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病原体から見た人間 (ちくま新書 667) 新書 – 2007/7/1
益田 昭吾
(著)
- 本の長さ237ページ
- 言語日本語
- 出版社筑摩書房
- 発売日2007/7/1
- ISBN-104480063684
- ISBN-13978-4480063687
登録情報
- 出版社 : 筑摩書房 (2007/7/1)
- 発売日 : 2007/7/1
- 言語 : 日本語
- 新書 : 237ページ
- ISBN-10 : 4480063684
- ISBN-13 : 978-4480063687
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,280,984位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2017年8月4日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
大変違った観点から感染症をとらえているのが、面白い。後半の哲学的なところはついていきにくいところもある。
2007年7月28日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
病原体における周囲の環境とは「人間の身体」、人間における周囲の環境とは「地球環境」にほかならない。病原体が過度に人体を蝕めば、人間は死に、病原体自体も人間とともに滅びてしまう。人間も地球環境を過度に蝕めば、地球もろとも滅んでしまうのではないか。この2つの対比比喩が本書の根底。これを前提に話しが展開する。
前半は科学的でおもしろく読めたが、後半は哲学的展開で話しが退屈。理路整然としていて、いいたいことはわかるが、いかにもひとりよがりの印象。
まぁ、いろいろな考えがあっていいとおもうけど。
前半は科学的でおもしろく読めたが、後半は哲学的展開で話しが退屈。理路整然としていて、いいたいことはわかるが、いかにもひとりよがりの印象。
まぁ、いろいろな考えがあっていいとおもうけど。
2011年6月15日に日本でレビュー済み
内容は大きく前半と後半に分かれ、前半はジフテリア菌やそのファージの寄生構造の話、後半はこの寄生の概念を用いて、自然や人間の身体、自我意識、欲や理性や社会構造などについて考察しています。
前半に関してはとても面白かったです。本来は常在菌であるジフテリア菌が、ファージにそそのかされて(?笑)毒素を作って宿主環境を壊してしまうという話とか、本来の宿主−寄生関係では共生が普通で、そうでない場合は本来の宿主ではないからだという話や、宿主がヤバくなるとファージが粒子になって一斉に逃げ出すなんて話を読むと、なんだか人間社会でもそんなヤツいるいる!と思ってしまいました。
後半に関しては、正直かなり哲学的で難解な部分もあります。あと、なんか内容的に繰り返しが多い気がしてもう少しシンプルに書いてもらった方がいいような・・・・。人間と自然の関係や人間の自我意識、人間社会の構造までを寄生とか階層構造で捉えるのは、確かに可能ではあるのかもしれないけれど、事実というより解釈の話かなという気もします。自我意識が時間を越えるという辺りはベルクソンの「持続」の概念とも共通する捉え方だし、決して独りよがりというのではないのでしょうが、まぁ一つの人間の捉え方として参考になる、という感じです。
読み終えてみて、くしくも福島原発事故が地球環境を汚染してしまっている現状を見ると、人間もファージのように、目先の利益に囚われて本来の自分たちの生活環境を壊してしまっているように思います。脳ミソあっても無くても、やることファージと変わってネェじゃん!と、人間が非常に愚かに思えてきます。人間は地球の常在菌として、もうちょっと地球のこと考えていかなきゃ、ファージより上等な脳ミソ持ってる価値ねぇぞ、と思えてきます。
前半に関してはとても面白かったです。本来は常在菌であるジフテリア菌が、ファージにそそのかされて(?笑)毒素を作って宿主環境を壊してしまうという話とか、本来の宿主−寄生関係では共生が普通で、そうでない場合は本来の宿主ではないからだという話や、宿主がヤバくなるとファージが粒子になって一斉に逃げ出すなんて話を読むと、なんだか人間社会でもそんなヤツいるいる!と思ってしまいました。
後半に関しては、正直かなり哲学的で難解な部分もあります。あと、なんか内容的に繰り返しが多い気がしてもう少しシンプルに書いてもらった方がいいような・・・・。人間と自然の関係や人間の自我意識、人間社会の構造までを寄生とか階層構造で捉えるのは、確かに可能ではあるのかもしれないけれど、事実というより解釈の話かなという気もします。自我意識が時間を越えるという辺りはベルクソンの「持続」の概念とも共通する捉え方だし、決して独りよがりというのではないのでしょうが、まぁ一つの人間の捉え方として参考になる、という感じです。
読み終えてみて、くしくも福島原発事故が地球環境を汚染してしまっている現状を見ると、人間もファージのように、目先の利益に囚われて本来の自分たちの生活環境を壊してしまっているように思います。脳ミソあっても無くても、やることファージと変わってネェじゃん!と、人間が非常に愚かに思えてきます。人間は地球の常在菌として、もうちょっと地球のこと考えていかなきゃ、ファージより上等な脳ミソ持ってる価値ねぇぞ、と思えてきます。