実はヴィトゲンシュタインについての基本を知るために、
彼について書かれているものを5、6冊の本を読みましたが、
やはり難しくて消化不良になっていました。
哲学を学んだ事がないので、20年くらい右往左往してしまいましたが、
本書で、かなり前に進めた感じがしました。
少々、永井先生の思いが強く書かれているかな、と感じますが、
その思いは、難解なヴィトゲンシュタインを理解させようとするに当たって、
とても良いリファレンスとして提供されていると感じました。
日本には哲学者はほとんど居ないに等しく、哲学史者は非常に多いと聞きます。
ヴィトゲンシュタインについては、哲学史者による解説書では概略が、
見えませんでした。
永井先生の本著を読むことで、全体像が見えてきて、
ヴィトゲンシュタインの主張の何処をさらに学ぶべきかを
考えさせてくれるのではないかと思います。
入門書として良書だと思います。
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ウィトゲンシュタイン入門 (ちくま新書 20) 新書 – 1995/1/20
永井 均
(著)
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- 本の長さ222ページ
- 言語日本語
- 出版社筑摩書房
- 発売日1995/1/20
- ISBN-104480056203
- ISBN-13978-4480056207
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登録情報
- 出版社 : 筑摩書房 (1995/1/20)
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- 言語 : 日本語
- 新書 : 222ページ
- ISBN-10 : 4480056203
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2020年12月19日に日本でレビュー済み
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私の理解力が足りないかもしれないですがかなり難しい内容でした。しかしここで言う「難しい」ことを私とあなたでは全く同じものとして共有できることはありません。私の心の中の表象と他者の表象、その差異を認めるということが「言語ゲーム」であり、それこそがこの本でウィトゲンシュタインの人生を通して得られた主題なのではないでしょうか。
2023年7月4日に日本でレビュー済み
2016年4月18日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
この本は数十年単位でウィトゲンシュタインと向き合ってきた人でないと書けない本だと思う。入門とあるが、実際はとてつもなく難しい。もっと言うと、「わからない」。いや、「わからない」ことこそがウィトゲンシュタインの本質だと言ってもよい。永井均が他の解釈者と違い優れている点は永井がこの「わからなさ」を大事にしている点にある。永井均の画期的な卓見だと思う点は、後期ウィトゲンシュタインの「語りえないもの」は語りえないので、ウィトゲンシュタインは本当に語らなかったのだと指摘している所。こうした点はウィトゲンシュタイン研究という観点から見て、世界的にも非常に優れているのではないかと思う。
2023年5月25日に日本でレビュー済み
ウィトゲンシュタイはとても魅力的な文を書く。しかし、その本質を知るのは私には難しかった。この入門書も難しい。何度も読んで諦めた。今回やっとこの本に書かれている事が腑に落ちた。30年かかった。この本は入門書以上の価値があると思う。
2021年1月18日に日本でレビュー済み
永井先生は「なぜ私はこの私なんだろう?」という幼少期からの問題意識と同じ問題意識をウィトゲンシュタインがただひとり明晰に表現していたことを学生時代に知って強く感動したのだそうです。永井先生はこれまでの解釈者たちがことごとく見落としてきたウィトゲンシュタイン哲学の核心に気がついたと言います。本書は類書中でも飛び抜けて深いウィトゲンシュタイン解釈だと思えます。初版刊行時に読んだときにはそのすごさがわからずにいました。だいぶ後になって読み返してみたら、ウィトゲンシュタインが執拗にこだわった「語りえないもの」の問題の真相が浮かび上がってきて、偉大な哲学の偉大たる所以がわかってきました。
わかってみると、永井先生がそう言っているわけではないが、二十世紀最大の天才哲学者の称号をウィトゲンシュタインと二分するあのハイデガーの思索とも似ているんだなとも気がついた。ハイデガーも、感じることはできてもどうにも言語化できない経験をどうにかギリギリまで言語化しようと格闘してるような印象を受けるので。批評家スタイナーがその優れたハイデガー論の中でウィトゲンシュタインに注目するべきだと述べていたことを思い起こしました。
永井先生によれば『論考』の論理形式論は世界に実質=存在を与える「この私」を浮き彫りにしているそうなので、ハイデガーの『存在と時間』における現存在の分析と実は根本の問題意識が似ているようだし、『探究』の言語ゲーム論は「この私」の語りを自我一般に当てはまる語りとしてしか語れないようにしてしまう言語の本質をえぐり出しているそうだが、それはハイデガーが、存在を語ろうとして全てその本質をとり逃してこざるをえなかった哲学の歴史を解体しようとあらためて存在の言語化に挑んだことと、気づいた問題のありかたが似ているように思う。
わかってみると、永井先生がそう言っているわけではないが、二十世紀最大の天才哲学者の称号をウィトゲンシュタインと二分するあのハイデガーの思索とも似ているんだなとも気がついた。ハイデガーも、感じることはできてもどうにも言語化できない経験をどうにかギリギリまで言語化しようと格闘してるような印象を受けるので。批評家スタイナーがその優れたハイデガー論の中でウィトゲンシュタインに注目するべきだと述べていたことを思い起こしました。
永井先生によれば『論考』の論理形式論は世界に実質=存在を与える「この私」を浮き彫りにしているそうなので、ハイデガーの『存在と時間』における現存在の分析と実は根本の問題意識が似ているようだし、『探究』の言語ゲーム論は「この私」の語りを自我一般に当てはまる語りとしてしか語れないようにしてしまう言語の本質をえぐり出しているそうだが、それはハイデガーが、存在を語ろうとして全てその本質をとり逃してこざるをえなかった哲学の歴史を解体しようとあらためて存在の言語化に挑んだことと、気づいた問題のありかたが似ているように思う。
2014年11月24日に日本でレビュー済み
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入門にならない。
前期、中期、後期と変化する思想についていけない。
まだまだ勉強が必要だと痛感
前期、中期、後期と変化する思想についていけない。
まだまだ勉強が必要だと痛感
2007年2月21日に日本でレビュー済み
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本書はウィトゲンシュタインの初期、中期、後期へと時代を追って、問いと考えの変遷を追う。哲学は答えではなく、新たな問いを投げる。著者は、この本を哲学の本であって、人物紹介でもなければ、解説書でもないと述べる。
言語ゲームに至るまでのウィトゲンシュタインの語りの過程が、その後の確実性の問題まで、新鮮で興味深かった。限界を突き詰めていくような考えの過程。問いの答えがないと覚るしかない限界。そうとしか言いようがない事態、あるがままに受け容れるしかない与件、そして語りえないとすら語りえないもの。
私とあなたは、どうしてこれほどわかりえないのか。
私はあなたがわからない。語りえぬものを語ろうとして私は失敗した。私の背後にありもしないものを読み取られて幻滅した。
私はあなたの注意を私に向けたい。それ以上のなんの意味があっただろうか。あなたは私をわからない。
私の興味のあるところでは、他者理解や私的言語について、もうしばらく反芻して吟味し、咀嚼していきたい。読者が「私の問い」を問うたら、おそらく本書の目標達成に一助をなすのではなかろうか。
言語ゲームに至るまでのウィトゲンシュタインの語りの過程が、その後の確実性の問題まで、新鮮で興味深かった。限界を突き詰めていくような考えの過程。問いの答えがないと覚るしかない限界。そうとしか言いようがない事態、あるがままに受け容れるしかない与件、そして語りえないとすら語りえないもの。
私とあなたは、どうしてこれほどわかりえないのか。
私はあなたがわからない。語りえぬものを語ろうとして私は失敗した。私の背後にありもしないものを読み取られて幻滅した。
私はあなたの注意を私に向けたい。それ以上のなんの意味があっただろうか。あなたは私をわからない。
私の興味のあるところでは、他者理解や私的言語について、もうしばらく反芻して吟味し、咀嚼していきたい。読者が「私の問い」を問うたら、おそらく本書の目標達成に一助をなすのではなかろうか。