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尾崎翠集成 (上) (ちくま文庫 お 37-1) 文庫 – 2002/10/9

4.2 5つ星のうち4.2 17個の評価

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第七官界彷徨,歩行,こおろぎ嬢,地下室アントンの一夜 他
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登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 筑摩書房 (2002/10/9)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2002/10/9
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 文庫 ‏ : ‎ 375ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4480037918
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4480037916
  • カスタマーレビュー:
    4.2 5つ星のうち4.2 17個の評価

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上位レビュー、対象国: 日本

2013年1月12日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
収録作品

1
第七官界彷徨
「第七官界彷徨」の構図その他
歩行
こおろぎ嬢
地下室アントンの一夜

2
香りから呼ぶ幻覚
或る伯林児の話
初恋
山村氏の鼻
詩人の靴
匂い――嗜好帳の二三ペエジ
捧ぐる言葉――嗜好帳の二三ペエジ
木犀
漫漕
新嫉妬価値
途上にて
詩二篇 神々に捧ぐる詩
 チヤアリイ・チヤツプリン
 ヰリアム・シヤアプ

3
書簡
座談「炉辺雑話」より
女流詩人・作家座談会
 
 「第七官界彷徨」を読んで尾崎翠に興味を持ち、もっと作家とその作品について知りたいと思った私にとって、この『尾崎翠集成』はうってつけのものでした。
 上巻である本書には、「第七官界彷徨」をはじめとした小説、詩、書簡、座談が収められています。
 「「第七官界彷徨」の構図その他」では「第七官界彷徨」の意図、計画などについて書かれており、作品の背景を知ることができます。「歩行」、「こおろぎ嬢」、「地下室アントンの一夜」では「第七官界彷徨」に関連する人物が登場しているので、「第七官界彷徨」とあわせて読めばいっそうそれぞれの作品を楽しめるのではないかと思います。
 また、書簡は親友である松下文子や姪、甥などに宛てたもので、相手の健康を気遣うさまや食べ物をもらって喜んでいる様子などに翠の人となりが垣間見れて興味深いです。松下文子や甥への手紙で、好きな作家である獅子文六や北杜夫の文庫本を送ってほしいと催促する姿はなんともかわいらしく、意外な一面を知ることができます。
14人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2017年10月21日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
安価なので中古本だと思いましたが届いたのは新品でした。きっと書店で在庫期間が長かったのでしょう。日本の近代文学ではあまり話題にのぼることのないこの作者の魅力のいっぱいつまった書籍でした。冒頭の代表作は、笑って良いのか哀れんで良いのか・・・。昔の女性は優しかったんだなぁと思いました。そういう日本女性、いまどこ行っちゃったんだか。
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2005年10月13日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ある偶然のきっかけから尾崎翠さんの存在を知りました。今ではそのきっかけをくれた神様に感謝している次第です。本書に収録されている短篇の発表された年を後から確かめるとぶっ飛ぶのですが、古臭さや色褪せた感じは微塵もなし。逆に先鋭的であり、前衛的であり、「どうしたらこんな設定を思いついて、しかもそんな話が書けちゃうの?」というナニモノも超越した凄味をひしひしと感じるのです。戦後、尾崎さんの作品が「再発見」されて執筆の依頼が殺到したそうですが、それを拒否してしまう。惜しいことをしたと思うが、だからこそ、彼女の作品群がより特異な輝きを帯びつづけることになるのかも知れません。本書で残念だったのは、もう少し読み仮名を増やして欲しかったこと。浅学な私には読めない字句が山積してしまう有様。
23人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2013年4月17日に日本でレビュー済み
【不思議な小説】
尾崎翠(みどり)(1896〜1971)の「よほど遠い過去のこと、秋から冬にかけての短い期間を、私は、変な家庭の一員としてすごした。そしてそのあひだに私はひとつの恋をしたやうである」と始まる『第七官界彷徨』は、何とも不思議な小説だ。

「人間の第七官にひびくような詩」を書きたいと願っている赤いちぢれ毛の娘と、精神科医の長兄、肥料を研究している学生の次兄、それに音楽受験生の従兄弟の4人が、廃屋の一つ屋根の下で暮らす日常が描かれているが、苔が恋愛をしたり、部屋でこやしを調合して煮る臭いが漂ってきたり、名状しがたい感覚の世界が広がっている。現実離れしていながら、妙に懐かしい世界なのだ。

