読解力の無さか、イメージの貧困さか、残念ながら私は、
この本の読者として、全くフィットしなかったようです。
技術論としても、社会論としても、はたまた恋愛論としても、
メッセージとして何も伝わってきませんでした。
“ウェブ”とタイトルにつけておくと、とりあえず流行り物として、
抑えておかなきゃいけないのかなぁという、親父の心理を巧みに突かれた気がします。
実は、読むべき人が読めば、非常に示唆に富む内容が含まれているのかもしれません。
読者を選ぶ本なのでしょう。きっと。
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ウェブ恋愛 (ちくま新書 624) 新書 – 2006/10/1
渋井 哲也
(著)
- 本の長さ190ページ
- 言語日本語
- 出版社筑摩書房
- 発売日2006/10/1
- ISBN-104480063285
- ISBN-13978-4480063281
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登録情報
- 出版社 : 筑摩書房 (2006/10/1)
- 発売日 : 2006/10/1
- 言語 : 日本語
- 新書 : 190ページ
- ISBN-10 : 4480063285
- ISBN-13 : 978-4480063281
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,341,369位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 2,495位サブカルチャー一般の本
- - 2,720位ちくま新書
- - 8,859位倫理学入門
- カスタマーレビュー:
著者について
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1969年、栃木県生まれ。長野県の地方紙「長野日報」の記者を経て、フリーに。子どもや若者を中心に、自殺や自傷、依存症などのメンタルヘルスをはじめ、インターネットでのコミュニケーション、インターネット規制問題、青少年健全育成条例問題、子どもの権利、教育問題、性の問題に関心を持っている。東日本大震災でも、岩手、宮城、福島、茨城、千葉県の被災地を取材している。中央大学非常勤講師。
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2007年3月8日に日本でレビュー済み
本書で扱っているウェブ恋愛は、
出会いのきっかけがウェブであったにすぎないものから、
オフラインでは全く会わず恋愛がウェブ内だけで完結しているものまで多種多様である。
具体例が多く「なぜ人はウェブ恋愛に落ちるのか」という点についての
筆者独自の考察などはあまり見られず、やや面白みに欠ける。
小谷野氏の『恋愛の超克』という本を知ったことぐらいが収穫か。
出会いのきっかけがウェブであったにすぎないものから、
オフラインでは全く会わず恋愛がウェブ内だけで完結しているものまで多種多様である。
具体例が多く「なぜ人はウェブ恋愛に落ちるのか」という点についての
筆者独自の考察などはあまり見られず、やや面白みに欠ける。
小谷野氏の『恋愛の超克』という本を知ったことぐらいが収穫か。
2007年1月21日に日本でレビュー済み
出会いの方法は多種多様。
合コンが認められるのに、Webのそれが認められない(白い目で見られる)
のはおかしいだろう。
恐らく、そこにある拒否反応は「会ったこと無いのに愛情が芽生えるのか?」
という点に起因するのでしょう。
それを探ってきたのが本書。
確かに本書に出てくるカップルに違和感を懐かないか?と問われれば
否定は出来ない。
だって、自分とは住んでいる世界が違うのだから。
(例えば、出会い系で知り合うとか、初めてあったその日に男性の部屋へ
行くとか・・・)
でも、ここで述べられていること他人事でも無い。
多かれ少なかれ自分にも一致するのだ。
・ネットへの依存傾向がある。
・リアル社会に生きにくさを感じている。
・メールのやり取りだけで愛情が芽生える。
(文章のやり取りを続ける中で深いところまで話が進むことがある。
それを続けていくとお互いに相手のイメージという物が出来上がる。
そして場合によってはその中に−勝手な思いこみなのだが−好意を越えて
愛情も芽生えるのだ)
ルポ部分については掘り下げ方が弱いと個人的には思うのだが
そういう恋愛の形態や、其処に至る人の傾向などを明らかにした
と言う点で一読してみるのもありだと思う次第です。
合コンが認められるのに、Webのそれが認められない(白い目で見られる)
のはおかしいだろう。
恐らく、そこにある拒否反応は「会ったこと無いのに愛情が芽生えるのか?」
という点に起因するのでしょう。
それを探ってきたのが本書。
確かに本書に出てくるカップルに違和感を懐かないか?と問われれば
否定は出来ない。
だって、自分とは住んでいる世界が違うのだから。
(例えば、出会い系で知り合うとか、初めてあったその日に男性の部屋へ
行くとか・・・)
でも、ここで述べられていること他人事でも無い。
多かれ少なかれ自分にも一致するのだ。
・ネットへの依存傾向がある。
・リアル社会に生きにくさを感じている。
・メールのやり取りだけで愛情が芽生える。
(文章のやり取りを続ける中で深いところまで話が進むことがある。
それを続けていくとお互いに相手のイメージという物が出来上がる。
