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感じない男 (ちくま新書) 新書 – 2005/2/8

4.3 5つ星のうち4.3 94個の評価

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 筑摩書房 (2005/2/8)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2005/2/8
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 新書 ‏ : ‎ 181ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4480062211
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4480062215
  • カスタマーレビュー:
    4.3 5つ星のうち4.3 94個の評価

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上位レビュー、対象国: 日本

2022年10月7日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
感じない男は従来の男性像と一線を画す新たな男性像を示した。第一線の哲学者の告白的考察に胸が熱くなった。女性学にも刺
激を与えるだろうし、男性学が一歩女性学に近づいたいえるでしょう。
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2022年10月3日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
わかりやすいよー
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2021年8月5日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
男の性的な感情について、著者の個人的なものであるという意見も多いです、自分には共感できる部分も多かったです。

・ミニスカへの欲情。
・溜まってきて抜かざるを得ない感覚。
・射精しても、小便と同じ程度の快感しか感じず、女の感じるような快感を、けっして味わうことができないというどうにもならない敗北感。
・動画の中の女が何度も絶頂に達し、快感に身を震わせている光景を、自分の射精と比べてしまう。
・射精の度に、自分が不感症であることを思い知らされ、どうして女だけあんなに気持ちよくなれるのかという疑問が湧いてくる。
・男は小便のような快感しか得ていないのに、どうして女だけ豊かな快感が許されているのだという怒りがこみ上げてくる。
・感じる女を見るたび、自分はそのように感じることができないことを突きつけられる自虐的な快感を感じる。
・制服に精液をかけたくなる衝動。
・精通の体験による自分の体が汚いという身体感覚。
・汚い男の体への否定感情。

上記の感情は、自分でも同感できるものでした。これらの感情が、ポルノやロリコン、女性憎悪の背景にあるという考察は秀逸でした。

著者の記載するように、自分自身、射精しても大した快感もなく、射精する度に、女の快感との落差を思い知らされていたわけですが、そのような感情は周りの人に話すわけにもいかず、消化不良なまま抱えている状態でした。この本を読んで、自分の感情がはっきり分かったと同時に、他の男性も同じ感情を持つことを知って救われました。
11人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2022年3月5日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
一個人の男の性の始まりと心理的な問題をえぐりだし、その深刻さと社会的なロリータコンプレックスや性犯罪との関わりを自分を犠牲にしてまで炙り出した衝撃の問題作❗何故、制服女子に惹かれてしまうのか❓️この本を読めばわかる‼️
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2005年3月14日に日本でレビュー済み
自分の性癖を、そのまま素材にして、新しい視点、かつ、
現代的な視点、切り口で、「男の性」を、思考実験という方法で
徹底的に深堀を試みた、奇書です。(奇書は言い過ぎ?)
読み始めは、「なんだかな。思いこみかよ」という感じで、
ちょっと真剣に受け取る気持ちは、さほどありませんでした。
でも、最後まで読むと、はて、自分の性癖はどうなのか?一度
じっくり考えてみるのもおもしろそうだ、という気分になります。
制服そのもの、ロシコンそのもの、少女写真集それ自体に、どこまで
マジで没入できるか、は、人それぞれの性癖がありますので、
本書をよんで「共感した!」というところまではいきません。
でも、多かれ少なかれ、本書で思考実験を繰り返しているような
性癖は、誰しも持ち合わせていると思います。
(本書でも仮説は、多分に著者個人の成長過程が影響していますし、
著者もそのことは認めています)
そういう意味で、女子に比べて男子の性に関する知識は、ちゃんと
は教育されてきた覚えが、少なくとも私個人的には、ありませんので、
大人になって、この分野をよく考えてみるのも、新たな自分発見
ができるかもしれません。
そういう意味では、自分にとって新たな「性に関する哲学的な」
視点、考え方、気づき、を提供してくれた
よい一冊ではあります。
10人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2018年4月28日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
著者が自身の身を削りながら書いた迷著。自分がなぜ制服少女に惹かれるのか?という分析は非常に興味深いし、スリリングである。とても面白く読めた。しかし、男がみんなこうかというと、たぶんかなり違う。射精のあとの虚脱感とか、著者自身も指摘されたようだが、生物学的な説明のほうがしっくりくる。自身の内面を深く掘り下げていくという方法論もあるとは思うし、主題が主題だけに実証的な研究をする困難はあるだろう。しかし、学者の説としてこの手の内容が流通するのは疑問に思う。そういう意味では、著者の私小説、告白小説として読まれるべきなのではないか。☆は小説として読んだ場合の点数。小説としてなら、すごく面白い。
8人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2023年12月21日に日本でレビュー済み
性欲に振り回される根暗男の世迷言。性欲がなくなる薬があればいいのにと著者は思ったことがあるらしいが、それからしてズレている。人間は男女共、成熟すれば、生まれたがっている命に急き立てられるようにできている。それに逆らうから、ことはこじれるのであり、素直に子供をつくればいいだけのことだ。男は女性の妊娠、出産の重労働をまのあたりにすれば、性交時の女の快感を羨む気持ちも消えるだろう。女性を羨むなら、生理の煩わししさから、妊娠中のつわりから、出産の大変さから、何から何まで羨むべし。この著者は、自分が見ることのできるごく一場面だけを見て、女の方がいい思いをしているような錯覚に陥っているらしい。
この本を見る限り、著者は人の親ではなさそうだし、公式サイトの最新情報でも、そのようだ。
一度親になってから、この根暗本の続編を書くべし。
2020年8月12日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
射精後のどうしようもない虚脱感、良くないと思いながらもやってしまう「あの感じ」を、告白という方法をとりながら深掘りしています。「男の」「ロリコンの」というような大きすぎる主語を用いないで、あくまでも自分自身のセクシュアリティに基づいた仮説として論を進めていく誠実さがあります。森岡氏の『無痛文明論』も読んでみたくなりました。
8人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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