きちんとジェンダーの勉強などした事のない私ですが、
この本を読んで、改めてジェンダーという言葉、名称に対する自分の見識が間違ってる事をつくづく感じました。
そして、もっと勉強したくなりました。
ウーマンリブというとつい男性は男の地位を揺るがそうとする
小うるさい女どもという意識を持ったりしますが
ジェンダースタディとは、なぜ、今の人類があるのか、人類の生存の意味は何なのか
我々はどこから来てどこへ行くのか・・・そんなところまで発展するものであり、
その対象はとてもとても広大で内容も深い物です。
男尊女卑な男性もピンクの服着て愛玩OLやってる女性も是非読むべきです。
(そういう人に限って読むわけないんだけどさ)
相手を批判するには、まず相手と同じ土壌に立たなければフェアでないし
(男女ともです!)
何よりも現在の状況と成り立ちを知る事から始めなければいけません。
(発刊が少し前なので、その当時と今では解釈などが違うかもしれません。
)
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セックス神話解体新書 (ちくま文庫 お 20-2) 文庫 – 1995/9/1
小倉 千加子
(著)
- ISBN-104480030859
- ISBN-13978-4480030856
- 出版社筑摩書房
- 発売日1995/9/1
- 言語日本語
- 本の長さ266ページ
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登録情報
- 出版社 : 筑摩書房 (1995/9/1)
- 発売日 : 1995/9/1
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 266ページ
- ISBN-10 : 4480030859
- ISBN-13 : 978-4480030856
- Amazon 売れ筋ランキング: - 495,968位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2007年11月30日に日本でレビュー済み
「間違いが多い」というよりも、全体的に論証が論証になっていない。論理の飛躍が多すぎる。まず結論ありき。
はっきり言って読む価値はない、トンデモ本です。
幾つか笑える論証をを指摘しておきましょう。
これまで発見された野生児は圧倒的に男性が多い。なぜなら女性は野生では泌尿器系感染症、膀胱炎、尿道炎にかかり易いから。→「文化は女性的で自然は男性」 (ブッ飛びすぎです)
「ジェンダーは言語によって習得され、ジェンダーからセクシュアリティが学習される」らしく、野生児が性欲を持たないことをその例証としていいます。それにしても、たった数十例でもって、しかもそれらは長い長い進化を経た人類が、突然森に放り込まれ、挙句に周りは狼だの何だので、他の種の生物に囲まれて成長した野生児です(猿の群れの中ならまだしも。それでもかなり異常な成長過程です。)。そのような極端に異常な境遇で育った者をたった数十例調べて例証とするのもいかがなものかと。
ましてや性欲が本能でないならば、野生の動物たちが交尾をするモチベーションはなんなのでしょうか???
はっきり言って読む価値はない、トンデモ本です。
幾つか笑える論証をを指摘しておきましょう。
これまで発見された野生児は圧倒的に男性が多い。なぜなら女性は野生では泌尿器系感染症、膀胱炎、尿道炎にかかり易いから。→「文化は女性的で自然は男性」 (ブッ飛びすぎです)
「ジェンダーは言語によって習得され、ジェンダーからセクシュアリティが学習される」らしく、野生児が性欲を持たないことをその例証としていいます。それにしても、たった数十例でもって、しかもそれらは長い長い進化を経た人類が、突然森に放り込まれ、挙句に周りは狼だの何だので、他の種の生物に囲まれて成長した野生児です(猿の群れの中ならまだしも。それでもかなり異常な成長過程です。)。そのような極端に異常な境遇で育った者をたった数十例調べて例証とするのもいかがなものかと。
ましてや性欲が本能でないならば、野生の動物たちが交尾をするモチベーションはなんなのでしょうか???
