京都って奥が深いですね。
あっという間に読んでしまいました。
この本をベースに京都旅行も一興かと。
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京都ふしぎ散歩 (だいわ文庫) 文庫 – 2010/11/12
京都の謎を歩く会
(著)
- 本の長さ208ページ
- 言語日本語
- 出版社大和書房
- 発売日2010/11/12
- ISBN-104479303111
- ISBN-13978-4479303114
登録情報
- 出版社 : 大和書房 (2010/11/12)
- 発売日 : 2010/11/12
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 208ページ
- ISBN-10 : 4479303111
- ISBN-13 : 978-4479303114
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,639,814位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2013年11月15日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
さほど目新しい情報はないが、強いて言えば文庫なので持ち歩きやすいサイズが長所。
2013年5月18日に日本でレビュー済み
結構面白く読みました。そのような所に興味を持つのかという点で参考になったのは事実です。ただ、いくつかの点で間違いも目立ち、興味本位が勝ってしまい、正しい取り上げ方ではないものも散見しました。
「京都人も知らない!? 観光名所ミステリーツアー」の25ページに書かれてある高山彦九郎の像の設置は1928年で正しいのですが、「現在の像は1993年に再建されたものである。」の記述は間違いですね。「1944年に金属供出で撤去され、1961年に再建された」という年代が正しいものです。
「謎のメニューがずらり! 美味しい京都の『通』になろう」での新福菜館の濃口醤油を取り上げ、「当時から(1938年)人気があった京都の薄味のうどんやそばと差別化をはかるために、あえて濃口にして売り出したという」説を紹介していますが、これはたぶん間違いでしょうね。
京都駅という立地、朝早くから開店していることを考えてみても、当時京都駅で働いていた鉄道関係労働者や市場関係者の食のニーズ(塩分補給も含めて)を満たす要素の方が強かったのではないでしょうか。
また新福菜館が「京都ラーメンの基本形」となったかどうかは、判断に迷いますが、「このこってりラーメンをあと押ししたのは学生たちだった」という「このこってりラーメン」は新福菜館のものではなく、京大生ほかが下宿している銀閣寺や一乗寺付近の「背脂チャッチャッ系」と呼ばれるラーメン店の発展の姿や「天下一品本店」の開業エピソードをもう少し学ばれても良いのではないでしょうか。
「京に入れば京に従え! 京都ならではのふしぎな習慣」の「素人には街行く着物姿の女性が、芸妓さんなのか舞妓さんなのか見分けるのは難しい」として「衿」の色で識別する方法が書かれていました。そうですかね。普通、着物姿で芸妓さんか舞妓さんかは分かりますけど。
「だらりの帯」は舞妓さんを識別する場合の1番のポイントでしょう。花かんざしも舞妓さんしかしません。髪型も違いますので。
「京を歩けば『!?』に当たる! いにしえの街 謎ときウォッチング」では、あぶらとり紙がお土産定番品となった理由が記されてありました。映画撮影の際、ドーランを塗った顔に浮かぶ脂のテカリを押さえる為、金箔の裏打ち紙を利用した、という話は知りませんでした。
一方、京都特有の通り名をテーマにした話の中で、少し違和感のある表現と出会いました。114ページの「大黒町△丁目○番地はどこでしょうか」と道を尋ねる話がありますが、通り名のある洛中の町名に大黒町△丁目○番地という「△丁目」と付くところは無いはずですが。「大黒町○番地」と聞いた際、通り名が分からないとどこか分からないという話なら合点がいきます。
「名前の由来にドラマあり! 地名から京の歴史をたどる」での話で誇張されている表現はどうでしょうか。「約30年前に、地下鉄『烏丸線』が完成したときには、『京都に地下鉄がいりまっしゃろか』などと陰口を叩かれたものだったが、この通り沿いにはその後、次々とビルが建てられ、今やビジネスマンやOLたちが日々忙しそうに闊歩している。」とありました。烏丸通りは地下鉄開通前から京都のビジネスの中心地でしたので、「その後、次々とビルが建てられ」という表現はかなり誇張が入っているように受け取りましたが。ビルは当時から今と同じように立っています(高さ制限は今も昔も健在ですから)。
