無料のKindleアプリをダウンロードして、スマートフォン、タブレット、またはコンピューターで今すぐKindle本を読むことができます。Kindleデバイスは必要ありません。
ウェブ版Kindleなら、お使いのブラウザですぐにお読みいただけます。
携帯電話のカメラを使用する - 以下のコードをスキャンし、Kindleアプリをダウンロードしてください。
京極夏彦が選ぶ水木しげる未収録短編集 (ちくま文庫 み 4-37) 文庫 – 1999/12/1
- 本の長さ301ページ
- 言語日本語
- 出版社筑摩書房
- 発売日1999/12/1
- ISBN-104480035389
- ISBN-13978-4480035387
この商品を見た後にお客様が購入した商品
ページ: 1 / 1 最初に戻るページ: 1 / 1
登録情報
- 出版社 : 筑摩書房 (1999/12/1)
- 発売日 : 1999/12/1
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 301ページ
- ISBN-10 : 4480035389
- ISBN-13 : 978-4480035387
- Amazon 売れ筋ランキング: - 566,001位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
著者をフォローして、新作のアップデートや改善されたおすすめを入手してください。
1922年、鳥取県生まれ。漫画「ゲゲゲの鬼太郎」「悪魔くん」など著書多数。1991年、紫綬褒章受章。妖怪と精霊を求めて全世界を旅する。1996年 に郷里の境港市に「水木しげるロード」を設立し、「世界妖怪協会」の会長に就任、「世界妖怪会議」を開催する。2003年、旭日小綬章受章(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『姑娘』(ISBN-10:406276735X)が刊行された当時に掲載されていたものです)
1963年生まれ。北海道小樽市出身。
日本推理作家協会 監事。世界妖怪協会・お化け友の会 代表代行。
1994年「姑獲鳥の夏」で衝撃的なデビューを飾る。1996年「魍魎の匣」で第49回日本推理作家協会賞長編部門、1997年「嗤う伊右衛門」で第25回泉鏡花賞、2003年「覘き小平次」で第16回山本周五郎賞、2004年「後巷説百物語」で第130回直木賞を受賞。2011年 「西巷説百物語」で第24回柴田錬三郎賞受賞。2016年 遠野文化賞受賞。2019年 埼玉文化賞受賞。2022年 「遠巷説百物語」で第56回吉川英治文学賞受賞。
カスタマーレビュー
星5つ中4.9つ
5つのうち4.9つ
8グローバルレーティング
評価はどのように計算されますか?
全体的な星の評価と星ごとの割合の内訳を計算するために、単純な平均は使用されません。その代わり、レビューの日時がどれだけ新しいかや、レビューアーがAmazonで商品を購入したかどうかなどが考慮されます。また、レビューを分析して信頼性が検証されます。
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2019年10月26日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
現在テレビで「ゲゲゲの女房」の再放送をやっています。水木先生が、左腕で紙を押さえながら、背中を丸めてかじりつくように貸本漫画を描いてらっしゃるシーンが度々登場します。ご自分のハンデや貧困と闘うように、作画に打ち込んでおられたんだと思います。写真のように緻密な背景には、相当な時間を要されたと想像できますが、それによって将来への不安を打ち消しておられたのかもしれません。戦争から帰ってこられても、世間と闘い続けねばならなかったんだなあと思うと、作品の良し悪しなんて語れません。これは、先生の歴史の一部なんです。
2006年1月16日に日本でレビュー済み
京極氏の書庫はわが憧れ、夢の国(島=ゴミじゃないです)なのだが、その中に一角をシメル水木エリアから選ばれし短編集。さすがに水木先生、一見玉石混交、読み込めば珠玉の作品ばかり。ぜひひとめくりしてみる価値ありです。
2006年12月29日に日本でレビュー済み
私は「ゲゲゲの鬼太郎」が初めて少年マガジンに載った頃には水木氏の作品を読んでいた(「墓場の鬼太郎」を含めて)のだが、本書を読んで未読の物が多いのでビックリした。貴重な本である。
本作に良く出て来る訳知り顔ながら実は無力な老博士は「ウルトラQ」の博士のモデルと睨んでいるのだがどうだろう ? トボけた与太郎はネズミ男を彷彿とさせる。妖花が若い男に取り憑く中国桃仙郷ものは当時良く書かれていたもので、ほとんど覚えていた。
しかし、当時の貧窮の中、このようなマイナー受けする作品を先の見通しも無く描いていた水木氏には本当に感嘆する。選者の京極氏も作者と懇意の関係にあるとは言えさすがの選択であり敬意を表する。
本作に良く出て来る訳知り顔ながら実は無力な老博士は「ウルトラQ」の博士のモデルと睨んでいるのだがどうだろう ? トボけた与太郎はネズミ男を彷彿とさせる。妖花が若い男に取り憑く中国桃仙郷ものは当時良く書かれていたもので、ほとんど覚えていた。
しかし、当時の貧窮の中、このようなマイナー受けする作品を先の見通しも無く描いていた水木氏には本当に感嘆する。選者の京極氏も作者と懇意の関係にあるとは言えさすがの選択であり敬意を表する。
2004年9月26日に日本でレビュー済み
貸本マンガ(「亡者の笛」「おんぼろ小僧一番槍」)、少年まんが(「怪植物」「空とぶ円盤」「妖精」「風の神」「見せ物小屋」「顔ぬす人」「約束」「海じじい」)、エッセイ(近頃の若者たち)「マンガ家の一日」)、青年コミック(「水晶球の世界」「サラリーマン革命」「屁島」「吉備津の釜」「地蔵和讃」「コチョコチョ菌」「てんぎゃん」)の、計19作品を収録。そのうち「おんぼろ小僧一番槍」は本名・武良茂で発表された作品です。
目を引くのは『中一コース』に連載された「なまけの与太郎」が全編おさめられていることです。そのなかの「空とぶ円盤」は新ゲゲゲの鬼太郎の「エンバン実験」としてリライトされています。エッセイ「マンガ家の一日」を読むと、70年代当時の執筆の様子が描かれていて参考になります。
名作はすべて単行本化されてしまったのでしょうか。資料的価値ばかりが目立ちます。しかし収録作品のほとんどが初見というのは何物にも代え難いと思います。
目を引くのは『中一コース』に連載された「なまけの与太郎」が全編おさめられていることです。そのなかの「空とぶ円盤」は新ゲゲゲの鬼太郎の「エンバン実験」としてリライトされています。エッセイ「マンガ家の一日」を読むと、70年代当時の執筆の様子が描かれていて参考になります。
名作はすべて単行本化されてしまったのでしょうか。資料的価値ばかりが目立ちます。しかし収録作品のほとんどが初見というのは何物にも代え難いと思います。