2010年7月21日に日本でレビュー済み
この本はフェミニズム入門書の体裁をとったエンターテインメントでありまた
プロパガンダ書であると割り切って読んだほうがいい。
確かに面白いし説得力も強烈なのだが
作者の小倉氏いわく
本を読んで急に元気が出て家庭を飛び出したはいいものの
女一人では自活もままならず
かといっていまさら家に戻るわけにもいかず
途方に暮れている「被害者」が多数出たそうなので。
この本を読んで
私も何かしなきゃという衝動にとりつかれた人には
いったん気を落ち着けたうえで
フェミニズムの解説書とフェミニズム批判の本を
それぞれ10冊ずつ読むことをおすすめする。
実地に行動に移すのはそれからでも遅くない。
プロパガンダ書であると割り切って読んだほうがいい。
確かに面白いし説得力も強烈なのだが
作者の小倉氏いわく
本を読んで急に元気が出て家庭を飛び出したはいいものの
女一人では自活もままならず
かといっていまさら家に戻るわけにもいかず
途方に暮れている「被害者」が多数出たそうなので。
この本を読んで
私も何かしなきゃという衝動にとりつかれた人には
いったん気を落ち着けたうえで
フェミニズムの解説書とフェミニズム批判の本を
それぞれ10冊ずつ読むことをおすすめする。
実地に行動に移すのはそれからでも遅くない。
2005年10月23日に日本でレビュー済み
このひとの本や上野千鶴子の本には致命的な欠点があります。それは結論決め打ち、論証思い込みです。「男性はつねにやりたがっている、女性はやりたがっていない」この決め打ちがかれらの論理構成をゆがめて結論をとんでもない方向へ持っていっているのです。というより、先ほどの前提を書きたいがために本を書いている、という印象がつねにつきまといます。ほんらい、よのなかは女性と男性がなかよくして手をつないでこそうまく運営されていくものだとおもうのですが、かれらは女性と男性は対立関係にあるときめうちします。かりにどんな関係にあるとしても、当事者が満足しているのであればわたくしはそれでいいとおもうのですが、そのしあわせな関係をみとめないというかれらの姿勢にはたいへん疑問をおぼえます。
ということで、とてもたかい評価をあたえるわけにはいきません。
ということで、とてもたかい評価をあたえるわけにはいきません。
2004年3月23日に日本でレビュー済み
本書は、心理学者である著者が「社会的な性別役割(ジェンダー)は生物学的な性別(セックス)にしたがって先天的に決まっているものだ」という、無言の常識として世に蔓延する考え方をことごとく斬る、というものです。その語り口はシンプルかつ軽快でありながら、あえて誰もが(自分のために)気づこうとしてこなかったようなある種タブーな部分まで根こそぎ引っこ抜いて、公衆の面前で堂々と料理してしまうような強引さと気持ちのよさがあります。話し言葉がベースになっているので、一気に読めるのではないかと思います。
従来の 男/女 という二項対立に反旗をひるがえすことを旨としつつも、やはりなお 抑圧者である男/被抑圧者である女 という二項対立の上に立たざるを得ないフェミニズムの議論に、私は正直、毎回どうしようもない自己矛盾というか出口のなさを感じざるを得ません。
それでもやはり、出口があろうとなかろうと、私はこの「何も知らずに踊らされ搾取されたまま終わらせない」というエネルギーに共感します。
従来の 男/女 という二項対立に反旗をひるがえすことを旨としつつも、やはりなお 抑圧者である男/被抑圧者である女 という二項対立の上に立たざるを得ないフェミニズムの議論に、私は正直、毎回どうしようもない自己矛盾というか出口のなさを感じざるを得ません。
それでもやはり、出口があろうとなかろうと、私はこの「何も知らずに踊らされ搾取されたまま終わらせない」というエネルギーに共感します。
2003年9月14日に日本でレビュー済み
古い本の文庫版なので内容も時代遅れな所が多々ありますが、それでも面白さは消えてない! 軽い文体なので読みやすく、フェミニズムに興味のある人なら入門編にいいかと思います。ただ、こういった本全てに言えることですが、内容の新鮮さには良い、悪いはつき物ですから(時間が経って間違いが見つかる事もありますし。)、視点を変えるためにも、フェミニズムについての他の本を読む必要も十分あります。
2002年3月7日に日本でレビュー済み
心理学者でありフェミニストである著者が,これまで女性が置かれていた状況についての歴史を分析し,俗説を切って落としながら本質に迫っていく。連続講座の記録なので,書いた文章ではなく語った言葉という要素が強い,すなわちアグレッシブというか強烈なノリで語っているのである(筆記録ではないですよ,勿論)。読んでいると男性としては流し読みできない辛さがありますよね。
私がこの本を手にしたのは,朝日新聞に氏の書いた,田中真紀子更迭についての実に美しいコラムがきっかけでした。しかし本書を読んで,講演のノリは違うもんだなあ!と恐れをなしたところです。唯一,あとがきの末尾,本書の成り立ちを語る文があり,そこは違った雰囲気で,読んでいて心に迫ってきます。この一文だけでも畏るべき筆力です。
私がこの本を手にしたのは,朝日新聞に氏の書いた,田中真紀子更迭についての実に美しいコラムがきっかけでした。しかし本書を読んで,講演のノリは違うもんだなあ!と恐れをなしたところです。唯一,あとがきの末尾,本書の成り立ちを語る文があり,そこは違った雰囲気で,読んでいて心に迫ってきます。この一文だけでも畏るべき筆力です。
2001年4月10日に日本でレビュー済み
アラン・ピーズ、バーバラ・ピーズ『話を聞かない男、地図が読めない女』(主婦の友社) とは正反対のことが書かれている。セーリックマンが名づけた「学習性無気力感」から、私達はどのようにして脱出することができるのか?「愛と結婚と性というものが一体となった近代家族イデオロギー」からどのようにして解放されるのか?というようなチャレンジを受けた。「性は恋愛とともにある時こそ、真実の性たりうる。問題は恋愛能力を備えることにある」と著者は言う。男の無責任さにタガをはめるのも「恋愛能力の育成」ということか。しかし、そこまで「恋愛能力」に価値を置くとき、恋愛を偶像化し、商品化している現代の消費文化にとっぷりと犯されていることにならないか?