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こころの情報学 (ちくま新書 204) 新書 – 1999/6/1

4.4 5つ星のうち4.4 13個の評価

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 筑摩書房 (1999/6/1)
  • 発売日 ‏ : ‎ 1999/6/1
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 新書 ‏ : ‎ 236ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4480058044
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4480058041
  • カスタマーレビュー:
    4.4 5つ星のうち4.4 13個の評価

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西垣 通
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上位レビュー、対象国: 日本

2020年5月24日に日本でレビュー済み
情報化社会といわれて久しいもののマスコミュニケーション、メディア、情報の関りを体系的に整理できる人は、ほとんどいない。情報とは生命の意味作用である、というポトスから出発する、意味が捨象された機械情報は工学的なコンピューター的発想であって、血が通っていない、生命にとって意味作用があることが情報であると、生存戦略である、生命の保存、生き抜く、生殖、こうしたいかなる生命にも共通な課題へ応えることができる情報学を標榜している。ヒト特有の言語も情報伝達の課題を背負ってヒト社会へ登場した技術革命、インフォメーションテクノロジーであると、過酷なサバイバルの必要から言葉がうまれた。ヒトの“心”は“情報”が織りあげるダイナミックなプロセスである! 動物にも心的システムがある、機械(コンピュータ)で心をつくろうという野望を抱く、現代人の心とはいったい何か オートポイエーシス、動物行動学、アフォーダンス、人工知能といった理系的な知の展開、現象学、言語学、社会学などの文系的な知とともに縦横無尽に分離融合を図る、ようやく日本にも産学協同な質感の高い学問が登場した。

科学や工学,あるいは社会学の見地から研究テーマとなっている情報。そうした研究のベースとなる「基礎情報学」を論じた書である。情報が受け手にとってどのような意味を持ち,作用するか,そして情報の意味がいかに伝達されるのかを考察している。情報を生命情報,社会情報,機械情報に分類し,情報の意味が生まれ,伝播し,捨てられていく過程を問う。ヒトを生物としてとらえ,生命情報から出発しているのが特徴だ。今後のインターネット・コミュニケーションについての考察が興味深い。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2004年1月10日に日本でレビュー済み
コンピュータの登場以来、ヒトの <こころ> をコンピュータで模倣(シミュレート)しようとする試み(人工知能研究)が繰り返し行われてきました。しかし、いまだに成し遂げられていないのは周知の通りです。
初期の人工知能研究には、人間の「思考」や「意識」を、論理的な計算でとらえられるという素朴な思いこみがありました。
人工知能研究がすすむにつれ、研究者たちは「機械」と「人間」の根元的な相違、すなわち先の思いこみが間違いであることに気付かされたのです。
「では、ヒトの <こころ> とは?」
人工知能研究の大きな壁となったこの根本的な問いは、「身体/生命と情報の関係性は?」といったさらなる問いを生み、現在の 『基礎情報学』 へと発展しました。
本書は、情報を「生物の <認知=意味> パターン」とし、「機械」「動物」「ヒト」「情報化社会のヒト」の <こころ> のしくみを対比させ、<こころ> から情報を、情報から <こころ> を照らし出します。
基礎情報学における重要理論、「オートポイエーシス」や「アフォーダンス」などの解説もあり、もっとも手に入れやすい基礎情報学の文献といえるでしょう。
専門外の人向けに専門用語を控えて平易に書かれていますので、理解しやすいと思います。
また、著者は日本の情報学を牽引する一人(かつ基礎情報学の第一人者)であり、内容にも信頼がおけます。
* 情報学はまだ体系が完成しているわけではありませんが、基礎情報学はあくまでも情報学の一分野です。基礎情報学だけで「情報学のすべて」を語ることはできません。
23人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2008年6月18日に日本でレビュー済み
現代が情報化社会と呼ばれることを否定する人は少ない。それと同時に、「情報」という言葉の意味を問われて、明確な答えを出せる人も少ない。
 著者は工学的な意味での「情報」(デジタル化できる記号としての情報)とそれに付与される意味としての「情報」の関係性について論じる。原初の情報にはこのような2層構造は存在しなかった。環境が生命に提供するもの(アフォーダンス)、これを生命内部で自己創造していく力(オートポイエーシス)によって、環境・こころと一体化した情報が形成されていた。しかし、ヒトは言葉を手に入れ、言葉を統辞論(シンタックス)によって制御することにより、環境から分離された状況をも表現する能力を得た。さらに文字の発明は、実存する時空間から完全に分離して存在できる「情報」、記号と意味の幽体離脱的な構造をもつ「情報」を作り上げた。
 著者は様々な「知」を駆使して、このような「情報」を体系的に捉え、情報社会の問題点を整理しようと試みる。
 示唆に富む内容であった。ただ、著者が「仮説」として述べた内容が、その後の記述では「明確に示した」内容となっており、強引さに納得できない部分もあった。新書の長さではしょうがないか。
9人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2004年4月7日に日本でレビュー済み
「情報」というのをキーワードにさまざまな分野を横断的に斬っていく。
言語や生物学、認知科学から社会学の一部まで非常にわかりやすくまとめて
ある。入門書としては最高だろう。
 独特って意味でいえばあまりセクシーじゃないけど。最後の記号論あたりはそうなのかなのかも。前にフランスあたりに留学してたらしいし、新しい展開を模索してるんだろうなぁ
6人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2002年4月18日に日本でレビュー済み
この本一冊で情報学の概要がつかめます。情報とは
何か、生物を抜きにしては語れないこの疑問に答え
てくれる書です。親切な文献紹介もあり、情報学、
情報哲学、情報教育に興味を持つ方にぜひお勧めします。
11人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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