書籍タイトルが、宇宙エレベータと言っている割に、内容はほとんどが宇宙の物理学や著者の自伝的宣伝に近いので、
宇宙エレベータについて何か知りたいという方にはとっても不向きである。
タイトルの付け方を間違えているものの、宇宙全般について何か知りたい人にとっては、まあ一度ぐらいは読んでもよいかも。
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宇宙エレベーター 単行本(ソフトカバー) – 2006/6/22
アニリール・セルカン
(著)
- 本の長さ192ページ
- 言語日本語
- 出版社大和書房
- 発売日2006/6/22
- ISBN-104479391398
- ISBN-13978-4479391395
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商品の説明
出版社からのコメント
創造力で見つめた宇宙
そこは夢をかなえる無限の世界だった
そこは夢をかなえる無限の世界だった
NASAをはじめ各国の宇宙開発に参加する著者が贈る5つの旅。
知性と共に生きる僕らの人生は、無限に広がる創造の旅へと続いていく!
抜粋
なぜ? いつ? どこで? 何のために? どうやって?
どんなことでも、我々はこういう疑問を持つべきだ。
与えられたものをそのまま信じて受け止めるよりも、一度自分の中で考えてみる必要がある。そこから自分なりの答えを自分で導き出すべきではないだろうか。
子供たちが創造性を養うことをダメだという人はいないだろう。しかし、ガチガチに決め込まれた横並び社会の中で、そんな自由な発想が生まれてくるだろうか。
自分で疑問を持ち、考えてみるということは物事の本質を理解する、ということに他ならない。
どんなことでも、我々はこういう疑問を持つべきだ。
与えられたものをそのまま信じて受け止めるよりも、一度自分の中で考えてみる必要がある。そこから自分なりの答えを自分で導き出すべきではないだろうか。
子供たちが創造性を養うことをダメだという人はいないだろう。しかし、ガチガチに決め込まれた横並び社会の中で、そんな自由な発想が生まれてくるだろうか。
自分で疑問を持ち、考えてみるということは物事の本質を理解する、ということに他ならない。
宇宙エレベーターを造るという前人未到の計画は、「誰かが決めた世界」に疑問を持つことから生まれてきた。宇宙へ届く壮大な建造物は、人類の夢物語から今まさに現実へと生まれ変わろうとしている。そして宇宙エレベーターは、建築や物理の分野にいた僕自身をも宇宙へと導いてくれた。
『宇宙エレベーター』は勉強のための本ではない。
宇宙の秘密を語るための本でもない。
人に自分の経験を伝え、僕らが当たり前と思っている日常に「なぜ?」と問いかけるためのツールの一つだ。
(プロローグより)
著者について
セルカン・アニリール Serkan ANILIR
1973年ドイツ生まれ。国籍はトルコ共和国。
大学卒業までをドイツ、スイスで過ごし、1995年イリノイ工科大学建築学科卒業、1997年プリンストン大学数学部講師に就任。1999年バウハウス大学建築学科修士課程修了。
2003年東京大学大学院工学系研究科建築学専攻博士課程を修了、日本宇宙航空研究開発機構(JAXA)宇宙科学研究本部宇宙構造物工学研究室講師を経て、現在、東京大学大学院工学系研究科建築学専攻助手、エール大学客員教授などを務める。
2001年NASAジョンソンスペースセンター宇宙構造・材料系客員研究員として宇宙飛行士プログラムを終了、2004年トルコ人初宇宙飛行士候補に選ばれる。
宇宙エレベーター計画など、宇宙構造物に関する研究開発により、U.S Technology Award 、ケンブリッジ大学物理賞及び American medal of honor を受賞。
現在は先端技術を応用し、インフラに依存しないで暮せる空間技術(INFRA-FREE LIFE)を開発、研究している。
1973年ドイツ生まれ。国籍はトルコ共和国。
大学卒業までをドイツ、スイスで過ごし、1995年イリノイ工科大学建築学科卒業、1997年プリンストン大学数学部講師に就任。1999年バウハウス大学建築学科修士課程修了。
2003年東京大学大学院工学系研究科建築学専攻博士課程を修了、日本宇宙航空研究開発機構(JAXA)宇宙科学研究本部宇宙構造物工学研究室講師を経て、現在、東京大学大学院工学系研究科建築学専攻助手、エール大学客員教授などを務める。
2001年NASAジョンソンスペースセンター宇宙構造・材料系客員研究員として宇宙飛行士プログラムを終了、2004年トルコ人初宇宙飛行士候補に選ばれる。
