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死刑 その哲学的考察 (ちくま新書) 新書 – 2017/10/5

4.1 5つ星のうち4.1 100個の評価

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死刑の存否をめぐり、鋭く意見が対立している。「結論ありき」でなく、死刑それ自体を深く考察することで、これまでの論争を根底から刷新する、究極の死刑論!
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商品の説明

著者について

1970年生まれ。哲学者、津田塾大学教授。専門は哲学、社会理論。パリ第十大学大学院哲学科博士課程修了。博士(哲学)。朝日新聞「未来への発想委員会」委員、衆議院選挙制度に関する調査会委員などを務める。著書に『国家とはなにか』(以文社)、『カネと暴力の系譜学』『暴力はいけないことだと誰もがいうけれど』(以上、河出書房新社)、『権力の読みかた――状況と理論』(青土社)、『新・現代思想講義―ナショナリズムは悪なのか』(NHK出版新書)、『哲学はなぜ役に立つのか?』(サイゾー)、『成長なき時代のナショナリズム』(角川新書)、『暴力と富と資本主義 なぜ国家はグローバル化が進んでも消滅しないのか』(角川書店)などがある。

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 筑摩書房 (2017/10/5)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2017/10/5
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 新書 ‏ : ‎ 320ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4480069879
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4480069870
  • 寸法 ‏ : ‎ 10.6 x 1.6 x 17.3 cm
  • カスタマーレビュー:
    4.1 5つ星のうち4.1 100個の評価

著者について

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萱野 稔人
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カスタマーレビュー

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上位レビュー、対象国: 日本

2023年11月21日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
死刑の問題は権力構造に不可避的に内在するものと説く本です。
とは言ってもアカデミックな内容ではありません。
私は法律関連職ですが、そうではない方にも読み応えがある本でした。
2018年7月30日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
死刑は必要か、廃止すべきか。
読んではみたがすっきりはしない。
むしろ、よりわからなくなった。

では、この本は無意味かというと
そうではない。
記述された多くの視点と考察は
示唆に富み、自分の意見をまとめるための
有効なヒントとなる。
何度も読み返す類いの本である。
7人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2023年4月6日に日本でレビュー済み
テレビのコメンテーターとしても知られる哲学者の死刑論。
前半は道徳論と死刑について論じている。
========
「日本と欧米では文化が違う。だから日本の死刑存続論に口をはさむな」という論理、ではインドやアフガニスタンで女性が虐げられている現実についても「国の文化だからしょうがないだろ」と言えるのか。国連人権理事会の活動は意味がないと言えるのか。
また、人を殺してはいけないという命題について、人を殺す、にも様々な形(殺人、死刑、自殺、戦争、安楽死、中絶等)があり、広義の「人を殺す」ことに道徳的に「いけない」と断ずることは難しい。つまり、絶対的な根拠がない以上、「条件によっては人は殺されても良い」となる。
ではなぜ、人によってその判断が変わるのか。
根底にあるのは「目には目を、歯には歯を【旧約聖書レビ記】」「己の欲せざるところは人に施すことなかれ【論語】」「人にせられんと欲することは、人にもまたその如くせよ【新約聖書マタイによる福音書】」等『応報論』であり、価値の天秤が釣り合うことは誰しも望んでいるが、どうやったら釣り合うのかは人によって異なる。
結局道徳論は相対的であり、道徳論をもって死刑の存置・廃止を決めることはできない。
=======
ここまではとても説得力があり、ハッと考えさせられるものであった。
しかしながら、後半の「道徳ではなく政治哲学的な考察」については疑問が残った。
死刑を行う公権力とは法的決定を独占した権力のことであり、公権力がなくなれば無秩序な世界となる。処罰を行う公権力は、その行為を合法化し、その決定を実効的に従わせるための物理的強制力(暴力)を用いることが可能となるが、「(権力関係なき)社会とは、たんなる抽象でしかありえない(ミシェル・フーコー「主体と権力」)」
としたうえで、冤罪と公権力の関連性を理由に死刑存廃の結論を導いているが、冤罪はどんな刑罰であっても生じるのであり、死刑だけの問題ではないだけに、自分的にはこのロジックに少し強引さを感じた。
冒頭で「(死刑の)問題を論じる以上は、・・・死刑を存置すべきなのか廃止すべきなのか、という問いに答えないわけにはいかない。」と著者は述べているが、前半の内容が素晴らしかっただけに、尻すぼみの印象が残ってしまった。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2023年6月23日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
死刑について哲学的に考える、ということですが、哲学哲学しておらず、読みやすかったです。肯定論にも否定論にもたたずに考察をすすめていく、ということでしたが、最終的には終身刑を死刑に替えて導入すべし、という結論になっています。法律畑の私にも読みやすかったです。哲学者として取り上げているのはカントぐらいで、あとは身近な日本で起きた事件を取り上げ、そこから考えていくという形でした。
2018年3月25日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
本を読み終わった時、もう一度、読み返しました。この本が難しいからではありません。自分の「死刑」に対する考え方を、整理するためです。

