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三島由紀夫のフランス文学講座 (ちくま文庫 み 13-10) 文庫 – 1997/2/1
- 本の長さ248ページ
- 言語日本語
- 出版社筑摩書房
- 発売日1997/2/1
- ISBN-104480032479
- ISBN-13978-4480032478
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商品の説明
商品説明
フランス文学は、「小説の方法」の宝庫である。小説の方法論を常に意識し、模索していた三島由紀夫は、フランス文学から多くのインスピレーションを受けてきた。本書は三島のフランス文学に関する著述を網羅している1冊である。編者の鹿島茂は、三島のフランス文学批評が、仏文学者からも国文学者からも軽視されてきたことに苛立ち、本書を編纂したのだという。なるほど、これほど明快に近現代のフランス文学を展望し、その本質をわかりやすくえぐり出した書物というのはほかに見あたらない。少年期に影響を受けたラディゲから、サド、プルースト、バタイユと、多分に「ミシマ的」なチョイスではあるが、批評家三島由紀夫の分析は鋭利かつ明快で、まさに「文学講座」という名にふさわしい本に仕上がっている。三島由紀夫解読の一助としても良いし、またフランス文学を読む手引きとしても役立つだろう。(三木秀則)
登録情報
- 出版社 : 筑摩書房 (1997/2/1)
- 発売日 : 1997/2/1
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 248ページ
- ISBN-10 : 4480032479
- ISBN-13 : 978-4480032478
- Amazon 売れ筋ランキング: - 428,685位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 626位フランス文学研究
- - 1,681位ちくま文庫
- - 76,243位ノンフィクション (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
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(1925-1970)東京生れ。本名、平岡公威。
1947(昭和22)年東大法学部を卒業後、大蔵省に勤務するも9ヶ月で退職、執筆生活に入る。1949年、最初の書き下ろし長編『仮面の告白』を刊行、作家としての地位を確立。
主な著書に、1954年『潮騒』(新潮社文学賞)、1956年『金閣寺』(読売文学賞)、1965年『サド侯爵夫人』(芸術祭賞)等。1970年11月25日、『豊饒の海』第四巻「天人五衰」の最終回原稿を書き上げた後、自衛隊市ヶ谷駐屯地で自決。ミシマ文学は諸外国語に翻訳され、全世界で愛読される。
カスタマーレビュー
星5つ中4.7つ
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2018年4月16日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
とても参考になりました。毎晩毎晩読んでいます。ありがとう、、
2010年8月26日に日本でレビュー済み
解説の鹿島氏が「三島由紀夫こそは、戦後最高の批評家である。なんについてであれ、その本質を、たったのひとことでズバリと言ってのけることのできる天性の批評家は、一世紀のスパンで見ても、そうそう現れるものではない。今でも、なにか、素晴らしい文学作品に出会うたびに、三島由紀夫なら、これをなんと言っただろうと思うことしきりである」という感慨を抱くのも頷けます。三島の卓越した評論家としての才覚、その表現力を堪能できました。