「お祭りに行かなきゃ! 京都通だけが知る行事のひみつ」の雛人形の並びに着目して「通常は、お内裏様は向かって左、お雛様は向かって右に並ぶはず」だが京都は逆だと指摘し、「じつをいうと、大正時代まで、雛人形の並びはお内裏様が向かって右、お雛様が向かって左、という京都式の並び方が主流だった」と書かれています。「京都の並び方こそ、日本の古式ゆかしい飾り方というべき姿だった」としています。その通りです。
歴史背景を踏まえれば並び方の意味も理解してもらえるはずなのですが・・・・。
「京都人も知らない!? 観光名所ミステリーツアー」の25ページに書かれてある高山彦九郎の像の設置は1928年で正しいのですが、「現在の像は1993年に再建されたものである。」の記述は間違いですね。「1944年に金属供出で撤去され、1961年に再建された」という年代が正しいものです。
「謎のメニューがずらり! 美味しい京都の『通』になろう」での新福菜館の濃口醤油を取り上げ、「当時から(1938年)人気があった京都の薄味のうどんやそばと差別化をはかるために、あえて濃口にして売り出したという」説を紹介していますが、これはたぶん間違いでしょうね。
京都駅という立地、朝早くから開店していることを考えてみても、当時京都駅で働いていた鉄道関係労働者や市場関係者の食のニーズ(塩分補給も含めて)を満たす要素の方が強かったのではないでしょうか。
また新福菜館が「京都ラーメンの基本形」となったかどうかは、判断に迷いますが、「このこってりラーメンをあと押ししたのは学生たちだった」という「このこってりラーメン」は新福菜館のものではなく、京大生ほかが下宿している銀閣寺や一乗寺付近の「背脂チャッチャッ系」と呼ばれるラーメン店の発展の姿や「天下一品本店」の開業エピソードをもう少し学ばれても良いのではないでしょうか。
「京に入れば京に従え! 京都ならではのふしぎな習慣」の「素人には街行く着物姿の女性が、芸妓さんなのか舞妓さんなのか見分けるのは難しい」として「衿」の色で識別する方法が書かれていました。そうですかね。普通、着物姿で芸妓さんか舞妓さんかは分かりますけど。
「だらりの帯」は舞妓さんを識別する場合の1番のポイントでしょう。花かんざしも舞妓さんしかしません。髪型も違いますので。
「京を歩けば『!?』に当たる! いにしえの街 謎ときウォッチング」では、あぶらとり紙がお土産定番品となった理由が記されてありました。映画撮影の際、ドーランを塗った顔に浮かぶ脂のテカリを押さえる為、金箔の裏打ち紙を利用した、という話は知りませんでした。
一方、京都特有の通り名をテーマにした話の中で、少し違和感のある表現と出会いました。114ページの「大黒町△丁目○番地はどこでしょうか」と道を尋ねる話がありますが、通り名のある洛中の町名に大黒町△丁目○番地という「△丁目」と付くところは無いはずですが。「大黒町○番地」と聞いた際、通り名が分からないとどこか分からないという話なら合点がいきます。
「名前の由来にドラマあり! 地名から京の歴史をたどる」での話で誇張されている表現はどうでしょうか。「約30年前に、地下鉄『烏丸線』が完成したときには、『京都に地下鉄がいりまっしゃろか』などと陰口を叩かれたものだったが、この通り沿いにはその後、次々とビルが建てられ、今やビジネスマンやOLたちが日々忙しそうに闊歩している。」とありました。烏丸通りは地下鉄開通前から京都のビジネスの中心地でしたので、「その後、次々とビルが建てられ」という表現はかなり誇張が入っているように受け取りましたが。ビルは当時から今と同じように立っています(高さ制限は今も昔も健在ですから)。
「お祭りに行かなきゃ! 京都通だけが知る行事のひみつ」の雛人形の並びに着目して「通常は、お内裏様は向かって左、お雛様は向かって右に並ぶはず」だが京都は逆だと指摘し、「じつをいうと、大正時代まで、雛人形の並びはお内裏様が向かって右、お雛様が向かって左、という京都式の並び方が主流だった」と書かれています。「京都の並び方こそ、日本の古式ゆかしい飾り方というべき姿だった」としています。その通りです。
歴史背景を踏まえれば並び方の意味も理解してもらえるはずなのですが・・・・。
2017年7月3日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
約100のエピソードが、見開き2ページを使って読みやすい文章で書かれています。イラストや写真は少なく、私にはこの方がすっきりしていて見やすいです。ひとつの記事が見開きで読み終えられるので、次のページを気にしなくてすみます。
普通の人は知らないけど、真の京都通ならもの足りない、その中間辺りの内容で、気楽に読み進められそうです。
私の家から、終点 四条河原町まで阪急電車の特急で片道約1時間。車内で半分を読み、帰りの電車で残りの半分を読み切る予定です。
普通の人は知らないけど、真の京都通ならもの足りない、その中間辺りの内容で、気楽に読み進められそうです。
私の家から、終点 四条河原町まで阪急電車の特急で片道約1時間。車内で半分を読み、帰りの電車で残りの半分を読み切る予定です。