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イコノロジ-研究 (上) (ちくま学芸文庫 ハ 19-2) 文庫 – 2002/11/6

4.6 5つ星のうち4.6 17個の評価

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登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 筑摩書房 (2002/11/6)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2002/11/6
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 文庫 ‏ : ‎ 332ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4480087214
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4480087218
  • カスタマーレビュー:
    4.6 5つ星のうち4.6 17個の評価

カスタマーレビュー

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上位レビュー、対象国: 日本

2020年11月1日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
読む前の注意点を2つ。
①上巻、下巻を揃えておく。
→上で、下の内容に触れているから。
 逆もしかり。
 下でも上に書かれていることを述べている箇所がある。
②上の序文(9~25ページ)は、最初に読んでも、下を読了した後に再読するか、
 または、読み飛ばして、下を読了した後に読む。
→20年以上後になって再販の時に書き加えられたものであるから。
 下まで読了した後に読むと内容が分かりやすい。

イコノロジーについては、あとがきで、こう述べられている。
「私たちが一枚の絵なりを見たとした場合に、どこかにその作品の正しい意味、内容が隠されていて、
 それが最終的に常識的な知識を持った現代人にも理解し得るものとなる」

ギリシャ神話、ローマ神話、旧約聖書、新約聖書が、常識にほぼ入っていない日本人には
理解が難しいと思われるが、本書を読みながら、キーワードを調べると読む進むことが
できると思う。

パノフスキーが検討の対象としているのは、5つ。
①ルネッサンスのただ中にあって、原始的な人間生活とその奇妙な有様を描き出した
 奇矯な画家ピエロ・ディ・コジモの何点かのパネル画(第二章)

②サトゥルスと「時」の擬人像とのイメージを重ね合わせていった歴史的な変遷(第三章)

③クピド(キューピッド)の奇妙な偽装の由来とその文化的な背景(第四章)

④優れた「美」(プラトン主義者たちの言う天上のウエヌス(ヴィーナス))を裸体で表し、
 劣った「美」(地上のウェヌス(ヴィーナス))を着衣で表そうとした考え方の由来と
 その文化史的な背景(第五章)

⑤二つの「美」の世界の相克に悩み、苦悶するミケランジェロ(第六章)

フィチーノらが解釈していた、マクロコスモスとミクロコスモスとの類似を、
パノフスキーが、まとめて表した円形の図表(下18から19ページ)は、
的を射ていて、美しくて、これを見れば見るほど感動する。

参考)広辞苑より
イコノロジー(iconology)
図像解釈学。美術作品の意味内容を、世界観にまで掘り下げて解釈する研究。
イコノグラフィーの画期的発展として、ヴァールブルク、パノフスキーらが提唱。

イコノグラフィー(Ikonographieドイツ iconographie フランス)
②美術史では図像学。宗教的図像の個別的表現を、教義上の規定や意味から解釈する研究。
 転じて、広く芸術作品の象徴、寓意、隠喩などの意味をさぐる研究。

目次は次の通りです。
<上>
凡例
トーチブック版への序文
序文

1 序論
2 ピエロ・ディ・コジモの二つの絵画群における人間の初期の歴史
3 時の翁
4 盲目のクピド
原註

<下>
凡例
5 フィレンツィエと北イタリアにおける新プラトン主義運動
  (バンディネリとティツィアーノ)
6 新プラトン主義運動とミケランジェロ
追録 カサ・ブオナッロティの粘土原型

原註
図版目次
訳者あとがき
文庫版のための解題とあとがき
参考文献目録
著作目録
索引
14人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2013年10月20日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ルネサンスやマニエリズムの時代には教養人の間で当然のように理解されていた共通の見識があり、アーティスト達も言ってみれば暗黙の了解のもとにさまざまな技巧を凝らして作品に深みを与えた。それはキリスト教世界にも共通することだが、またこの時期にはユダヤ教や多神教などの研究も盛んに行われたために、作品にも一通りでない複雑な要素が入り込む結果になった。しかし美術鑑賞が一般化した現代では、そうした限られたサークルの外にいる人達にとって、あるいはその伝統を受け継がない別の社会に生活する者にとっては西洋美術鑑賞の視野を広げるための相応の学習が望まれる。それがまさに絵解きを必要とする理由で、パノフスキーはこの著書で一般読者向けに説明しているが、後半にまとめられた原注だけでも89ページほどあり、ある程度の難解さは覚悟しなければならない。それは作品の奥深さを知る上で、これまでとは全く異なった鑑賞の世界を開くための鍵になってくれるだろう。

