市町村合併問題を避けては通れない。一町民としても合併問題を勉強しなければならない。小生にとって、佐々木先生のこの本が格好の教科書となった。この本を手にした瞬間、その内容の良さに興奮さえした。読むうちに、求めていた本に出合えた嬉しさにその充足感に感激し、感謝した。直ぐ買い増しし4冊をプレゼントした。いやもっとあげたい。
市町村合併問題の記事が新聞に載らない日はない。しかし、どちらを向いても無責任なほどに真剣に捉えていない。お互いに、近隣町村の動向を眺めて、その情報を報告しているに過ぎない。何処の首長も、住民が判断することですからと、責任者たるものがわが町の将来をシミュレーションしない。
重要な問題でもあるのに、理解し切れていない住民相手に「アンケート調査」と「住民投票」で結論を出したがる。
町のリーダたるものは、住民のいかなる疑問にも答えられるだけの資料を持ってほしい。必ず数字で答えられることが重要。
本書の表紙と目次を議員にFAXしたところ、反応があったのは、たったの一人でした。
本の内容には触れませんでしたが、色々出ている「合併問題」の中でも傑出物です。増刷版はきっと動きに合わせて改訂されていることでしょう。
お金があれば200冊ほど買って配りたいのです。
皆さんの町は、「過疎とは 頭脳と心の過疎」 失礼! 皆さんの町はそんなことはありませんね。皆さんも、頑張ってくださいね!!
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市町村合併 (ちくま新書 354) 新書 – 2002/7/1
佐々木 信夫
(著)
- 本の長さ220ページ
- 言語日本語
- 出版社筑摩書房
- 発売日2002/7/1
- ISBN-104480059547
- ISBN-13978-4480059543
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登録情報
- 出版社 : 筑摩書房 (2002/7/1)
- 発売日 : 2002/7/1
- 言語 : 日本語
- 新書 : 220ページ
- ISBN-10 : 4480059547
- ISBN-13 : 978-4480059543
- Amazon 売れ筋ランキング: - 817,554位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
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2003年8月1日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2003年9月21日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
通常この手の本は行政マンが読むために「合併の推進」が基本にありきで書かれている。
また逆に「合併したって何になる」という主張を込めた反対派の市民が書いた本も多い。
しかし、この本は非常に冷静に市町村合併を筆者がとらえている好書であると思う。
合併推進中のところにお住まいの方も、また合併反対のところにお住まいの方も一度は
読んでおいて損はない本だ。
また逆に「合併したって何になる」という主張を込めた反対派の市民が書いた本も多い。
しかし、この本は非常に冷静に市町村合併を筆者がとらえている好書であると思う。
合併推進中のところにお住まいの方も、また合併反対のところにお住まいの方も一度は
読んでおいて損はない本だ。
2003年9月18日に日本でレビュー済み
本書は過去の市町村合併の経緯や、なぜ合併が必要か等について述べ、望ましい手順、合併パターンや考慮すべき問題点を論じている。合併による役所の人員増(一定の合理化も不可欠だが)により職員の専門性向上が可能になり、地方分権を市民のために生かすことができるという主張など、もっともな指摘である。
後半の提言では、職員に自治体間のFA異動を認めるなど突飛な提案もあるが、議論のネタを提供している点は評価できる。付論的ながら、都区部や府県制の改革に言及しているのも良い。
疑問もある。例えば、自治体の適正規模を「おおよそ一五万から三〇万人」とする一方で、「効率性のみでは計れない価値を持つ中山間や農村地域の合併では、それにふさわしい新たな町村制度の構築を優先されるべきである」と述べているが、その基準や持つべき権限は示されていない。
本書は行政学の視点から書かれており、財政学的なアプローチとは互いに補完的と言える。地方財政論の本を併せて読むのも有益だろう。
後半の提言では、職員に自治体間のFA異動を認めるなど突飛な提案もあるが、議論のネタを提供している点は評価できる。付論的ながら、都区部や府県制の改革に言及しているのも良い。
疑問もある。例えば、自治体の適正規模を「おおよそ一五万から三〇万人」とする一方で、「効率性のみでは計れない価値を持つ中山間や農村地域の合併では、それにふさわしい新たな町村制度の構築を優先されるべきである」と述べているが、その基準や持つべき権限は示されていない。
本書は行政学の視点から書かれており、財政学的なアプローチとは互いに補完的と言える。地方財政論の本を併せて読むのも有益だろう。
2003年12月13日に日本でレビュー済み
全国各地で市町村合併に関する動きが活発ですが、2005年までの財政上の優遇措置や中心地を巡る主導権争いなどばかりが目立ち、なかなか本質的な議論が見えてこない気がします。本書は昨今の市町村合併の経緯や背景をコンパクトに解説しており、いったい市町村合併とは何であって、何を目指すべきか、そして<志の高さ>の重要さについて考えさせられます。21世紀の日本にとって、この地方自治制度改革はかなり重要な意味を持ち、住民も真剣に受け止める必要があると確信しました。
2003年5月21日に日本でレビュー済み
市町村合併特例法の期限(2005年3月)を前に、論議を呼び起こしている市町村合併を正面から見据え、平易な表現で問題の点検がなされています。住民本位で将来良かったと思える合併のためには、どのようなことから考えていくべきかが理解できましたし、今は合併と無関係であっても、関心を持つべきことが多いことに気づきました。
この本は「市町村合併」だけがテーマではなく、地方分権の流れの中で、本当に議論すべきことを広い視野で取り扱っています。著者の『自治体の改革設計(ぎょうせい)』と併せて読んで、「グライダー型」ではなく、「飛行機型」の力強い自治体に転換する手法のひとつとして市町村合併をとらえることができました。
この本は「市町村合併」だけがテーマではなく、地方分権の流れの中で、本当に議論すべきことを広い視野で取り扱っています。著者の『自治体の改革設計(ぎょうせい)』と併せて読んで、「グライダー型」ではなく、「飛行機型」の力強い自治体に転換する手法のひとつとして市町村合併をとらえることができました。