AV女優のインタビューで著者に惚れ、読みました。女の私でも楽しく読めます。
エロ雑誌の記事とは違います。どっちかというと腰抜けぎみの著者の自虐ネタも多いです。登場する人たちがすべて愛しくなってしまうような語り口は、永沢さんならではですね。読み物として面白い本です。
でも、男性の「ネタ」にはならないと思います。
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風俗の人たち (ちくま文庫 な 24-1) 文庫 – 1999/10/1
永沢 光雄
(著)
- 本の長さ523ページ
- 言語日本語
- 出版社筑摩書房
- 発売日1999/10/1
- ISBN-10448003515X
- ISBN-13978-4480035158
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登録情報
- 出版社 : 筑摩書房 (1999/10/1)
- 発売日 : 1999/10/1
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 523ページ
- ISBN-10 : 448003515X
- ISBN-13 : 978-4480035158
- Amazon 売れ筋ランキング: - 653,069位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2022年2月18日に日本でレビュー済み
聞く態度がなってないのだが極度の照れ性と憎めなさで対象を愛すべき人物へ昇華する手腕は健在ながら、自己破壊でもあった。
2014年3月9日に日本でレビュー済み
名著『AV女優』の著者が同書と並行して、雑誌『クラッシュ』にて、風俗界で働く人々に取材したルポルタージュをまとめたもの。女性だけでなく、男性をも取材している。文学的な詩情で、風俗という世界で生きる人達を、客観的でいながらも情を持った筆致で描く。『AV女優』もそうだが、この本の魅力は、著者の取材対象者に対する、距離をおきつつも、常に暖かい眼差しが行間から読み取れることである。1990年から1996年、ちょうどバブル華やかなりし頃から、その破裂、そしてそれに続く不況という世相もが、その取材からうかがえるという点で貴重な史料としても位置づけられる名著であろう。
2004年8月12日に日本でレビュー済み
本の中で永沢光雄が書いていたことが、そのまま読者である僕にも当てはまると思った次第。
“このコラムを続けていることでの最大の楽しみは、普通に日常生活を送っているのではなかなか出会うことのできないであろう方々の話が聞けることである。ある時はSMクラブの女王様であったり、ある時はいろいろと苦労しながらピンサロの店を経営しているオジサンであったり……。世の中、まさに十人十色。様々な生き方があるのだなあと思うと、勇気づけられ、嬉しくなってしまう。(本文より抜粋)”
思ったこと。風俗で働いている男の人はみんながみんな「大変」そうです。たとえば風俗店の店長になったとして、客をとる主役は女の子であり、多くの場合、どこかだらしない性格の子が多いらしく、すぐに来なくなる女の子を、何とかおだてて、なだめて、来てもらう、その努力の涙ぐましいこと。
「素股三千円道場」という性感マッサージ店の店長であるKさんの、1日のスケジュールはこんな感じだそう。
“朝九時に出店。営業終了の十二時まで広報や女の子の面接など雑務の仕事。その後伝票を整理し、店の幹部ミーティングを行い、全ての業務が終了するのが午前四時。これが三百六十五日続く。家に帰るのは一年で百日あればいい方である。(本文抜粋)”
うーん。。 凄まじいですなーー。。
バブルの弾ける直前の1990年から取材が始まり、終わるのは1996年。社会情勢に合わせて風俗の形態も変わり、時代の雰囲気に合わせて、客層も変わる。時代の1片を切り取った風俗史としても興味深く読めます。
この本に出てきたお店で現在も営業している店がいくつあるんだろうか? なんて考えながら、本を読み終えました。
最後の方、少し単調な展開だったので、星3つにしましたが、面白い本だと思います。
“このコラムを続けていることでの最大の楽しみは、普通に日常生活を送っているのではなかなか出会うことのできないであろう方々の話が聞けることである。ある時はSMクラブの女王様であったり、ある時はいろいろと苦労しながらピンサロの店を経営しているオジサンであったり……。世の中、まさに十人十色。様々な生き方があるのだなあと思うと、勇気づけられ、嬉しくなってしまう。(本文より抜粋)”
