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もてない男: 恋愛論を超えて (ちくま新書 186) 新書 – 1999/1/1

3.4 5つ星のうち3.4 49個の評価

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 筑摩書房 (1999/1/1)
  • 発売日 ‏ : ‎ 1999/1/1
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 新書 ‏ : ‎ 199ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4480057862
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4480057860
  • カスタマーレビュー:
    3.4 5つ星のうち3.4 49個の評価

著者について

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小谷野 敦
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作家、比較文学者。1962年茨城県生まれ、埼玉県育ち。海城高校卒、東大文学部英文科卒、同大学院比較文学比較文化専攻博士課程修了、学術博士。大阪大学言語文化部講師、助教授(英語)、国際日本文化研究センター客員助教授、現在は文筆家。博士論文は『<男の恋>の文学史』、1999年『もてない男』がベストセラーに。2002年『聖母のいない国』でサントリー学芸賞。2011年『母子寮前』で芥川賞候補、2014年「ヌエのいた家」で同。

カスタマーレビュー

星5つ中3.4つ
5つのうち3.4つ
49グローバルレーティング

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上位レビュー、対象国: 日本

2012年4月7日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
小谷野氏の代表作を今さらながら読んだ。
才能がないにも関わらず、いや、才能がないからこそ、
世間的な恥を隠そうとする、
己の小ささをいやが上でも顧みざるを得なかった。

もてないことに胡坐をかき、モテる奴らのいい加減で、
手前勝手な論説を睥睨するありようには、素直に喝采を送りたい。

一定の歳に達すれば、モテるモテないは、
まあさして重大な関心事でもなくなるような気がする。
そういった意味では、著者の「友達がいないということ」の方が、
賞味期限なしの、ある種のタブー破り的な、直言の書だと思う。

それにしても古典に造詣が深いと、漫画ですら楽しみ方に幅が出るものだろうか。
本書における漫画の使い方は、心から素敵だと思った。
16人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2013年7月8日に日本でレビュー済み
専門家はとかく大衆をナイーブな、啓蒙されなければ救われない存在と見なしたがるが、
この著者もそんな専門家の一人のようだ。
彼は世の中には「恋愛教」が蔓延しており、
そこから人々を脱洗脳しなければ恋愛弱者は救われない、と主張する。
しかし私は実際には彼の言う「恋愛教徒」など見たことがない。
そんなものはポップソングやマンガやドラマの中だけの話で、
消費者だってそれを分かって「恋愛は素晴らしい」というフィクションを楽しんでいるのだと思う。
同功作品としては本田透『電波男』の方が面白いし鋭い。
9人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2017年8月23日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
この本が小谷野先生の出世作になったのは、まだ日本社会で真面目に男女関係について見据えたい人がいたからである。私は性の思想で最高なのは、キリスト教の結婚してから性行為をして生涯その相手と愛し合う事だと思っている。先生が書かれているように、明六社の森有礼あたりの影響が大きいだとうと思うが、それが恋愛主義になってしまい、それが弱点を抱えていたために、現在の援助交際だ、不倫だ、中絶20万人だ、離婚だ、という乱交社会に日本を陥らせてしまったのだろう。そして乱交者は歴史もふりかざし、日本は鷹揚だったという。腐りながら。松田道雄先生の考えが一つの理想の時代感覚を作ったと思う。封建制度や家の悪い面ばかり言われてきたが、良い面が強かったから、強い反論が起きてしまったのだろう。恋愛しなくても、見合い結婚などで生涯協力し合えた夫婦のほうが崇高なのだし、理想なのだし、人間として良いのである。きっぱりと言ってから、諭していく力が必要だ。私は弱力だ。
10人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2021年11月27日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ガッカリ。
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2013年10月9日に日本でレビュー済み
タイトルから著者近影に至る全てのページ、作者の言い草
悪意のこもった粘着気質な引用、特定の人物に対する攻撃
など、パーフェクトな気持ち悪さを醸し出している。

ここまでもてる要素がないのは、女性の私から見ても
あっぱれである。

もてなくてみじめ、というだけではなく「知的な美人」を
求めるところや、東大卒など、男からも嫌われそうな要素
満載で、まったく救いがないのは逆に見事だ。
72人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2021年4月24日に日本でレビュー済み
 大学名に惹かれる子もいるのに、東大なのにもてないって不思議。それにベストセラー、レビューも高いので読んでみました。
 読んでみて、驚いたのですが、レビューが高いと言う事は、共感する方が多いと言う事なのでしょうか?
 正直、私は全く共感できず、小谷野さんが「もてないと感じる」のは当然だと思いました。
 小谷野さんが女性に全く相手にされないと言う意味ではありません。
 小谷野さんの「もてる」と言うハードルが高すぎる、とんでもない「特権階級」だけを「もてる」と呼んでいるからです。
 そして、小谷野さんの意見、大枠で纏めれば、「東大」に入った自分が、その「特権階級」に入れないのはおかしい。そう言っている様にも感じました。
 小谷野さんの「もてる」は、学歴も知性もあり、外見も悪くない複数の女性達が自然に自分に寄ってくる。もしくは、アプローチすれば、容易く受けてくれる。そんな立場です…

