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萌える男 (ちくま新書) 新書 – 2005/11/7

3.7 5つ星のうち3.7 26個の評価

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 筑摩書房 (2005/11/7)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2005/11/7
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 新書 ‏ : ‎ 218ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4480062718
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4480062710
  • カスタマーレビュー:
    3.7 5つ星のうち3.7 26個の評価

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本田 透
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カスタマーレビュー

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上位レビュー、対象国: 日本

2005年11月19日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
本書の内容を「オタクの自己弁護」「見苦しい言い訳」としか

受け取ってもらえない人も多いだろう。

しかし、この本を読んで救われる、精神の安定を得られる人は

それ以上に多いんじゃないだろうか?

昔からオタクは必要以上に貶められてきた。

ごく普通に社会生活を送っている人が大半で

犯罪を犯す者などほとんどいないにもかかわらず

全員が犯罪者予備軍のような扱い。

キモイ、暗い、明るくなれよ、喋れよ、変われよ、の大合唱。

ファッションに気を使え、流行を取り入れろ、スポーツをやれ、

出世しろ、等々…うんざりするほど繰り返されるお決まりの台詞の全ては

「お前の価値観など認めない。俺たちの価値観が正義だ。それを上書きしろ」

「周りの奴らを出し抜いてお前だけ上がってこい。自分だけ勝ち組になれ」

程度の何も理解していない、変わる事が出来るごく一部の人間だけしか救わないで

残りの人間はそのまま嘲笑い続ける残酷な言葉。

変わろうとしても変われない人間も居る。自分を捨ててまで合わせられない人間も居る。

どれだけ努力しようが取り残され負けてしまう人間も居る。

今までにいったい誰がそんな俺たち「全員」を本気で救おうとする言葉をかけてくれたというのか。

自己弁護だろうが言い訳だろうが、本書を読んで自分を認められるようになり

不必要に周りや自分を傷つけずに生きていけるようになる人は多いだろう。

ありふれたごく一部しか救えない言葉よりは遙かに有意義だと思う。
78人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2005年11月23日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
日本には、昔から、「出家」という進路があった。

「出世」ではない。「出家」である。

「出世」した人間は、他人を支配し、また支配されなければならないが、「出家」した人間はそうではない。

「家」というシステムとの関係性を絶つから、「出家」なのである。

本書が投げかけている疑問は、恋愛という阿片にとりつかれる必要があるのか、煩悩を減らし平安を得るには他の方法論がないのか、というものである。

一元論に支配され、多様なモデルを提示できない現実(資本主義)的とされる恋愛観は、消費者に飽きられ、返品される事例が増えているのだ。

心の平安と均衡のためには、「燃え」も「萌え」も適度に必要である、という指摘は納得である。
25人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2007年10月13日に日本でレビュー済み
オタクの出現理由を理論的に解説したなかなかの力作。ときどき勢い余って余計な
ことを言ってしまっているが、内容は充分評価に値する。恋愛の否定という発想は
かなり衝撃的である。

昔は結婚するのは自分の意思ではなく家や世間からの強制だったのだろう。それが
恋愛と結婚を結びつけることによって本人の自由意志で決められる時代になり、
恋愛結婚のシステムに変わった。そうなると結婚出来るかどうかは本人の恋愛能力に
依存することになり、もてる人ともてない人とに二極化することになった。そして
表面化したのが恋愛を拒否する人々である。以前から恋愛を嫌う人はいたはずだが
最近になって表沙汰になったのである。多くの人はまさか恋愛を嫌う人はいない
だろうと考えるが、恋愛力に個人差がある以上それを忌避する人がいるのは当然である。

何もこういう忌避構造は恋愛に限ったことではなく、いろいろな場面で現れる。
酒・タバコ・ギャンブル・車・出世など、以前ではみんなが嗜好していたものから
当然のように逃走しだしている。個人の行動が本人の自由選択によるものであれば
こうした構造は普遍的に見られるはずである。世間が好ましいと考える規範を嫌う人は
常に存在し、それが社会問題化することも多いだろう。自由選択は必ずマイノリティを
生み出す構造を示した点で本書の意義は大きいと思う。
30人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2006年6月4日に日本でレビュー済み
学術志向書としては星1つという評価で十分.

宗教,哲学,心理学など多様な解釈が散見されることから,

学際的な視座に立っているかのようである.

しかし,宗教といっても表面的な内容しか触れられておらず,

キリスト教,新興宗教の類のみが引き合いに出されているだけで,

他の宗教が備える理念を提示していない.

哲学に関する論説も稚拙で,

新書の類を数冊引用したのみで,

哲学の視座に立っているとみなすのもおこがましい

(実存哲学を語るなら養老孟の類で満足するのは止めるべき).

心理学における無理解も明らかである.

もっぱらどこかの雑誌か新書の類で調べたような

記述しか引用されておらず,

著者の似非知識者ぶりがよく現れている.

全ての解釈に「萌え」を支持するという

著者の思惑が絶えず介入しており,

徹頭徹尾,自己擁護である.

より中立的,記述的な解釈論を採用している

書籍は他にもあるので,

あえてこの著によって「萌え」を再解釈する必要はない.

「萌え」ヲタクでもすんなり賛同できない内容ではないか?
15人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2006年7月30日に日本でレビュー済み
2005年流行語大賞の10位に「萌え」が入賞して以来、社会的に注目を浴びているが、「萌え」=名詞に加え、「萌える」=動詞としても使うため、適用範囲が広範となり、定義が厄介な中の「萌える」当事者から一人称で発言した書。まだまだ、世間の大多数に誤解の多い「オタク」を自明なものとしたうえで、「萌え」を定義し「萌える」当事者が情報発信しているので、意義は評価できるが、いろいろな点で無理がある。

まあ、バブル以降恋愛と純愛が別物になったという文脈から始まるが、その恋愛を語るために近代思想家の名前を出すので苦しくなってきて、第三章以降は、「エヴァ」や「Kanon」,「電車男」,「シスタープリンセス」,「マリア様が見ている」などを、「キリスト」,「ユング」,「岸田秀」,「養老孟司」といった言葉を用いながら説明している。問題は、(私は前者後者とも知っているが)前者の説明が9割、後者が1割であるところで、一般的な新書の読者としては、後者の文脈を深めてから前者を解釈するので、これは新書としては無理がある。というのか、本田氏は後者についてよくわかっていない。

正直まとめられないが、(「恋愛資本主義」と距離を置いている女性の存在を無視した上で)、「恋愛資本主義」に背を向けた「萌える男」は偉いんだ。結論しかいえないです。
18人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2007年7月14日に日本でレビュー済み
「萌え」という言葉が一世を風靡し、現在もそれは廃れることなく息づいている。

本書は「萌える男」自身である著者が書いた「萌える男」総論でもある。
「萌える男」とは、1980年代から1990年代前半のバブル景気(著者は恋愛が商品化された時代と称する)
においても異性から恋愛の対象とされなかった男たちが、概ねゲームやアニメなどの2次元の世界の
異性を恋愛対象として捉えている事に極めて肯定的な立場をとっている。

「純愛」という言葉が一つの重要なテーマとして持ち上げられているが、一夫一妻制が前提の社会において、
1人の人間が相手の理想に完全に答えられるはずがない事に「萌え」肯定の論拠を置き、
2次元の異性を恋愛対象とすれば脳内補完した上で自らにとって最も理想的な対象が存在する為、
妥協して軽々しい付き合いを行なう事のできない「純愛」を重んじる男たちにとって、
「萌え」は当然の恋愛表現であるという事になる。

ゲーム・アニメ等の具体的な作品を挙げ、図解によって読者に分かりやすく表現している事には共感がもてる。

ただ、後半になるといささか論理の飛躍が見られ、大多数の男が「萌える」事による
新たな社会形態が構築されるかのような表現には首を傾げる。

全体的には良くまとめた本であると思う。
しかし、作品一つ一つに対して「萌える」対象を求めるのは「純愛」なのだろうか。
電源を切ればリセットされる関係であるならば、あまりにも現実を知らないと言わざるをえない。
9人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2008年6月27日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
物事をオタク的視点から再解釈してみせる面白さでは、最近能力の衰えを感じさせる岡田斗司夫を上回っていました。
えっ?学術書じゃない?
当たり前でしょ!
14人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2006年1月26日に日本でレビュー済み
「萌え」という言葉が、オタクだけでなく世間一般にまで広まった今、

「萌え」ビギナーたちが抱くのは、「萌え」って何?という素朴な疑問だろう。

この本はその回答の一つの形を提示する。

それと同時に、前作「電波男」でも語られた恋愛資本主義論を

一般読者向けな文章で真面目に語る。

「電波男」での「やりすぎ」なまでの確信犯的な極論の応酬や、

顔文字などを使った思わずニヤリとさせるようなおもしろさはなりを潜め、

終始落ち着いた文体で語られる。

純愛ブーム、萌えブームと叫ばれる中で、

じゃあお前ら、純愛ってなんだ、萌えってなんだときかれたときに

答えられないという人のための必読書。

オタクは差別されるいわれなどない。

誰よりも先に純愛に目覚めた人々なのだ。

本書を読んで少しでもオタクに対する偏見がなくなれば幸いである。
14人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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