時々「そうかな?」と頭の中で反論したくなるときもありますが、読み終わると「そうですね」と素直に感じました。
反論したくなるのは著者の書くところの「我慢が足りないから」かもしれません(笑)
読みながら姿勢を正してみたり、最近の自分の親への態度を思い返してみたり、そういうことをふとしてしまう本です。
惜しむらくはこの本を読んだりこの本で行儀を良くしようと思う人“以外”の人達が、この本を最も読んで欲しい対象であるという事です。
無料のKindleアプリをダウンロードして、スマートフォン、タブレット、またはコンピューターで今すぐKindle本を読むことができます。Kindleデバイスは必要ありません。
ウェブ版Kindleなら、お使いのブラウザですぐにお読みいただけます。
携帯電話のカメラを使用する - 以下のコードをスキャンし、Kindleアプリをダウンロードしてください。
行儀よくしろ。 (ちくま新書 421) 新書 – 2003/7/1
清水 義範
(著)
- 本の長さ206ページ
- 言語日本語
- 出版社筑摩書房
- 発売日2003/7/1
- ISBN-104480061215
- ISBN-13978-4480061218
この著者の人気タイトル
ページ 1 以下のうち 1 最初から観るページ 1 以下のうち 1
登録情報
- 出版社 : 筑摩書房 (2003/7/1)
- 発売日 : 2003/7/1
- 言語 : 日本語
- 新書 : 206ページ
- ISBN-10 : 4480061215
- ISBN-13 : 978-4480061218
- Amazon 売れ筋ランキング: - 724,970位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
著者をフォローして、新作のアップデートや改善されたおすすめを入手してください。
著者の本をもっと発見したり、よく似た著者を見つけたり、著者のブログを読んだりしましょう
カスタマーレビュー
星5つ中3.4つ
5つのうち3.4つ
全体的な星の数と星別のパーセンテージの内訳を計算するにあたり、単純平均は使用されていません。当システムでは、レビューがどの程度新しいか、レビュー担当者がAmazonで購入したかどうかなど、特定の要素をより重視しています。 詳細はこちら
20グローバルレーティング
虚偽のレビューは一切容認しません
私たちの目標は、すべてのレビューを信頼性の高い、有益なものにすることです。だからこそ、私たちはテクノロジーと人間の調査員の両方を活用して、お客様が偽のレビューを見る前にブロックしています。 詳細はこちら
コミュニティガイドラインに違反するAmazonアカウントはブロックされます。また、レビューを購入した出品者をブロックし、そのようなレビューを投稿した当事者に対して法的措置を取ります。 報告方法について学ぶ
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2003年8月28日に日本でレビュー済み
表紙にかかれていた「子供がイライラしているのは、日本という国の社会全体がイライラしているから・・」の一文にひかれ、手にとって読んでみた。
タイトルとは違い、この本は清水義範的教育に関するエッセイである。
(この人の「国語入試問題必勝法」は一読の価値有)
一般的に教育というと「学校教育」をさすと思うが、この本ではそのことばはあてはまらない。
「日本の文化」ひいては「日本人が持っていたはずの美徳」の危機を説き、私たち大人がこれから子供になにを伝えていく必要があるのかを熱く語っている。
決して批判だけにとどまらず、提言までしているのがいい。
読んで自分の気持ちが引き締まる好書であると僕は思う。
タイトルとは違い、この本は清水義範的教育に関するエッセイである。
(この人の「国語入試問題必勝法」は一読の価値有)
一般的に教育というと「学校教育」をさすと思うが、この本ではそのことばはあてはまらない。
「日本の文化」ひいては「日本人が持っていたはずの美徳」の危機を説き、私たち大人がこれから子供になにを伝えていく必要があるのかを熱く語っている。
決して批判だけにとどまらず、提言までしているのがいい。
読んで自分の気持ちが引き締まる好書であると僕は思う。
2016年9月3日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
なるほどと思う内容です。全てが肯定できるわけではありませんが、日本の文化が乱れてきている今、多くの人に読んでもらいたいですね。
2008年8月20日に日本でレビュー済み
地域社会全体で、総がかりで子供を教育しなければならないという意見は最近よく見る。そんなことをいちいち口に出して言わなければいけなくなったということは、たしかに日本の苦しい現状だろう。昔は当たり前だったことが当たり前ではなくなったのだ。教育とは日本文化を伝承することだと著者は言う。たしかに、そういう視点で教育を実践していくことで結果として学力向上、生産性向上につながるのかもしれない。