上巻では序論に説明されている、男の首を持つ若い女性の絵画についての考察が興味深い。通常こうした場面は、ヘロデ王にヨカナーンの首を要求したサロメか、アッシリアの将軍ホロフェルネスを討ち取った寡婦ユディトのどちらかだが、判断がつかない時は彼女の持ち物を観察することでその謎が解ける。過去の類型を調べた著者の記述には「盆を持つユディトの類型はあったが、剣を持つサロメの類型はない...剣はユディトや多くの殉教者の、また正義や剛毅などの美徳の広く一般に認められた名誉ある持ち物であったから、剣が淫奔な女性(サロメ)に移されなかったのは当然」とある。つまり登場人物の判定は剣がそこに描かれているか否かにかかっている。

第三章「時の翁」では、バロック期の墓廟にしばしば描かれた鎌を持つ骸骨が、ギリシャの農耕神クロノス(羅サトゥルヌス)に由来し、それ故に鎌を携えるが、それはまた父神ウラノスを去勢した道具でもあり、同じ発音の「時」と結合して時間の擬人化に繋がると説明されている。それが往々にして砂時計や翼を伴っている理由だろう。そしてそれは時の経過、つまり生きるものの宿命である死を意味する。この章ではブロンヅィーノの『寓意』についての解説が白眉だ。あたかもイコノロジーの手本のようなこの作品は、観る者の裏の裏をかいた画家の老獪な趣向が凝らされていて、多くの美術書が格好のサンプルとして採り上げているが、パノフスキーの解釈は決定的で、オリジナリティーに富んだ強い説得力がある。

第四章の「盲目のクピド」も知的興味をそそられる章だ。古代には小さな翼を持った愛らしい幼児として表された愛の神が、愛が人を盲目にするという意味合いから、中世時代には目隠しをしたクピドが登場する。やがて目を覆ったクピドが俗性の愛、そうでないクピドが聖なる愛を象徴するという分岐の過程もそれぞれの時代の哲学を反映している。最後にクラナハのプラトンの著書の上に立つ『自ら目隠しを取るクピド』がプラトニック・ラブを絵画化した顕著な例として紹介し、このテーマは更に下巻に続いていく。

下巻は文庫本としての便宜的な配慮から分けられた部分なので、上巻の後半で始まったネオ・プラトニズムの観念について引き続き詳しい解説がされている。フィレンツェ・メディチ家のサークル、プラトン・アカデミーでは、本来のプラトンの哲学とキリスト教神学の要素を一体化する必要から、その整合性への試みとして2人のアプロディーテ(ウェヌス)と2人のエロス(アモルあるいはクピド)を生み出すことになる。つまり瞑想的な至高の愛と、より低次元の物質的な愛の具現で、ティツィアーノはこれを『聖愛と俗愛』で独自の解釈を示したが、パノフスキーはここに描かれた2人を「双子のウェヌス」の対立ではなく、知的な美と視覚的な美の調和と解いている。現世的な欲望を捨て去った姿としての裸体表現はミケランジェロの作品でも常套的に使われているのは明らかだ。少年時代にロレンツォ・マニフィコにその才能を見出されてから、メディチ家の一員としての待遇を受け、彼らと食住を共にしたミケランジェロであれば、彼が如何にネオ・プラトニズムの影響下に育ったか想像に難くない。しかしプラトンの言うイデアの世界が不可視であるがゆえに、その想起にまた彼ほど限りなく近付こうと苦闘した人も稀だろう。

