素晴らしい!の一言です。
岩合さんの人となりがとてもよく表れています。
写真はもちろんのこと、まったく飾らないというか、押し付け感のない文章が本当に素敵です。心に響きました。
文庫本でとてもお値打ち感もありますし、「写真集はちょっと・・・」という方や、若い方にはぜひ読んで欲しいですね。
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生きもののおきて (ちくまプリマーブックス 133) 単行本 – 1999/11/1
岩合 光昭
(著)
- 本の長さ152ページ
- 言語日本語
- 出版社筑摩書房
- 発売日1999/11/1
- ISBN-104480042334
- ISBN-13978-4480042330
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商品の説明
内容(「MARC」データベースより)
アフリカ。地球上で最も多くの野生が残る大陸。比類のないダイナミックな自然、広大なサバンナ。そこで多様な生命の営みを繰り広げる生きものたちの姿を、カラー写真60点と文章で紹介する。
登録情報
- 出版社 : 筑摩書房 (1999/11/1)
- 発売日 : 1999/11/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 152ページ
- ISBN-10 : 4480042334
- ISBN-13 : 978-4480042330
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,013,633位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 3,471位動物学
- カスタマーレビュー:
著者について
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1950年東京生まれ。19歳のとき訪れたガラパゴス諸島の自然の驚異に圧倒され、動物写真家としての道を歩み始める。以来、地球上のあらゆる地域をフィールドに野生動物や大自然、さらに身近なイヌやネコを撮影し続けている(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『Be Happy iwago mitsuaki radio essay』(ISBN-10:4887451725)が刊行された当時に掲載されていたものです)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2010年12月6日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
掲載されている写真は、
14.6 x 10.8という小さいスペースでありながら、
臨場感があり迫力満点である。
この写真だけでも価値がる。
内容も深い。
著者のアフリカでの経験から、
写真と共に真の野生の姿が書かれており、
非常に面白い。
随所で野生への誤解や思い込みが指摘されている。
それと同時に野生への正しい接し方が書かている。
「本当の保護とは何か」を考えさせられることであろう。
14.6 x 10.8という小さいスペースでありながら、
臨場感があり迫力満点である。
この写真だけでも価値がる。
内容も深い。
著者のアフリカでの経験から、
写真と共に真の野生の姿が書かれており、
非常に面白い。
随所で野生への誤解や思い込みが指摘されている。
それと同時に野生への正しい接し方が書かている。
「本当の保護とは何か」を考えさせられることであろう。
2014年11月24日に日本でレビュー済み
1999年にちくまプリマーブックスとして出たものの文庫化。
多数のカラー写真を使いながら、アフリカの動物たちを紹介したエッセイだ。セレンゲティとンゴロゴロに長期滞在した際の取材をもとにしている。
タイトルのとおり、動物の世界の厳しさが前面に押し出されている。狩るものと狩られるもの。頻発する死。ただ、そこには死を覆い尽くすような豊穣な生も描かれており、感慨深い。さらには、人間の感性で動物の世界を見ることの傲慢さも指摘されている。
とはいえ、岩合さんの写真である。ライオンの子ども、ヌーの子どもの愛らしさは何ともいえない。
多数のカラー写真を使いながら、アフリカの動物たちを紹介したエッセイだ。セレンゲティとンゴロゴロに長期滞在した際の取材をもとにしている。
タイトルのとおり、動物の世界の厳しさが前面に押し出されている。狩るものと狩られるもの。頻発する死。ただ、そこには死を覆い尽くすような豊穣な生も描かれており、感慨深い。さらには、人間の感性で動物の世界を見ることの傲慢さも指摘されている。
とはいえ、岩合さんの写真である。ライオンの子ども、ヌーの子どもの愛らしさは何ともいえない。
2009年5月8日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
今まで動物を人間の目線で見ていたけど、見方を変えさせてもらいました。
人間のエゴと自然の動物、考えさせられます。
人間のエゴと自然の動物、考えさせられます。
2004年4月16日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
たぶん子供向けに書かれたものだと思いますが、大人が読んでもとても面白いです。岩合さんの著書の中で一番好きな本です。文章もすばらしいのですが、やはり写真が最高です。アフリカの生きものたちのようすが強烈に伝わってきます。何度読み直してもあきません!
2010年5月19日に日本でレビュー済み
動物写真家の岩合光昭氏がアフリカに居住しながら撮影した野生動物の生態記録である。これを読んで(見て)残酷と思う方もいれば、興味津々に眺める方もいると思う。ライオンがトムソンガゼル幼獣の頭に食らいついている、泥に埋まって命を落としたヌーの肉体を貪るワシ、産み落とす寸前のヌーの子をハイエナが盗み去る話など、動物愛護の方々には驚愕のシーンの連続である。
しかし、これが動物の世界の現実である。
生きるために、他者の命を貪り食わなければ滅んでしまう動物たちの姿である。
この作品の中で岩合氏が、自身を動物の世界におけるひとつの動物の異種として物事をみていることである。
時として人間を襲うライオンであるが、その百獣の王ライオンの子どもたちもハイエナの餌食となるそう。
人間は異種ということや主義主張が異なるといって戦争をするが、あれは動物としての抑えられぬ本能で闘っているのか、と思ってしまう。
そういった食物連鎖ではないが、自然環境も含めてのことを考えていると、人間社会での揉め事や争いは仕方の無いもの、そう思えてくる。
なんとか丸く治めようというより、なるようにしかならないと時間に任せておけと開き直れば、変に悩まなくともよいのでは。
しかし、これが動物の世界の現実である。
生きるために、他者の命を貪り食わなければ滅んでしまう動物たちの姿である。
この作品の中で岩合氏が、自身を動物の世界におけるひとつの動物の異種として物事をみていることである。
時として人間を襲うライオンであるが、その百獣の王ライオンの子どもたちもハイエナの餌食となるそう。
人間は異種ということや主義主張が異なるといって戦争をするが、あれは動物としての抑えられぬ本能で闘っているのか、と思ってしまう。
そういった食物連鎖ではないが、自然環境も含めてのことを考えていると、人間社会での揉め事や争いは仕方の無いもの、そう思えてくる。
なんとか丸く治めようというより、なるようにしかならないと時間に任せておけと開き直れば、変に悩まなくともよいのでは。
2010年11月11日に日本でレビュー済み
文庫本ながら、アフリカの野生動物たちの写真は、迫力があります。
生と死について、ありきたりな、人間の押し付けは誤っているのでは、という記述が何度も出てきます。岩合さんの娘さんの、とても素直なものの見方には驚かされますが、それをまた素直に「そうかもしれない」と受け止める岩合さんの感性もすごい。読んでいて、「深いな〜」とたびたびうならされました。
生と死について、ありきたりな、人間の押し付けは誤っているのでは、という記述が何度も出てきます。岩合さんの娘さんの、とても素直なものの見方には驚かされますが、それをまた素直に「そうかもしれない」と受け止める岩合さんの感性もすごい。読んでいて、「深いな〜」とたびたびうならされました。