 なんと言いますか、東大に入っただけでそうなれるなんて、物理的に無理じゃないですか。
 東大生と言っても1万2千人以上居るんです。
 しかも小谷野さんの談では、小谷野さんは、その下位グループです。
 身長はほとんどの女性が希望しない160台前半、写真写りはともかく顔も良くないとの事。しかも文科三類は一般には東大のなかでは、最も高収入に縁遠い学部(ざっくりと教育学部や文学部等)です。
 正直、女性が高学歴を望むのは、頭が良い事自体を好む事もありますが、高収入に繋がる事のポイントが高い。
 そう考えると、早慶等の一流私大や、一橋や東京工大、各大学の医学部の学生は、東大文Ⅲより、同等か上になる訳で、そうなると小谷野さん以上は10万人以上にもなります。
 実際には社会人や学歴はそこそこでも、外見や収入が飛び抜けた人もいますから、もっと多いと思います(基本的には男性の方が人数が多く、好条件でも結婚していない人が多い)。
 東大に入っただけで「もてる」為には、10万人が4~5人と仲良くならなければならない訳で、高学歴で知性に溢れた見目良い東京近郊の女子大生が最低でも40~50万人、下手すれば100万人程度必要になります…
 ところが、小谷野さんの世代ですと、日本中の女子大生を集めても20万人強しかいません…
 更に小谷野の希望に合わせると、甘めに見て、偏差値60以上、容姿上位30%、東京近郊の大学に限定すると、僅か数%、人数に換算すると数千人になります。
 その女性数千人は、前述の男性10万人から選ぶ事が出来る訳です。てすので確率的には、彼女達が複数小谷野さんの所に行く可能性は、ほぼ0になりす。
 しかも、女性も身長等の見た目を気にしますから、仮に40~100万人いても、小谷野さんが「もてる」可能性は低くなります…
 小谷野さんは素敵な方とご結婚されたとの事ですが、それはこの本の内容とは別です。「小谷野さん的もてる事」は「結婚出来る事」より遥かに高いレベルですし、小谷野さん自身も東大文Ⅲの学生より遥かにステータスの高いベストセラー作家になっているのですから…
 小谷野さんは、自身をアンラッキーの様に書かれていますが、ベストセラー作家になられていますし、とてもラッキーな方だと思います。
 以上から、ベストセラーとは言え、お勧めは難しいです。星は一つです。
17人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2006年12月20日に日本でレビュー済み
とにかくすごいパワー。恋愛にかけるものすごい情熱。著者は自称「恋愛弱者」であるが、わたしの考えでは、こういう人は恋愛弱者とは言わない。

高校生の頃から理科受験クラスでおとこばかり、大学も工学部で男ばかり、職場も技術系で男ばかり、で、毎日朝10時から夜中まで机に張り付いて仕事して、へたすると休日も出勤で、決定的に女性と知り合う機会がもてないまま、35すぎてリビドーも枯渇してしまい、勢いも情熱もなくなって恋愛も結婚も逃す多数の理科系技術者を知っている身としては、著者の言う事なんぞ、ちゃんちゃらおかしいのである。

だいたい、文系の学者が書くものは難解だからいやだ。技術論文は誰にでもわかるように書くのだが、文科系の論文はわかる人にしかわからないように書いたり、意図的に引っ掛け問題をひそませたりして、嫌らしい事この上ない。

著者は「弱さの誇示」による強者化をはかっているのではないだろうか、と言う印象を受けた。
44人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2020年7月4日に日本でレビュー済み
恋愛関連のトピックスを7回に分けて講義していて章末にはブックガイドにもあり
大変有益な恋愛学であります。古今東西の文献から参照していて根源に立ちかえり
論証していて霧がかった幻想をも払拭してくれていまして昨今の恋愛ブームから
距離を取って眺めれることが出来るようになるだけでも収穫であります。
またトリヴィア的な知識も満載であり特に悩ましい若者に読んで頂きたいなと
思いました。こっそり勉強をするには適していて地味に効いてくる一冊です。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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