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ひきこもれ―ひとりの時間をもつということ 単行本 – 2002/11/22

4.0 5つ星のうち4.0 147個の評価

商品の説明

商品説明

「ひきこもり」というと一般的に否定的に思われがちだが、吉本はこの現象の積極的な面を自己体験から解き明かす。不登校から話を起こし、子供のいじめ、いじめによる死、大人のひきこもりについて、独特のリベラルな考え方で常識をくつがえしていく手法はいかにも吉本流である。

まず、著者は、自らひきこもりであったことを認めてしまう。それから、自分の少年期の経験に照らし合わせてみて、不登校の子供たちは異常なのではなく、教室に流れる「偽の厳粛さ」を見抜くほど、鋭い感覚の持ち主なのではないのかと思い当たる。

そんなふうに心の内側から光を当ててみると、大人が家にひとりでこもることもあながち悪いことではなくなってくる。コミュニケーション能力ばかりが重要視されすぎているせわしない現代社会で、「分断されない、ひとまとまりの時間」を自分のために持つには、いい機会ですらある。なぜなら「世の中の職業の大部分は、一度はひきこもって技術や知識を身につけないと一人前になれない種類のもの」ばかりだからだ。

随分とさっぱりした結論で、もの足りなくも思えるが、これが吉本流の切り口なのだろう。誰もが考えそうな当たり前のことを、的確に言語化するという凄みがここにはある。団塊の世代に圧倒的な支持を受け、それ以降の世代に吉本アレルギーさえ起こさせた独特の語りが、本書でも十分に味わえる。(金子 遊)

内容(「MARC」データベースより)

「一人」は孤独なのか。「集団」は「一人」より強いのか? 「ひきこもり」であると自認する著者が指摘する社会の嘘、学校の嘘。

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 大和書房 (2002/11/22)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2002/11/22
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 単行本 ‏ : ‎ 177ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4479390952
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4479390954
  • カスタマーレビュー:
    4.0 5つ星のうち4.0 147個の評価

著者について

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吉本 隆明
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カスタマーレビュー

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周囲に分断されがちな「まとまった時間」を、いかに確保するかが大事です。
5 星
周囲に分断されがちな「まとまった時間」を、いかに確保するかが大事です。
『《新装版》ひきこもれ ひとりの時間をもつということ』は、孤独の時間の価値を提示しているビジネス書です。「自分の世界をつくる:まとまった時間が必要」「一人でこもって過ごす時間こそが価値を生む」「ひきこもる:価値が増殖する」など、否定されがちな、ひきこもることの価値を教えてくれます。特に「親の子育て:子どもの時間を分断しないようにする」は、親やSNSで分断されがちな子どもに必要なことが書かれています。親は子どもにくだらない用事で子どもの時間を分断しがちです。しかし、ボーっとした時間も含めて、まとまった時間が人間には必要なのです。豊かな子どもに育てたい親は、自分を見直すきっかけにして欲しいです。「孤独をつきつめる」「老衰で死ぬには生命力が要る」「年を取って生命力が衰えてくると、自分の命に対してケチになる」などを通して、孤独で生命力を上げる方法が分かります。特に「偽の厳粛さ:本質とは別の上っ面の調和」は、会社や家庭での息苦しい空気感の答えが聞ける気がします。変に厳粛でありつつ、率直でない異質な雰囲気を醸し出すのが日本の組織の特徴なのでしょう。孤独であることを肯定したい方に読んで欲しいです。
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上位レビュー、対象国: 日本

2021年7月29日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ひきこもりを肯定してくれ
自分にも当てはまり安心しました。
また、人格形成は母親の身ごもったときから
始まっているという説はなるほどだなと。
これからの子育立てに良いアドバイスにればいいと思う。
4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2024年4月12日に日本でレビュー済み
外交的な人間のみが重宝される風潮に疑問を感じていたりウンザリしてる心に寄り添ってくれるような優しい本。刺さる人には刺さる。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2024年2月7日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
「なるほど、そういう考え方もあるのか」と、納得する面も少なからずあるが、サラッと流された感もある。
科学的な裏付けはされてないから、あくまでも吉本氏の持論として読むべき。
2021年3月26日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ひきこもって10年、同じことを継続すれば、ひきこもりでもモノになる
それを読んで、まっさきに、ひきこもった
ずっとSNSをした10年間
バズること、なし
職もなし
もっと何かに精通すべきか?
いまだ継続中
ひきこもりでも生きております
15人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2019年5月30日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
"『分断されない、ひとまとまりの時間』をもつことが必要なのだとぼくは思います。一人でこもって過ごす時間こそが『価値』を生むからです"2002年に発刊の本書は、嘘をつきあって何事もお互いにうまくいっている様に見せかける。そんな【偽の厳粛さ】が跳梁跋扈しているSNS時代に息苦しさを覚える人にこそ読んで欲しい。‬

