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ウェブで学ぶ ――オープンエデュケーションと知の革命 (ちくま新書) 新書 – 2010/9/8

4.2 5つ星のうち4.2 19個の評価

現在のように、社会構造が複雑化・流動化し、技術や知識の陳腐化も激しい世界では、「学校や塾や職場の『壁の内側』で教えられること」だけが学びのすべてではなく、「学校を出たから、もう自分の学びは終わり」というわけにもいきません。そのような「個人が一生学び続ける時代」にふさわしい「一人ひとりの無限の可能性のための次世代教育環境」こそが、オープンエデュケーションなのです。学ぶこと」は、そのための「機会」と「必要な助け」さえ得られれば、あとは自分の志や情熱次第で、かなり思い通りになるはずです。オープンエデュケーションは、そんな「学ぶ機会」や「よく学ぶために必要な助け」を、世界中のすべての人たちのために最大限に増やしていこうという、「二十一世紀の壮大な教育イノベーション」なのです。

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 筑摩書房 (2010/9/8)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2010/9/8
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 新書 ‏ : ‎ 272ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4480065679
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4480065674
  • カスタマーレビュー:
    4.2 5つ星のうち4.2 19個の評価

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上位レビュー、対象国: 日本

2022年7月20日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
本書は、2000年以降始まったオープンエデュケーションの流れに関して、OCWに代表される「オープンコンテンツ」、KEEPToolkitのような「オープンナレッジ」、そしてSakaiやMoodleのような「オープンテクロノジー」の三つに分けて、それらがどのような経緯で始まったのかを、米国のカーネギー財団やMITでまさにこの流れの中心にあった飯吉教授の立場で書かれたものである。
 
同書で興味深かったのは、pp.288-289で展開された、これまでの義務教育や学校教育で提供していた教育モデルを「小種多量」(供給するコンテンツは限られているが、対象者は多くいること)とした時に、オープンエデュケーションにより実現可能な教育は「多種少量」(多くのコンテンツを供給するが、それぞれの対象者(興味を持つ人)は少ない)としている点であった。テクノロジーの進展により、従来の教育をより多くの人に届けることが可能になるが、供給者自体の多様化も可能になるために、従来の教育で届けていた「小種」の教育を「多種」に拡張できるというのは、なんとも夢の広がる話であるように思う。

この本は、大学時代に最初に読んだ時、大きな衝撃を受けたと同時に、このような時代が来ることにワクワクしながら読んだ本である。この本での主題であるオープンエデュケーションには、テクノロジーの発展が大きく関わっているため、2020年のコロナ禍以降、教育のオンライン化が進行する中で改めて読んでみたのが、相変わらず面白く読めた。また、そのような現状だからこそ、「だからといって「これまでの『学校というシステムは、もうなくしましょう』ということになれば、一体どれだけの人が「高校や大学を卒業する」というゴールに辿りつけるでしょうか」(p.181)という、オープンエデュケーションの礼賛に終わらない姿勢が非常に頷けるところだった。

オープンエデュケーションの今後の方向性を考える上で、以下の文章が非常に示唆的と思ったので、最後に引用する。

"既存の「学校」という教育システムの強制力が機能しにくくなっているという現状を考え併せると、オープンエデュケーションが普及していく中で、より多くの人たちが望む教育を受け確実に知識や能力を習得するために、「一体どのような新たな「強制力」が必要となり、またそこにどのような新たな「教えと学び」の可能性が開けてくるのか」を考えるのはとても重要だと思います。"(p.181)
2020年10月19日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
MOOCが登場する前、主にオープンコースウェアを元に書かれた著書。
帯にも書かれているが、ウェブ進化×教育の進化=無限の可能性、を実際の事例を書かれた内容が非常に示唆に富む著書だ。
私が注目した観点は、オープンエデュケーションは教師を”子供の自由な学びと成長の介助者”にすると看破している点だ。
単に授業を受動的に生徒が受けるという従来のシステムは崩壊するのだ。
別の教育関連の著書でもこの観点は一貫している。
ツールやコンテンツの進化が学びと教えの形が進歩をもたらす。
そして誰でも学べるようになる社会がやってきたのだ。
2011年2月22日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
 梅田 望夫さんといえば、「ウェブ進化論」がベストセラーになった
 作者さんだ。
 
 ウェブ全体を見渡すのではなく、一分野に特化した内容に
 なっているのは、インターネットが社会に根付いて、大いに
 広まり、全体を俯瞰できなくなっているのかもしれない。