2007年7月28日に日本でレビュー済み
この本に書いてあるようなことをどうやって「行儀悪い」若者やその親に伝えるか。
そもそもそういう人たちがこの本を書店で手にとるとは思えないんですよね。
ただ、書いてあることはものすごく真っ当で、また偉そうでないところも共感します。
そもそもそういう人たちがこの本を書店で手にとるとは思えないんですよね。
ただ、書いてあることはものすごく真っ当で、また偉そうでないところも共感します。
2008年2月17日に日本でレビュー済み
「教育とは次世代に文化を伝えること」という考えの下に著された教育論です。
教育論というと、とかく学校教育論になりがちなところに警鐘を鳴らすことから論を雑談風に説き起こし、現代日本文化の良い点と悪くなっている点を述べています。
学力=知力ではないこと、教育は社会もしていること、また生活習慣の美を守ることが文化を大切にすることにつながること、教育が学校教育しかないと思い込んでいる人は是非一読していただきたい本です。タイトルに著者の強い主張が込められています。
教育論というと、とかく学校教育論になりがちなところに警鐘を鳴らすことから論を雑談風に説き起こし、現代日本文化の良い点と悪くなっている点を述べています。
学力=知力ではないこと、教育は社会もしていること、また生活習慣の美を守ることが文化を大切にすることにつながること、教育が学校教育しかないと思い込んでいる人は是非一読していただきたい本です。タイトルに著者の強い主張が込められています。
2004年12月25日に日本でレビュー済み
学力低下、学級の崩壊、少年犯罪…。いったい学校は何を教えているんだ、と怒る前に見直すことがあるんじゃありませんか?あなたのふだんの言動です。学校がどんな立派なことを教えても、家庭で、地域社会で、あるいはマスコミを通じて、子供たちは立派じゃないオトナをいっぱい目にしています。今の日本には悪いお手本があふれています。子供たちは理屈を聴くより行動を見て育っていきます。だからまず、オトナが行儀よくしなきゃならないんです。当たり前です。でもその当たり前ができていない。悲しいくらいに。こんな当たり前のことを書いた本が出版されるくらいに…。
書名が軽いのと書き方がユーモラスなのとで、内容も薄いのかと思ったらそんなことはない。読み手の受けとめ方次第でずっしり重い内容になり得るのです。わたしたちは子供にどんな価値観を植えつけているんでしょう。何にイライラして自分勝手になっているんでしょう。あなたに子供がいようといまいと、子供たちがどんなふうに育つのが好ましいと考えているんでしょう。教育は他人事ではないのです。真摯にわが身を振り返るために、この一冊がいいきっかけを与えてくれると思います。
書名が軽いのと書き方がユーモラスなのとで、内容も薄いのかと思ったらそんなことはない。読み手の受けとめ方次第でずっしり重い内容になり得るのです。わたしたちは子供にどんな価値観を植えつけているんでしょう。何にイライラして自分勝手になっているんでしょう。あなたに子供がいようといまいと、子供たちがどんなふうに育つのが好ましいと考えているんでしょう。教育は他人事ではないのです。真摯にわが身を振り返るために、この一冊がいいきっかけを与えてくれると思います。
2005年9月23日に日本でレビュー済み
「学力低下」を嘆く巷の論調とは一線を画した人気作家による教育論。
教育は「学力」向上のみを意味するのではない。むしろその本質は、自国が誇れる文化の伝承にある。自分たちが「美しい」と感じることのできる行動様式や価値観をいかに身につけていくか。いかに自分や自国の文化にプライドをもって生きていくか。僕たち大人は、そんなことを子供たちに態度で示していく必要がある。
人の迷惑を考えず、際限のない欲望に振り回され、いつも満たされない不満でいっぱい。多くの日本人が陥っている、そんな生き方は美しくない。
自分の生き方にプライドをもち、背筋をしゃんと伸ばして生きていきたい。結局、教育されるべきは、まずは僕たち大人なのかもしれませんね。
まともに「説教」することが「格好悪い」と思われるようなちょっと変な世の中ですが、まともなことを堂々と語ることの大切さを感じます。
教育の本質を語るユニークな教育論です。
教育は「学力」向上のみを意味するのではない。むしろその本質は、自国が誇れる文化の伝承にある。自分たちが「美しい」と感じることのできる行動様式や価値観をいかに身につけていくか。いかに自分や自国の文化にプライドをもって生きていくか。僕たち大人は、そんなことを子供たちに態度で示していく必要がある。
人の迷惑を考えず、際限のない欲望に振り回され、いつも満たされない不満でいっぱい。多くの日本人が陥っている、そんな生き方は美しくない。
自分の生き方にプライドをもち、背筋をしゃんと伸ばして生きていきたい。結局、教育されるべきは、まずは僕たち大人なのかもしれませんね。
まともに「説教」することが「格好悪い」と思われるようなちょっと変な世の中ですが、まともなことを堂々と語ることの大切さを感じます。
教育の本質を語るユニークな教育論です。