岡田先生の本は、わかりやすさと読み応えが同居してます。
付属池田小学校事件の犯人の分析を読みたくて購入しました。
個人の人格形成、社会のありかたなど考えさせられます。
多くの人に読んでもらいたい内容です。
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誇大自己症候群 (ちくま新書) 新書 – 2005/9/5
岡田 尊司
(著)
- 本の長さ256ページ
- 言語日本語
- 出版社筑摩書房
- 発売日2005/9/5
- ISBN-104480062637
- ISBN-13978-4480062635
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登録情報
- 出版社 : 筑摩書房 (2005/9/5)
- 発売日 : 2005/9/5
- 言語 : 日本語
- 新書 : 256ページ
- ISBN-10 : 4480062637
- ISBN-13 : 978-4480062635
- Amazon 売れ筋ランキング: - 579,230位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
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1960年、香川県生まれ。精神科医、医学博士。東京大学哲学科中退。京都大学医学部卒。同大学院高次脳科学講座神経生物学教室、脳病態生理学講座精神医 学教室にて研究に従事。現在、京都医療少年院勤務、山形大学客員教授。パーソナリティ障害治療の最前線に立ち、臨床医として若者の心の危機に向かい合う。 小説家・小笠原慧としても活動し、横溝正史賞を受賞した『DZ』などがある(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『ササッとわかる「パーソナリティ障害」』(ISBN-10:4062847272)が刊行された当時に掲載されていたものです)
カスタマーレビュー
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2020年3月28日に日本でレビュー済み
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本書の内容は、著者が精神科医としての長年の活動からヒントを得て、現代の若者による凶悪犯罪の背景を解説したものである。現場を見て来たものとしての言葉は確かに重みがあるが、その一方で著者の若者、現代人に対する偏見の目も若干入り混じっている内容の様に思われる。また、そもそも「誇大自己症候群」という言葉が、精神医学的に広く認められた概念ではなく著者個人が提唱している概念に過ぎないという点も注意するべきだろう。本書の内容は「こういう考え方もあるのか」くらいの、半歩引いた立ち位置で読むのが良いと思う。
2010年1月24日に日本でレビュー済み
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誇大自己症候群というか「自己愛」が強い人間が多くなっている気がします。
努力もしない、勉強(学校の勉強以外も)もしない。なのに人は自分を正しく評価しない。
評価は、自分でするものではないと思います。自分を過大評価して行き詰ったトタンに自殺する。
自殺できないから人を殺す。よくよく見ると、自分たちの周りにこんな人たちがあふれているのに驚きます
この本は、そんな人たちを解説されており読みがいがありました。
努力もしない、勉強(学校の勉強以外も)もしない。なのに人は自分を正しく評価しない。
評価は、自分でするものではないと思います。自分を過大評価して行き詰ったトタンに自殺する。
自殺できないから人を殺す。よくよく見ると、自分たちの周りにこんな人たちがあふれているのに驚きます
この本は、そんな人たちを解説されており読みがいがありました。
2013年5月21日に日本でレビュー済み
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従姉の長男の性格がかなり特異だったので、その特異性をネットで検索したところ、
この書籍に当たり、購入しました。
内容はドンピシャリで、私以上にその長男を知る人にも読んでもらい、確証を得て
その従姉自身にも読むように促し、すると彼女も息子の性格そのものであると認めました。
ということは、この性格は親の責任ってことですよね。
2013年でいよいよ20才になってしまう子だけど、本人の特異性がわかって、それでどーするんでしょうか。
こういう人間は社会から隔離しないととんでもないことになるとか記しているわけじゃないので、わかってどうするのかがわかりません。
この書籍に当たり、購入しました。
内容はドンピシャリで、私以上にその長男を知る人にも読んでもらい、確証を得て
その従姉自身にも読むように促し、すると彼女も息子の性格そのものであると認めました。