 最近の有名大学の名物教授の授業をネットで、しかも無料で
 見ることの出来る機会が増えている。

 英語さえできれば、渡米することなく、貴重な授業を
 受けることができるというのは、非常にありがたい現象である。

 無料化が進むことで、教授陣の懐具合がどう変化するのか
 知りたいところだが、積極的に無料で配信するメリットが
 あれば、ますます広まっていくことだろう。

 学生側としても、ネットで学んだことを資格として履歴書に
 書くことができれば、ますます、勉強しようとするはずだ。

 学びは、誰かに学んだことを誇張できなければ、価値も半減する。

 企業の人事部門にいると、履歴書に書けないような
 教育課程というのは、非常に評価しづらいし、事前に人物を想定する
 ことが難しくなる。

 著者の略歴を見ても、学歴が見事に並んでいるが、実際ちゃんと
 勉強していたのか、とかまではわからない。
 ウェブで勉強しましたならなおさらではないだろうか。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2011年5月31日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
梅田氏の新書はだいたい読んでいる。

読むと元気が出る気がする。

それはどの本にも、
学ぶ、努力する、
というようなことが、
とても肯定的に捕らえられていて、
そこにウェブなどの新しいテクノロジーを組み合わせれば、
いろいろな可能性が開ける、
というようなことが書いてあるからだと思う。

とくに今回は、
ウェブを利用した学びについての可能性と、
その方法について書かれている。

これは、
梅田氏がこれまで書いてきたことの、
より実践的な部分だと思う。

ウェブで学ぶことが、
日本で一般的になるにはもう少し時間がかかるのかもしれないが、
すでにやっている人もいるし、
すでにいろいろなことが学べるということがわかった。

最後に本書より。

”知的好奇心ややる気のある人には、ハイパーメディアのような双方向メディアが向いていて、そうでない人は、映画やテレビなどの一方向メディアを使った方が、よく学んだり知的刺激を受けたりできる。”p185

ウェブで学ぶことに適した人は、
これからの時代にも適した人なのだろうと思う。
2011年1月7日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
この本の帯の

「ウェブ進化×教育の進化=無限の可能性」

というキャッチコピーが本書の内容を端的に表しています。

構成としてはMIT(マサチューセッツ工科大|米国の一流大学)が、学部、大学院課程全部を網羅した2000近くの科目の教材を無償で公開したことで始まった、OCW(オープンコースウェア)に象徴される「オープンエデュケーション」について

・発生の経緯
・現在の広がり
・原動力
・影響
・将来の展望

などを飯吉さんが紹介してくれるさまざまな事例と、梅田さんのウェブ進化についての知見を通じて解説してくれています。

・教師
・教育行政に関与する人
・子供の教育や進路について考えている親
・ソーシャルアントレプレナーで教育関連で起業したい人

にお勧めです。

また、著者の方々がそう意識して書かれたのかは分かりませんが、
・「次の10年でインターネット人口は30億人となることをシリコンバレーの企業群は成長戦略の前提として置いている」
・「iPadの世界的普及によって教育の可能性は大きく広がる」
・「フリーランスの先生のような人もかなり出てくるのではないか」
・「21世紀は間違いなく、新興国、途上国における高等教育への需要が爆発的に伸びてゆく時代なのだろう」
などなど、私には、「起業のネタ帳」的な読み方もできるように思えました。

そうした読み方をしたい読者の方にとっては、

フリー‾〈無料〉からお金を生みだす新戦略

フラット化する世界(上)

との併読も吉かと。
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2011年5月6日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
今、多くの日本人が知らないとこ'ろで、「知」の急速な民主化が進'んでいる。誰でも、インターネッ'トと少しの英語力があれば、大き'な可能性が開けている事に気づく'はず。ぜひ、全ての日本人に読ん'で欲しい一冊。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2010年9月10日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ウェブを取り巻く状況について、現段階の梅田さんの認識が表されていて、梅田さんファンにとって良書。梅田さんファンでなくても、間口の広い文体(わからないカタカナ語は、読者自身で検索)なので、「ウェブで学ぶ」とか「知の革命」と言う言葉にピンと来た人や、学ぶことや教育について語り合う知人が、身近にいなくて悶々としている人は、読んでもよいと思う。
8人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2012年3月11日に日本でレビュー済み
今はインターネットにあるオープンな教材を使用して学ぶことができる。
日本の方もそれに気づいて何かできる考えて欲しい。

現在では、アメリカを中心に、大学の講義もオープンに公開されて
いることが多く、有名なカーネギーメロン大学の講義も公開されています。
やる気になれば、誰でも世界一の講義を学ぶことができます。

講義をオープンにすることで、教育のレベルが向上し、世界中で
知識の共有が行われるでしょう。

しかし、日本人にとっては、英語の壁があります。それを超える
価値がそこにはあると思います。

インターネットで調べることで、オープンな教材があることは
わかりますが、背景や国際的な視野でオープンな教育を知りたい方に
本書をお勧めします。