無料のKindleアプリをダウンロードして、スマートフォン、タブレット、またはコンピューターで今すぐKindle本を読むことができます。Kindleデバイスは必要ありません。
ウェブ版Kindleなら、お使いのブラウザですぐにお読みいただけます。
携帯電話のカメラを使用する - 以下のコードをスキャンし、Kindleアプリをダウンロードしてください。
戦後日本の論点: 山本七平の見た日本 (ちくま新書 419) 新書 – 2003/7/1
高澤 秀次
(著)
- 本の長さ221ページ
- 言語日本語
- 出版社筑摩書房
- 発売日2003/7/1
- ISBN-104480061193
- ISBN-13978-4480061195
この著者の人気タイトル
ページ 1 以下のうち 1 最初から観るページ 1 以下のうち 1
登録情報
- 出版社 : 筑摩書房 (2003/7/1)
- 発売日 : 2003/7/1
- 言語 : 日本語
- 新書 : 221ページ
- ISBN-10 : 4480061193
- ISBN-13 : 978-4480061195
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,068,156位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 2,503位ちくま新書
- - 16,335位政治 (本)
- - 96,850位ビジネス・経済 (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
著者をフォローして、新作のアップデートや改善されたおすすめを入手してください。
著者の本をもっと発見したり、よく似た著者を見つけたり、著者のブログを読んだりしましょう
カスタマーレビュー
星5つ中3.7つ
5つのうち3.7つ
全体的な星の数と星別のパーセンテージの内訳を計算するにあたり、単純平均は使用されていません。当システムでは、レビューがどの程度新しいか、レビュー担当者がAmazonで購入したかどうかなど、特定の要素をより重視しています。 詳細はこちら
4グローバルレーティング
虚偽のレビューは一切容認しません
私たちの目標は、すべてのレビューを信頼性の高い、有益なものにすることです。だからこそ、私たちはテクノロジーと人間の調査員の両方を活用して、お客様が偽のレビューを見る前にブロックしています。 詳細はこちら
コミュニティガイドラインに違反するAmazonアカウントはブロックされます。また、レビューを購入した出品者をブロックし、そのようなレビューを投稿した当事者に対して法的措置を取ります。 報告方法について学ぶ
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2013年4月28日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
本書名は「戦後日本の論点」とあるが、戦後のさまざまな論点を論じているのではなく、日本の天皇制についてのさまざまな論者の考察を山本七平がどう捉えたかという、それ自体が一つの山本七平論となっている。書名からは、山本七平の触れたもう少し多くの問題について論じられていることを予想したが、その点では予想外れ。しかし天皇制についての山本の考え方や感覚はよくつかまれていると思う。
2003年12月11日に日本でレビュー済み
山本七平を、正確に戦後日本思想史に位置付けるのは、極めて困難な作業である。
右派と左派、保守と革新、前近代と近代、伝統主義と合理主義、アカデミズムと大衆という分類をいとも簡単に(ペンネームも使いながら)乗り越えて思索を続けた人物だからである。
様々なジャンルで言論活動を行った山本であるが、本書が注目しているように、天皇論/天皇制論こそ山本の中で最も複雑な問題である。山本の思索そのものにも、首尾一貫されていない部分もあり、理解は困難を極めるが、著者はそこを丁寧に解きほぐしている。
いずれにせよ、イデオロギーの対立が不毛な現代で日本人を論じるなら、山本七平こそ冷静に再評価すべき思想家であるとの認識を強める好著であった。
右派と左派、保守と革新、前近代と近代、伝統主義と合理主義、アカデミズムと大衆という分類をいとも簡単に(ペンネームも使いながら)乗り越えて思索を続けた人物だからである。
様々なジャンルで言論活動を行った山本であるが、本書が注目しているように、天皇論/天皇制論こそ山本の中で最も複雑な問題である。山本の思索そのものにも、首尾一貫されていない部分もあり、理解は困難を極めるが、著者はそこを丁寧に解きほぐしている。
いずれにせよ、イデオロギーの対立が不毛な現代で日本人を論じるなら、山本七平こそ冷静に再評価すべき思想家であるとの認識を強める好著であった。
2006年2月19日に日本でレビュー済み
著者の本はあまり読んでこなかったが本書はかなり秀逸且つ丹念に調べられている。
山本七平の『現人神の創作者』から「ベンダサン氏の日本歴史」(現在は手に入れることができる)まで、丹念に解説し、
山本思想への手引書としてはベストであろう。
最近注目され始めた神皇正統記の重要性も本書で理解することができた。
山本七平の『現人神の創作者』から「ベンダサン氏の日本歴史」(現在は手に入れることができる)まで、丹念に解説し、
山本思想への手引書としてはベストであろう。
最近注目され始めた神皇正統記の重要性も本書で理解することができた。
2005年3月12日に日本でレビュー済み
未刊行だった「山本七平の日本の歴史」が遂に出版された。
これは、高沢氏が本書において「三十年前の未刊行論考」を「再発見」したことがトリガーとなって、「出版」を引き出したものと、確信できる。
高沢氏は、本書において、山本七平を軸線にして、中上健次、吉本隆明、三島由紀夫、小林秀雄、江藤淳、司馬遼太郎を交差させ、「戦後日本の論点」を鮮烈に浮かび上がらせた。
間違いなく、高沢氏は「戦後日本の論点」の「新しい扉」を開いたのだ。
これは、高沢氏が本書において「三十年前の未刊行論考」を「再発見」したことがトリガーとなって、「出版」を引き出したものと、確信できる。
高沢氏は、本書において、山本七平を軸線にして、中上健次、吉本隆明、三島由紀夫、小林秀雄、江藤淳、司馬遼太郎を交差させ、「戦後日本の論点」を鮮烈に浮かび上がらせた。
間違いなく、高沢氏は「戦後日本の論点」の「新しい扉」を開いたのだ。