個人的には、中年になって。若い時みたいに兎に角あちこちに精力的に顔を出す事よりは、むしろ、精神的には【引きこもって自分と対話する時間】を大切にしたいと考え始めている事から本書を手にとったのですが。どちらかと言えば、当時メディアによって問題とされた『ひきこもり』に対する直接的なもの申す的に書かれた本書ですが、しかしSNSのフォロワー数など【他者とのコミュニケーション力が絶対視されている】今の時代でも充分にあてはまる指摘に、かえって新鮮さを感じました。

また私見ですが。SNSにYouTubeといった時代に起きていると言われる【コマ切れ視聴】つまり同時に短い情報を早く取得するのが当たり前になった今、冒頭で紹介した様に、かえって【時間をかけて考える意味】が軽視されているのではないか?と不安や問題意識を覚えて【自分たちの時間を読書を通じて持った上で語り合う】読書会を主宰している立場としても勇気づけられる内容でした。

病的ではなく、気質や人生のタイミング的に引きこもっている、引きこもる必要性を感じている誰かに、またコミュニケーションばかり大切だとされる空気感に違和感を覚える誰かにオススメ。
30人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2015年8月13日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
他人とのつながり方はそれぞれでいい、大勢の人と交わることは必要か、価値
を生み出すには引きこもる必要がある等、作者自身ひきこもりを体験しており、
ひきこもりに対しあたたかい目線で語っており一読の価値のある内容である。
7人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2013年6月20日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
貴方はなぜ、そんな執拗に私に絡んでくるのですか。

貴方にはもう、これ以上わたしに近づいてきて欲しくないのです。私を適当に、放っておいてもらいたいのです。難しいことを言っているつもりはありません、簡単にできることなのです。

誤解をしないで下さい。しかとをしてもらいたい訳ではなく、あしらってくれ、といいたのでもないのです。ただ、フツーに独りにしておいて欲しいということなのです。

そしてその代わりと言っては何なんですが、私も貴方を放っておいてあげましょう。そのことによって貴方は自由に、思いの赴くままに、空想に耽ることができましょう。

貴方の中でなにかが形になりそうになったときには、私にそれをぜひみせびらかしてください。私も同様に、自分が見つけた小さな宝を貴方に自慢しましょう。

貴方の姿をよくテレビでみかけます。でも貴方の顔にはモザイクがかかっていたり、後姿の映像しか流されなかったりするのです。顔を隠す必要はないのに、なぜ、貴方は隠れるのでしょう。貴方は誰なのでしょう。

私は貴方が誰なのかを知りたいのです。貴方もたぶん、自分を私に知ってもらいたいのでしょう。だからこそ貴方は、私に語りかけるのだと思うのです。私に興味があるからこそ、私に意識を振り向けるのだと思うのです。でも、貴方の言っている事に耳を傾けるというのに、貴方は「自分を知って欲しい」と一方的に私に訴えかけるだけなのです。私の言うことなどを、貴方は何も受け付けないのです。そんな片思いな関係が持続するはずはないことを、貴方は十分に知っているのに、なぜ、貴方はそうした態度をとりつづけるのでしょう。可能ならば、私は貴方のことをもっと理解したいと思います。でもそのためには、貴方が誰なのかということを、まずは教えてくれなければ、どうもしようがありません。貴方は誰なのでしょう。貴方は人前に出たいのか、それとも人前に出たくなのか、一体どちらなのでしょう。教えてくれませんか、私の問いに答えてくれませんか。そうすれば私も貴方のことをもう少しわかるようになると思うのです。

貴方がなにかを言い、私がそれに耳を傾ける。私が何かをいい、貴方が私の声を聞く。そうしたことを繰り返すことによって対話がうまれる。私は聞き、次に意見を言う。貴方は私の言っていることに耳を傾けた後に、貴方の主張を行う。そうこうしているうちに、私たちはお互いのことをわかりあうようになると思うのです。貴方は私が誰であるのかをより知り、私も貴方の姿がより鮮明になると思うのです。

私たちの関係を改めませんか、お互いに隠れんぼはもう、よしませんか。私と貴方が対峙をする必要など、元々ないのです。私がここにいて、貴方がそこにいる。それだけでよいではありませんか。そのように、しませんか。
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2017年2月9日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
最低の本です。買ったのを後悔しています。
レビューの評価が高かったので、そのうち良いことが書かれているのかと期待し
最後まで読みましたが、本当に時間の無駄でした。
この人、本当に思想家?
自殺した子供の親の気持ちわからないのか?
9.11のテロで被害にあい死んだり障害を負った人たち、その家族達に思いが
至らないのか?
考えられない思想家?頭が悪いのか?人格に問題があるのか?
この本は、無駄なだけでなく、害悪を垂れ流す、極悪本です。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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