宇宙エレベーター計画など、宇宙構造物に関する研究開発により、U.S Technology Award 、ケンブリッジ大学物理賞及び American medal of honor を受賞。
現在は先端技術を応用し、インフラに依存しないで暮せる空間技術(INFRA-FREE LIFE)を開発、研究している。
登録情報
- 出版社 : 大和書房 (2006/6/22)
- 発売日 : 2006/6/22
- 言語 : 日本語
- 単行本(ソフトカバー) : 192ページ
- ISBN-10 : 4479391398
- ISBN-13 : 978-4479391395
- Amazon 売れ筋ランキング: - 111,672位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 40位航空工学・宇宙工学
- - 195位宇宙学・天文学(一般)関連書籍
- - 1,264位科学 (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2012年9月18日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2019年5月6日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
一時的にせよ日本を代表する誰でもが知っている学術組織に職を得た秘密の一端が垣間見れるかもと思って買いましたが、当然のことながら読んでも経緯はさっぱりわかりません。
とは言え専門家達を鮮やかに騙してみせた卓越したプレゼン能力と日本語の語学力は「セルカンになりたい」(p.12)と思わせるに充分なものなので星2つにします。
この本のことはともかくとしても、平成は本当のことよりはマスコミ受けするホラ話がもて囃された時代だったのかも知れませんが、令和は本物が日の目を見る時代になることを願っています。
とは言え専門家達を鮮やかに騙してみせた卓越したプレゼン能力と日本語の語学力は「セルカンになりたい」(p.12)と思わせるに充分なものなので星2つにします。
この本のことはともかくとしても、平成は本当のことよりはマスコミ受けするホラ話がもて囃された時代だったのかも知れませんが、令和は本物が日の目を見る時代になることを願っています。
2007年2月18日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
著者自ら妄想グセがあるというように、内容もどこが現実で、どこが妄想なのか
本を読み終えると分からなくなったりもしますが、難解理論が噛み砕いて書かれて
いるので、大変ためになり、面白い一冊です。
この本はトンデモ本の類ではなく、この著者なら宇宙エレベーターはもちろん、
子供の頃に失敗に終わったというタイムマシーンさえ、いつか完成させてしまう
のでは?という期待が膨らみます。
宇宙旅行も外国旅行気分でいける時代がやって来るんですね。
本を読み終えると分からなくなったりもしますが、難解理論が噛み砕いて書かれて
いるので、大変ためになり、面白い一冊です。
この本はトンデモ本の類ではなく、この著者なら宇宙エレベーターはもちろん、
子供の頃に失敗に終わったというタイムマシーンさえ、いつか完成させてしまう
のでは?という期待が膨らみます。
宇宙旅行も外国旅行気分でいける時代がやって来るんですね。
2013年9月14日に日本でレビュー済み
宇宙エレベータのことを知りたくて、読んでみました。
途方もない夢かもしれませんが、あと15年くらい経てば出来るかも?と思いました。
人間の創造力は無限に拡がっていくことに気づく一冊です。
途方もない夢かもしれませんが、あと15年くらい経てば出来るかも?と思いました。
人間の創造力は無限に拡がっていくことに気づく一冊です。
2011年3月15日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
宇宙エレベータの文献に載っているので買ってしまったのですが、著者プロフィルを見たら新聞に載ってたあの人じゃないですか。
pp.26-35に宇宙エレベーターのことが書いてあります。
本は装丁が美しく写真の印刷も良い。
pp.26-35に宇宙エレベーターのことが書いてあります。
本は装丁が美しく写真の印刷も良い。
2006年7月4日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
著者アニリール・セルカンさんは、東京大学の助手兼宇宙飛行士候補と言う立場にありながらとても可愛いらしいタッチで子供の頃の描写を書かれていて、親近感を覚えました。特に彼の創造力と行動力には大変驚かされました。
