これを読んでいると、自分の親もやはり悪い親なのかもしれないと思えてきます。
自分の現在の葛藤を考えると親の言動に傷つけられたのは事実ですし、そのことがわたしの人格に影響を与えたことは否めないと思います。
でも誰でもそんなものじゃないのかな?
親は完璧ではないし、ある程度支配的になるのは仕方ないのかなって気がします。
実際、親の言動にひとつも傷つけられたことがない人なんていませんよね。
でも親は、感情的に子供に当たってしまいそうな時こそ、その感情を自分の中で言語化して、子供と向き合う努力をしなければいけない。
それが大事だと思います。
親になった今そう思います。
とにかく「言語化しなさい・・・」ということが、わたしが岸田秀さんに学んだことです。
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親の毒 親の呪縛 単行本 – 2006/7/1
- 本の長さ262ページ
- 言語日本語
- 出版社大和書房
- 発売日2006/7/1
- ISBN-104479791728
- ISBN-13978-4479791720
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登録情報
- 出版社 : 大和書房 (2006/7/1)
- 発売日 : 2006/7/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 262ページ
- ISBN-10 : 4479791728
- ISBN-13 : 978-4479791720
- Amazon 売れ筋ランキング: - 180,217位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 599位家族問題
- - 3,449位社会学概論
- - 27,827位暮らし・健康・子育て (本)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2015年11月20日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
読んでいると辛くなるので、本当に毒親を持っていて、トラウマに苦しんでいるor現在も苦しんでる人にはちょっと・・・
親批判は共感できる部分もありますが、バランスが悪い感じです
ある程度客観的に見れるようになった人は読んでみてもいいかもしれません
親批判は共感できる部分もありますが、バランスが悪い感じです
ある程度客観的に見れるようになった人は読んでみてもいいかもしれません
2007年11月1日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
自分の生きづらさに対し、納得のいくものだった。
ストレートで的確な表現は、心に思い当たるふしが多々あり、痛快にさえ感じた。
2パターンの心の軌跡によって、『自分自身を軸として生きるために』これからどう自分をつくっていくかの道しるべになった。おもしろかったし、又、読み返したい。
が、
一度、人に勧めたら、序文を読んだだけで「胸が苦しくなった」と返品された。
心の深いところを扱うには、私は、いい本だと思ったのだが…(笑)
ストレートで的確な表現は、心に思い当たるふしが多々あり、痛快にさえ感じた。
2パターンの心の軌跡によって、『自分自身を軸として生きるために』これからどう自分をつくっていくかの道しるべになった。おもしろかったし、又、読み返したい。
が、
一度、人に勧めたら、序文を読んだだけで「胸が苦しくなった」と返品された。
心の深いところを扱うには、私は、いい本だと思ったのだが…(笑)
2007年6月4日に日本でレビュー済み
自分はこの人たちと似たような家庭環境だったので、猛烈に共感して泣いたが、そうでない環境で育った人にはわかりづらいだろうな、と思った。
2009年2月10日に日本でレビュー済み
「親が悪い人で間違っているような世界は、子どもにとって不安定で不安で、耐えられないのです。親が正しくて自分が間違っているなら、自分が間違っているところを改めれば、正しい親に受け容れてもらえる希望をもつことができます」 そして、その「正しい」親の評価が自己評価に結びつく。