【波瀾の生涯】
翠は、どういう生涯を送ったのか。明治29(1896)年、鳥取生まれ。父は小学校校長、長兄は後に海軍中佐、次兄は僧侶、東大卒の三兄は肥料会社重役となる。鳥取高女時代は理科、数学、国語、漢文、英語、音楽の成績優秀な生徒であった。17歳で卒業後、小学校の代用教員として勤めながら、文学に親しむ。男っぽいが、親切な性格であった。

22歳で日本女子大国文科に入学するが、文芸誌に創作を発表したことが大学当局から問題視されたため、自主退学し、文学の勉強に専念。34歳の時、『第七官界彷徨』を発表。35歳の時、文学仲間で10年下の高橋丈雄との結婚を決意し、高橋の家で同棲を始めるが、翠の強度のノイローゼが悪化したため、10日余りで自分の家に戻る。この直後、長兄が翠を強制的に鳥取に連れ戻した。38歳以降は、東京の文学上の友人との交信も絶え、戦中・戦後にかけては生死のほども不明となる。しかし、翠は死んではいなかった。郷里でひっそりと暮らし続け、74歳で逝去。

【親友にとっての翠】
林芙美子の『落合町山川記』には、翠のことが親しみを込めて随所に書かれている。「此堰の見える落合の窪地に越して来たのは、尾崎翠さんといふ非常にいい小説を書く女友達が、『ずつと前、私の居た家が空いてゐるから来ませんか』と此様に誘つてくれた事に原因してゐた」。「私は障子を張るのが下手なので、十六枚の障子を全部尾崎女史にまかせてしまつて、私は大きな声で、自分の作品を尾崎女史に読んで聞いて貰つたのを覚えてゐる。尾崎さんは鳥取の産で、海国的な寂しい声を出す人であつた。私より十年もの先輩で、三輪の家から目と鼻のところに、草原の見える二階を借りてつつましく一人で住んでゐた。この尾崎女史は、誰よりも早く私の書くものを愛してくれて、私の詩などを時々暗誦してくれては、心を熱くしてくれたものであつた」。

翠の紹介で移り住んだこの落合の家で、芙美子は『放浪記』出版の通知を受け取り、たちまち売れっ子作家になっていった。そして、ちょうどその頃、翠は『第七官界彷徨』に取りかかっていたのである。

【恋人にとっての翠】
恋人であった高橋丈雄が、後年、「恋びとなるもの」という一文で、翠の思い出を語っている。「彼女は日頃、自分の容貌を醜悪視して、『あたしの顔って、ベェトーベンのデスマスクにそっくりだって友だちに云われるのよ』と、笑ってみせたりしていた。その夜、僕の家の蚊帳の中で、彼女は童女に変身し、喜々として、幼児の頃からの自叙伝などを語った。いったい僕のどこに惚れたんだいと聞くと、一目惚れよ、古風でしょう、あなたって、灌木の中に、一本高く聳え立つ喬木のような人ですもの、と詩的表現を以て答えた。夜更けて、話がとぎれてしまった。このとき、彼女はやっとの思いで囁いた。襲いかかってくる人、好き」。

【甥にとっての翠】
甥の小林喬樹が、「伯母尾崎翠の思い出」の中で、「伯母は終生未婚で自分に子供の無かったせいもあり我々甥や姪を我子のように大変可愛がってくれた。伯母は湿っぽさの無いからりとした性格でユーモアに富んでおり、豪放闊達かつ磊落な男っぽいとも言える人であった。所謂通俗的な意味での女性的な細やかさは無く、また男っぽいと言っても図太さとか逞しさは無く、非常に純粋であるが反面或る脆さというか弱さを持った人でもあった。それにしてもあまりに物欲の無い人だった」と述懐している。

【私にとっての翠】
翠を熱烈に敬慕する加藤幸子が、「彼女の作品にみなぎる透明な明るさ、優しい文体とすぐれたレトリック、そして異常なほどに深く人間心理を貫いてみせる知性が自分には及びもつかぬ天才としか思われなかった」と、翠讃歌を高らかに歌い上げている。