下巻の後半部分はミケランジェロの哲学とその作品についてパノフスキーの詳しい考察が開陳されている。フィレンツェ聖ロレンツォ教会のメディチ家礼拝堂のイコノロジー的な解釈は彼の面目躍如たる部分で、ロレンツォとジュリアーノのためにミケランジェロが製作した4体の像『朝』『昼』『夕』『夜』がそれぞれ冥界を流れる四つの河、つまりアケロン、フレゲトン、ステュクス、コキュトスに一致し、更にそのひとつひとつが中世の四大元素、大気、火、土及び水を表し、それを「多血質、春」「胆汁質、夏」「憂鬱質、秋」「粘液質、冬」に該当させている。そしてロレンツォの像を瞑想を表すサトゥルヌスに、ジュリアーノを行動を示すユピテルに見立てている。そう考えるとこれはもはや2人の公爵の墓というより、ミケランジェロ自身の哲学堂のようなもので、彼が同じような構想で創る筈だったローマのユリウス二世墓廟が再三の計画変更を余儀なくされ、彼の手で完成しなかったのは芸術的な損失だったというべきだろう。

最後にパノフスキーはこの著書を終えるに当たって「天才たちの象徴的な創造物というものは、遺憾ながら、二流の芸術家たちの寓意的な作品に比べその主題を釘付けにすることは難しい」と結んでる。この言葉にはミケランジェロのような人物の作品から、その一種近付き難い高邁な精神を感じ取り、それを哲学的、あるいは芸術的に解釈することが決して容易でないという率直な気持ちが滲み出ている。何故ならそれは理論というものを遥かに超えた、本人自身にしか理解することができないような独自の信仰があったからに違いない。
21人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2020年5月4日に日本でレビュー済み
本書初版は1939年だから、言葉の素直な意味で古典である。本書によってイコノロジーは市民権を得たと言って良いだろう。例えば、ほぼ全てのブロンジーノの”愛のアレゴリー”の解説本や記事に出てくる要素は全て本書に記載されているし(本書では3ページほど)、以前読んだ岡田温司の天使、プットー、クピドをめぐる論考の発想源もここにあった。画期的な書物ほど、それ以前と以後を変えてしまい、後から読むとあまり革新的に感じない。後付けでみると、ジョットあるいはモダニズム建築の革新性は理解できるが、感覚的には納得しづらいのと同じだ。むしろ、現在ではイコノロジーは、絵画を虚心坦懐に見つめることへの妨げとなっているかもしれない。しかし、そう言った現在見られる解説本と比較しても、本書は面白い、なぜなら、パノフスキーの博覧強記(それは膨大な注でわかる)は、群を抜いているからだ。絵画や彫刻を詩歌や哲学、神話などのそれ以前の文化的伝統の中で理解することで、それまで見えていなかったことが見えてくることを体験できる。余談だが、新古典派以後の、すなわち印象派は、これらのイコノロジー的伝統を捨て去ったという点でも革新的だ。大写しのひまわりだけの画面や霧雨の街角の中景にイコノロジー的解説を施そうとする人はいないだろう(だからと言って、評者は印象派を擬似進化論的に捉えて評価しているわけではない)。そんなわけで、本書が世に出た当時は、美術に関心を持つ人々の間では本当に衝撃をもたらしたはずだ。しかし、それは今では味わえないから、逆説的に本書の純粋な面白さを味わうことができるはずだ。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2005年3月9日に日本でレビュー済み
この本は内容もあまり確かめもせず、タイトルのみで購入した本でしたが、内容も面白く私のお気に入りの本になってしまいました。
図像があらわしている「動き」を、何を意味しているのか? を読み解くためにいろいろな文献を漁りその図像の題材を考察するのがイコノロジーです。
著者の研究題材は多岐にわたり、いろいろな見方があるのだなと感心させられます。
イコノロジーを齧ってみたいと思っている方は、この本を読んでみてはいかがでしょうか?
10人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2013年9月9日に日本でレビュー済み
現代においては、絵画を鑑賞する定石ともなった図像解釈学、イコノロジーについて、
パノフスキーが、はじめて理論化した記念碑的な作品。
序論では、イコノロジーについて、わかりやすく解説し、その後、上巻では、
時間を司る翁、盲目のクピドーなどについて、ルネサンスに至るまで、それらのイメージが、
どのように描かれ、変容してきたかを、豊富な図例とともに、解説している。
イコノロジーにあたっては、膨大な量の資料の調査が必要になることが、そうした研究から伺える。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート