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妊娠小説 (ちくま文庫 さ 13-1) 文庫 – 1997/6/1
斎藤 美奈子
(著)
- ISBN-104480032819
- ISBN-13978-4480032812
- 出版社筑摩書房
- 発売日1997/6/1
- 言語日本語
- 本の長さ300ページ
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登録情報
- 出版社 : 筑摩書房 (1997/6/1)
- 発売日 : 1997/6/1
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 300ページ
- ISBN-10 : 4480032819
- ISBN-13 : 978-4480032812
- Amazon 売れ筋ランキング: - 109,314位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 54位妊娠・出産(一般)関連書籍
- - 126位文学理論
- - 470位ちくま文庫
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2024年4月23日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
安い早い、面白かった。トレンド3月・小説家・見習い・印税をお支払い。
2022年10月19日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
文学は言葉によって抽象化されているが、リアルでなければならない。いかなる趣向がされていても、性交、妊娠、それからあとは出産、あるいは中絶の道を歩まなければならない。その視点からの批評を初めてなし得た記念碑的文章と言えるでしょう。
2022年7月30日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
昔の日本の文学作品から遡りかつ当時の日本の情勢を踏まえながら考察しているため、非常に勉強になりました。
2016年8月7日に日本でレビュー済み
鴎外、島崎ら戦前の作家から、三島、石原ら50年代~60年代に活躍した作家、70年代~90年代の渡辺淳一や春樹や辻仁成くらいまでの作品を取り上げて、実はどれも似たようなパターンで書かれた「妊娠小説」(≒男が女を妊娠させて捨てる話、もしくは、男が妊娠した女に置き去りにされる話)だと指摘する評論本。
「文学」もしくは「文学的」という言葉には何かしらうざったいものというニュアンスがあると思うが、その一因は作家たちが知らず知らずのうちに量産していた「妊娠小説」にあるんじゃないか、というところも言えるか。まあ、高尚な「文学」を揶揄するような本でもあると。
まあ、日本においては妊娠中絶は比較的寛容で、アメリカみたいに中絶医に対する襲撃が起こったり激しい宗教論争があるわけではなく、合法だと。その合法な妊娠中絶にしろ、当事者にとっては重いドラマになり、そしてそれは小説の題材になるが、そういう話はもううんざりだよね、という本です。
「文学」もしくは「文学的」という言葉には何かしらうざったいものというニュアンスがあると思うが、その一因は作家たちが知らず知らずのうちに量産していた「妊娠小説」にあるんじゃないか、というところも言えるか。まあ、高尚な「文学」を揶揄するような本でもあると。
まあ、日本においては妊娠中絶は比較的寛容で、アメリカみたいに中絶医に対する襲撃が起こったり激しい宗教論争があるわけではなく、合法だと。その合法な妊娠中絶にしろ、当事者にとっては重いドラマになり、そしてそれは小説の題材になるが、そういう話はもううんざりだよね、という本です。
2011年2月5日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
知人のおすすめで手にしました。テーマも内容もコミカルですが非常に勉強になる本です。
普段何気なく見聞きしている「常識」にとらわれず、新しい角度でものことを観ている点で、
ロジカルシンキングやクリティカルシンキングのよい手本になります。
この本を読むだけで帰納的に考えるトレーニングになりそうです。
下手なロジカルシンキングやクリティカルシンキングの教本よりよっぽどいいと思います。
もちろん内容もとっても面白いです。この著者の本を数冊読んでみたくなりました。
普段何気なく見聞きしている「常識」にとらわれず、新しい角度でものことを観ている点で、
ロジカルシンキングやクリティカルシンキングのよい手本になります。
この本を読むだけで帰納的に考えるトレーニングになりそうです。
下手なロジカルシンキングやクリティカルシンキングの教本よりよっぽどいいと思います。
もちろん内容もとっても面白いです。この著者の本を数冊読んでみたくなりました。
2007年1月6日に日本でレビュー済み
いわずと知れた斎藤美奈子デビュー作である。
小説の中で「妊娠」が登場するや、「パンパカパーン」と表現してその「喜び(?)」を全身であらわし、あえて「妊娠小説喰い」へ邁進した著者、もちろん冗談でもご苦労様なことであった。
「ここにも」「そこにも」「あそこにも」といった具合に、「妊娠」に視点を固定すると、まことに多くのサンプルがざくざく見つかる快感に、さぞや作業がはかどったことであろう。
妊娠とは時間との闘いであるために、一旦登場するや「ハラハラ」が独特な緊張感となって響いてしまい、小説の中で解決を見るまで、その後の展開にずっと影響を与える。
斎藤はこれを「妊娠小説」と命名した。もちろん、これはフェミの視点なくしては有り得なかった。ただし、「妊娠小説」の時点でフェミを見破ったものは何%くらいいたのだろうか。
斎藤が本当に語りたかったのは、「お話」の都合で体よく妊娠させられたり、流産させられたり、はたまた中絶させられたりしているその勝手さがまかり通る男性優位の文学界と、それを当然のものとしている読者であった。「最近の芸能界も妊娠小説と化しているじゃないか。小説というフィクションの世界だけではなく、現実でもそうなのではないか」とも思えるが、それはやはり計画的と考えたほうが正しいと思う。斎藤のいう「妊娠小説」は、あくまでも「想定外」の妊娠でならなくてはならないし、小説という土俵上でのご都合を指す。
森鴎外であろうが、村上春樹であろうが、「妊娠」というモノサシのもとでは、同じ基準で裁かれる。それが痛快なのだ。渡辺淳一には「死ぬほど多くの」妊娠小説がある、と評したのは満塁ホームラン。
小説の中で「妊娠」が登場するや、「パンパカパーン」と表現してその「喜び(?)」を全身であらわし、あえて「妊娠小説喰い」へ邁進した著者、もちろん冗談でもご苦労様なことであった。
「ここにも」「そこにも」「あそこにも」といった具合に、「妊娠」に視点を固定すると、まことに多くのサンプルがざくざく見つかる快感に、さぞや作業がはかどったことであろう。
妊娠とは時間との闘いであるために、一旦登場するや「ハラハラ」が独特な緊張感となって響いてしまい、小説の中で解決を見るまで、その後の展開にずっと影響を与える。
斎藤はこれを「妊娠小説」と命名した。もちろん、これはフェミの視点なくしては有り得なかった。ただし、「妊娠小説」の時点でフェミを見破ったものは何%くらいいたのだろうか。
斎藤が本当に語りたかったのは、「お話」の都合で体よく妊娠させられたり、流産させられたり、はたまた中絶させられたりしているその勝手さがまかり通る男性優位の文学界と、それを当然のものとしている読者であった。「最近の芸能界も妊娠小説と化しているじゃないか。小説というフィクションの世界だけではなく、現実でもそうなのではないか」とも思えるが、それはやはり計画的と考えたほうが正しいと思う。斎藤のいう「妊娠小説」は、あくまでも「想定外」の妊娠でならなくてはならないし、小説という土俵上でのご都合を指す。
森鴎外であろうが、村上春樹であろうが、「妊娠」というモノサシのもとでは、同じ基準で裁かれる。それが痛快なのだ。渡辺淳一には「死ぬほど多くの」妊娠小説がある、と評したのは満塁ホームラン。
2014年1月16日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
期待した状態ではありませんでした。各ページに赤で書き込みがありました。書き込みがある事をメッセージしてもらいたかったです。
2002年11月12日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
切れ者としてしられる斉藤氏であるが、デビュー作は初初しい。
みょうに力みがはいっている文章や、回りくどさ、しつこさがなんとも言えない。
出だしの切り口の新鮮さはとてもおいしい。
しかし、途中から、だんだんと読むのがおっくうになってくる。
まさに、「処女作」である。
しかし、この「処女作」という表現、斉藤氏はなんか突っ込みいれたくはならないんだろうか。
不思議。
みょうに力みがはいっている文章や、回りくどさ、しつこさがなんとも言えない。
出だしの切り口の新鮮さはとてもおいしい。
しかし、途中から、だんだんと読むのがおっくうになってくる。
まさに、「処女作」である。
しかし、この「処女作」という表現、斉藤氏はなんか突っ込みいれたくはならないんだろうか。
不思議。