一般市民、患者はもちろん、コメディカル、
医療統計に詳しくない医師も参考になるのではないでしょうか。
長年、日経BPなどで、医療情報を扱ってきたジャーナリストが、
医療情報を、どのように集め、選別し、重要な情報を正しく読むか。
基礎から解説した参考書です。
医療情報は、今や医者だけの秘密・特権ではありません。
患者の方が、下手な医者よりよっぽど詳しい情報を集めることもできる時代です。
エビデンスとは何か、論文の読み方(PICO)
RCT(ランダム化比較試験・くじ引き試験)の意義と重要性、
さらに、コクランライブラリーにまで言及し、
有意義な情報がコンパクトにまとまっています。
タイトルから、情報集めのマニュアル本? と誤解して、
古いと参考にならないかも と心配しましたが、全くの杞憂でした。
一部の事例は、その後の新しいエビデンスによって変わっていたり、
情報は古かったりと、やむを得ない部分はあるものの、
それを差し引いても参考になる本です。
ぜひ増補・改定版を期待したいです。
氾濫する「誇大広告」と「不安をあおる恫喝医療」情報から、
自分や家族を守るためにも、
彼女が翻訳した、下記2冊と併せて読むことをおすすめします。
過剰診断: 健康診断があなたを病気にする (単行本)
病気の「数字」のウソを見抜く
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患者のための医療情報収集ガイド (ちくま新書 789) 新書 – 2009/6/1
北澤 京子
(著)
- 本の長さ213ページ
- 言語日本語
- 出版社筑摩書房
- 発売日2009/6/1
- ISBN-104480064958
- ISBN-13978-4480064950
登録情報
- 出版社 : 筑摩書房 (2009/6/1)
- 発売日 : 2009/6/1
- 言語 : 日本語
- 新書 : 213ページ
- ISBN-10 : 4480064958
- ISBN-13 : 978-4480064950
- Amazon 売れ筋ランキング: - 356,144位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 1,195位ちくま新書
- - 17,418位医学・薬学・看護学・歯科学
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2016年1月3日に日本でレビュー済み
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2009年7月9日に日本でレビュー済み
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インターネットの利用で普通の患者が入手できる情報が増えていると思う。そのあふれ出している情報とどのように付き合うのがいいのかを考えてくて購入通読
読んでみると、患者が医師、病気と付き合う時にどのように医師から情報を引き出せばいいのか、病気の情報をインターネット上でどのよう入手すればいいのかなどが記載されている。「RCT」「NNT」「診療ガイドラインの役割」「EBM」など面白かった。また、患者のストーリーを尊重する「NBM」という考えは今後忘れたくないと思った。考えるための材料はすでに揃っていることを実感させられる書籍になっています。
医療に関する情報をどこで手に入れどのように精査するべきかが記載されている。上記のような情報を収集することのある人にはお勧めの書籍になっていると思います。
読んでみると、患者が医師、病気と付き合う時にどのように医師から情報を引き出せばいいのか、病気の情報をインターネット上でどのよう入手すればいいのかなどが記載されている。「RCT」「NNT」「診療ガイドラインの役割」「EBM」など面白かった。また、患者のストーリーを尊重する「NBM」という考えは今後忘れたくないと思った。考えるための材料はすでに揃っていることを実感させられる書籍になっています。
医療に関する情報をどこで手に入れどのように精査するべきかが記載されている。上記のような情報を収集することのある人にはお勧めの書籍になっていると思います。
2013年7月24日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
私は医療従事者ですが、この書籍は、すべての医療従事者に読んで欲しいと言える一冊です。
2009年11月2日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
薬局の薬剤師ですが、たまたまこの本を買った後に定期的な抄読会に参加することになり、とても助かっています。丸っきりのEBM初心者にとって用語の意味も他の専門書より理解しやすいですし、医療関係の本は大抵高いのですが、1000円を切る値段で自分の欲しかった情報がぎゅっと詰まっている感じです。
一般の方にも医療に従事するEBM初心者にもおススメです。
一般の方にも医療に従事するEBM初心者にもおススメです。
2016年7月5日に日本でレビュー済み
病気で入院をしていた時に、自分の病気の治療法や治療成績をPubMedを使って調べておいたので、医師の治療方針の説明がよく理解できました。
2010年5月31日に日本でレビュー済み
エビデンスの高い治療を受けたい、と考えている患者・家族には必読の書と言っていい。
私も家族が悪性がんで闘病しているが、この本ともっと早く巡り合いたかった。
なにせ、情報がてんこ盛りである。お値打ちだ。
もう一つ、この本が優れているのは、EBMの一方的な礼賛ではなく「ナラティブ・ベースド・メディシン」にも目配りしている点だ。
著者の優れたバランス感覚を示していよう。
私も家族が悪性がんで闘病しているが、この本ともっと早く巡り合いたかった。
なにせ、情報がてんこ盛りである。お値打ちだ。
もう一つ、この本が優れているのは、EBMの一方的な礼賛ではなく「ナラティブ・ベースド・メディシン」にも目配りしている点だ。
著者の優れたバランス感覚を示していよう。
2009年7月26日に日本でレビュー済み
自分が病気になったら?どうします?まずは、担当の医者の説明を受ける事になるでしょう。
でも、その説明に疑問や説明不足を感じてたりしたら如何しましょうか?
今は、本屋に行けば、沢山の患者さんの病気の体験本やインターネットで情報を仕入れる
事は簡単です。でも簡単になり過ぎた為、情報の質が玉石混合で混乱してしまうのでは
無いでしょうか?情報の洪水の中で自分の求める、病気、症状、今後どうなるのだろうか?
(予後)を見つけるのは結構難しい事だと思います。この書籍タイトル道理に医療情報収集
ガイドとして一般人向けに書かれた書籍では初めて?と思います。是非、自分や家族や友人
が病気になって情報を求めている時に、羅針盤として最適な書籍ですお勧めです。!!(良書)勿論、医療関係者にも是非、手にとって読んで欲しい書籍です。
でも、その説明に疑問や説明不足を感じてたりしたら如何しましょうか?
今は、本屋に行けば、沢山の患者さんの病気の体験本やインターネットで情報を仕入れる
事は簡単です。でも簡単になり過ぎた為、情報の質が玉石混合で混乱してしまうのでは
無いでしょうか?情報の洪水の中で自分の求める、病気、症状、今後どうなるのだろうか?
(予後)を見つけるのは結構難しい事だと思います。この書籍タイトル道理に医療情報収集
ガイドとして一般人向けに書かれた書籍では初めて?と思います。是非、自分や家族や友人
が病気になって情報を求めている時に、羅針盤として最適な書籍ですお勧めです。!!(良書)勿論、医療関係者にも是非、手にとって読んで欲しい書籍です。
2010年4月22日に日本でレビュー済み
著者の北澤京子さんは、京都大学理学部を卒業後、日経マグロウヒル社、マガジンハウスの編集等を経て日経BP社日経メディカル編集委員として、誌面やネット上で健筆を振るわれている。また、2007年には英国ロンドン大学公衆衛生学・熱帯医学大学院修士課程を修了しています。
本書は、患者と医療者の関係が大きく変わる時代に、日本では数少ない「科学的手法」を理解し、「科学のサイド」から医療・医学を語れる記者・編集者として、「患者のための医療情報収集ガイド」を新書サイズで実現した意欲作です。
インターネットが普及し、患者にとっても応用・利用可能な時代に、科学的根拠の無い「開運財布」のような「医学・医療もどき」に惑わされずに、「お任せ医療」から脱し、患者が科学の蓄積としての膨大な医学情報=学術論文・医学論文の蓄積にアクセスする方法論が提示されています。
一見膨大な情報が飛び交う現代、「情報の質を吟味する」手法を持ちえなければ、玉石混交の情報の海に沈みまた虚偽の情報に踊らされます。
時代が必要とするメディアリテラシーを、市民が必要とする情報を医療・医学分野で実現した一冊と言えると思います。是非お勧めの一冊です。
本書は、患者と医療者の関係が大きく変わる時代に、日本では数少ない「科学的手法」を理解し、「科学のサイド」から医療・医学を語れる記者・編集者として、「患者のための医療情報収集ガイド」を新書サイズで実現した意欲作です。
インターネットが普及し、患者にとっても応用・利用可能な時代に、科学的根拠の無い「開運財布」のような「医学・医療もどき」に惑わされずに、「お任せ医療」から脱し、患者が科学の蓄積としての膨大な医学情報=学術論文・医学論文の蓄積にアクセスする方法論が提示されています。
一見膨大な情報が飛び交う現代、「情報の質を吟味する」手法を持ちえなければ、玉石混交の情報の海に沈みまた虚偽の情報に踊らされます。
時代が必要とするメディアリテラシーを、市民が必要とする情報を医療・医学分野で実現した一冊と言えると思います。是非お勧めの一冊です。