翠は、ハンス・クリスチャン・アンデルセン原作、森鴎外訳の『即興詩人』に登場する少女・ララが巡り合ったような恋に憧れていたのではないか、私は勝手にこう想像している。翠は、30歳の時、「少女の友」5月号に『少女(おとめ)ララよ』を載せているのだ。盲目の美少女・ララと即興詩人・アントニオの清らかな愛がテーマである。

【参考文献】
・『尾崎翠全集』 尾崎翠著、稲垣真美編、創樹社、1979年
・『尾崎翠の感覚世界』 加藤幸子著、創樹社、1990年
・『尾崎翠集成』(上・下巻) 尾崎翠著、中野翠編、ちくま文庫、2002年
・「尾崎翠――シスターフッドの感覚世界」 森まゆみ著、文春文庫『断髪のモダンガール――42人の大正快女伝』所収、2008年
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2007年1月15日に日本でレビュー済み
たまたま「こほろぎ嬢」の劇場招待券が当たり、下北沢の映画館まで足を運んで映画を見たのがきっかけでした。

その何ともいえぬ世界観に嵌ってしまい、早速、本屋に足を運びこの本を手に入れました。

「第七官界彷徨」「歩行」「こおろぎ嬢」「地下室アントンの一夜」のこの第一部に収められた4作品で圧倒されました。昭和初期の作品とは思えない瑞々しさを感じました。

そこに書かれている初恋や失恋は、決してせつなさを感じさせない、どこか突き抜けてしまっている明るさを感じます。

病で筆を折ってから再評価され、「第七官界彷徨」が「黒いユーモア」というアンソロジーに所収されたそうですが、確かに、そこには現代でも十分通用するユーモアのセンスが光っています。

理知的に、言葉に拘った作品は、そうしたユーモアのセンスに彩られて、素晴らしい輝きを放っているように思います。

続けて、下巻も一気に読みたくなりました。
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レポート
2004年11月15日に日本でレビュー済み
一読してとにかく驚いた。話には聞いていたが、凄い作家が居たものだ。安部公房に極めて近い匂いを私はこの作家に感じているが、この作品は1931年のものなのだ。一種異様な閉鎖的な場所で、小さな世界にひどく深く沈みこんでゆく様子は、寧ろ埴谷雄高に一層近いかもしれない。
思えば彼女は、カフカとほぼ同時代の人間なのだ。しかしつくづく、彼女の活動期が極めて短いことが惜しまれる。ここから花開くべき文学の宇宙もあったろうに、それは「何か」によって未然に立ち消えてしまったのだ。
今、彼女の作品に触れることのできた、その幸福なめぐり合わせに感謝する。
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2012年2月18日に日本でレビュー済み
尾崎翠(オサキミドリ)は芥川龍之介、佐藤春夫、横光利一、梶井基次郎、宮本百合子、林芙美子などと同世代であったが、一刻の光芒のような作家だ。その活動は75歳で病没するまでの間、24歳からの12年間に過ぎなかったという。だが残された作品の特異な世界は、独特の魅力に満ちている。

読了したもののうち、やはり評判の「第七官界彷徨」とその系列の作品が一番か。これらは上巻に収められている。日本女子大時代、兄の下宿に同居した時の体験が下敷きらしいが、現実離れした人々が演じる喜劇のような悲劇のような、しかしのどかさを感じさせる、不思議な魅力に満ちた作品である。

下巻にある「無風帯から」は在学中に発表して、学校が問題視、自主退学となった作品だが、僕が光子という異母妹に対する細やかな愛情を述べた秀作だ。あと「花束」「詩『嵐の夜空』」「空気草履」「露の珠」「頸飾りをたずねて」などがよかった。空気草履以下の3つは少女小説だが、心の洗われる美しい文章である。

編者の中野翠は下巻収録の「アップルパイの午後」を褒めているが、私は左程でもなかった。話は面白いが結末が少し物足りない。ともあれ消えていった多くの物書きの中で、寡作であっても評価さるべき作家と思う。なお中野は筆名に翠を尾崎から取ったそうだ。
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