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ガリレオの弁明 (ちくま学芸文庫 カ 20-1) 文庫 – 2002/3/1

4.7 5つ星のうち4.7 2個の評価

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 筑摩書房 (2002/3/1)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2002/3/1
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 文庫 ‏ : ‎ 214ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4480086854
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4480086853
  • カスタマーレビュー:
    4.7 5つ星のうち4.7 2個の評価

カスタマーレビュー

星5つ中4.7つ
5つのうち4.7つ
2グローバルレーティング

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上位レビュー、対象国: 日本

2004年5月27日に日本でレビュー済み
『太陽の都』で知られるルネサンス期のイタリア人が,同時代に地動説を唱え批難にあっていたガリレオ・ガリレイを擁護するためにカンパネッラ自身獄中から記したのが本書である。1622年に出版された。反ガリレオ説と親ガリレオ説とをそれぞれ複数挙げ,それらを検討するなかで,ガリレオの説がキリスト教の教えに反するものではないことを,聖書などの記述との照らし合わせによって証明しようとした。自然現象を宗教的記述と照合させるという今では考えがたい方法だが,原題のわれわれが本書かな学ぶことは少なくないと思う。
12人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2021年8月28日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ユートピア論の古典『太陽の都』の著者、危険思想家のドメニコ会士。そんな人が地動説で異端審問の憂き目にあうガリレイを擁護するために、獄中で書いた論考…。何とも興味をそそられます。

「ガリレオの理論は聖書の記述に反してはいない」ということを論証しようとするのがカンパネッラの目的ですが、前提・命題・証明・反論の提示・反論への回答、このような手順を追って読むことはできませんでした。私にとってこの本の楽しみは、カンパネッラが引用する古代・中世・ルネサンスの哲学者たちの発言や議論をひろい読むことにつきます。

学びたいという感情、自然の事物の中に神が見いだされるという信念がカンパネッラを動かしていることは、翻訳を通してさえわかりました。
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