私はこの本を読むまで、死刑に対して、「なんとなく賛成」でした。「死をもって償ってほしい」そう思っていました。

ですが、この本を読むと、自分の考え方が安易だと思えてきました。では反対なのか? と言われれば、それも違います。

結局、「わからない」との結論になりました。「文化だから」というわけで、納得できるわけはない。死刑を望んで殺す人もいる。

だから何度もこの本を読むでしょう。考えて考えて、それでもわからない。でも、考えなくてはいけない事なのです。
21人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2018年8月5日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2018年7月にオウム真理教の死刑囚13人が執行され、思わず本書を手に取った。
今さらながら刊行時に本書を読んでおかなかったことが悔やまれる。
本書で当時死刑執行命令数最多であった鳩山邦夫を例にしていたが、まさか1年を立たずに
上川陽子が更新するとは思わなかった。

第1章「死刑は日本の文化だとどこまで言えるのか?」では「出来るだけ普遍的なロジックで
死刑を考えなくてはならないことが本書のスタンスである」と早くも直球を投げかけてくる。

萱野が提示した「文化相対主義」と「普遍主義」との対立には同意する。
誰もが経験することだが、「欧州では」と海外の例を持ち出すときには一瞬躊躇する。
主張が合わないときにブーメランがかえってくるからだ。
簡単に言えば、前者は「よそはよそ、うちはうち」、後者は「出羽の守」になりがちだ。だが
ほとんどの人はどちらかに統一することは不可能な場合が多い。
例えばポリティカルコレクトネスにも憲法改正にも賛成(反対)する日本国民はおそらく少ない
ので知らず知らず双方を使い分けてダブルスタンダードを用いてしまう。
オウム真理教の死刑囚13人の執行に関しても、『教団X』著者の中村文則が下記のように
コメントしている。
「僕は死刑制度には基本的には反対ですが、オウム真理教がしたことは国家が定める法律の
なかの極刑に値するとは思います。現在の日本では極刑は死刑なので、死刑自体には異論は
ありません」
作家らしくまとめながら矛盾は認めている。
死刑存置論者も廃止論者もその主張は容易に反転するのだ

第2章「死刑の限界をめぐって」では死刑制度に犯罪抑止力があるのか、という問いかけだが、
それを支持する8割強の国民も(あまり)支持しない2割弱の国民も、ほとんどはガチガチの
死刑存置(廃止)論者ではないだろうから、その国民性に合わせるとすれば、現状維持で死刑を
存置しながら、冤罪を回避するために状況証拠しかない死刑囚の死刑執行命令は避けて、
なおかつ現行法ー刑事訴訟法は無視しないように現行犯である死刑囚を優先的に執行するー
結局これが現状(法務大臣にもよるが)に近いのだが、本書ではこの手法が、現行犯で大量殺人
単独犯である死刑囚の望みを叶えることになってしまうというあまりの皮肉を指摘している。

第3章「道徳の根源へ」では必ず出てくる死刑論の必須項目「なぜ人を殺してはいけないのか」
「人を殺してはいけない」という道徳に絶対的に根拠はないということは容易に覆せないが、
人を殺すことを道徳としてでなく否定することはできる。萱野の説について筆者も道徳は
相対的と考えるが損得ならどうか?損得は道徳のようには反転しないのでどうしても絶対的と
考えがちだ。だから「なぜ人を殺してはいけないのか」という普遍的な問いかけには、自分が
当事者でなければ、「割りに合わない」と思わず答えてしまうかもしれない。道徳法則には
なり得ないが、禁じ手として仮言命法なら有効になるはずだ。
大量殺人の単独犯をメディアでなくても一般人でもそのネタを使って無料で発信し投稿する
ことができる。それは本人にとってかなりの不利益だ。
もっともどんなに不利益になっても人を道連れにしてでも死にたい。白洲で己の思想信条
主義主張を訴えたい。と言われればそれはもうお手上げだ。

