中古品:
¥48 税込
配送料 ¥257 5月30日-31日にお届け
詳細を見る
中古商品: 良い | 詳細
コンディション: 中古商品: 良い
コメント: 【書き込みなし】☆★Amazon専用在庫★☆古本として並以上の商品です。経年程度のヤケ、イタミ、よごれ、使用感などご了承ください。防水・エコ梱包で迅速に発送します。
Kindleアプリのロゴ画像

無料のKindleアプリをダウンロードして、スマートフォン、タブレット、またはコンピューターで今すぐKindle本を読むことができます。Kindleデバイスは必要ありません

ウェブ版Kindleなら、お使いのブラウザですぐにお読みいただけます。

携帯電話のカメラを使用する - 以下のコードをスキャンし、Kindleアプリをダウンロードしてください。

KindleアプリをダウンロードするためのQRコード

何か問題が発生しました。後で再度リクエストしてください。

パラサイト社会のゆくえ (ちくま新書) 新書 – 2004/10/6

3.7 5つ星のうち3.7 15個の評価

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 筑摩書房 (2004/10/6)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2004/10/6
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 新書 ‏ : ‎ 187ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4480061959
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4480061959
  • カスタマーレビュー:
    3.7 5つ星のうち3.7 15個の評価

著者について

著者をフォローして、新作のアップデートや改善されたおすすめを入手してください。
山田 昌弘
Brief content visible, double tap to read full content.
Full content visible, double tap to read brief content.

1981年、東京大学文学部卒業。1986年、東京大学大学院社会学研究科博士課程単位取得退学。現在、中央大学文学部教授。専門は家族社会学。親子・夫婦・恋人などの人間関係を社会学的に読み解く試みを行っている。学卒後も両親宅に同居し独身生活を続ける若者を「パラサイト・シングル」と呼び、「格差社会」という言葉を世に浸透させたことでも知られる。また、「婚活」という言葉を世に出し、婚活ブームの火付け役ともなった。主な著書に『新平等社会』(日経BP・BizTech図書賞受賞、文春文庫)など(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『「婚活」現象の社会学 日本の配偶者選択のいま (ISBN-10: 4492223037)』が刊行された当時に掲載されていたものです)

カスタマーレビュー

星5つ中3.7つ
5つのうち3.7つ
15グローバルレーティング

この商品をレビュー

他のお客様にも意見を伝えましょう

上位レビュー、対象国: 日本

2007年4月25日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
パラサイトについてだけ語っている本ではない。

というか、パラサイトに関する記述はあまりないので、そこに興味がある人はちょっと肩透かしかもしれない。

はじめにで筆者が述べているように、社会学的に現代の家族におこっていることを見て、考えて、書いた本だった。

様々な事象がとりあげられて、どれもそれなりにおもしろかった。

この手の本は確かに旬がある。読むなら早めに。さらっと読めるし、気づきもあるだろうし、社会学って面白いものだなとも感じると思う。
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2004年11月6日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
1999年の前作「パラサイト・シングルの時代」の続編であり、最新の社会分析による「パラサイト・シングル」の変容のほか、結婚事情や子ども社会の変容などが全24章で論じられている。
「4人に1人、できちゃった婚」「若年フリーター増に警鐘」などの豊富なトピックスは、様々な行動の心理面まで鋭く洞察されており、日本社会の構造的な問題点を理解することができる。前作よりも濃厚な内容であり、「将来不安のドミノ連鎖が始まった」などの記述は強く記憶に残った。日本特有の社会現象である「パラサイト・シングル」の最近の変質を鋭く捉えた書であり、後世の人が「日本の興亡」を論じる際には必ず引用されるだろう。
8人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2006年10月31日に日本でレビュー済み
データで読み解くとあるが、データを『自分の感覚』で

解釈している主観が強い論。

パラサイト・シングルで見せた切れ味のよさが感じられない自分の思いを

書いているだけの感が拭えない
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2005年12月23日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
著者は未曾有の不況の最終局面が始まった1998年を節目に労働のあり方が決定的に変化したと捉える。自殺者の増加、青少年の凶悪犯罪の多発は将来に夢を見られなくなった社会から撤退する人々の姿なのだ。バブル期までは、就職すれば正社員になれたし、将来的な給与アップも想定できた。女性にとっては正社員と結婚し専業主婦になるということも自分の将来像として描く事ができた。

現状はどうだろうか。企業は幹部社員候補を徹底的に絞込み、パートを大量に投入している。その結果、大学卒の1/3しか正社員になれない。昨今の女子短大の崩壊は専業主婦を養える若手正社員の激減に端を発しているのだ。

