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日本文化の論点 (ちくま新書 1001) 新書 – 2013/3/5
購入オプションとあわせ買い
ニコニコ動画、食べログ、コミケ、AKB48、ソーシャルゲーム、ボーカロイド、ゲーミフィケーション……。本書はポップカルチャーの論点を抽出し、「今」という時代の地図を描き出す。僕たちは今、何に魅せられているのか? 僕たちは今、どんな時代を生きているのか?
サブカルチャーやインターネットといった陽の当らない〈夜の世界〉から、日本の今とこれからを問いなおす。政治も経済も行き詰まった〈昼の世界〉を変えるために、人間と情報、人間と記号、そして人間と社会との新しい関係を説く、渾身の現代文化論!
【本書で扱うトピックス】
・マスからソーシャルへの地殻変動 ・情報技術の生む新たな「中間のもの」
・人間をどのようなものとしてイメージするか
・新しいホワイトカラーと東京
・地理と文化とインターネット
・「夜の東京」を夢想する
・クール・ジャパン戦略会議
・二次創作のインフラと日本的想像力
・音楽ソフトはなぜ売れなくなったのか
・カラオケとJ‐POP
・ゲーミフィケーションと社会
・「反現実」とファンタジー
・「虚構の時代」の終わりと東日本大震災
・〈夜の世界〉から社会を変えるために
【目次】
序章 〈夜の世界〉から〈昼の世界〉へ
論点1 クール・ジャパノロジーの二段階論――集合知と日本的想像力
論点2 地理と文化のあたらしい関係――東京とインターネット
論点3 音楽消費とコンテンツの「価値」
論点4 情報化とテキスト・コミュニケーションのゆくえ
論点5 ファンタジーの作用する場所
論点6 日本文化最大の論点
終章 〈夜の世界〉から〈昼の世界〉を変えていくために
あとがき
付録 『日本文化の論点』を読むキーワード
- 本の長さ192ページ
- 言語日本語
- 出版社筑摩書房
- 発売日2013/3/5
- 寸法11 x 1 x 17.6 cm
- ISBN-104480067132
- ISBN-13978-4480067135
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商品の説明
著者について
登録情報
- 出版社 : 筑摩書房 (2013/3/5)
- 発売日 : 2013/3/5
- 言語 : 日本語
- 新書 : 192ページ
- ISBN-10 : 4480067132
- ISBN-13 : 978-4480067135
- 寸法 : 11 x 1 x 17.6 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 190,467位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
評論家。1978年生。批評誌〈PLANETS〉編集長。
著書に『ゼロ年代の想像力』(早川書房)、『リトル・ピープルの時代』(幻冬舎)、『日本文化の論点』(筑摩書房)、『原子爆弾とジョーカーなき世界』(メディアファクトリー)、『楽器と武器だけが人を殺すことができる』(KADOKAWA/メディアファクトリー)。
共著に石破茂との対談『こんな日本をつくりたい』(太田出版)、『静かなる革命へのブループリント――この国の未来をつくる七つの対話』(共編著、河出書房新社)など。
企画・編集参加に「思想地図 vol.4」(NHK出版)、「朝日ジャーナル 日本破壊計画」(朝日新聞出版)。NHK討論番組への出演、J-WAVE「THE HANGOUT」月曜日レギュラーパーソナリティとしても知られる。
カスタマーレビュー
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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私自身、新しいものには一通り手を出して来た。(私は52歳)ブログはもちろん、Ustream、twitter、facebook、SKype、Youtube。去年はニコ生の放送も何十回とやった。特にニコ生は画期的だった。放送には色々なソフトを使うのだが、分からないと若者が親切に教えてくれる。そして距離も年齢も関係なく、すぐに友達が出来る。私は青森に住む大学生と放送で出会ったが、そのコミュニティのメンバーは日本各地にいる。もちろん会ったことはない。それでも深夜にニコ生とSKYPEの両方でつながりながら、まるで一緒に居酒屋で飲んでいるような雰囲気で語り合う。これは私にとって画期的な体験だった。