「子どもは親から殴られれば、殴っているのは、自分が憎くて殴っているんじゃなくて、父親なりに自分のことを心配して、自分のためを思って殴ってくれているんだというふうに自己欺瞞する」 殴られるたびに自己欺瞞が固定化し、大人になってからも自分を殴る相手を、自分を愛してくれているからだと思い込んでしまう。
自己評価の低い人間は、自らを貶めると、「一種の解放感、安定感、安心感があるんですね。ホッとしたような。そのために、わざわざ自分を貶めるようなことをするとか、人が軽んじるようにもっていくとかするのがマゾヒストです」 現代の売春婦の深層心理にもこのような解放感があると説く。
親を理想化したり、一方的に非難する両極端に陥らないように、生きづらさから脱却するにはどうしたらよいか、本書には、いくつものヒントが散りばめられている。
「子どもは親から殴られれば、殴っているのは、自分が憎くて殴っているんじゃなくて、父親なりに自分のことを心配して、自分のためを思って殴ってくれているんだというふうに自己欺瞞する」 殴られるたびに自己欺瞞が固定化し、大人になってからも自分を殴る相手を、自分を愛してくれているからだと思い込んでしまう。
自己評価の低い人間は、自らを貶めると、「一種の解放感、安定感、安心感があるんですね。ホッとしたような。そのために、わざわざ自分を貶めるようなことをするとか、人が軽んじるようにもっていくとかするのがマゾヒストです」 現代の売春婦の深層心理にもこのような解放感があると説く。
親を理想化したり、一方的に非難する両極端に陥らないように、生きづらさから脱却するにはどうしたらよいか、本書には、いくつものヒントが散りばめられている。
2006年9月26日に日本でレビュー済み
この本から伝わるのは絶対的な親批判だ。
共著の原田氏は父が亡くなった祖母を尊敬してるのをわざわざ否定する。
その内容で怒った父を再びこの本でも非難する。
親であろうとも、心の中にまで踏みこむのはどうだろうか。
人の好き良しに対して、訂正させたいと執拗な行動についてゆけいない。
故人に対しての冒涜は、親云々ではないように思う。
共著の原田氏は父が亡くなった祖母を尊敬してるのをわざわざ否定する。
その内容で怒った父を再びこの本でも非難する。
親であろうとも、心の中にまで踏みこむのはどうだろうか。
人の好き良しに対して、訂正させたいと執拗な行動についてゆけいない。
故人に対しての冒涜は、親云々ではないように思う。
2013年2月24日に日本でレビュー済み
類書にない内容で奥が深い問題提起をされている、これだけで☆5つ差し上げます。
本著は対談方式ですが、原田純さんが多少喋り過ぎと感じました。
これはレビュワー自身が岸田秀氏の
「人間は本能が壊れた生き物であり、子育てのために物語が必要。親の毒はそこから発生
するのだから、親の呪縛から逃れようと思ったら、まず親の作った物語を的確に読み
切った上で、それを打ち破る物語を自分自身で創作することが大切」
というご意見に共感できたからであるとも言えます。岸田氏は精神分析家と云うよりは
精神分析を柱に据えたノンフィクション作家であり思想家と私は捉えており、自分自身は
精神分析をコアに据えたグローバルビジネス前線(但し、目立ちにくいインフラ産業の)で
体を張る実務家で居ようと心を新たにした読書経験になりました。
本著、原田純さんのコメントには「擬制インテリコンプレックス」から来るであろうコメント
が随所に見られますが、岸田氏は的確に分析してみせます。見事と思いました。
本著は対談方式ですが、原田純さんが多少喋り過ぎと感じました。
これはレビュワー自身が岸田秀氏の
「人間は本能が壊れた生き物であり、子育てのために物語が必要。親の毒はそこから発生
するのだから、親の呪縛から逃れようと思ったら、まず親の作った物語を的確に読み
切った上で、それを打ち破る物語を自分自身で創作することが大切」
というご意見に共感できたからであるとも言えます。岸田氏は精神分析家と云うよりは
精神分析を柱に据えたノンフィクション作家であり思想家と私は捉えており、自分自身は
精神分析をコアに据えたグローバルビジネス前線(但し、目立ちにくいインフラ産業の)で
体を張る実務家で居ようと心を新たにした読書経験になりました。
本著、原田純さんのコメントには「擬制インテリコンプレックス」から来るであろうコメント
が随所に見られますが、岸田氏は的確に分析してみせます。見事と思いました。