地元の資料館で借りて面白かったので何度も借りて読んだ。
中古本ではあったが新品同様で帯まだあって、まさかこんな状態で入手できるとは思ってもいなかった。
内容は水平社、村内での差別思考、南方熊楠の論文など。
一番面白かったのは、「裏街道の民俗」で、こういう話はお年寄りから直接聞かないと入手できない話で、貴重なものです。
お年寄りは当然だが、減っていく。そしてこのような貴重な話も同時に消えていってしまう。
この本は貴重な昔あった体験も書いてあり、差別などのあらゆる本の中でも面白く、堅苦しくなく、お爺さんからはなしを聞いているような感じで読める本である。
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差別の民俗学 (ちくま学芸文庫) 文庫 – 2005/7/6
赤松 啓介
(著)
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- 本の長さ241ページ
- 言語日本語
- 出版社筑摩書房
- 発売日2005/7/6
- ISBN-104480088946
- ISBN-13978-4480088949
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登録情報
- 出版社 : 筑摩書房 (2005/7/6)
- 発売日 : 2005/7/6
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 241ページ
- ISBN-10 : 4480088946
- ISBN-13 : 978-4480088949
- Amazon 売れ筋ランキング: - 125,393位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 263位文化人類学一般関連書籍
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- - 16,672位社会・政治 (本)
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2021年12月15日に日本でレビュー済み
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柳田民俗学には階級的考察がないと批判。差別は天皇を頂点とし、被差別部落を基層とする重層構造の中にあるとする分析は秀逸だが、アイヌ、在日コリア、沖縄差別の深掘りや位置づけにやや不足感も。
2016年1月14日に日本でレビュー済み
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とても良い状態の商品でした。値段の設定も良心的で、満足しました。
2020年7月25日に日本でレビュー済み
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豊潤な民話伝承も、興味ぶかいフィールドワークも、著者の貧しい思想でまとめられたとたんに、三流に堕してしまうのは、いつもの赤松氏のわるいクセ。
「資本主義の社会では、差別はなくならない」などの妄言にいたっては、もう笑うしかないが、戦後すぐのころのあの手のひとたちは、みんなこんなふうだった。その生き残りがいまの共産党にいるわけだが。
おそらく本業の民俗学に忙しくて、共産思想や政治思想についての勉強をする機会がなかったのだろう。
それでも本書を読むことで得られるものはあって、差別問題の根深さと複雑さをうかがい知ることはできる。氏のくだらん思想や解釈をはずすと、ほとんど読むところはないが、ひとつの貴重な時代の証言としての値打ちはあるんだろうと思う。
「資本主義の社会では、差別はなくならない」などの妄言にいたっては、もう笑うしかないが、戦後すぐのころのあの手のひとたちは、みんなこんなふうだった。その生き残りがいまの共産党にいるわけだが。
おそらく本業の民俗学に忙しくて、共産思想や政治思想についての勉強をする機会がなかったのだろう。
それでも本書を読むことで得られるものはあって、差別問題の根深さと複雑さをうかがい知ることはできる。氏のくだらん思想や解釈をはずすと、ほとんど読むところはないが、ひとつの貴重な時代の証言としての値打ちはあるんだろうと思う。
2008年9月12日に日本でレビュー済み