本書では、なるほどという箇所がいくつも登場するが、次の文章には大きく頷いた。
//オタクたちの「日常」の交流の場はすでにインターネットの場に移動しており、現実の空間に求められるのは「祝祭」の場でしかない。//
オタクの定義は知らないが、オタクを若者に置き換えても良いのではないかと思われる明快な分析だ。
このほか、音楽コンテンツや二次創作、ゲームフィケーション、戦後政治などについても縦横に語られて行く。失礼な言い方かもしれないが、軽く新書1冊を書ける人なのだと思う。ふーふー言いながら書いたダメな新書とはレベルが違い過ぎる。
終章は「<夜の世界>から<昼の世界>を変えていくために」だ。ここでは政治と文学の意味を問い直したうえで、政治思想を四つの象限に分ける。
1.第1象限 構造改革+アンリベラル
2.第2象限 構造改革+リベラル
3.第3象限 体制保存+リベラル
4、第4象限 体制保存+アンリベラル
宇野氏は都市部の新しいホワイトカラー層を結集して、第2象限的なリベラルの勢力を強化したいと考えているようだ。ただ、詳しくは書かれていないが、それは新しいリベラルであって、ユートピア的なものではないのだろう。ますます、宇野氏の言動から目が離せない。
日本文化の現状を手際よく分析・整理し、社会・政治への架橋も展望されている。
私がこれまでに引っかかりを感じてきたサブカルチャーへの楽観的なのめり込み、その特徴を「日本的」の一言でくくる短絡さ、分析手法の既視感などは、基本的に本書でも変わるところがない。
だが本書では、それらの点への違和感をおぼえることがあまりなかった。
むしろそこに「希望」をみいだし、未来を賭けようとする宇野氏の決意・立場の表明には、一抹の清涼感と、鬼気迫る切実な思いを感じた。
宇野氏は、いまという歴史の大きな変革期にあって、未来をこじあけようと奮闘している。
「夜の世界」という辺境から、「想像力」を携えて。
新しい「日本文化論」の基本図書として、一定の評価を与えられていく本になるのではないか。
◇2013年3月13日追記◇
乱暴にまとめれば、本書を肯定的に読めるかどうかは、宇野氏たちが他者に、世界に本当に向き合っているのか。それとも虚像・錯覚にすぎないのか。への感じ方にかかってくるのだろう。
本書に批判的な意見も多く寄せられており、ほとんどはそれぞれの論点において的を射た指摘だと思う。
しかし、いま起きているさまざまな現象に新しいリアリティの到来を見て取ろうとする本書の基本ビジョン自体は、どうしても一刀両断する気になれない。
因みに、印象的だったくだりの一つを挙げると、「タコツボならではの進化と洗練がある」と宣言(居直り?)しているところ。
明らかに危険と隣あわせ。だが「そう来るか!」と、思わず清清しさすら感じてしまった。
AKBを論じた濱野氏の新書はだいぶ評判が悪いようだが(読む気もなかったのだが)、どうやらこちらも読んでみようか、という気になっている。
AKB論はその仕組みの分析である。令和時代であれば、著者が民主主義的と説くAKBの双方向的な消費形態とヴァーチャルユーチューバーとの比較が研究課題としてあるだろう。
本著は〈夜の文化(オタク文化)〉を〈昼の文化〉に押し上げていくためのプロパガンダ的著作である。
それは、これからの日本についても無関心であることに似ていると感じました。
多くの人にとって身近なサブカルチャーを具体例に挙げ、
日本が世界をワクワクさせていく創造力を持っているということが伝わってきました。
それは、日本は、目に見えない面白いモノを既に持ち、拡大させ、
それらが日々新たに作り変えられる機能が広く根付いていることにあると理解できたからです。
宇野さんを推したいと思った一冊でした。
しかし、この本は、文章がわかりやすくてよかった。
内容、あらゆる点で激しく同意する内容だった。
現代の社会を非常に的確に分析されている。
また、各論点の最後をネタで締めくくっているんだと、読んでいる途中で気づいて面白かった。
題名が違えば評価が変わったと思うが、内容に沿う題名だと、そもそも本書籍に目を通すこともしなかったかもしれない。