科学のことを何も知らない私にとってもストレートに伝わってきました。もし私に子供ができても彼のお母さんのようにたくさんの冒険をさせたいと思います。
科学のことを何も知らない私にとってもストレートに伝わってきました。もし私に子供ができても彼のお母さんのようにたくさんの冒険をさせたいと思います。
2009年11月23日に日本でレビュー済み
トルコではほとんど誰にも相手にされなかった孤独なコメディアン、セルカン氏。ところが日本の人たちは、氏のベタなジョークをなんでも真に受けてしまった。氏のことをスキー選手、科学者(?)と誤解している読者が多いが、氏はもちろん冗談のつもりで言っているのであった。なにせ昔からずっとコメディアン一筋なのだから。そのハッタリぶりは見ていて天才的である。
遠路はるばるトルコからこの男が日本社会に伝えたかった熱き思い、、、それは東大であろうがJAXA(宇宙航空研究開発機構)であろうが、ハッタリさえかませば職をとれるよ、みんなもめげずにがんばろうよ、といった不況にもめげない底抜けに明るい―しかし一歩間違えば犯罪行為になりかねない―メッセージだったのかもしれない。
また、氏の画像加工技術は群を抜いており、彼のコラージュ作品は、現実の物と誤解するほどの腕前である。しかし、現実の世界でも研究論文の内容までコラージュしてしまったことにより、この壮大な叙事詩はついに終焉をむかえることになる。氏は経歴詐称という罪を犯してしまったのである。他人の論文の著者名を平気で自分の名前に入れ替えたことはまだしも、東大に提出した自身の博士論文の内容ですら疑わしい。
そんな現状で氏が今一番欲しているモノ、それこそが「宇宙エレベーター」である。氏の帰るべき場所はもはや地上には見いだせない。「宇宙エレベーター」で現実の世界から脱出(逃避)するしか手はないのである…
タイトルだけ見てこれを科学的な本だと誤解する読者がいたとしたら、私はとても悲しい。大変な間違いである。地上にはもはや安寧(=受け入れ先ともいう)を見いだせなくなった氏の魂が唯一帰還を許される最果ての地「暗黒の宇宙」。この本はそんな、究極の現実逃避ツールとしての「宇宙エレベーター」を切望している氏のあまりに切ないファンタジーであり、妄想へのレクイエムでもある。
孤独な男の目指す宇宙に輝ける星はただ一つで充分である… 暗い宇宙に思いを馳せ、評価をあえて「星一つ」とさせていただいた。
遠路はるばるトルコからこの男が日本社会に伝えたかった熱き思い、、、それは東大であろうがJAXA(宇宙航空研究開発機構)であろうが、ハッタリさえかませば職をとれるよ、みんなもめげずにがんばろうよ、といった不況にもめげない底抜けに明るい―しかし一歩間違えば犯罪行為になりかねない―メッセージだったのかもしれない。
また、氏の画像加工技術は群を抜いており、彼のコラージュ作品は、現実の物と誤解するほどの腕前である。しかし、現実の世界でも研究論文の内容までコラージュしてしまったことにより、この壮大な叙事詩はついに終焉をむかえることになる。氏は経歴詐称という罪を犯してしまったのである。他人の論文の著者名を平気で自分の名前に入れ替えたことはまだしも、東大に提出した自身の博士論文の内容ですら疑わしい。
そんな現状で氏が今一番欲しているモノ、それこそが「宇宙エレベーター」である。氏の帰るべき場所はもはや地上には見いだせない。「宇宙エレベーター」で現実の世界から脱出(逃避)するしか手はないのである…
タイトルだけ見てこれを科学的な本だと誤解する読者がいたとしたら、私はとても悲しい。大変な間違いである。地上にはもはや安寧(=受け入れ先ともいう)を見いだせなくなった氏の魂が唯一帰還を許される最果ての地「暗黒の宇宙」。この本はそんな、究極の現実逃避ツールとしての「宇宙エレベーター」を切望している氏のあまりに切ないファンタジーであり、妄想へのレクイエムでもある。
孤独な男の目指す宇宙に輝ける星はただ一つで充分である… 暗い宇宙に思いを馳せ、評価をあえて「星一つ」とさせていただいた。
2013年1月26日に日本でレビュー済み
まさか、本当に全部ご冗談だったとは。。。
メタ的な視点で読めば、笑える本ですが。。
残念ながら、今あなたがこの本を読んでも、
当時リアルタイムで騙されていた私が経験したような感動と興奮は、
もはや味わえないと思いますので、
ファインマンさんの方をお勧めします。
メタ的な視点で読めば、笑える本ですが。。
残念ながら、今あなたがこの本を読んでも、
当時リアルタイムで騙されていた私が経験したような感動と興奮は、
もはや味わえないと思いますので、
ファインマンさんの方をお勧めします。