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まだ学問が政治的な力を持っていた時代。赤松は、既存の民俗学(柳田民俗学)が排除したものを3つあげる。それが、性、差別、犯罪である。
差別という繊細にして野蛮、秘匿されやすいわりには普遍的な命題に対し、著者は一層繊細なアプローチを心がけている。
「常民」や「民主化」「近代化」といったキーワードによって物事を単純化して、問題を隠蔽することに警鐘を鳴らす。
事態の多様性を損ねずに受容し、複雑な認知をすれば、上下に短絡に差別可能にする境界線は曖昧になるのだ。
万能で安易で簡単な処方箋など存在しないのだ。そうやって丹念に、臨床的に個なるものを見つめていくしか。
農村社会を革命する時代に、なぜ民俗学だったのか。
赤松の著作は、民俗学に見せかけて革命運動史になっている。むしろ、運動の身を隠す仮衣としとの民俗学という面さえ見える。仮の身の行商であり、行商という仮面の聞き取り調査。
著者も書いているとおり、その時代を生きていない私には、私と同時代の人が想像して描く戦前より、実感がわかないほどはるかに遠い世界の様相だった。
差別という繊細にして野蛮、秘匿されやすいわりには普遍的な命題に対し、著者は一層繊細なアプローチを心がけている。
「常民」や「民主化」「近代化」といったキーワードによって物事を単純化して、問題を隠蔽することに警鐘を鳴らす。
事態の多様性を損ねずに受容し、複雑な認知をすれば、上下に短絡に差別可能にする境界線は曖昧になるのだ。
万能で安易で簡単な処方箋など存在しないのだ。そうやって丹念に、臨床的に個なるものを見つめていくしか。
農村社会を革命する時代に、なぜ民俗学だったのか。
赤松の著作は、民俗学に見せかけて革命運動史になっている。むしろ、運動の身を隠す仮衣としとの民俗学という面さえ見える。仮の身の行商であり、行商という仮面の聞き取り調査。
著者も書いているとおり、その時代を生きていない私には、私と同時代の人が想像して描く戦前より、実感がわかないほどはるかに遠い世界の様相だった。
2006年3月6日に日本でレビュー済み
赤松氏はいうまでもなく民俗学の泰斗だが、本書は期待を裏切らない濃い内容の論集である。
氏は戦中・戦後とみずから運び屋や、闇屋と思われる仕事、所謂流浪・底辺の生活をさまざまに経験した。研究対象は「柳田流」民俗学で愛された正規の社会制度の枠内で生きる農民よりももっと「得体の知れない」生活者たちである。その観察の視座には、彼らを研究対象と呼ぶにはもっと密着したものがあり、アカデミックで論理的・理想論的民衆像をしたたかにひっくりかえしてみせる。その一方、その文章の内には現代では懐かしさを覚えるほどの純粋マルキシズム精神を感じる。その意味では彼もまたある種の理想主義者であるように思われる(もちろんそこにこの作品の時代的限界を指摘する人もいるだろうが)。アウトローの世界を実体験から描く近年の著作者には宮崎学がいるが、彼のように主流を生きる人々へのアンチ意識をことさらに煽ることもない、淡々とした味わいがこの著作の持ち味である。
こうした内容とともに、正規日本語文法からは逸脱しているとすら言いたい独特の言い回しが、特に民俗学を専攻するものでないものをも力強く彼の世界へに引き込む好著でろう。
氏は戦中・戦後とみずから運び屋や、闇屋と思われる仕事、所謂流浪・底辺の生活をさまざまに経験した。研究対象は「柳田流」民俗学で愛された正規の社会制度の枠内で生きる農民よりももっと「得体の知れない」生活者たちである。その観察の視座には、彼らを研究対象と呼ぶにはもっと密着したものがあり、アカデミックで論理的・理想論的民衆像をしたたかにひっくりかえしてみせる。その一方、その文章の内には現代では懐かしさを覚えるほどの純粋マルキシズム精神を感じる。その意味では彼もまたある種の理想主義者であるように思われる(もちろんそこにこの作品の時代的限界を指摘する人もいるだろうが)。アウトローの世界を実体験から描く近年の著作者には宮崎学がいるが、彼のように主流を生きる人々へのアンチ意識をことさらに煽ることもない、淡々とした味わいがこの著作の持ち味である。
こうした内容とともに、正規日本語文法からは逸脱しているとすら言いたい独特の言い回しが、特に民俗学を専攻するものでないものをも力強く彼の世界へに引き込む好著でろう。
2020年4月14日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
民俗学の本としても面白いが、昭和初期に異世界トリップしたファンタジーアドベンチャーとして読むと最高です。夜這いの赤松すごいぞ!!