もう少し写真が多い方がよかった。
関西以西版があるといいのに。
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駅前旅館に泊まるローカル線の旅 (ちくま文庫 お 38-1) 文庫 – 2002/10/1
大穂 耕一郎
(著)
- 本の長さ312ページ
- 言語日本語
- 出版社筑摩書房
- 発売日2002/10/1
- ISBN-104480037756
- ISBN-13978-4480037756
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登録情報
- 出版社 : 筑摩書房 (2002/10/1)
- 発売日 : 2002/10/1
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 312ページ
- ISBN-10 : 4480037756
- ISBN-13 : 978-4480037756
- Amazon 売れ筋ランキング: - 387,075位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 1,547位ちくま文庫
- - 2,494位地理・地域研究 (本)
- - 3,266位紀行文・旅行記
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2018年5月2日に日本でレビュー済み
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私は北海道の住人ですが、道内ではかなりの田舎駅にも、廃線となった元駅の近くにも駅前旅館及び元駅前旅館を見かけます。昭和40年代前半までは北海道の道路はまだ整備が遅れていて、行商の人たちが広い道内の開拓地まで鉄道を利用して訪ねていた名残りであると思います。当時と客層は異なったもののまだ元気な駅前旅館も道内に見られます。例えばいまは無人駅となっている妹背牛駅前の旅館の客層は主に公共工事を請け負う人たち、礼文駅前の旅館では漁港の港湾工事の方の様です。本書の著者は北海道についてはあまり取り上げていないのので、これらが消える前に研究する価値はありそうです。
本書はそんな懐かしい、消えゆく運命にある駅前旅館を訪ね歩いた書です。本書が出版されてからだいぶ時がたっています。取り上げられた駅前旅館のどれほどが今残っているのか、気になるところです。
良い本でした。20年近く前のもので値段は93円。お買い得でした。
著者は最後に、整備新幹線の延伸の影で3セク鉄道が生まれ、ネットワークとしての鉄道が分断されていることを憂いています。同感です。国鉄分割民営化の際、台湾のように新幹線をと在来線とは別会社として分割して共存共栄の形にすべきだったと思います。
本書はそんな懐かしい、消えゆく運命にある駅前旅館を訪ね歩いた書です。本書が出版されてからだいぶ時がたっています。取り上げられた駅前旅館のどれほどが今残っているのか、気になるところです。
良い本でした。20年近く前のもので値段は93円。お買い得でした。
著者は最後に、整備新幹線の延伸の影で3セク鉄道が生まれ、ネットワークとしての鉄道が分断されていることを憂いています。同感です。国鉄分割民営化の際、台湾のように新幹線をと在来線とは別会社として分割して共存共栄の形にすべきだったと思います。
2014年1月27日に日本でレビュー済み
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少しディープな内容です。昔の鉄道事情も著者が鉄道FANということもあり随所に散りばめられています。評価の別れる内容かもしれませんね。
2013年7月11日に日本でレビュー済み
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こんな旅館に泊まれるのはおじさんならでは。女子的には多分無理なので、「こういうとこ泊まってみたい!」とわくわくしながら読みました。
「ローカル線の駅前にある個人旅館宿泊の体験記」というのが、内容的には正しいかも?!
「ローカル線の駅前にある個人旅館宿泊の体験記」というのが、内容的には正しいかも?!