本書はつくづく自分の読解力のなさを痛感させる。
萱野が174頁でカントが述べていることは隠れた仮言命法と看破しているが、「え、それ
今まで萱野がずっと主張していたんじゃなかったの?」とまるでハシゴを外された感になった。
仮言命法を定言命法として成立させるには「他人にしてほしくないことは自分もするな」を
「他人に危害や損害を与えたものは、それと同等の不利益を与えられることで処罰されなくては
ならない。」に言い換える。つまり応報論を帯びさせ、「自分が殺されてもいいと思っていようが
いまいようが、そんなことは知ったことではない。命を奪えば己の命で補え」と言えば、
相対性を普遍性に出来るが、その代わりに道徳性は薄れるという、身もふたもない結末だ。
しかし、一応は公平性を記する萱野が、この第3章である意味カントの死刑論を覆したと
言ってもいいのか、古今を超えたスリリングな師弟対決だった。

第4章「政治哲学的に考える」では、「権力は悪だ」という“結論ありき”の議論、「国家
なき社会」という妄想を思考停止と看破しながら公権力における死刑制度には冤罪の可能性は
必ずあり、なくすことはできないことを認めている。

第5章「処罰感情と死刑」では死刑存置論者も廃止論者も被害者を救うことを考えていない
ことを看破したが、それはその通りだろう。存置論者は処罰感情を優先し、廃止論者は
自らの良心の担保を優先しているだけと筆者も思う。

萱野は終身刑を選択し、極刑は必要という結論を導き出したが廃止論者からすれば、萱野は
死刑廃止に駒を進めながら、極刑を残すことに不安要素など唱え、存置論者からすれば、
萱野も終身刑を極刑とする結論ありきに思えるだろう。

萱野の文章がくどいのは事実だが、星1つ減らすほどではないだろう。
萱野が導いた、現行法での犯罪抑止力には限界があること、道徳は相対的という結論、冤罪の
可能性があることは同意する。
筆者も日本では極刑が死刑で終身刑は導入できない理由の1つは人口密度だと思っていたが
実際はそうでもないらしい。
また死刑が廃止されていても銃規制の緩い欧米が「簡易死刑執行」がおこなわれていると
指摘もされているがそのことに関しても賛否がある。やはり終身刑よりも抑止力があり、
尚且つとりかえしのつく補償がきく処罰が必要だ。だが果たしてそれがあるのか?
それらをぜひ萱野に続刊で取り上げてもらいたい。期待する。
12人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2017年10月9日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
下名は兼ね兼ね、死刑制度の最大の問題点は冤罪にあるが、
共同体の処罰感情と折り合いをつけなければ、日本において
の死刑廃止は難しいと考えて来ました。
この本では、この問題点を見事に指摘したうえで、克服して
いる論考となっています。

第1章早々に、先進国からの日本の死刑制度批判に対しては、
文化相対主義ではなく、普遍主義に基づいた思考をして、回
答することの必要性が説かれています。

そして、死刑制度の是非を判断するに際しては、凶悪犯罪の
事例が示され、終身刑が紹介され、犯罪抑止力は不明とされ
ます。

そのうえで、死刑制度の道徳上の是非が、詳細に丁寧に検討
されて行きます。
カントの道徳論や死刑肯定論を中心に思考され、根元的な道
徳原理としての応報論が見出されます。
結果、道徳は棚上げされます。

続いては、公権力の執行としての死刑制度が、これまた詳細
に丁寧に検討されます。
ここにおける中心は、冤罪を生み出す構造の解明となります。
法執行機関による自白の取得が孕んでいる危険性と、判決の
信頼性を担保することによる、再審の困難さが指摘されてい
ます。
「飯塚事件」が紹介され、その早急感のある執行の背景が憶
測されます。
これには、空恐ろしくなりました。

そこから導かれる著者の結論は、冤罪構造の不可避性からの
死刑廃止論となり、それを現実化するために、人々の処罰感
情の行先としての終身刑の提唱となります。

この結末には大いに賛同する処ですが、懲罰強化の意図もあ
る終身刑であるだけに、冒頭に出て来た人道主義に根差す普
遍主義への回答にはならないと思われます。
6人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2018年7月27日に日本でレビュー済み
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本書はとてもわかりやすく万人におすすめできます。哲学関係の書にありがちな弦学的な雰囲気はまるでなく、死刑について本当に真面目に哲学的な視点から検討することができます。

さて、しかし本書を読むと哲学的な思考の限界というものも同時に感じます。本書にはその思考方法では限界があるということも書かれています。

現象を科学で説明することはできるから、死刑の存在するメカニズムを科学的に説明することもできるでしょうが、立法にはある程度こういった哲学的な思考が必要なのかもな、と思いました。

本書はわかりやすくするために同じ事が繰り返し書かれている部分もありますが、それは良い方に働いているようにも思います。
6人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート