著作である。
しかし、私企業が版権を有する作品を自主的に封印した場合、それを覆す方法は国家によってなされた場合より難しいと言えるだろう。封印した理由を説明する義務さえないのである。
ある意味、自主規制が国家権力も恐ろしいと言うことに気付かせてくれた著作である。