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バカのための読書術 (ちくま新書 280) 新書 – 2001/1/1

3.6 5つ星のうち3.6 58個の評価

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 筑摩書房 (2001/1/1)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2001/1/1
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 新書 ‏ : ‎ 189ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 448005880X
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4480058805
  • カスタマーレビュー:
    3.6 5つ星のうち3.6 58個の評価

著者について

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小谷野 敦
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作家、比較文学者。1962年茨城県生まれ、埼玉県育ち。海城高校卒、東大文学部英文科卒、同大学院比較文学比較文化専攻博士課程修了、学術博士。大阪大学言語文化部講師、助教授(英語)、国際日本文化研究センター客員助教授、現在は文筆家。博士論文は『<男の恋>の文学史』、1999年『もてない男』がベストセラーに。2002年『聖母のいない国』でサントリー学芸賞。2011年『母子寮前』で芥川賞候補、2014年「ヌエのいた家」で同。

カスタマーレビュー

星5つ中3.6つ
5つのうち3.6つ
58グローバルレーティング

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上位レビュー、対象国: 日本

2011年11月23日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
プライドがないわけではないが、
著者よりも格段に読書量の少ない事実を前提に、
しばし、バカ呼ばわりされるのも忍従したい。

実用的な知を得るための授業料…、と思えない向きは
読まない方がいいだろう。

ある程度読書をしていれば、どうしても
歴史と地理の知識が必要となることを実感していたので、
本書で推奨する歴史を軸とした読書の在り方は、
力強く励まされた気がする。

インテリの自己顕示を満たすための読書論が
世に満ちていることに警鐘を鳴らし、
それに振り回されて、
読書嫌いになる危険性を指摘するあたりもさすがだ。

終章の「バカには難しいかもしれないあとがき」(カチンとくるが我慢)
には、物語批判という言説の流れについて、著者の考察が触れられている。
これだけでも、読書習慣をつけたい人にとっては、
有用な考え方ではないかと思う。
9人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2017年8月19日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
「バカ」の定義に納得。バカは「歴史を学べ」という指摘にもさらに納得。

「ドゥルーズやアドルノを読んでもなんだかわからないけれど、読まなければいけないような気がする、と思っているなら、読まないことをお勧めする。そういう人は、ほかにもっと読むべきものがあるからで、読んでもわからないものをむりやり読むのは、時間の無駄である」(25頁)

「何を読むか」という問いは、裏を返せば「何を読まないか」ということでもあり、後者の視点の方が重要であることも多々ある。時間は、人生は、言わずもがな有限なものであるから。

ただ、「読書術」と銘打った書籍にしては、「呉智英が云々…」「梅原猛が云々…」といった文壇?学術界?の論争話?のようなものも多く、著者や呉氏などのファンならともかくも、単にこのタイトルにひかれて読んだ人にとって、あまり興味のない話も多いような気もしないでもない。
7人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2016年12月23日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
「なぜ難しいのか、それはあなたがバカだからです。」(p014)

おもしろそうな多くの本が紹介されています。
「読まなくてよい本」リストもあります。

著者は御自身のことを「バカ」だとお書きになっていますが、
著者がもし「バカ」なら、私など人間ではありませんな。(笑)

刺戟があって、よい本ですよ。

p141
結局、重要なのは、読んで面白くなければ、頭に残らない、という点なのである。
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2022年1月3日に日本でレビュー済み
小谷野は肩書きが評論家なら、日本の近代批評を確立した小林秀雄を理解するのは最低条件である。蓮見重彦や柄谷行人の小林秀雄批判は高度に理解した上での批判である。しかし小谷野は小林の私小説論という作品を全く理解出来ないのだろう。更に滑稽なのが私小説についてという愚作に於いて小林の私小説論を表面的に真似ているのである。馬鹿が書いた読書術という題名に変えるべきだろう。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2011年12月29日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
実名を名乗っての厳しい書評で知られる小谷野敦の『バカのための読書術』(小谷野敦著、ちくま新書)は、シンプルな読書を考えようとするとき、外せない一冊である。

難しい本をどうしたらいいか、というテーマについて、難しくて分からない本は、読まないのが賢明だというのである。「ドゥルーズとガタリの『アンチ・オイディプス』という分厚い本に挑戦したが、むりやり読み終えたあとには頭がぼおっとして、かつ何も記憶に残っていない、というひどさだった。ドゥルーズの『差異と反復』も、結局通読してわからなかったし、リオタールの『ポストモダンの条件』もわからなかった。アドルノの『否定弁証法』は、途中で投げ出した。私はいつしか、この種の西洋難解思想書の類を読むのをやめていた」と、著者は正直に述べているが、これほど率直なのも珍しい。この体験を踏まえて、「ほかにもっと読むべきものがあるからで、読んでもわからないものをむりやり読むのは、時間の無駄である」と断言している。

「私の『知的生活の方法』」、「入門書の探し方」、「書評を信用しないこと」、「歴史をどう学ぶか」、「『文学』は無理に勉強しなくていい」など、この書は、どの章も読み応えがあるが、中でも、世評の高い、いわゆる名著にも容赦のない「本邦初『読んではいけない本』ブックガイド」と、著者独自の選択基準による「バカのための年齢、性別古今東西小説ガイド」は出色である。
6人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2007年10月23日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
書きたいことはなんとなくわかるのですが、
文章が学術書みたいで読みにくかった。
もう少し判りやすく書いて欲しかった。

それとおすすめ作品と読んではいけない作品
の解説ですが、とても個人的な感じがしました。
幸い今のところ読んではいけないリストに入っている
作品は読んでいませんが。
読んではいけないといわれると余計読みたくなるのが
人間の性でしょう。

たぶんこの作品、「バカ」向けではありません。
「そこそこ頭がいい」人向けのような気がします。
12人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2017年9月3日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
女性にも様々な境遇があるのに、フェミニズムは女性優位にするために事実を捻じ曲げてでさえ勝とうとしてしまう。
2004年2月20日に日本でレビュー済み
この春、私は大学を卒業する。この本とは大学二年生のときに出会ったが、それはたぶん好運な出会いだったのだろうと思う。当時の私は、いわゆる「現代思想」にはまっていた。「ポスト・モダン」という言葉を見聞きしただけでも、わけもなく無駄に興奮していた。なぜだか周囲の友達と話があわなかった。そんなときは、「やつらはまだ「人間の終わり」に気がついていないんだ」と考えることにしていた。たぶん「形而上学」というものに足元をすくわれていたのだろうと今は思う。
そんなとき、この小谷野さんの本を読んで、もっと地に足のついた読書生活をしようと決意した。とりわけ、本書で寿がれている「歴史」と「古典文学」に目覚めた。前者からは物事の因果関係を地道にたどるための方法を、後者からは人間の行動と心理を冷静に分析し判断する技術を、それぞれ学んだ。それらの技能は、現在の日常生活に素直に役立っている。
18人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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