私は、ファミレスなどで使われる「~よろしかったでしょうか?」などのような言い方がとても気になります。
その言い方について、何か面白い考えでもかいてあるのかな?と思って期待して読みましたが、、、。
私は、この本には引き込まれなかった。
無料のKindleアプリをダウンロードして、スマートフォン、タブレット、またはコンピューターで今すぐKindle本を読むことができます。Kindleデバイスは必要ありません。
ウェブ版Kindleなら、お使いのブラウザですぐにお読みいただけます。
携帯電話のカメラを使用する - 以下のコードをスキャンし、Kindleアプリをダウンロードしてください。
ありえない日本語 (ちくま新書) 新書 – 2005/3/8
秋月 高太郎
(著)
現実を目の前にしながら「ありえない」と言えるのはなぜか? 「やばい」は肯定的に使っていいのか? ファミレスの「メニューお下げしてよろしかったでしょうか?」は、どんな意味で「丁寧」なのか? 「不可解」「乱れている」と言われがちな現代日本語の諸相も、背後に潜んでいる「戦略」と「発想」を軸に読み解けば、その法則とメカニズムが見えてくる。ことばから世相を見るのもよし、あるいは、実際に「ありえない日本語」とつきあうためのガイドブック(若いもんの無礼な言葉遣いにムッとしてストレスを感じることが少なくなる。いまどきの「愛の告白」の作法とルールが学べる……などなどの効用が期待されます)としてご活用いただいてもよし、の一冊です。
- 本の長さ233ページ
- 言語日本語
- 出版社筑摩書房
- 発売日2005/3/8
- ISBN-104480062246
- ISBN-13978-4480062246
登録情報
- 出版社 : 筑摩書房 (2005/3/8)
- 発売日 : 2005/3/8
- 言語 : 日本語
- 新書 : 233ページ
- ISBN-10 : 4480062246
- ISBN-13 : 978-4480062246
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,082,552位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
著者をフォローして、新作のアップデートや改善されたおすすめを入手してください。
著者の本をもっと発見したり、よく似た著者を見つけたり、著者のブログを読んだりしましょう
カスタマーレビュー
星5つ中3.5つ
5つのうち3.5つ
全体的な星の数と星別のパーセンテージの内訳を計算するにあたり、単純平均は使用されていません。当システムでは、レビューがどの程度新しいか、レビュー担当者がAmazonで購入したかどうかなど、特定の要素をより重視しています。 詳細はこちら
3グローバルレーティング
虚偽のレビューは一切容認しません
私たちの目標は、すべてのレビューを信頼性の高い、有益なものにすることです。だからこそ、私たちはテクノロジーと人間の調査員の両方を活用して、お客様が偽のレビューを見る前にブロックしています。 詳細はこちら
コミュニティガイドラインに違反するAmazonアカウントはブロックされます。また、レビューを購入した出品者をブロックし、そのようなレビューを投稿した当事者に対して法的措置を取ります。 報告方法について学ぶ
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2013年4月12日に日本でレビュー済み
著者は、東北大学大学院卒、尚絅学院大学女子短大助教授の秋月高太郎。
(2005/03/10 第1刷発行)
「言葉」本って、どこかその使い方に批判的だが、本書のいいところは、それを好意的に、アカデミックに論じているところである。良書。
本書で論われている言葉は、「ありえない」、「なにげに」、「やばい」、「うざい」、「〜じゃないですか」、「よろしかったでしょうか」、タメ語、カタカナ語、「ゲッチュ」「プリチー」等、目次を見ただけで心躍る。
日本語って不安定というか、アンビバレントで、それが自分は好きだ。
サブカルチャーやギャルから生み出される言葉は、興味深くて可能性を感じるし、自分は日本に生まれて、日本語を話せられてよかったと思う。
「あげぽよ」「かわたん」「激おこぷんぷん丸」等、日本語には“意味のない接尾語”がつけられ、しかし、それらは字義的に意味はないが、それを使用することによって、言葉の“雰囲気”を変えることができる。