思ったこと。風俗で働いている男の人はみんながみんな「大変」そうです。たとえば風俗店の店長になったとして、客をとる主役は女の子であり、多くの場合、どこかだらしない性格の子が多いらしく、すぐに来なくなる女の子を、何とかおだてて、なだめて、来てもらう、その努力の涙ぐましいこと。
「素股三千円道場」という性感マッサージ店の店長であるKさんの、1日のスケジュールはこんな感じだそう。
“朝九時に出店。営業終了の十二時まで広報や女の子の面接など雑務の仕事。その後伝票を整理し、店の幹部ミーティングを行い、全ての業務が終了するのが午前四時。これが三百六十五日続く。家に帰るのは一年で百日あればいい方である。(本文抜粋)”
うーん。。 凄まじいですなーー。。
バブルの弾ける直前の1990年から取材が始まり、終わるのは1996年。社会情勢に合わせて風俗の形態も変わり、時代の雰囲気に合わせて、客層も変わる。時代の1片を切り取った風俗史としても興味深く読めます。
この本に出てきたお店で現在も営業している店がいくつあるんだろうか? なんて考えながら、本を読み終えました。
最後の方、少し単調な展開だったので、星3つにしましたが、面白い本だと思います。
2002年4月21日に日本でレビュー済み
タイトルがこうだし、もちろん内容もそうなのだが、まじめな本である。まじめだとおもしろくないかといえば、全くそうでなくとてもおもしろい。著者の人間に対する暖かいまなざしと、こうした世界への真摯な関わり方に引っ張られながら、「ふんどしパブ」だの「変態クラブ」だの、胸にもたれそうな話しを次々に読み進められる。この著者はいい。こうした世界だけにうずもらせてはもったいない。極めてまじめな風俗の本。
2016年8月19日に日本でレビュー済み
様々な業態の風俗について、ルポライターの永沢さんが取材しながら思ったことなどがまとめられている本。
実際に雑誌で連載されていたものがまとめられている。
毎月の連載だったらしく、まとめて読むと少し話題が偏っている印象も受けるが、全体的に網羅されているようにも思える。
文章も読みやすく、苦労話やエピソードなど、なかなか客側からは分からない部分も描かれている。
風俗は必要悪であり、なかなか衰える産業ではないと思っていたが、やはりバブル崩壊などでは影響を受けていたのだろう。
1990年代の話がまとめられているが、今はどうなのだろうか…。
ちなみに、この本の著者の永沢さんは風俗体験談を載せていない。
それでも読ませる文章を書いているのは、この人の文才であろう。
実際に雑誌で連載されていたものがまとめられている。
毎月の連載だったらしく、まとめて読むと少し話題が偏っている印象も受けるが、全体的に網羅されているようにも思える。
文章も読みやすく、苦労話やエピソードなど、なかなか客側からは分からない部分も描かれている。
風俗は必要悪であり、なかなか衰える産業ではないと思っていたが、やはりバブル崩壊などでは影響を受けていたのだろう。
1990年代の話がまとめられているが、今はどうなのだろうか…。
ちなみに、この本の著者の永沢さんは風俗体験談を載せていない。
それでも読ませる文章を書いているのは、この人の文才であろう。
2002年9月22日に日本でレビュー済み
面白い内容だが、延々と同じような内容に付き合うのはしんどい。
週刊誌や夕刊紙のコラム記事として、適当な長さで読む分には相応しいが、まとめて読みにはワンパターンの羅列で飽きてくる。
編集をもう少し工夫すべき。
週刊誌や夕刊紙のコラム記事として、適当な長さで読む分には相応しいが、まとめて読みにはワンパターンの羅列で飽きてくる。
編集をもう少し工夫すべき。
2011年12月31日に日本でレビュー済み
著者の作品初購入。
まず、その見た目に圧倒されました。
その厚さといったら、
ちょっとしたポケット辞典位有ります。
「こりゃ読了まで大分かかるな」
と閉口していたのですが、読み始めてみると案外スラスラ読めてしまう。
これは恐らく、我の薄い一人称視点の文体が成せる技かと。
『風俗体験記』でなく
『風俗研究書』でも無い、だけど広大な性の世界を一通り巡ってくれる。『性の水先案内人』
とでも云うべき書物でした。
性風俗の取っ掛かりとしてもオススメ出来ます。
まず、その見た目に圧倒されました。
その厚さといったら、
ちょっとしたポケット辞典位有ります。
「こりゃ読了まで大分かかるな」
と閉口していたのですが、読み始めてみると案外スラスラ読めてしまう。
これは恐らく、我の薄い一人称視点の文体が成せる技かと。
『風俗体験記』でなく
『風俗研究書』でも無い、だけど広大な性の世界を一通り巡ってくれる。『性の水先案内人』
とでも云うべき書物でした。
性風俗の取っ掛かりとしてもオススメ出来ます。