2019年3月24日に日本でレビュー済み
面白かった! 鉄道と旧い建物の写真を撮るのが好きな僕のようなオジさんにはピッタリ。
早速、何軒か、今でもその旅館が存命か? 見て歩いちゃいました。
なかなか泊まる勇気が出ない旧い駅前旅館ですが、
大穂さんの勇気を見習ってひとり旅、ひとり宿泊、してみようかな? 無くならないうちに。
早速、何軒か、今でもその旅館が存命か? 見て歩いちゃいました。
なかなか泊まる勇気が出ない旧い駅前旅館ですが、
大穂さんの勇気を見習ってひとり旅、ひとり宿泊、してみようかな? 無くならないうちに。
2012年9月12日に日本でレビュー済み
旅館より、周辺の鉄道について詳しく載っています。旅館をもう少し、詳細に書いて欲しかったです。駅前旅館の写真集が欲しくなりました。
2005年11月19日に日本でレビュー済み
「駅前旅館」とは最近聞き慣れない言葉だが、この本を読んでその意味や意義、そして著者の駅前旅館への熱い想いが僕の心に強く残った。
鉄道とともに重要な役割を担った駅周辺の施設、例えば駅前食堂、倉庫や官舎、バスやタクシーの営業所、雑貨屋、自転車置屋、新聞屋などとともに駅前旅館も欠かせない存在だった。しかし社会の絶え間ない変化について行けずに姿を消したものが非常に多い。
地域密着型とか地元の人々とのふれあいといった聞こえだけ良い空々しい言葉が世間にあふれる中で、無口で飾り気のない駅前旅館こそ地方色そのままのホンモノの地域密着施設(というより地域そのもの)である。
だからその地域や社会、土地の歴史を学ぶには最高の施設である。著者は言う。駅前旅館に泊まる感覚はホームステイに近い、と。
しかし駅前旅館は今も減りつづけている。自然体でつづられた駅前旅館の素朴な楽しさ、意義深さに僕は感慨をあらためる一方、駅前旅館になんとか残っていてほしいという著者の熱い想いがときどき悲痛な叫びとなって僕の耳にとどく。このまま駅前旅館の廃頽が進んでもいいのか、と。
願わくばこの熱い想いが多くの人々に伝わり、駅前旅館のすばらしさが広く認められることを僕も切に望んでいる。
「駅前旅館」とは最近聞き慣れない言葉だが、この本を読んでその意味や意義、そして著者の駅前旅館への熱い想いが僕の心に強く残った。
鉄道とともに重要な役割を担った駅周辺の施設、例えば駅前食堂、倉庫や官舎、バスやタクシーの営業所、雑貨屋、自転車置屋、新聞屋などとともに駅前旅館も欠かせない存在だった。しかし社会の絶え間ない変化について行けずに姿を消したものが非常に多い。
地域密着型とか地元の人々とのふれあいといった聞こえだけ良い空々しい言葉が世間にあふれる中で、無口で飾り気のない駅前旅館こそ地方色そのままのホンモノの地域密着施設(というより地域そのもの)である。
だからその地域や社会、土地の歴史を学ぶには最高の施設である。著者は言う。駅前旅館に泊まる感覚はホームステイに近い、と。
しかし駅前旅館は今も減りつづけている。自然体でつづられた駅前旅館の素朴な楽しさ、意義深さに僕は感慨をあらためる一方、駅前旅館になんとか残っていてほしいという著者の熱い想いがときどき悲痛な叫びとなって僕の耳にとどく。このまま駅前旅館の廃頽が進んでもいいのか、と。
願わくばこの熱い想いが多くの人々に伝わり、駅前旅館のすばらしさが広く認められることを僕も切に望んでいる。
2005年9月18日に日本でレビュー済み
昨今、そうはお目にかかれない紀行文だ。
好不況などとは全く無関係に、紀行文や旅行案内の世界では
タラソテラピーのホテル…とか、部屋専用の露天風呂…なんていう
贅沢三昧なことばが満載だが、この本はそんな気配全くなし。
宿泊料を気にし、夕食が家庭料理であることを喜んで泊まっている。
全編を通じて流れる「貧乏くさい気配」が絶妙に良い感じ。
(決してけなしているのではないつもりだが…)
特に、「木更津・祇園」の項の貧乏くささは珠玉。一篇の映画。
自分は今は全くこんな旅行はしなくなってしまったが、
よくよく考えれば一度は通った道。
今の時代にこれを書ける日本人は何人もいるまい。
好不況などとは全く無関係に、紀行文や旅行案内の世界では
タラソテラピーのホテル…とか、部屋専用の露天風呂…なんていう
贅沢三昧なことばが満載だが、この本はそんな気配全くなし。
宿泊料を気にし、夕食が家庭料理であることを喜んで泊まっている。
全編を通じて流れる「貧乏くさい気配」が絶妙に良い感じ。
(決してけなしているのではないつもりだが…)
特に、「木更津・祇園」の項の貧乏くささは珠玉。一篇の映画。
自分は今は全くこんな旅行はしなくなってしまったが、
よくよく考えれば一度は通った道。
今の時代にこれを書ける日本人は何人もいるまい。