ということは、この性格は親の責任ってことですよね。
2013年でいよいよ20才になってしまう子だけど、本人の特異性がわかって、それでどーするんでしょうか。
こういう人間は社会から隔離しないととんでもないことになるとか記しているわけじゃないので、わかってどうするのかがわかりません。
2005年9月30日に日本でレビュー済み
読み応えのある文体・構成で書かれている上、アクチュアルな話題も取り上げられていて、説得力がある本。また、ここで提唱されている「誇大自己症候群」という概念も興味深い。
しかし、この本で重要なのは、繰り返し、失敗や挫折、不幸などの「傷つき」が人間の成長には必要なのだと書かれていることだと思う。
昨今は「癒しの時代」などとも言われ、成長過程での「傷つき」を癒すことに主眼を置いた本も多く、またカウンセリングなども大流行しているようだ。しかし、本書を読むと、そうした「癒し(=一種の「甘やかし」)」一辺倒の流行に対する疑念が湧いてくる。
子供時代だけでなく、成人後も「傷つき」によって成長することがあるはずである。人生においては、「傷つき」を成長のチャンスと捉え、正面から取り組む必要もあるのではないか。
しかし、この本で重要なのは、繰り返し、失敗や挫折、不幸などの「傷つき」が人間の成長には必要なのだと書かれていることだと思う。
昨今は「癒しの時代」などとも言われ、成長過程での「傷つき」を癒すことに主眼を置いた本も多く、またカウンセリングなども大流行しているようだ。しかし、本書を読むと、そうした「癒し(=一種の「甘やかし」)」一辺倒の流行に対する疑念が湧いてくる。
子供時代だけでなく、成人後も「傷つき」によって成長することがあるはずである。人生においては、「傷つき」を成長のチャンスと捉え、正面から取り組む必要もあるのではないか。
2017年1月7日に日本でレビュー済み
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理想やプライドが非常に高く、他者に対して優位で特別な存在でありたいとの思いから、他人よりも自分の気持ちを優先させてしまう人、こうした人を誇大自己の人という。程度の差はあれ、こうした傾向の人は増えてきている。これは学校・家庭での成長過程において社会性を学ぶ機会がないこと、また受験競争などが過剰な中で「自分さえよければよい」という考え方が強要されること等に原因があるのではないかと思う。自己実現が過度に強調され、他人との社会性が軽視されてしまう社会は非常に危険だと思うが、現状の資本主義という宗教の下では、こうした状況が発生するのも必然なのかもしれない。そう考えれば誇大自己症候群も現代社会が作り出した病気である。我々はともすれば自分のために生きることが是とされる、しかし著者の言う通り本当の幸福とは人のために生きる心にあるのかもしれない。非常に考えさせられる一冊だった。
2006年1月8日に日本でレビュー済み
これを読めば、最近の異常な出来事の背景が、目からウロコにわかると同僚から勧められて読んだのだが。ウン、そうだったのか。すべてが見えてきたという感じだ。誇大自己を飼い育て、太らせる一方の現代社会。すべては必然の結果だったのか。エピソード、具体例も多く、読み応えある一冊だった。
中国では一人っ子政策の結果、「小皇帝」と呼ばれるわがままな子どもたちが、大人になりつつあるという。誇大自己は国内だけでなく、国外からも迫ってくるらしい。何か空恐ろしいものを感じる。
中国では一人っ子政策の結果、「小皇帝」と呼ばれるわがままな子どもたちが、大人になりつつあるという。誇大自己は国内だけでなく、国外からも迫ってくるらしい。何か空恐ろしいものを感じる。
2008年3月30日に日本でレビュー済み
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誇大自己症候群というものは、親から適当に(親の都合で溺愛されたり、放置されたりといい加減に)育てられた子供が、大人になって、自分が親からされたようなこと(自分のことだけを優先すること)を他人に当然のごとく欲求する人格になってしまった人たちのことを指しているようです。我がまま放題、傍若無人、自己ちゅーという人たちのことですね。それについては、ふむふむなるほどと思えましたが、なにしろ本書、著者が誇大自己症候群のケがあると考える著名人やら関連文学作品やらの話が多いのです。何だか読んでいるうちに、それらの知識を得意気に披露しているこの著者こそが、もしや誇大自己症候群なのでは?と感じてしまいました。現状の精神医学に物申すその姿勢、よく考えれば色んな人格障害の合併症みたいな人たちに、誇大自己症候群と自ら勝手に命名し、本を出してるその並々ならぬ野心、俺はただの精神科医じゃないんだぜ的雰囲気。それに誇大自己症候群の人たちへの対処方法などにも触れてはいるけれど、ちょっと甘過ぎる対処方法だと思いました。彼等はもっと危険な存在だし、治らない。社会的抑止力でもってしか、彼等を抑えておくことはできないのに、そういう大事な面には触れられていません。