そして場合によってはその中に−勝手な思いこみなのだが−好意を越えて
愛情も芽生えるのだ)
ルポ部分については掘り下げ方が弱いと個人的には思うのだが
そういう恋愛の形態や、其処に至る人の傾向などを明らかにした
と言う点で一読してみるのもありだと思う次第です。
2009年9月21日に日本でレビュー済み
映画で、You Get A Mailという話がある。
本屋さんをめぐる、恋愛ものだ。
ネットだけで知り合った2人が、商売敵だった。
仕事よりも、恋愛を取ったように見えるが、その後を考えれば、きっと、商売もうまくいくことを暗示している。
大事なのは、道具ではなく、人が人として真摯に振舞えるかどうかだと思う。
You Get A Mailは、道具を制約条件を込みで認めている。
本書は、制約条件がうまく書き下しきれていないのではないだろうか。
新書なので、制約条件の記述まで求めてはいけなく、事例としてだけ読めばいいのだろう。
本屋さんをめぐる、恋愛ものだ。
ネットだけで知り合った2人が、商売敵だった。
仕事よりも、恋愛を取ったように見えるが、その後を考えれば、きっと、商売もうまくいくことを暗示している。
大事なのは、道具ではなく、人が人として真摯に振舞えるかどうかだと思う。
You Get A Mailは、道具を制約条件を込みで認めている。
本書は、制約条件がうまく書き下しきれていないのではないだろうか。
新書なので、制約条件の記述まで求めてはいけなく、事例としてだけ読めばいいのだろう。
2007年3月13日に日本でレビュー済み
書かれている内容は週刊誌のルポルタージュのようなことばかり。
作者本人もウェブ恋愛をしたと云っているがだからといって特筆すべきことは何もない。
結論もありきたりで結局は何を言いたいのかが私には良く分からなかった。
作者本人もウェブ恋愛をしたと云っているがだからといって特筆すべきことは何もない。
結論もありきたりで結局は何を言いたいのかが私には良く分からなかった。
2007年10月19日に日本でレビュー済み
ウェブは恋人たちをつなぐコミュニケーションチャネルの一つであることは間違いない。この本ではリアルで知り合って恋愛にいたるのではなく、ウェブ上で知り合って恋愛にいたるという真性のウェブ恋愛を取り上げている。若者世代からすれば、特段書籍のテーマになるようなことではなく、年配者が若者の心理を理解する一助となるかもしれない。
2006年12月8日に日本でレビュー済み
今「恋愛論」を語ろうとするなら ネット関係は不可欠な時代だ。そういう意識を持って本書を手に取る機会を得た。
「人と人が出会う」ことで恋愛が始まるとしたら それは「合コン」でも「学校」でも「クラブ」でも 「偶然出会う」という点は同じだ。その「偶然」の一つの方法として ネットが新しく加わっただけだという考え方はあるのかもしれない。
但し この新顔の「偶然」は「顔が見えない」という点に最大の特徴があることも確かだ。
恋愛にも作法と規則があると思うが その意味ではネットを介した恋愛では まだ作法と規則が整備中であり その為に いくつかの「混乱」が発生しているのも現代ではないかと思う。おそらく 今は整備中という過渡期であり まもなく「民俗学的なネット恋愛の決まり」が出来るのではないかなと思う。
本書は ネット恋愛に焦点を絞ったという点では面白いが 作者の個人的な経験に余りに準拠している点で いまひとつ普遍性を感じられないのも確かである。リアル体験の話なので それなりになまなましい点は 風俗観察としては面白い。但し そこで止まっている気もする。
但し 冒頭言った通り このネットを介した恋愛は 今後10年間は 若者達の 大きな課題になるという予感は変わらない。その中で 一応 嚆矢の一冊と考えたい。話はまだまだ続くのだと思う。そう to be continuedという感じだ。
「人と人が出会う」ことで恋愛が始まるとしたら それは「合コン」でも「学校」でも「クラブ」でも 「偶然出会う」という点は同じだ。その「偶然」の一つの方法として ネットが新しく加わっただけだという考え方はあるのかもしれない。
但し この新顔の「偶然」は「顔が見えない」という点に最大の特徴があることも確かだ。
恋愛にも作法と規則があると思うが その意味ではネットを介した恋愛では まだ作法と規則が整備中であり その為に いくつかの「混乱」が発生しているのも現代ではないかと思う。おそらく 今は整備中という過渡期であり まもなく「民俗学的なネット恋愛の決まり」が出来るのではないかなと思う。
本書は ネット恋愛に焦点を絞ったという点では面白いが 作者の個人的な経験に余りに準拠している点で いまひとつ普遍性を感じられないのも確かである。リアル体験の話なので それなりになまなましい点は 風俗観察としては面白い。但し そこで止まっている気もする。
但し 冒頭言った通り このネットを介した恋愛は 今後10年間は 若者達の 大きな課題になるという予感は変わらない。その中で 一応 嚆矢の一冊と考えたい。話はまだまだ続くのだと思う。そう to be continuedという感じだ。
2006年12月28日に日本でレビュー済み
ネットで恋愛をし、結婚をする。
十年前ではレアなケースだったが、今ではごく普通の出来事。
たんたんと事例集のようにケースを集め分析をしているが
やはり、分析しているだけの感がぬぐえなかった。
十年前ではレアなケースだったが、今ではごく普通の出来事。
たんたんと事例集のようにケースを集め分析をしているが
やはり、分析しているだけの感がぬぐえなかった。