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小津安二郎の食卓 (ちくま文庫 き 17-1) 文庫 – 2003/10/1

4.7 5つ星のうち4.7 7個の評価

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 筑摩書房 (2003/10/1)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2003/10/1
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 文庫 ‏ : ‎ 282ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4480038884
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4480038883
  • カスタマーレビュー:
    4.7 5つ星のうち4.7 7個の評価

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貴田 庄
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カスタマーレビュー

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上位レビュー、対象国: 日本

2013年5月9日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
小津の映画のように淡々と語り、小津の人柄がにじみ出るような食の話題は飽きなかった。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2013年6月21日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
小津映画にしょっちゅう登場したお食をテーマとした本です。小津映画すきな方にお薦め。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2013年2月26日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
死後半世紀経過、調べている人がいて読む人が存在している。 スタッフ全員製作した作品がビデオになりDVDになり鑑賞されていることなど知るよしもなかったであろう。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2010年8月2日に日本でレビュー済み
小津映画に数多く登場する食に関係するシーンを、ラーメン、鰻等の食物だけでなく、料理屋の女将、鮨屋の客、BAR等の章も立て、名場面の演出や変奏曲のように繰り返し登場させた特定の食と人の関係から、小津映画の魅力の秘密に迫る好著だ。

小津映画のファンなら、章のタイトルから分析対象の作品の見当がつくだろう。鱧(渋い!)は秋刀魚の味。ラーメンはお茶漬けの味と秋日和で、両作のシーンの作り方の違いから演出方法の様式化の進行を語る。バー・ウィスキー・サラリーマンの組み合わせは今のサラリーマンも共感する場面ばかりだ。

秋刀魚の味の軍艦マーチのシーンを絶賛し、麦秋を最高の日常グルメ映画とする見方には同意できる。映画のショットの写真や店の看板等の挿絵、会話の活字化、映像化されなかった脚本の紹介もある。

単行本にあったグルメ手帖の写真版は文庫本にはない。グルメ手帖を活字に起こしたものが「小津安二郎東京グルメ案内」にある。本書の主眼は小津作品中の食の場面の分析。「〜案内」は実際に監督が食べた物を求めた、現役の店やおもかげの探訪記。一部重複はあるが、併読を薦める。
7人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2000年11月17日に日本でレビュー済み
 小津監督の映画には和食の味がする。若い頃は、ステーキ、豚カツと脂ぎったものやイタリアンなどの洋食をつい食べがちだが、40を過ぎるようになると、秋刀魚にご飯、湯豆腐に熱燗というようなメニューがよくなってくる。シンプルな料理は、素材とだしで味の大半が決まる。
ごまかしはきかない。小津監督には「豆腐屋には豆腐しか作れない」という言葉があるが、これは長年職人として名画を作り上げてきた自負だ。いい俳優といい演出があってこそ「うまい豆腐」はできる。秋刀魚はまさに焼き加減一つだ。一見シンプルな中に深い味のある小津映画を小津監督の食という視点から解説した名著だと思う。巻末のグルメ手帳は注目。
8人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2011年6月11日に日本でレビュー済み
シーンに散らばる飲食シーンを題材に、小津映画への愛が溢れた評論になっている。
読むと、まずそこに書かれた店に行ってみたくなる。その前に、鰻が食いたくなる。トンカツが食いたくなる。
問題のない評論のようだが、1点納得できない個所がある。小津が戦争に反対してかのような表現が散見される。その真偽は分からない。著者もその根拠に渉猟したという小津の日記を持ち出していないから、そういった直接的な表現を小津はしていないのだろう。
では、どうだったか、戦争反対は著者の希望的観測だろう。
小津の映画に共通するテーマを私は、「懐かしさ」だと考える。過ぎ去った日々、これから失われるだろうことへの懐かしさだ。
そうすれば、映画の中で小津が戦友が軍歌を歌い、軍艦マーチに合わせて、敬礼し合うことに説明がつく。
そこにあるのは、戦争という非日常であり、不条理な世界であろうとも、そこで会った人、そしてその人たちとの日々は懐かしいこととして、思い出されるのだということ。
飲食をテーマにした本書にとって、戦争のくだりは蛇足である。
4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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