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天皇百話 下の巻 (ちくま文庫 つ 2-2) 文庫 – 1989/4/1

5.0 5つ星のうち5.0 2個の評価

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 筑摩書房 (1989/4/1)
  • 発売日 ‏ : ‎ 1989/4/1
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 文庫 ‏ : ‎ 830ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4480022899
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4480022899
  • カスタマーレビュー:
    5.0 5つ星のうち5.0 2個の評価

カスタマーレビュー

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上位レビュー、対象国: 日本

2010年1月5日に日本でレビュー済み
もう平成も22年、昭和天皇や天皇制を論じるにあたっては、せめて本書の内容程度がベースとならないものか。新聞雑誌の緒論を見ながら、つくづくため息が出てしまう。歴史的な議論は深まるどころかどんどん浅くなってきている印象だ。
たとえば「封印された天皇のお詫び」を読めば、宮内庁という役所がニュートラルであるどころか、それ自身、明確にある「政治的」な意図をもった組織であることがよくわかるし、そもそも今般大新聞がこぞって書いているような「政権の横車」VS「天皇をお守りした宮内庁長官」などというプリミティブな構図などありえないことが国民の良識となるはずだ。
あるいは以前防衛大臣の発言が問題となったこともある「原爆投下はやむをえない」という談話を、原爆回避の可能性を握っていた第一級の当事者たる昭和天皇が発していたという驚愕の事実も、今となっては振り返られることもなく埋もれていってしまうのか。
丸山政男は戦前の天皇制を顕教/密教の比喩で分析したが、戦後の象徴天皇制にもちょうど反転した形、つまり顕=政治的に中立な天皇、密=親米保守的な枠を守る天皇という二重性が受け継がれていることが痛感される一冊。
その意味で上巻よりも衝撃的だった。
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