著者は親に寄生し自立しない若者を指す「パラサイトシングル」なる言葉の生みの親である。パラサイト達は、いつかは自分に合った仕事が見つかり、自分に合った結婚相手が現れると夢見ながら生きてきた。ポストバブルという歴史的な社会の変極点に巡り会い、人生の決断に逡巡してきた若者達がそこに居る。それは取りも直さず、歴史的な変化に対し決断を先送りし不良債権の山を築き、会社に正社員としてパラサイトすることで若者の就職機会を奪ってきた大人達の姿を映す鏡だ。パラサイトは本人のやる気の問題等と言っていられなくなる一冊。
4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2019年3月23日に日本でレビュー済み
自立してないって、老後のために子供産んでる世帯。子供の都合でないですよ。余裕のある家ほど、子供の自立のアシストをしている。夫婦で病気や老後に備えず、子供に老後丸投げに多いと思う。余裕があるほど夫婦で高齢者施設に入る。ゼロじゃなくても夫婦で施設に入るまではもってない世帯に多いと思う。親の援助があるから 、住宅購入できる、失業しても、補填して貰える。不測の事態に泣きつけるアテがある人が生活大きく出来ると思う。個人責任なら、パラサイトシングル 状態の人はもっと増えると思う。不況になってから出て行く人が減ったというより、給料良くても、地価、バブル期住宅価格高騰したため、諦めたかしばらく落ち着くまで動かなかった、賃貸で住んでいても、家賃値上げに合う、オーナーが売ってしまったら(当時、割とそういう話を身近で聞いたこと多いと思う)で動かないうちに崩壊した。

ただ、65歳越えると寝たきりにならないまでも、入院ぐらいあるのが一般的。不況になって、節約するようになったというのも。
この学者は1999年なら、一番不景気の底みたいな時に、動くわけ無いと思う。物売れず、空き家が増えたっていっても、全体的に節約してる時期なのに、動かないに決まっている。
2007年1月16日に日本でレビュー済み
 序章は「パラサイト・シングルの変質」として、著者が別書で主張する「1998年問題」(経済状況の不安定化による社会への絶望と、ネットや携帯など社会的インフラの変化が相まって、97、8年を境に様々な犯罪や問題行動が頻発)を簡潔に取り扱う。残りを大別すれば、(1)平成結婚事情(結婚・離婚・出産etc)、(2)子ども社会の変容(学力低下・不安・不登校・共学論議etc)、(3)その他(フリーター増・自殺増・年金制度etc)の三部構成。雑誌連載初出のため各章は短く、話もエッセー風に完結しておりすこぶる読みやすい。特別な予備知識も不要。
 タイトルに「データで読み解く」とあるものの、データ分析の細かい議論をカットして考察へと導いてくれるので、『格差社会』で議論の筋を追うのが億劫だった人も大丈夫。もちろんそれは反面この本の欠点でもあるのだが、こういう本には正確な情報や厳密な議論を求めるよりも、こういう本が書かれるその世相に思いを致すべきだろう。東京―大阪間新幹線出張の帰り道や独りの晩酌時など、ビール片手に読み切るにはちょうど手頃。
 ただ、著者自身述べているように、現代社会の世相を後追いで分析する社会学ネタは、どうしても鮮度にズレと急速な衰えが生じてしまう。消費期限は長くとも賞味期限は短い。お早めのご賞味を。
4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2004年11月8日に日本でレビュー済み
筆者には前著「パラサイト・シングルの時代」があり、それが「生ものである社会学」としては時間が過ぎたと認識し、この本で生ものを提供しているようである。
取り上げられている内容は、社会構造、就職、夢、高学歴フリーター、ペットの意味など多岐にわたる。それぞれができるだけ生ものである状態で本にしたという意思が読み取れる。確かにこれらのすべてに関与するものとして「パラサイト社会」があるとは言えるかもしれない。
すべての章で統計資料か現実の事件が取り上げられているので、多くの生ものに触れるという意味では価値があるだろう。
細かい数字を気にせず小見出しを眺めていけばなんとなく「パラサイト社会」を感じ取れる。
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2005年2月5日に日本でレビュー済み
著者は言う。親同居未婚者すべてがパラサイトしているとは思っていない。自分の給料で可能な以上のリッチさを楽しんでいる人びとをそう名づけたと。
前著「パラサイトシングルの時代」のブックデビューで指摘したように、たとえば家事労働を託されている、家族の介護を担っているなど、家庭に労働力を提供している者は除かれなければならない。なぜならリッチに楽しんでいられる余裕などないから。親と同居する未婚者は、それぞれ理由があるのであり、一概に好んで同居生活をしているわけではない。となると、例外をどんどん篩(ふるい)にかけて残った、いわゆる独身貴族と称される者は実は少数であり、境界線が引かれぬ者が大半を占める。よってパラサイトシングルと総称すること自体が無意味であると述べた。
さて、続編の本著によると、リッチな層が減り自立したくてもできない貧乏パラサイトが主流になった。つまりそれが結論であり序章のみで語り終えている。1章から最終章まででパラサイトシングルに直接関わるのは、「パラサイト親子の背後に祖父母あり」と「若年フリーター増」くらい。「ハリーポッター」や「中年女性」がどんな関係があろう。1998年を境にして日本社会は変容し、そのさまざまな現象に触れているが、「パラサイト(寄生)社会」とは何なのか。何に寄生しているというのか。またしても曖昧な定義づけを著者は繰り返している。
現代日本社会の問題提起はしている。その意味では一読する価値はある。ただし、引きこもり、不登校への分析は甘い。このあたりは社会学者の分析の限界を露呈している。いずれにせよ、パラサイトシングルとは無関係なものまで含めてパラサイト社会と称する。これぞ「虎の威を借る狐」というのではなかろうか。
28人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート