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自然保護を問いなおす: 環境倫理とネットワーク (ちくま新書 68) 新書 – 1996/5/1
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- ISBN-104480056688
- ISBN-13978-4480056689
- 出版社筑摩書房
- 発売日1996/5/1
- 言語日本語
- 本の長さ254ページ
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登録情報
- 出版社 : 筑摩書房 (1996/5/1)
- 発売日 : 1996/5/1
- 言語 : 日本語
- 新書 : 254ページ
- ISBN-10 : 4480056688
- ISBN-13 : 978-4480056689
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- - 217位環境問題
- - 426位都市開発・都市問題 (本)
- - 685位建築・土木工学
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著者について
鬼頭秀一 (きとう・しゅういち)
1951年名古屋生まれ。東京大学大学院理学系研究科博士課程単位取得退学(科学史・科学基礎論)後、山口大学助教授、青森公立大学教授、東京農工大学教授、恵泉女学園大学大学院教授、東京大学新領域創成科学研究科教授を経て、現在、星槎大学副学長、教授(共生科学部、大学院教育学研究科)、東京大学名誉教授。専門は環境倫理学、科学技術社会論。生物多様性保全や自然再生のあり方と、地域社会との関係、持続可能な社会の構築についての理念に関する研究を行ってきた。白神山地、奄美大島、諌早湾、沖縄、綾町、三富新田等の各地の「現場」を歩きつつ、ローカルでかつ普遍的な「環境倫理」を、「現場」から構築してきた。3.11以後は、飯舘村、南相馬市、いわき市、浪江町等の原発被災地での新たな枠組みの「復興」を模索している。著書に『自然保護を問いなおす──環境倫理とネットワーク』(ちくま新書、1996年)、『ローカルな思想を創る』(共著・農文協、1998年)、『環境の豊かさをもとめて──理念と運動』(編著、昭和堂、1999年)、『自然再生のための生物多様性モニタリング』(共編著、東京大学出版会、2007年)、『環境倫理学』(共編著、東京大学出版会、2009年)など。最近の論文として、「科学技術の不確実性とその倫理・社会問題」『科学・技術と社会倫理----その統合的思考を探る』(東京大学出版会、2015年)、「福島原発由来の低線量被曝問題にかかわる科学者の倫理」『原発災害とアカデミズム』(合同出版、2013年)、「福島の「被害」、今後の復興に対して、「学」の役割は何か」『学術の動向』第19巻6号、「統合的な教育概念ととしての「環境教育」とその環境倫理学的基礎づけ」『学術の動向』第18巻12号など。日本学術会議連携会員、環境思想・環境教育分科会委員長、環境社会学会会長、地球システム・倫理学会副会長、三人委員会共同代表などを歴任。 [http://researchmap.jp/kitosh/][https://www.facebook.com/profile.php?id=100001587651817]
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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大規模林道 阻止の活動家、ブナを守ること
里山活動を今行っております。
勿論、実際の環境保全運動の現場は、本書が書かれて以降、また様変わりしているという点では隔世の感もあります。その辺りは、関連の図書で補うとして、本書は、どのような視点で「環境問題」を読み解けばよいのか、という方法論としての冷静な視点と情報を与えてくれる良本です。
環境問題をスタイルとしてではなく、真摯に真っ向から考えたい、そのための環境保護に関する歴史的な経緯についてのまともな情報が欲しい、という人の入門本として名著だと思います。
図書館本
凄い本です。
自然保護という思想の流れを歴史的文献的考察しています。
ポストイットだらけになってしまい、何回も延長して借りたのですが、やっぱりまだ整理できません。これは買わないといけない本なのだと思います。アメリカ的なありのままの野生を残すという考え方も分かるような気もしますが、日本の手入れの文化としての自然保護も理解できます。最終章は白神山地に関する論説で、根深さん(青森側)と鎌田さん(秋田側)との文化的差異を的確に指摘して白神論争の論点をクリアーにしてくれています。
いずれにしても落ち着いて読み込まねばいけない書籍であります。
(自然の権利、ウィルダネス、ディープ・エコロジーなど)
そして、白神山地ブナ林の保護問題を例にとって、本題の考察に入っていく。
著者は、自然物だけではなく、人間の営みも含めて自然保護を考えなくてはならないと主張する。
各題材の考察は深く、白神山地問題の経緯の説明は非常に詳しい。
初心者である私には、少々読みにくい本であった。
20世紀に入り、地球のキャパシティーが無限大でないことに気づいた人間。
そして、それに伴い発展してきた「環境倫理」という思想。
この一冊には、その環境倫理の歩んできた歴史と
それに基づいた現状への深い洞察にあふれた理論が散りばめられている。
自然から資源や作物を得るという「社会的・経済的リンク」と
自然の猛威と戦い、共生するための「文化的・宗教的リンク」。
これらのリンクどうしの結びつきが「切れて」しまったとき
人間の収奪が始まり、自然破壊が起こる。
自然に負荷をかけても、被害をこうむるのは自分ではないからだ。
こうしたネットワークの断裂はなぜおこったのか。
そして、これらのリンクを再びつないでいくにはどうすればよいのか。
自然保護の重要性が叫ばれる現代社会の中で
われわれはどのような倫理観でそれを眺めればよいのか。
今後の指標となる名作!!
1点だけ首をひねったのは、著者が「登山」について触れている部分(229〜236頁)。評者が理解した範囲で要約すると、山村の「遊び」の営みだった「登山」を外部の者が楽しもうとする際、山村の「豊かな」営みに触れれば、自らの「(山村の文化的・宗教的リンクから)切れた」営みがリンクのネットワークに「つながる」ものになる可能性がある。こうした視点を持たない登山(や渓流釣り)は、いくらマナーを言い立てても、ただ自然を破壊し、汚すものになりがち――。評者はスポーツおよび道楽としての山歩きが好きで、だからだと思うが、こうした見解はいささか狭隘に過ぎるのではないか、と受け止めた。山村の文化的・宗教的リンクにつながっていこうとしない、都市部の人間の登山はおしなべて非環境倫理的なのだろうか?