この“ゆとり”みたいなものは、日本人の昔から育んできたアート感にも通じるところがあって、これは日本が世界に誇られる文化だと思う。
…しかし、いくら日本語がアンビバレントだからといって、自分はいつまでたっても、目くじらを立てる言葉がある。「わ」や「ゎ」である。
副助詞の「は」を「わ」や「ゎ」と表現するのだけは、どうも癪に障る。
「あげぽよ」がよくて、何で「ゎ」があかんねん、と言われると何でなのかは説明できないけれど、省略したり、新しい言葉を生み出したりするのとは別に、根本的すぎる文法を壊されるのに杞憂しているのかな…。
ちなみに、『ふたりはプリキュア』のエンディング『ゲッチュウ! らぶらぶぅ?!』は、言語学的な立場からもう一度歌詞を見るととても面白い。
そういえば、オープニング『DANZEN!ふたりはプリキュア』では「ぶっちゃけありえない」とあるし、女子向けメディアってマジ時代の鏡だね。
(2005/03/10 第1刷発行)
「言葉」本って、どこかその使い方に批判的だが、本書のいいところは、それを好意的に、アカデミックに論じているところである。良書。
本書で論われている言葉は、「ありえない」、「なにげに」、「やばい」、「うざい」、「〜じゃないですか」、「よろしかったでしょうか」、タメ語、カタカナ語、「ゲッチュ」「プリチー」等、目次を見ただけで心躍る。
日本語って不安定というか、アンビバレントで、それが自分は好きだ。
サブカルチャーやギャルから生み出される言葉は、興味深くて可能性を感じるし、自分は日本に生まれて、日本語を話せられてよかったと思う。
「あげぽよ」「かわたん」「激おこぷんぷん丸」等、日本語には“意味のない接尾語”がつけられ、しかし、それらは字義的に意味はないが、それを使用することによって、言葉の“雰囲気”を変えることができる。
この“ゆとり”みたいなものは、日本人の昔から育んできたアート感にも通じるところがあって、これは日本が世界に誇られる文化だと思う。
…しかし、いくら日本語がアンビバレントだからといって、自分はいつまでたっても、目くじらを立てる言葉がある。「わ」や「ゎ」である。
副助詞の「は」を「わ」や「ゎ」と表現するのだけは、どうも癪に障る。
「あげぽよ」がよくて、何で「ゎ」があかんねん、と言われると何でなのかは説明できないけれど、省略したり、新しい言葉を生み出したりするのとは別に、根本的すぎる文法を壊されるのに杞憂しているのかな…。
ちなみに、『ふたりはプリキュア』のエンディング『ゲッチュウ! らぶらぶぅ?!』は、言語学的な立場からもう一度歌詞を見るととても面白い。
そういえば、オープニング『DANZEN!ふたりはプリキュア』では「ぶっちゃけありえない」とあるし、女子向けメディアってマジ時代の鏡だね。
2005年3月26日に日本でレビュー済み
「おたく言語学者」が、マンガやブログ上の若者に多用されている表現(「ありえない」「なにげに」「ゲッチュ」など)について、その用法や語源、その背景にある心理などを考察した本。
全部で10章あるがそれぞれが別の言葉についてのお話で完全に分離されている(著者自身の意図ではあるが)。暇なときにちょっとずつ読むにはいいが、続けて読むと散漫な印象。
紹介されている言葉が「場の空気を読み」「他人の気持ちに踏み込みすぎない」若者気質を表しているというところは興味深いですが、表紙にあるような「ことばのネットワーク」についての分析には深みがない気がします(読み終わってもよく分かりません)。
興味本位に若者ことばについての「トリビア」を身につけるにはよい本ですが、それ以上の深い分析はあまり期待しない方がよいです。良くも悪くも後味さっぱりな本です。
全部で10章あるがそれぞれが別の言葉についてのお話で完全に分離されている(著者自身の意図ではあるが)。暇なときにちょっとずつ読むにはいいが、続けて読むと散漫な印象。
紹介されている言葉が「場の空気を読み」「他人の気持ちに踏み込みすぎない」若者気質を表しているというところは興味深いですが、表紙にあるような「ことばのネットワーク」についての分析には深みがない気がします(読み終わってもよく分かりません)。
興味本位に若者ことばについての「トリビア」を身につけるにはよい本ですが、それ以上の深い分析はあまり期待しない方がよいです。良くも悪くも後味さっぱりな本です。